WEBカメラの画角を狭く（広く）できる？｜おすすめ商品10選｜zoomの調整方法

「WEBカメラが欲しい」と実際にカメラを購入した後に、さまざまな理由から買い直す方は多いです。WEBカメラを買い直す理由として多いのが、映る範囲が近すぎる・遠すぎるなどの必要な画角と違ったパターンです。カメラを買う際に画質や性能を調べる方は多いですが、画角を気にする方は少ないのでは。

画角は調整が難しく結局新しいものを買い直す羽目になってしまう方も少なくありません。これからWEBカメラを買うのであれば、画角はしっかりとチェックしておきたいポイントとなります。

今回は、WEBカメラを選ぶ際の最大の落とし穴「WEBカメラの画角」について解説します。狭角・広角などおすすめWEBカメラ最新情報や、「狭くしたい」・「広くしたい」など視野角を広く・狭くするといった調整方法も紹介しますので、ぜひご参考ください。

カメラの画角とは、簡単にいえば「画像」を切り取る「角度」で、視野角ともいいます。画角が広いと、画像を切り取る角度が広いため、視野が広い映像が撮影可能です。逆に画角が狭いと、画像を切り取る角度が狭いため、見切れる場合があります。

画角が広い状態は「広角」と呼ばれ、一度に広い範囲を撮影可能です。WEBカメラの画角が100～120°の広角タイプの場合、広い範囲を撮影できるため、複数人でのWEB会議のような撮影したい範囲が広い場合に向いています。

逆に画角が狭い状態は「望遠」と呼ばれ、望遠鏡を覗き込むときのように狭い範囲をクローズアップした映像が撮影可能です。WEBカメラの画角が60～78°の望遠タイプの場合、一人用として使用しても撮影した映像に無駄な空間が生じない便利なWEBカメラとなっています。また、ノートパソコンの画角は一般的に70～90度程度です。

一人用WEBカメラの中には、画角が90度とやや広めな機種が混ざっています。こうした機種を一人用WEBカメラとして使うと部屋の余計なところまで映ってしまい、映像にも無駄なスペースが目立ちます。また、映像に映る自分の顔が小さめになるため、表情が相手に伝わりにくいのが欠点です。

画角が60度～78度の狭角なWEBカメラの大きなメリットは、部屋の映したくないところが映らない、映像に無駄な部分が少なくなる点です。また、表情が見やすい映像を相手に届けられるため、コミュニケーションも円滑に進みます。60度～78度角は一人用のWEBカメラに最適の画角です。より狭くしたい方は60度以下の50度のカメラもあります。

会議室にWEBカメラを設置してリモート会議を始めたところ、端に座っている人がカメラに映りきらずに見切れてしまったといった失敗談は非常に多いです。こうした場合、会議の発言者が順番に席を譲り合ってカメラの前に来てもらうか、WEBカメラを遠めに設置して全員映るようにするしかありません。

画角が100～120度あるWEBカメラのメリットは、ワイドな映像を撮影できるため大人数を撮影しても画面端の人が見切れない点です。会社のリモート会議や、動画配信者同士のコラボ企画など、複数人を撮影したいときは画角が100～120度あるWEBカメラが最適です。

WEBカメラの画角はスペック表を見て確認しましょう。スペック表の画角は、

• 対角(映像の奥行き部分)
• 水平(映像の横部分)
• 垂直(映像の縦部分)

の3つが記載されている場合があります。このうち、特にチェックした方がいいのは対角・もしくは水平の数値です。また、画角の数値が1つしか記載されていない場合、対角か水平どちらかの角度が記載されていると判断できます。

「大は小を兼ねる」といった言葉があるように、画角の広いWEBカメラを購入しておけば安全だと思っていませんか？実はWEBカメラの画角は、購入した後から広くしたり狭くしたりするのは難しいです。そのため、むやみに「広角ならOK！」と考えてWEBカメラを選ぶのはおすすめできません。

特にWEBカメラの画角は「狭くする」のが大変です。WEBカメラを選ぶときは、安易に画角が広めな機種を選ぶのではなく、自分の目的に適した画角のWEBカメラを選びましょう。また、ロジクールのC505など、3,000円程度の安い製品も販売されているため、購入しなおすのも手です。段階的に画角の調整ができる商品を購入するのもおすすめします。

