【目的別】SDカードの容量目安｜スマホ向けも！256GBや128GBはどれくらい？

スマホなどで使用する、大切なデータを長期保存するのに最適なSDカード。128GBなどさまざまな種類があり、どれくらいデーターが入るのかイメージしにくく「自分の用途合った容量・性能の商品を選ぶのが難しい」と感じる方は多いですよね。高性能なカードは価格が高く、不必要なスペックの商品を選ぶと使いこなせないケースも。

そこで本記事では、SDカードの「容量」に着目して、最適な商品の選び方を解説します。SDカードの種類や最大容量、目的で決める容量の目安など、さまざまな角度から解説するので、ぜひ参考にしてください。

さらに記事後半では、おすすめのSDカード10選もピックアップしました。SDカード選びで失敗したくない方、ご自分の用途にぴったりの商品を選びたい方は必見です。

SDカードとは、スマホ・タブレット・デジカメなどの機器に直接挿入してデータを保存するカード状の記録メディアで、正式にはSDメモリーカードと呼ばれます。SDカードには大きく分けてSDカード・microSDカードの2種類があります。

SDカードはmicroSDカードに比べてサイズが大きく、PCやデジカメでの使用を主とします。microSDカードはコンパクトでスマホで使用する場合が多いです。ただし、スマホでもAndroidにしか使えず、カードに対応していない機種もあるので事前に確認しましょう。

また、SDカードは容量が大きいほど価格が高い傾向にありますが、品質やメーカーにより上下するケースも。国内メーカーはほとんどの商品に保証が付いているのでおすすめです。

前述したとおり、SDカードにはSDカード・microSDカードの2種類がありますが、さらに容量によって名称が変わります。それぞれの名称を一覧表にまとめました。

SDカードは最も容量が少ないため、撮影した画像を頻繁に転送する方に最適です。SDHCカードは普段使いなら十分な容量がありコスパもいいので、やや撮影枚数が多めの方におすすめします。

SDXCカードは128GB・2TBのデータに対応するなど、最も容量が大きい商品です。スペックも高く4K動画や高画質画像にも対応できます。

さまざまな容量のものが売られていますが、具体的にどれくらい入るのかなど、用途に合わせて選ぶ必要があります。具体的な例を挙げながら、容量ごとの目安をご紹介します。

ここまでSDカードの種類・容量について説明しました。ここでは、その容量がどういった用途に適しているのかをご説明します。

安易に大容量で高価な商品を購入してしまうと、使いこせず無駄になってしまう場合もあります。まずはご自分の用途はなにかをしっかりと想定して、最適な容量のSDカードを選びましょう。

スマホに使うか、デジタル一眼レフで使うかなどの目的によって、必要な容量は異なります。ここでは、具体的な使用目的ごとの容量の目安をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

SDカードをスマホやPCで使用する場合は、「読み取り速度」をチェックしましょう。読み取り速度が速いものほど、デバイスへの転送も素早くできます。目安として、100MB/s前後のモデルであれば快適に転送できます。

とにかく速く読み取りたいなら200MB/s前後・以上の超高速モデルを選んでください。ただし、読み取り速度が速くなるほど価格も上がります。

「書き込み速度」とは、デジカメなどで撮影した画像データをSDカードに書き込む際の速度を指します。日常で快適に使いたいなら60MB/s以上のモデルが望ましいです。

200MB/s前後の商品も販売されていますが、こちらも速度が上がるほど価格も上がります。一度に撮影する枚数が多い方は検討してください。

「スピードクラス」とは、撮影した動画をSDカードに転送する際の最低転送速度を示す指標です。スピードクラスが遅い商品を選んでしまうと、コマ落ちしたり撮影が中断されたりする可能性があるので注意が必要です。

安定した動画撮影をしたいなら、スピードクラス10以上のモデルを選びましょう。より速い転送速度が欲しい方は、UHSスピードクラス1・3のSDカードを検討してください。

SDカードは非常にデリケートな製品です。落下したり、水分が付着したりするとデータが破損する恐れがあります。大切なデータを守るためにも頑丈なSDカードを選ぶのが重要です。

今では帯電防止・防水・防塵・耐衝撃など、さまざまな耐性を持ったSDカードが販売されています。また、ロック機能が付いた製品なら誤ったデータの上書き・削除を防げて安心です。

SDカードを使用していると、どれくらいの容量が残っているのかを把握したいときがありますよね。ここからはSDカードの容量を確認する方法を解説します。

スマホでSDカードの容量を確認する手順は以下のとおりです。microSDカードの合計容量と空き容量は、SDカード項目の下に表示されます。また、この方法で内部ストレージも確認可能です。

1. ホーム画面で「アプリ」をタップ
2. 設定→ストレージの順でタップ
3. SDカードの空き容量が表示される

MacでSDカードの容量を確認する手順は以下のとおりです。

1. PCのSDカードスロットにSDカードを挿入する
2. デスクトップのUSB機器を右クリックし、プロパティを選択
3. SDカードの空き容量が表示される

WindowsでSDカードの容量を確認する方法は以下のとおりです。SDカードスロットがない場合は、SDカードリーダーを使用して読み取ってください。

1. PCのSDカードスロットにSDカードを挿入する
2. WindowsキーとEキーを同時押しする
3. リムーバルディスク、もしくはSDHCの箇所に空き容量が表示される

SDカードを挿入した機器の仕様により、本来よりも容量が少なく表示される場合があります。カードリーダーや接続機器が大容量SDカードに対応していない場合は、サポートできるサイズのみ表示されるので注意してください。

たとえば、カードを挿入した機器が64GBまでしか対応していない場合、128GBのSDカードを挿入しても64GBまでしか認識されません。

中には、容量を偽装したSDカードが販売されている場合があります。ファイルフォーマットを偽装している場合、たとえば機器側が128GBと認識しても、実際には数十GBしかない悪質なケースも考えられます。

偽装に気付かないケースも多いため、容量の小さいSDカードにデータを書き込んで、想定していないデータの上書き・破壊が行われる場合も。こういった偽装商品を購入しないためにも、信頼できるメーカーのSDカードを選ぶのが重要です。また、容量偽装の有無はH2testwなどのフリーソフトでチェックできます。気になる方は調べてみてください。

SDカードを複数の機器で使い回すと、容量エラーや実際よりも容量が小さく表示されるなどの不具合が生じる場合があります。機器ごとに異なるフォーマットが実行されて、割り当てされていない領域を別の機器が認識してエラーが発生します。

上記のようなエラーが出た場合は、SDカードを初期化しましょう。また、機器ごとに違ったSDカードを使用すれば不具合を回避できます。

SDカードもウイルスに感染します。ウイルスはSDカードを侵食すると、空き容量が少なくなってしまう恐れがあります。また、SDカードがウイルス感染した場合、初期化してもウイルスを完全に除去できないケースも。

安全に使用するために、ウイルス対策ソフトを使用してセキュリティを万全にしておきましょう。また、SDカードが破損すると容量エラーが生じる場合があります。SDカードを慎重に扱うのはもちろん、耐久性の高い商品を選ぶのもおすすめです。

SDカードを快適に使うために、ご自分の用途に合った容量・性能を搭載した商品を選びましょう。さらに容量に少し余裕を持たせると、想定外のシーンでも容量が不足する心配がないので安心です。この記事を参考に、最適なSDカードを購入してください。