Amazonは双眼鏡の品揃えが豊富で安い！？購入時のポイントを解説！

遠くを見るときに使うスタンダードな道具といえば双眼鏡ですよね。バードウォッチングなどのアウトドアのほか、コンサートや天体観測のお供としても人気があります。もし、双眼鏡が急に必要になった時に、ぜひチェックしたいのがAmazonのラインアップです。

今や誰もが知る巨大ショッピングサイトであるAmazonには、双眼鏡もたくさん販売されています。ボタン1つで手軽に注文ができ、すぐに手元に届くため、よく利用している方も多いことでしょう。多数の商品を1度に比較することができるのも魅力です。

この記事では、Amazonで買える双眼鏡のおすすめ機種・選び方・基本的な使い方について詳しく解説します。双眼鏡の購入を検討している方や新しい機種を探している方は、ぜひ最後までお付き合いください！

ひと言で双眼鏡といっても、機種によって備えているスペックはさまざま。使う場面ごとに最適な性能は異なります。ここでは、使用シーン別におすすめの双眼鏡の特徴を解説します。

コンサートやライブ、観劇などに持って行く場合、薄暗い会場でも対応できるような明るい視野の機種がおすすめです。また、コンサートなどのプログラムは2時間以上で組まれていることがほとんど。長時間使用しても手が疲れにくい軽量なものを選ぶことも大切です。

倍率としては、大きな会場であれば8倍以上のものがあれば十分に楽しめるでしょう。小規模な劇場やステージに近い席であれば、4倍程度の機種のものを選ぶのがおすすめ。近くに見たいあまりに高倍率なものを選ぶと、近く見えすぎてしまうので注意です。

アウトドアで使用する場合、防水仕様の機種がおすすめです。突然の雨にも対応できるほか、沢登りなどの水辺のアクティビティにも安心して持って行くことができます。また、荷物が増えがちなアウトドアでは、小型で軽量な機種を選ぶことでポケットに入れて気軽に携帯することができます。

バードウォッチングには、手ブレ補正機能やズーム機能がついているハイスペックな機種がおすすめ。高倍率でも鮮明な視野を確保できる性能があれば、遠くの小鳥も十分に観察することができます。

双眼鏡はシンプルなものから多機能なものまで、さまざまな機種が販売されています。野外での活動に携帯する場合は、予期せぬ事態に備えるためにもより性能のいい機種を選ぶのがおすすめです。

フィールドの動向を拡大したり、激しい動きを追う必要があるスポーツ観戦には、見かけ視界(双眼鏡を覗きこんだときに見える視界)が65°以上ある広角タイプの双眼鏡がおすすめです。また、ズーム機能がついているものなら、全体を捉えると同時に細かいところも見ることができます。

最適な倍率は観戦するスポーツによって変わりますが、バスケットボールなどの比較的近距離のスポーツなら6倍程度、スタジアム観戦するサッカーや野球などは8倍程度がおすすめです。倍率が高すぎると視野が狭くなり、見づらくなってしまいます。

夜間に野外で行われる天体観測では、視野が明るく見える機種を選ぶことが大切です。対物レンズの有効径が大きい双眼鏡ほど、得られる視野も明るくなります。しかし、レンズが大きな機種は、本体の重量も大きく重くなるため性能全体のバランスを考慮しましょう。

防水仕様のものであれば、突然天気が変わってもレンズへのダメージを軽減できます。ほかに、三脚に固定できる機種であれば長時間安定した観測が楽しめます。星空全体の様子ではなく、天体の様子を詳しく観察したいという方には天体望遠鏡がおすすめです。

双眼鏡は内部のレンズやプリズムの構造によって2つのタイプに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、用途に合わせて最適なものを選びましょう。

双眼鏡には、正立像を得るためにプリズムが組み込まれています。ポロプリズムは対物レンズが接眼レンズよりも幅広く設計されているプリズムで、多くの双眼鏡に採用されているベーシックな構造です。ポロプリズムタイプの双眼鏡は小型化が難しく、本体はやや大きくなります。

内部での反射にプリズムの全反射が利用されるため、光の損失がないのが特徴です。光学性能に優れており、低倍率から高倍率まで明るくシャープに見ることができます。また、コストパフォーマンスに優れており、性能がよくリーズナブルな機種が多く開発されています。

倍率を上げてもクリアな視界が得られるため、天体観測や風景の観察に最適です。重くなりがちなため、長時間のコンサートなどにはあまり向いていません。

ダハプリズムは対物レンズから接眼レンズまでの光軸が一直線上に配置されたプリズムです。ダハプリズムタイプの双眼鏡はポロプリズムの双眼鏡と比較して軽量・近距離でのピント合わせの精度が高いため、コンサートなどにおすすめです。

ダハプリズムはそのままではプリズムの全反射を得られない構造のため、光の反射面だけにメッキ加工を施す必要があります。メッキの種類にもよりますが、加工の手間が多くかかるためポロプリズムタイプの双眼鏡を作るよりもコストがかかってしまいます。

