広角WEBカメラのおすすめランキング｜後付けレンズやWEB会議用に最適なカメラも

WEBカメラで行うセミナーや会議では、「画角が狭くて全員で会議に参加できない」「画角が狭くて授業しづらい」などカメラの画角問題がつきものです。全体を写すためにカメラを離すと声が入りにくくなるため、不便と感じる場合もあります。

そんなWEBカメラを頻繁に使用する方におすすめなのが、広角WEBカメラです。広角WEBカメラなら180°回転できるタイプもあり、大人数での会議だけでなく子どもやペットの見守りにも大活躍します。広角WEBカメラは画角が広いので、部屋に死角ができにくく状況の確認が簡単です。

そこで本記事では、広角WEBカメラの賢い選び方や人気のWEBカメラメーカーに加え、WEB会議用にも便利なおすすめ広角WEBカメラを紹介します。また、安いモデルや後付けレンズ、超広角360°WEBカメラも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

広角WEBカメラとは、より広い視野角のレンズを使ったカメラです。通常よりも広い範囲で角度変更が可能であり、WEBカメラのタイプによっては180°以上回転できるものもあります。大人数での撮影に適しているため、広範囲で視野を広げたい方におすすめです。

一般的には95°以上あれば広角と言えます。 5〜10人の大人数を同時に映したいのであれば、120°～150°くらいあると充分です。複数人を映すWEB会議用・部屋全体を映したい時に便利なため、気になる方はチェックしてみてください。

ここでは、広角WEBカメラを使用する際のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。いい点もあれば、悪い点や使いづらい箇所もあるので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

会議用に広角WEBカメラを使用するメリットは、以下のようなものが挙げられます。

• 部屋全体をモニターできる
• 人数が多くても1台で対応できる

広角使用のWEBカメラは、会議室が広い場合や複数人で使用するときなどに便利です。個人で1台ずつWEBカメラを用意する必要がないので、手間や経費を縮小できます。また、広角レンズなので広い範囲をモニターでき、人だけでなくホワイトボードなどもミラーリングできるのも特徴です。

では反対に、会議用に広角WEBカメラを使用するデメリットには、どのようなものがあるかを以下で解説します。

• 背景に余計なものまで映り込んでしまう
• 画面の隅が歪んでしまう

広角WEBカメラは広い範囲をミラーリングできる分、会議室にある余計なものまで映り込んでしまう可能性があります。そのため、視野を指定できる可変タイプを選ぶのがおすすめです。また、「歪み補正」機能やレンズの枚数が多いモデルを選んで画面の歪みを減らす必要があります。

広角WEBカメラと一口にいっても、画角はさまざまです。基本的には画角が90°以上のWEBカメラが広角といわれています。画角は90～180°、最近では360°の超広角WEBカメラも販売されています。

教室やホールを使用したWEBセミナーで参加者全員の顔が見たい場合は、150°以上の広角レンズがおすすめです。会議では90°以上の広角レンズが人気ですが、長テーブルを使用する会議は120～150°など、テーブルのセッティングを考えて画角を決めましょう。

マイクの有無も必ずチェックすべき重要ポイントです。いくら高画質のWEBカメラでもマイクが内蔵されていないと会議では使えません。集音能力もカメラによって異なります。購入前にマイクが何個付いているか、360°の集音力があるのか、前面のみかなどもチェックしましょう。

しかし、広角WEBカメラの目的は会議やセミナーだけではありません。子どもやペットの見守り用で購入する方もいます。その場合、マイク機能が必須ではない場合もあります。利用目的を考えてマイクの有無を決めましょう。

見え方にもこだわりたい方は、画素数とフレームレートもチェックしましょう。この項目は、画質と動画のスムーズな動きに欠かせないポイントです。記載方法と確認すべきポイントを解説します。

画素数とは、画像のきめ細やかさを決める要素です。100万画素以上に設定されていれば画像もきれいに鮮明に写ります。

会議で資料を見せたいときや、商品の色決めや質感を伝えたいときは、より画素数の高い200万画素などの機種を選ぶのがおすすめです。画素数が高いとズームしたときの画質の劣化も少ないので、よりリアルに映せます。

