東芝のSDカードおすすめ11選｜キオクシアやマイクロSDカードの評判も

動画撮影に使うなら、転送速度が速くて高品質なマイクロSDカードが欲しいですよね。そんな方におすすめなのが、キオクシア（旧東芝メモリ）のSDカードです。8K撮影に対応した機種も存在するので、本格的なカメラ撮影も問題なく行えます。

しかし、国産のSDカードにも偽物が存在し、Switchですらまともに使えない製品が存在します。東芝は経営不振により、SDカードを含むフラッシュメモリーカードの販売を終了しているので、製品の品質やアフターサービスが不安な方もいますよね。

そこで今回は、キオクシアのSDカードの口コミや評判・特徴を取り上げた上で、おすすめ商品をタイプ別に紹介します。サンディスクなど他社メーカーのSDカードの違いや、安いSDカードの違いについても解説するので、参考にしてみてください。

東芝は、SDカード事業から撤退していません。2019年10月1日に「東芝メモリ」から「キオクシア」へと社名を変え、現在も継続して同品質同機能のSDカードを製造と販売しています。社名を変更しても、品質やアフターサービスの変更はありません。

変わったのは社名とパッケージのみで、東芝で販売されていたSDカードと同じように使用できます。中身は同じなので、性能に変わりはありません。

口コミに「高速、安定性はとびきり上等」とあるように、キオクシアのSDカードは読み出しが非常にスムーズです。読み出し速度が速いほどパソコンへのデータの転送がスムーズに行えます。EXCERIA PROは最大読み込み速度270MB/s、通常タイプのEXCERIAでも100MB/sで、ストレスなくデータ転送が可能です。

EXCERIAシリーズのすべてに耐温度・耐静電気・耐X線が備わっており、環境の変化による破損が起こりにくいです。結露が起こらなければ、-25～85℃までの温度変化に対応可能です。X線耐性により、空港でのX線を使用した手荷物検査にも耐えられます。また、耐静電気で乾燥する時期に取り扱う場合も安心です。

無線LAN機能が搭載され、データ共有のためにSDカードを差し替える手間がないSDカードもあります。専用アプリを通じて、データのやり取りを行えるカードです。一眼レフで撮影した写真をスマホへ転送したり、iPhoneやAndroidスマホからパソコンへとデータを共有したりすると、より簡単にできます。パソコンへSDカードを差し替えて移行させるのが面倒な方におすすめです。

KIOXIAのプロモデルにあたるEXCERIA PRO SDXCカードでは、8K動画の撮影を行えるモデルが存在します。64GB・128GB・256GBの3種類の容量が存在し、すべての容量で260MB/s以上の最大読込・書込速度を持ちます。

ビデオスピードクラスも90MB/sと最高峰の性能を持ちますが、値段が1万円以上するのがデメリットです。マイクロSDカードの製品もなく利用できる場面が限られるので、日常使いであればEXCERIA PLUSを選んだ方がいいです。

SDカードは、容量によってSDカード・SDHCカード・SDXCカードの3種類の規格に分かれています。使いたい機種に対応しているカードを選んでください。

SDカード対応の機種に、SDHCカードやSDXCカードは使えません。SDHC対応の機種には、SDカードとSDHCカードは使えますが、SDXCカードは使えません。このように、対応している規格より大きな容量のSDカードは使用できないので覚えておきましょう。

書き込み速度は、SDカードにデータを記録する速さを表します。そのため、書き込み速度が足りないと肝心な時にシャッターが切れない、連続撮影ができない場合もあります。動画も正常に記録できません。撮影に必要な最低限の速度は、カメラの説明書に記載されている場合が多いです。

撮影に必要な速度より早いSDカードを選ぶようにしましょう。写真撮影には書き込み速度10MB/秒以上のSDカードが必要です。書き込み最低速度を保証するスピードクラスとUHSスピードクラスは、SDカードの表面に記載されています。

クラスごとの速度は下記の表の通りなので、チェックしてみましょう。写真撮影にはCLASS10・U1以上のSDカードがおすすめです。

動画撮影時に書き込み速度が遅いと、正常に記録されずカクカクとした映像になります。ビデオスピードクラスは書き込みの最低保証速度を表す規格で、SDカードで動画撮影をするならチェックしておきましょう。ビデオスピードクラスの速度は下記の図のようになっています。

動画を撮影する場合も、最低10MB/秒以上がおすすめです。4K動画にも対応するので、動画撮影するならV10以上のSDカードを選びましょう。ビデオスピードクラスもSDカードの表面に記載されています。

データ転送が速いSDカードが欲しいなら、読み取り速度の速いものがおすすめです。読み取り速度が遅いとSDカードのデータを転送するのに、かなり時間がかかってしまう場合もあります。最大読み取り速度が速いほど、データを短時間で転送できます。

ただし、実際の読み取り速度は最大読み取り速度より遅くなる場合が多く、カードリーダーの性能に速度が左右されます。SDカードの表面には最大読み取り速度が60MB/秒などと記載されているものが多いですが、キオクシアの場合はパッケージに記載されています。