ダハプリズムの構造上、組み込まれている双眼鏡は小型でスマートな機種が多いです。一方で、光学性能はポロプリズムにはやや劣り、見える像のコントラストはやや甘くなります。

双眼鏡を購入するときには、必ずチェックしたいポイントがいくつかあります。ここでは、双眼鏡のおもなスペックの特徴を項目別に解説していきます。性能の違いによって最適な使用シーンは変わりますので、ぜひ購入前に参考にしてください。

倍率は双眼鏡を覗きこんだときに対象がどの程度の近さで見えるかを表した数値(「〇倍」は「実際の距離の〇分の1の距離から見ているように見える」ことを指します)です。使用条件によって最適な倍率が異なるため、購入時には注意が必要です。

倍率が高くなるほど遠を見ることができますが、同時に視野が狭く暗くなり、小さな手ブレも大きく感じてしまいます。特に比較的近距離にあるものを観察する場合は、4倍程度の低倍率な機種を選ぶのがおすすめです。

双眼鏡の視野の明るさを左右するのが「対物レンズの有効径」と「ひとみ径」です。対物レンズが大きいほど光をたくさん集められるため視野は明るくなりますが、大きなレンズが使われているほど本体の重量が増え、携帯性が損なわれてしまいます。

「ひとみ径」は対物レンズの中に見える白い丸の大きさを表し、対物レンズ有効径÷倍率で算出します。ひとみ径が大きい機種ほど視野が明るくなるため、暗い場所で使用する場合は、ひとみ径が5mm以上ある双眼鏡を選びましょう。

見かけ視界は、双眼鏡を覗いたときに開けている視界の角度を示します。双眼鏡の標準的な見かけ視界は50°程度で、65°以上あるものは広角タイプに分類されます。見かけ視界は、双眼鏡を動かさずに見える範囲を示す実視界と倍率をかけることで算出できます。

スポーツ観戦などで全体の激しい動きを観察したいときや複数のものを1度に観察したい場合は、視野が開けた広角タイプがおすすめです。逆に、細かい部分を詳細に観察したい場合は、より見かけ視界が狭いタイプでも十分な性能を得られます。

双眼鏡は三脚を使用する大型の機種から、ポケットに入れて持ち運べる小型の機種までさまざまなサイズのものがあります。荷物が多くなりがちなアウトドアや周囲に大勢の人がいる美術館・コンサート会場などで使用する場合は、携帯しやすさも重要なポイントです。

ダハプリズムタイプの双眼鏡は小型でスマートなものが多く、さらに本体が折りたためるなどで携帯性に優れた機種が多いです。レンズ径が小さくなりがちで視野の明るさを確保するのにはやや不向きなため、性能のバランスが取れた機種を選ぶことが大切です。

アイレリーフは双眼鏡を覗きこんだときの接眼レンズから瞳までの距離を示し、その双眼鏡の性能を十分に引き出すためには欠かせない要素です。アイレリーフが長い製品ほど長時間覗いていても目が疲れにくくなるというメリットもあります。

特に眼鏡をかけている人は、アイレリーフが15mm以上ある機種を選べば眼鏡をかけたままでも使用することができます。また、接眼目当てを折り返したり引き出したりして、距離を調節できる機種も販売されています。

シンプルなものから多機能なものまで、ひと言で双眼鏡といってもその性能はさまざまです。特に野外で使用する場合は、シンプルな製品にはない機能を搭載しているハイスペックな機種であれば予期せぬ事態にも対応できるでしょう。

例えば、内部に窒素ガスなどが充填された防水仕様の機種であれば、突然の雨にも安心できるだけでなく、本体を水洗いすることができるためメンテナンスも簡単です。また、手ブレ補正機能がついた機種であれば、高倍率でも鮮明に観察することができます。

中にはデジタルカメラが搭載され、見ているものをそのまま録画できる機種もあります。アウトドアでは力を発揮しますが、コンサートなどでは録画・録音が禁止されている場合もあるので注意が必要です。

双眼鏡は「覗いてピントをなんとなく合わせるだけで使える」なんて思っていませんか？正しく双眼鏡を使うことは、満足度の高い観測だけでなく目の疲れを軽減するためにも非常に重要です。機種やメーカーによって多少違いはありますが、双眼鏡の基本的な使い方を説明します。

1. 接眼レンズ側についている目当てリングを引き出し(眼鏡の人はそのままでOK)ます。目当てを引き出した双眼鏡を眼鏡のまま覗くと、視野が暗く見えてしまいます。
2. 目の幅と本体の幅を合わせます。両目で見ている像が一つに重なって見える位置に調整しましょう。像が二つに見えるのは「両目で見ていない」状態です。
3. 左目で双眼鏡を覗き、ピントリングでピントを合わせます。
4. 右目で双眼鏡を覗き、接眼レンズの視度調整リングでピントを合わせます。
5. 見たい対象に焦点が合うようにピントリングで調整します。

Amazonで購入できる双眼鏡特集いかがでしたか？双眼鏡はとてもポピュラーな道具ですが、使用場所によって必要な性能が変わることは意外に知られていません。ぜひ自分にぴったりの双眼鏡を選んで、肉眼では味わえない感動を体験してみてください！