遅延のないスムーズな映像を届けたい場合は、フレームレートを確認しましょう。フレームレートはfpsで記載されており、数字が大きくなるほど動きがスムーズになります。

30fpsより60fpsのほうが動きがスムーズです。90fpsになるとさらに滑らかな動きになりカクカクとした映像の遅延がなくなります。エクササイズのような動きのあるセミナーには、fpsの高いカメラがおすすめです。

最短撮影距離をチェックすれば、カメラからどのくらい近い距離でピントを合わせられるか確認できます。最短撮影距離が短いカメラを取り入れると、手元の書類を明瞭に映しやすくなるのがメリットです。

特に、オートフォーカス機能が活用できる製品であれば、手軽にピントを合わせやすくなります。カメラや映したい書類を動かす手間を減らしたい方におすすめです。

広角WEBカメラの設置方法には、クリップタイプ・スタンドタイプがあります。それぞれのタイプのメリットを解説します。

クリップタイプは、ノートパソコンや外付けディスプレイの枠にカメラを挟んで固定します。取り外しや設置が簡単にできるため、オンラインレッスンで手軽に使用したいときにおすすめです。

折りたたみタイプを選べば、頻繁に持ち運びする場合も便利です。クリップタイプの多くの機種には、スタンド取り付け用のネジ穴も設けられています。別売りのスタンドを購入すれば、シーンに合わせて取り付け方法を変えられます。

スタンドタイプはノートパソコンやモニターに取り付けるのではなく、テーブルや棚の上に設置して使用するタイプです。置き場所を自由に選べるので、配置をすぐに変更できます。画角を広げたいときは、カメラを後ろにずらせば簡単に画角を広げられます。

ただし、パソコンから離れた位置に設置したい場合は、USBケーブルや電源ケーブルの長さ確認が必要です。また、角度を下向きにできるタイプを高い位置に置けば、部屋全体を見渡せ、子供やペットの見守りにも役立ちます。

使いたいシーンに合わせた選び方のポイントを以下の表にまとめました。

ロジクールの広角WEBカメラは趣味・教育・ビジネス現場に至るまで、幅広く使用されています。30・60・90fpsの3つのフレームレートから選べます。

ライブストリーミング専用に開発されたWEBカメラもあるので、広角だけでなく自分にスポットを当てて動画を配信したい方にもおすすめです。

角度の違うさまざまな広角WEBカメラを最も多く販売しているのが、サンワサプライです。広角に加え、光学ズームが搭載されたWEBカメラにも力を入れています。

光学ズームできるので、大人数の参加型セミナーでもピンポイントで焦点を合わせられます。大きな部屋での会議が多い、オフィスでの使用におすすめのメーカーです。

バッファーローは、PC周辺機器で安定した人気を誇っています。比較的安い機種が多く、WEBカメラ初心者の方でも使いやすいメーカーです。

声が伝わりやすいステレオマイクが内蔵されているので、会議でもマンツーマンのレッスンでもスムーズなコミュニケーションが可能です。

画素数の種類に定評があるエレコムは、画質にこだわりたい方におすすめです。100万画素から800万画素の超高画質WEBカメラまで取り揃えています。

さらに、エレコムのWEBカメラは1発接続タイプが多いので、ご自分のPCに繋げるだけで、簡単に使用できます。しかし、エレコムは90°以上の広角WEBカメラは販売していません。

スピーカーフォンはWEBカメラにマイクが内蔵されていない場合や、内蔵マイクの性能に満足できない場合に取り入れると、マイク機能を充実させられます。音質が重要になる動画形式でのプレゼンテーションを、WEBカメラを通して行いたい方にもおすすめです。

こちらの記事ではスピーカーフォンの選び方などについて説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

リングライトは顔周りを明るく見せる照明として活用できるアイテムです。顔の表情をわかりやすくしたり、より明るい印象でカメラに映ったりしたい場合に活躍します。動画配信をする際、顔色の明るさや表情の鮮明さは重要になるため、取り入れるのがおすすめです。

リングライトについてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

WEBセミナーや会議で便利な広角WEBカメラについて紹介してきました。広角WEBカメラは、使用人数・使用環境・マイクの有無・画素数・フレームレート・設置方法に注目すると快適に使用できます。本記事を参考に、目的に合った広角WEBカメラを購入しましょう。