グリーンバックおすすめ8選｜売ってる場所は？自作方法も紹介

グリーンバックは動画撮影をする際に便利なアイテムです。背景を切り抜いて別画像と差し替えられるため、さまざまな場所から配信しているような動画を作れます。最近はリバーシブルでも透けにくい布製のものや、スタンド付きの商品でも低価格で購入できるようになってきました。

一方でさまざまなタイプの商品がある分、どれを選べばいいかわからない方も少なくありません。また売ってる場所がわからない・どこで売ってるか知りたいといった意見もあり、選び方・購入先に関する情報も大事なポイントです。

そこで本記事では、グリーンバックの選び方・使用時の注意点・おすすめ商品8選をご紹介します。ホームセンター・100均の素材を利用した自作についても言及しますので、ぜひ最後までご覧ください。

撮影のときに被写体の背景を覆うほどの大きな緑色の布を後ろに立てかけることがありますが、その緑色の布のことをグリーンバックと呼びます。クロマキー合成という、キーイングと呼ばれる特定の色の成分を透明にして別の映像を重ね合わせる技術を用いています。

クロマキー合成を利用して、背景を抜き出して別の背景に差し替えます。その背景の差し替えを簡単に行えるように使用されるのが、グリーンバックです。

クロマキー合成を使うと、撮影にかかる費用を抑えられて便利です。スタジオを使わずに小さな部屋や自宅などでも撮影ができて、セットを用意しなくても画像さえ用意すれば背景画像として合成可能です。

自宅でzoomを使う場合に、プライバシーが保護できるメリットもあります。普段生活している部屋の様子や生活用品などを隠したまま撮影ができます。

テレワークが推奨されている現在、zoomなどのWeb会議向けアプリを使ってオンラインミーティングをしている時などに、背景を隠してくれるグリーンバックはとても便利です。

さらにYou Tubeのような配信サイトでOBSなどを使って動画配信をする時にも、簡単に背景を消してくれるグリーンバックの効果は大きいです。メルカリ・ヤフオクなどで出品する場合の商品撮影時も役に立ちます。

グリーンバックはホームセンターや、ヨドバシなどの家電量販店でも販売されています。リモートワーク需要もあり最近では店舗での取り扱い数も増えてきているので、実際に質感やサイズ感を確認したい方は店舗に探しにいくのがおすすめです。

またインターネットでも簡単にグリーンバックを購入できます。店舗よりも多くの種類を見比べられるので、より多くのものから吟味したい方にはおすすめです。

グリーンバックには、いくつか種類があります。壁掛け型は、固定設置しておいて使う時に引き出して使用します。自立型は屏風のように自立する仕組みで、設営が簡単で持ち運びしやすいのが特徴です。

スタンド型は、スタジオなどで使用するような本格的なタイプで、設営がしやすくしっかりとグリーンバックが固定され、最も人気のあるタイプです。支柱が1本と2本のタイプがあり、軽くて設営がしやすい1本支柱と、しっかり固定できる2本支柱のタイプが主流となっています。

その他にもシワになりにくく使いやすいと評判のロールスクリーンなどもあります。しかし、ロールスクリーンは高額になりがちです。購入を検討している方は、ロールスクリーンの価格を事前にチェックしておきましょう。

グリーンバックとなる布を選ぶときに重要となる点が、シワのつきにくさです。シワができているとそこが影になってしまい、キレイに切り抜けません。

そのためキレイに撮影するためには、なるべくシワがつきにくいポリエステル素材のものを選びましょう。もしシワができてしまってもアイロンを使えば問題ありません。

グリーンバックの素材はさまざまなものが販売されていますが、特にポリエステル素材がおすすめです。シワや折り目がつきにくく、キレイに背景を切り抜けます。

その他には、PEニット生地や不織布なども使いやすいです。ポリエステル素材ほどではありませんが、他の素材と比べて比較的シワがつきにくい特徴をもっています。ポリエステル素材などはプロの現場で写真撮影用に実際に使われている素材なので、安心して使用できます。

撮影時にグリーンバックにシワや折り目、たるみなどの原因でその部分に影ができてしまうと映像的にノイズになってしまい、うまく切り抜けなくなってしまいます。

撮影が終わって片付けようとした時、ポリエステル素材のようなシワになりにくい素材を使っているなら気軽に折りたためて、次の撮影時にもストレスなく簡単に設置できます。気持ちよく作業をするなら、最初からシワになりにくい素材を使った製品を選ぶ方が効率的ですね。

撮影する対象が座ったままなのか立っているのか、また撮影場所にもよって必要となるグリーンバックのサイズが変わります。オンラインミーティングなどであれば、撮影対象が上半身のみなので小型のタイプ、数値でいえば100x150cmもあれば十分です。

立って何かをプレゼンするのが目的の場合は、それより少し大きめのサイズの150x200cm・150x300cm程度がおすすめです。また動画撮影には巨大サイズを使用する場合もあるので、それぞれの目的に合ったものを購入しましょう。

椅子の背もたれにとりつける小型タイプや据え置き設置型は、片付けや収納が簡単です。椅子の背もたれなどに取り付けるタイプのものは、ねじってコンパクトになるため、普段は邪魔にならない場所に片付けられます。

据え置き型のタイプは、上や下から引き出すだけで展開が完了し、しまうときも布を折りたたむ必要がないため手間がかかりません。

スタジオやレンタル撮影ルームなどの自宅以外での撮影時では、持ち運びやすさも重要なポイントです。持ち運ぶのを前提に選ぶのなら、小型のものや収納バックが付属しているものを選びましょう。少し大きめのサイズが必要な場合には、スタンドの素材が軽量なもの、さらに支柱が1本のものなどを選ぶといいです。

Amazonなどで市販品を買うのもいいですが、あまり使用頻度が高くなかったり工作が得意だったりする方は、自作する方法もあります。画用紙などの代用品を上手く組み合わせれば安価で自分にピッタリの撮影環境が手に入ります。

画用紙などは1つだと大きさが足りないので、緑色のテープで複数をつなげて自分の環境にあった大きさで使用しましょう。また、スタンドがわりに壁にピンで固定したり、椅子や家具にテープで固定したりする工夫も必要です。

100均の布を使ったグリーンバックの作り方については以下のページを参考にしてみてください。

グリーンバックの購入は高いと感じる方はレンタルを考慮しましょう。レンタル品は購入するよりも安く済ませられるため、一度だけ使うなどの短期使用であればおすすめです。安いグリーンバックが見つからない方は、レンタルをチェックしてみてください。

グリーンバックを使って撮影をするときは、緑色などの服や小道具、アクセサリーなどは控えましょう。緑色の服などを着てしまうと、クロマキー合成をする際に背景とみなされてしまい、体が透けてしまう不具合が発生します。

また、スクリーンのシワや折り目にも注意してください。シワがある部分に不必要な影ができてしまい、上手く背景を切り抜けなくなります。手間を掛けず効率的に作業を行うためにも、スクリーンはキレイな状態を維持しましょう。

テレワークの推奨もあり、ご自宅での撮影用にグリーンバックが注目されています。自分の目的や環境を踏まえて、自分にぴったりなグリーンバックを選んでくださいね。