ケンコー・トキナーの双眼鏡について解説｜天体観測もできる？

双眼鏡は、コンサートやスポーツ観戦など熱気あふれる場面はもちろん、野鳥の観察や夜空の観察などのちょっと特別な場面をより豊かにしてくれるツールです。しかし、「見る楽しさ」を感じるためには、あなたにとって身近で使いやすいものでなければなりません。

ケンコー・トキナーは、主に写真や光学用品の製造と販売を手がける日本の企業で、さまざまなシーンに応じた双眼鏡を多数扱っています。きっとあなたのニーズに応えてくれる一品が見つかるはず。

この記事では、ケンコー・トキナーの双眼鏡の特徴・評判・シーン別におすすめしたい双眼鏡まで網羅しました。ケンコー・トキナーの魅力を存分に知って、ぜひ双眼鏡選びの参考にしてくださいね。

ケンコー・トキナーの双眼鏡は、安価でラインナップが豊富な事が特徴です。ホームセンターで目にすることも多く、一般人の目に触れる機会が最も多い双眼鏡と言えるでしょう。軽量モデルから本格派の双眼鏡まで幅広く取り揃えています。

ケンコー・トキナーは、2011年にケンコーとトキナーが合併して発足しました。トキナーは1950年からカメラレンズを作っている企業で、現在のケンコー・トキナーはレンズ・フィルター販売においては日本最大手です。

単に安くてラインナップが豊富なだけではなく、十分な技術を持った企業が商社的な手腕を発揮した結果として、入門機からハイクラスな機種まで取り揃えることができるのです。ケンコー・トキナーなら、プレゼントにもコレクションにもベストな一台がきっと見つかるでしょう。

実際にケンコーの双眼鏡を使った人の声を集めました。具体的にどのような点が評価に値するのか、双眼鏡を選ぶときの参考にしてください。

双眼鏡を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。必要な双眼鏡を手にすることができれば、「見る楽しみ」を増やすことができますよ。

双眼鏡を選ぶときには、6~10倍の倍率を目安にしましょう。倍率が高いと像は大きく見えますが、手ブレが大きくなり見える範囲が狭くなります。そのため、用途に応じた倍率のものを選択することが重要になります。

たとえば、バードウォッチングには動きに強く手ブレを抑えることができる8~10倍のものを選び、コンサートやライブ会場など広い会場や座席が遠いことが想定される場合などには12倍のものを選ぶのがいいでしょう。

見やすさを比較するためには、明るさ・ひとみ径・レンズコートに注目しましょう。ひとみ径とは、30cm離れた場所から接眼レンズを除いた際に見える円の直径を言います。対物レンズ÷倍率で計算することができ、ひとみ径を二乗した値が明るさです。

8×42の双眼鏡の場合には、42÷8でひとみ径は5.3mmになります。さらにこれを二乗すると明るさは28.1となります。人間の瞳孔は暗い場所だと最大で7mmになることから、ひとみ径7mmで49の明るさであれば、暗所でも肉眼と同じ明るさで見る事ができるのです。

見やすさにはレンズコートも大きく影響します。双眼鏡内部はレンズやプリズムが内蔵されているため、光の反射量が多いと見にくくなります。よってフルマルチコートの双眼鏡なら、光の反射が少なく見やすい像を得ることができますよ。

広い視野が欲しい場合には、実視界が広いものを検討しましょう。実視界とは双眼鏡を覗いたときに確認できる範囲を表し、初心者はもちろん、天体観測やバードウォッチングなどの場合に対象物を発見しやすくなります。

一般的には倍率が高くなるほど実視界は狭くなるため、実視界を比較する場合には同じ倍率の双眼鏡で比較するようにしましょう。たとえば、「8×42　7.0°」と書かれている双眼鏡なら、実視界は7.0°となります。

双眼鏡を選ぶときは、重さやサイズも忘れずにチェックしましょう。双眼鏡は100g程度から1kgを超えるものまでさまざまです。250g程度なら快適に使えますが、500gを超えると女性には重たく感じます。

しかし重さを伴う双眼鏡は、船の上や車など揺れる場所で使用する場合には、安定性が高まるという利点もあるため、用途に応じて検討しましょう。折りたためるかどうかも、持ち運ぶ際にはポイントになります。

必ず必要な機能ではありませんが、使用する人や用途によっては以下の機能が便利に働くことがあります。チェックしてより快適に使える一台を選びましょう。

防振設計がしてある双眼鏡なら、コンサートやスポーツ観戦、動きが必要とされるネイチャーウォッチングに最適です。

とくに高倍率の双眼鏡は手ブレが発生しやすいため、防振機能があれば安定した視界で臨場感たっぷりの映像を楽しむ事ができます。ケンコーの防振機能は、防振スイッチを押し続ける必要がなく気軽に使用できます。

双眼鏡を購入する際に、眼鏡をかけている人はアイレリーフを確認するといいでしょう。アイレリーフが15mmと長めの設計なら、眼鏡などをかけていて接眼目当てからの距離があったとしても、全体をしっかり観察する事ができます。

つけまつげやエクステが気になる人にもおすすめです。普段と同じように眼鏡をした状態で観察できるため、長時間の観察でも目が疲れにくくなります。

屋外使用をするなら、防水・防滴設計された双眼鏡を検討しましょう。アウトドアや野外ライブ、天体観測にはこの機能があると安心です。

注意したいのは、防滴設計は水しぶきや雨が多少かかっても耐えられる設計を指します。水辺や船上などで使用する場合には、より性能が高い防水設計タイプをおすすめします。

ビクセンは光学機器を取り扱っている国内の人気メーカーです。埼玉県に本社を構えており、高性能な双眼鏡や顕微鏡を販売しています。スポーツ観戦や野鳥観察など、状況に応じて適した双眼鏡を豊富に揃えてあって便利です。

コーワは日本国内だけでなく、海外でもさまざまな活動を行っているメーカーです。スポッティングスコープを国内で最初に製品化したメーカーとして有名であり、レンズに強い双眼鏡を販売しています。デザインが独特なのも魅力ある点です。

ナシカは株式会社サトー商事のブランドとして知られています。ナシカで販売されている双眼鏡は価格が安いのが特徴です。そのため、コストを抑えたいと考えている方に人気あります。もちろん多くの方に愛用されています。

双眼鏡を使えば、離れた距離から細部に渡って景色や状態を観察したり堪能することができます。種類が豊富なケンコー・トキナーなら、あなたの用途に適した1台と出会うことができるでしょう。ベストな双眼鏡で、より豊かな時間を楽しんでくださいね。