SDカードには、Wi-Fi機能を搭載したものもあります。有線接続しかできないデジカメでもWi-Fi対応のSDカードを使用すれば、ワイヤレスでPCやスマホと接続して映像などのデータを転送可能です。また、SNSへ直接写真などをアップロードできます。ワイヤレスで簡単にデータを転送したいなら、Wi-Fi対応のSDカードがおすすめです。

SDカードに保存したデータは、温度変化・衝撃・水・静電気・ホコリなどが原因で消失してしまうリスクがあります。データを消失のリスクから守るためには、耐衝撃性・防水性など耐久性のあるSDカードを選びましょう。耐温度や耐X線などさまざまな耐性を備えたSDカードが販売されています。耐衝撃性のあるSDカードは衝撃に強いですが、破損を防ぐためにはケースに入れて保管するのも大事です。

テレビ番組を録画するならSeeQVault対応のSDカードが便利です。テレビ番組をSDカードに保存しても、録画した機器以外では見られません。しかし、SeeQVault対応のSDカードに保存した番組なら、他のSeeQVault対応デバイスでも再生可能です。

録画したテレビ番組をさまざまな録画した機器以外で見たい方におすすめです。ただし、再生するデバイスもSeeQVaultに対応していないと、見られないので意識しましょう。

SDカードには、通常よりも小さいサイズのmicroSDカードがあります。Nintendo SwitchやAndroidスマホなどはmicroSDカードでないと使用できない機器もあります。SDカードを購入する際は対応したサイズも確認しておきましょう。microSDカードはアダプターを使用し、通常のSDカードとしても利用できます。

Switchに対応したSDカードは以下の3種類です。詳しくはSwitchの公式サイトで確認してください。

• microSDカード
• microSDHCカード
• microSDXCカード(本体更新の必要あり)

SDカードは保証サービスが付いているものが多いです。キオクシアのSDカードは2年間～5年間の保証期間が付いており、不具合が起こった場合は新品との交換になります。保証の内容や期間はメーカーによって異なり、データが消えた場合の復旧サービスが付いたメーカーもあります。購入前に保証内容について確認して、安心して使えるSDカードを選びましょう。

SanDiskは、SDカードで世界ナンバーワンシェアを持つメーカーです。高品質でドコモ・au・ソフトバンクの携帯キャリア3社でもSanDiskのSDカードが採用されています。規格や容量などのラインナップが非常に豊富で、自分に合ったスペックのSDカードが見つけやすいメーカーです。価格の安い並行輸入品も多く販売されています。

世界最大級の総合家電メーカーであるSAMSUNGは、NAND型フラッシュメモリで世界ナンバーワンシェアを誇っています。高品質ですが、リーズナブルな価格でSDカードを販売しているメーカーです。また単純に安いだけでなく、価格が安定しているのも特徴です。保証期間は10年で、microSDカードにはSDカードとして使えるアダプターが付属します。

ELECOMは、大阪に本社を持つパソコン周辺機器のメーカーです。メモリメーカーではありませんが、SDカードの国内市場では人気があります。低価格帯のSDカードが中心ですが、カーナビ・ドラレコ向けの高耐久SDカードやデータ復旧サービス付きのものも販売しています。

流通しているSDカードには、残念ながら偽物が存在します。以下のような点がないか確認してから購入しましょう。

• 規格と容量が合っていない（SDカードなのに64GB、SDXCカードなのに2GBなど）
• ロゴやフォントがおかしい
• 容量が大きすぎる（2TBや3TBのSDカード、512GBより大きいmicroSDカードなど）

キオクシアはEXCERIA PLUSの1TBが最大容量です。また、「速度が遅くてSwitchで使えない」「大容量のSDカードなのに、すぐに容量がいっぱいになる」場合も偽物の可能性があります。「H2testw」と呼ばれるフリーソフトで容量をチェックできるので、一度確認しましょう。

「高いSDカードと安いSDカードの違い」がわからない人もいますよね。大まかに分けると「通信速度」と「メーカー」の2つのポイントがあります。1つ目のポイントは、転送速度の違いです。一般的に安いSDカードに比べて、高いSDカードはデータの転送速度が圧倒的に速いのが特徴です。

もう1つは、メーカーやブランドの違いです。通常は国産の大手メーカーの製品の方が、海外の大量生産の製品より高額になりがちですが、高い信頼性を持ちます。海外のよくわからない会社の製品を購入するより、国産の大手メーカーの信頼できる製品を購入したい方におすすめです。

以下の記事では、安価なSDカードについての紹介をしています。金銭面で不安のある方や、特にこだわりがない方は参考にしてください。

SDカードは、用途や機種に合ったものを使うのが重要です。動画撮影をするのに読み書き速度が遅いものだと不便ですし、SDカード対応の機種にSDXCカードは使えません。適切なSDカードを使って快適にデータを扱いましょう。