また、カメラそのものを買い替えたくない場合は、フリーソフトを使ってカメラの画面をトリミングして狭くする・カメラに「ワイドコンバージョンレンズ（ワイコン）」を取り付けて無理やり画角を広げるのも一応可能です。

WEBカメラの画角を広げたい場合、カメラのレンズに取り付けると画角を拡張するアタッチメントが市販されています。ただし、アタッチメントを取り付けてWEBカメラの画角を広げると、画質が落ちる・画面の端が暗くなる点に気をつけましょう。

また、画角が120°を超える広角すぎるアタッチメントをWEBカメラに取り付けると、画面の歪みが激しくなります。WEBカメラの向きや置く位置を調整してみるだけで全員映るよう場合もありますので、事前に一度試してください。

自宅でリモート会議をしていて、部屋の見られたくない場所まで映ってしまう・妙に無駄な空間が広がっている映像になってしまうと、WEBカメラの画角を狭めて解決したくなります。そんな時は、WEBカメラの画角調整ができる動画編集ソフトを導入すると対策が可能です。

動画編集ソフトを使い、映像の端を切り落とす方法で疑似的に画角を狭められます。しかし、こうしたWEBカメラの画角調整ができるフリーソフトにはウイルスが混入している可能性がありますので、導入には気をつけましょう。

WEBカメラの位置を自分に近付けたり遠ざけたりして設置する場所を変えて、カメラの映り方や部屋の映り方はかなり変えられます。フリーソフトを導入する前に、まずは一度WEBカメラの位置調整で問題が解決できないか試してみましょう。

Zoomの使用中に画角を狭めたいときは、Zoomの設定の変更するとできます。まず、「HDを有効にする」にチェックが付いていないか確認してください。チェックが入っていると画角が広くなるため、外しましょう。

また、設定の変更で画角を狭めるには限界があるため、映ってほしくないものがどうしても入りこんでしまう場合は、背景を差し替える手もです。背景の変更もZoomの設定から簡単に行え、数種類から選べるため、こちらも検討してください。

画角とあわせて画質をチェックすれば、画面の端であっても歪みにくいカメラを取り入れられます。WEBカメラの画質は、複数人で利用する場合や書類のような細かいデータを画面に映したい場合に特に重要です。画素数が130万以上であれば高画質なWEBカメラであると判断できます。

高品質な画角と画質を両方兼ね備えた製品は価格設定が高くなるため、予算・用途に合わせて選んでください。

内蔵マイクがあるかどうか・高音質かどうかチェックするのも大切です。マイクが内蔵されていない製品は、外付けのヘッドセットやマイクなどを導入する必要があるので、マイクの有無は購入前にしっかりとチェックしましょう。

また、プレゼンテーションをWEBカメラを通して行いたい時には、音質がいいマイクが備わっているかも確認してください。

動画配信をするならフレームレートの確認もしましょう。フレームレートは映像の滑らかさに影響を与える要素であり、フレームレート数が高ければより遅延が少ない映像で配信しやすくなります。

WEBカメラでの会議には15fps以上のフレームレートのカメラでも問題はありません。しかし、臨場感のある動画配信をしたいなら30fps以上のカメラを選択しましょう。

たくさんある中からどれを選べばいいか迷ったら、有名メーカーからチェックするのも1つの方法です。ロジクール・エレコムなどの有名メーカーは、品質やサポートに信頼が置けるので購入後も安心して使えるといった点が大きなメリット。

ですが、通販でよく知らないメーカーの安価な品を買ってみたものの、実際使ってみると粗悪品で、かえって損になってしまう場合もあります。購入時はぜひメーカーもチェックしてみてください。

• 余計なものが映り込まない1人用タイプ

1人用タイプのWEBカメラの大きな特徴として、手頃な価格帯と、さまざまなニーズに応えて幅広い商品が展開されています。「リモートワークで必要になるから」といった方や、「これから動画配信を始めようと考えている」といった方には、コスパのいい1人用タイプのWEBカメラがおすすめです。

• ワイドに撮影できる複数人用タイプ

WEBカメラの不満点がもし画質や音質の性能不足ならば、いくらか我慢のしようがあります。しかし、画角の性能不足は「そもそもWEBカメラを買った意味がない」、そんな事態に直結する場合が非常に多いです。だからこそ、WEBカメラを選ぶときは画角の性能が優秀な機種を選びましょう！