【2024年最新】おすすめのレンズスタイルカメラ5選｜使い方と注意点

デジタルカメラは、多数のメーカーからさまざまなモデルが販売されています。そんなデジタルカメラの一種である「レンズスタイルカメラ」をご存知ですか？メーカーやモデルが限られるカメラではありますが、他のデジカメにはない特長を持っています。

レンズスタイルカメラは、コンパクトながら他のタイプのデジカメより撮影しやすいといったメリットがあり、スマホと連携するとより高い性能を発揮するのが最大の特長です。しかし、実際に使用する様子はあまり見られません。

そこで今回は、レンズスタイルカメラの使い方や注意点を詳しく解説します。最後におすすめ商品やレンズスタイルカメラの使い方も紹介するので、購入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

レンズスタイルカメラとは、一眼レフカメラのレンズ部分だけのような形状をしたデジタルカメラです。一見レンズのみに見えますが、カメラの機能を搭載しており、単体で撮影ができます。レンズのみの形状であるため、デジタル一眼やデジカメに搭載されている液晶ディスプレイは搭載されていません。

その代わり、スマホとの連携でスマホの画面を液晶ディスプレイとしての使用も可能です。

一眼レフカメラは、どうしてもサイズが大きくなるので持ち運びしづらいデメリットがあります。これに対し、レンズスタイルカメラはレンズ部分のみのサイズなので、一眼レフよりもコンパクトで持ち運びしやすい点がメリットです。

また、モデルによって差はありますが、デジタル一眼は価格が高くなりがちです。しかし、レンズスタイルカメラはデジタル一眼よりも価格が安いのもメリットとして挙げられます。

一眼レフの場合、本体が大きく重いので、高い位置や低い位置の撮影がしづらい難点があります。しかし、レンズスタイルカメラであれば小さくて軽く、さらに手元のスマホでカメラの映像を確認できるため、高い位置や低い位置でも片手に持って手を伸ばすだけで簡単に撮影ができるのがメリットです。

レンズスタイルカメラは単体でも写真撮影ができますが、その本領を発揮するのはスマホと連携したときにほかなりません。レンズスタイルカメラと、スマホをWi-Fiで接続すれば、撮影の幅が広がります。

スマホと接続すると、スマホの画面にカメラの映像が映し出されるので、これを利用すれば遠隔撮影も可能です。接続されたスマホにも撮影した画像が保存されるため、スマホを使ったSNS連携がしやすいのもメリットと言えます。

レンズスタイルカメラは、スマホと接続させるのが前提ですが、機種によっては接続に手間と時間がかかるのがデメリットです。また、レンズスタイルカメラはJPGのみに対応するので、RAW撮影には不向きとなります。

さらに、スペックで比べた場合は、普通のカメラよりレンズスタイルカメラの方が割高になります。レンズスタイルカメラを購入する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で検討しましょう。

• スマホとの接続時に手間取る場合がある
• RAW撮影ができない
• 普通のカメラより割高

ソニーは、レンズスタイルカメラを最初に発売したメーカーです。2013年に初めてのレンズスタイルカメラを発表した当時は、「レンズだけ」といったインパクトの強い見た目が世間に衝撃を与えたと話題になりました。

以降、ソニーでは複数のモデルのレンズスタイルカメラを販売しており、一部のモデルはレンズ交換も可能となっています。

ソニー以外で、レンズスタイルカメラを販売しているメーカーがオリンパスです。オリンパスでは「オープンプラットフォームカメラ」の名称で、1モデルのみを販売しています。大型センサーを搭載しレンズ交換ができる、Bluetoothでの接続にも対応している点がオリンパスのレンズスタイルカメラの特長です。

単体でも撮影可能なレンズスタイルカメラですが、スマホとの連携が主流です。スマホと連携して使用する際は、スマホ本体にレンズスタイルカメラを装着します。その際に注意するポイントが装着方法です。

スマホのカメラレンズにあわせて装着すると思われがちですが、実際はスマホの背面中央に挟むように装着します。装着方法は、iPhoneまたはAndroidスマホどちらも同様です。なお、装着はカメラ本体で挟めるタイプと、別途アダプターが必要なタイプがあります。

レンズスタイルカメラとスマホを連携するには、まずスマホとの接続が必要です。基本はWi-Fi接続ですが、ソニー製品はかざして通信できる「NFC」といった簡単接続設定もあり、オリンパス製品ではBluetooth接続もできます。

スマホと接続が完了すると、アプリでの操作が可能となります。ソニー製品には、デジカメ専用のスマホアプリ「Imaging Edge Mobile」が用意されているので、こちらをインストールして使用します。

オリンパス製品には、基本設定ができる「OA.Central」をはじめ、「OA.ArtFilter」など計8種類のアプリがあるので、目的に応じてアプリを使い分けてください。

ソニーとオリンパスに共通していますが、レンズスタイルカメラで動画を撮影する際、カメラ本体のシャッターでは撮影を開始できないので、スマホアプリの使用が必須です。動画撮影には、まず専用アプリをインストールしたスマホと連携し、スマホ本体のシャッターまたはアプリ上でシャッターを押して撮影を開始してください。

レンズスタイルカメラは、デジカメやデジタル一眼とは異なる一風変わった見た目ですが、スマホと連携すれば撮影の幅が拡がるツールです。一眼レフのようにレンズを交換して本格的な撮影ができるモデルもあるので、幅広く楽しめるカメラと言えます。レンズスタイルカメラを使って、さまざまなシーンでの写真撮影を楽しみましょう。