【100均も】グリーンバックの代用品の作り方｜布で自作！Zoom・テレワークに

テレワークが増え、Webカメラを通してオンライン会議を行う機会が多くなっています。オンライン会議で気になるのが自分の背景。テレワークでは背景に自宅がそのまま映し出されてしまいます。

プライバシーにも関わるので、あまり会社の上司や同僚には見せたくない方も多いはず。そんなときに役に立つのがグリーンバックです。グリーンバックとはZoomなどで背景を合成するのための緑色の背景です。しかし、「そのためにグリーンバックを購入するのはちょっと・・・」と悩む方も少なくありません。

今回の記事ではグリーンバックに代用できる材料や作成手順を徹底解説します。100均の材料で自作する方法や、布やカーテンを使ったグリーンバックの作り方などさまざまな方法があるので、ぜひ参考にしてください。

しっかりとしたグリーンバックを購入しようとすると数千円程度の費用がかかります。また、グリーンバックはネット通販や家電量販店でしか購入できず、急遽必要になったときにすぐに手に入りません。そんなときは、多数の安い商品がある100均でグリーンバックの代用品を自作しましょう。

100均では「フェルト」「画用紙」「ブルーシート」といったグリーンバックの代用品が手に入ります。グリーンやブルーの均一な色で、ある程度の広さがあるアイテムであればグリーンバックの代用品として使用できます。

100均で販売しているグリーンのフェルトでグリーンバックの代用ができます。そのほかの自作に必要な材料すべてが100均で揃いますので、急遽グリーンバックが必要になっても安心です。

100均で購入するものは「フェルト」「園芸用の棒」「壁掛けフック」「安全ピン」の4つだけです。フェルトは何枚か貼り合わせる必要があるため、大きさを確認して複数枚購入してください。壁掛けフックも2つ必要です。

安全ピンの代わりにセロハンテープ・ガムテープ・養生テープでもかまいません。園芸用の棒は細くて軽いもので、長さは覆いたい背景に足りる製品を選んでください。

1. フェルトを何枚かつなぎ合わせて安全ピンで留め必要な大きさにします。セロハンテープやガムテープで裏側から貼り付けてもOKです。
2. フェルトの上部を丸めて棒を通せるようにしたあとに安全ピンで留めます。
3. 園芸用の棒を通してすだれのようにします。
4. 壁掛けフックを壁に設置して、すだれ状になったフェルトをかければ完成です。

グリーンやブルーの画用紙もグリーンバックの代用品として利用できます。ただし、画用紙は耐久性がないので急に必要になった場合の急場しのぎと考えてください。長期間使い続けるのは難しい素材です。

100均で用意するものは「グリーンの画用紙」「マスキングテープ」「セロハンテープ」の3つです。グリーンの画用紙がなければブルーの画用紙でもグリーンバックの代用になります。マスキングテープの代わりに養生テープやガムテープでも代用できます。

テープ類は壁に直接貼り付けて大丈夫な製品を選んでください。テープ類を貼りたくない場合は画鋲で代用できます。

1. グリーンの画用紙をセロハンテープで裏からつなぎ合わせます。隙間なくしっかりとつなぎ合わせましょう。
2. マスキングテープを使用してつなぎ合わせた画用紙を壁に貼ります。壁のダメージを考えると接着力の弱いマスキングテープがおすすめですが、なければガムテープやセロハンテープで代用してください。
3. マスキングテープで貼り付ける代わりに画鋲を使用してもいいです。ただし、画鋲がZoom画面に入らないように注意が必要です。

クロマキー合成はグリーンの背景が理想ですがブルーでも可能です。100均で販売しているブルーシートは面積も広くグリーンバックの代用にピッタリです。大きなグリーンバックが必要なときにはブルーシートを利用してください。

グリーンバックの代用としてブルーシートを利用するために必要なアイテムは「ブルーシート」「画鋲」の2つだけです。ブルーシートの面積が大きすぎる場合は、切ったり折りたたんだりして使用するのがおすすめです。

壁に画鋲の穴を空けたくないのであれば、カーテンレールに洗濯ばさみで留める方法もあります。

1. ブルーシートを広げて貼り付ける面積を決めましょう。ブルーシートが大きすぎる場合は、切ったり折りたたんだりして面積を小さくしてください。
2. 画鋲でブルーシートを壁に貼り付ければ完成です。
3. 画鋲の穴を空けたくない場合は、カーテンレールに洗濯ばさみで留める・服掛けにひもで吊すといった工夫をしてください。

布やカーテンを使っても、グリーンバックの自作が可能です。使わないときはカーテンのようにサッと片側に寄せてまとめておけるので、片づけを簡単にしたい方にもおすすめの方法です。手順を紹介するので参考にしてください。

1. 布の片側を袋状に折り畳んで縫い、突っ張り棒に通す用の穴を作る
2. 袋状の穴に突っ張り棒を通す
3. 背景にしたい壁に突っ張り棒を設置する

グリーンバックを自作するときに注意しなければならないポイントは「隙間ができないようにする」「壁に大きなダメージを与えないようにする」の2点です。それぞれのポイントについて解説します。

画用紙やフェルトを利用してグリーンバックを代用する場合は、それぞれの素材を複数枚貼り合わせなければいけません。その際はアイテムの間に隙間ができないように注意してください。

隙間ができてしまうとクロマキー合成ができないため、映像の背景が不自然になってしまいます。素材は少し重ねるようにしながら1枚1枚を丁寧に貼り合わせるよう意識してください。

壁の素材によってはガムテープや養生テープの使用を控えてください。ガムテープが壁に残ったり、逆に壁紙がガムテープで剥がれたりする危険があります。ガムテープなどのテープ類を使うときは壁紙の素材には注意が必要です。

テープを使えずに画鋲で壁に穴をあけるのもダメなときは、カーテンレール・服掛け・棚を利用してグリーンバックを吊す方法をおすすめします。

Zoomを使用して背景をクロマキー合成する手順を紹介します。用意するものは「グリーンバックかグリーンバックの代用品」「Zoomソフト」「Zoomアカウント」の3つです。Webカメラやパソコンはもちろん用意しておいてください。

1. グリーンバックを背景に貼り付けます。Webカメラで実際に映しながら映像の背景全体がグリーンバックになっているかどうかを確認してください。
2. Zoomの設定画面を開いて「バーチャル背景」がある場合は背景を設定して完了です。ない場合は3.に進みます。
3. Zoomのアカウント設定画面を開き、「マイミーティング設定」の中にある「バーチャル背景」をクリックしてオンにします
4. 2.に戻って「バーチャル背景」で背景を設定して完了です

グリーンバックは、ホームセンターや家電量販店で販売されています。実物を見て商品を選びたい方におすすめです。また、インターネットでも購入できます。商品数が多く、店舗へ足を運ぶ手間がかからないのがメリットです。

急遽Zoomでオンライン会議に参加しなければならなくなったときに、グリーンバックの代用品で自作する方法を知っておくと便利です。100均ショップで手に入る材料で誰でも簡単にグリーンバックを作れます。好きな背景を設定し、安心してオンライン会議に臨んでください。