【値段別】オペラグラスおすすめ12選｜どこで買う？宝塚公式商品も【ライブ・舞台】

大好きなアーティストのライブ・コンサート・ミュージカル・舞台観劇・スポーツ観戦に欠かせない道具といえば、オペラグラスです。オペラグラスがあれば、舞台から離れた席でも出演者の顔を鮮明に見れます。

宝塚劇場や京セラドームなどの大手劇場の売店では、オペラグラスの販売を行っているところもあります。しかし、その場で急いで購入したものが自分に合うとは限りません。満足のいく観劇体験を得るためには、事前にオペラグラスを用意するのがおすすめです。

この記事では、安いものから高いものまでオペラグラスの価格帯別のおすすめ商品や、どこで買えるのかなどを詳しく紹介します。初めての方向けに簡単な使い方も解説しています。使用シーンにふさわしいお気に入りの商品を見つけて、特別な時間を過ごすための参考にしてください。

オペラグラスと双眼鏡は目的も形状もよく似た両者ですが、実は内部の構造が異なります。「ケプラー式」を採用した双眼鏡は、倍率を高くしても良好な視界を得られます。しかし、仕組みが複雑なため高額・重いというデメリットがあります。

一方、オペラグラスは「ガリレオ式」というシンプルな構造です。双眼鏡よりも小型で軽量なため、長時間の観劇に向いています。しかし、倍率が高くなると視野が狭くなるというデメリットがあります。

「遠くのものをはっきり見たいのだから倍率が高ければ高いほどいい」と思いがちですが、実はそうではありません。倍率が高くなるほど視野は狭くボケやすく、さらに手ブレして見えるため、座席の場所やステージからの距離によって適した倍率のものを選ぶ必要があります。

小規模な劇場や舞台に近い席に座っている場合、オペラグラスの倍率は4倍程度までのものがおすすめです。「倍率〇倍」とは、「実際の距離の〇分の1の近さで見える」ことを表します。たとえば、4倍の場合、40m先のものが10mまで近づいたときと同じように見えるという意味になります。

舞台までの距離があまりない場合、高倍率のオペラグラスでは大きく見えすぎてしまいます。4倍程度なら低倍率なので手ブレも起こりにくく、舞台全体をしっかり見れます。舞台のほかにも、美術館や博物館での鑑賞にもおすすめです。

アリーナやドーム公演、宝塚劇場など会場が大規模で舞台から遠い席に座っている場合は、4倍以上のオペラグラスがおすすめです。席の位置にもよりますが、8倍程度に見えるオペラグラスを持っていれば「小さくて全く見えなかった」などの悲しいケースも避けられます。

しかし、高倍率のオペラグラスは、少しの手ブレが大きく見えてしまいがちです。高価格帯の製品になりますが、手ブレ防止機能がついているオペラグラスも販売されています。二度とない瞬間を見逃さないために、ハイスペックなものを購入するのもおすすめです。

眼鏡をかけている方に注目していただきたいのが、オペラグラスの「アイレリーフ」の項目です。アイレリーフとは、オペラグラスを使用するときの接眼レンズから瞳までの距離のことです。視野を確保できる距離を示しており、製品によって広いものと狭いものがあります。

アイレリーフが15mm以上あるオペラグラスなら、眼鏡をかけた上からでも使用できます。「眼鏡を外したせいでボヤけて見えなかった…」などの事態を避けるためにも、購入前に確認しましょう。

広角タイプのオペラグラスは、一点集中ではなく広範囲の動きを追いたいときにおすすめです。実視界（レンズを固定した状態で見える範囲の広さ）×倍率で求められる「見かけ視界」の角度が大きいものほど、覗きこんだ時に広い範囲が見れます。

市販されているオペラグラスでは、見かけ視界が60°あたりから広角の部類に入ります。ライブのステージ全体を拡大して見たい方、スポーツ観戦でフィールド全体の動きを追いたい方に最適の商品です。

オペラグラスを使用するのは、照明を落とした劇場やライブ会場など薄暗い場所がほとんどです。覗きこんだときに、明るく鮮明な像が見えるかどうかは重要なポイントです。観劇やコンサートで使用する場合は、明るさが「5」以上のものを選ぶのをおすすめします。

対物レンズの有効径が大きく、倍率が小さいものほど周囲の光を取り込みやすいため、明るい像が見れます。倍率が同じオペラグラスなら、レンズの有効径が大きいものを選びましょう。

「素晴らしい公演に拍手を送りたい」「うちわやペンライトで大好きなあの人を応援したい」など、劇場では観客側が手を使う機会が多いです。そのため、オペラグラスもハンズフリータイプのものを選びましょう。

眼鏡のように装着できるため手がふさがらず、長時間の使用でも疲れません。目の前の舞台に集中して観劇したい方におすすめです。

ジャニーズなどのライブやアーティストのコンサート・オペラなどの演目は、2時間を超える場合があります。その間ずっと重たいオペラグラスを使用し続けるのはとても大変です。なるべく軽いものを選ぶか、腕を自由にしておけるハンズフリータイプのものを選ぶと疲労に気を取られずに舞台に集中できます。

また、双眼鏡とオペラグラスで迷っている場合は、軽さを重視したオペラグラスをおすすめします。

オペラグラスを購入する際は、メーカーごとにもチェックしてみましょう。ケンコーで販売されているオペラグラスは、性能が高いと好評です。高性能なのに対して価格は数百～数千円と安いため、コスパも優秀です。

ピクセンで販売されているオペラグラスは、種類が豊富に揃っています。1,000円以下の安いタイプから10万円いじょうの高価なものまで、幅広いラインナップです。防水機能などに優れたタイプもあるため、自分好みのものがないか調べてみてください。

ここでは、オペラグラスの基本的な使い方を簡単に紹介します。

1. アイレリーフを調節する。(裸眼・コンタクトの場合、アイレリーフを引き出さないと性能を実感できなくなるため)
2. 左目のピントを合わせる。左目のみでオペラグラスを覗き、中央のつまみを回す。
3. 右目のピントを合わせる。右目のみでオペラグラスを覗き、右接眼レンズの付け根にある調節リングを回す。ピント調節は、ステージ近くにあるものを見ながら行う。
4. レンズを目の幅に合わせる。レンズの調整位置によって明るさが変化するため、一番明るく見える場所を選ぶ。

オペラグラスはヨドバシカメラなどの家電量販店やロフトなどの生活雑貨店に加え、オンラインショップでも購入が可能です。店舗で購入する場合は主に以下の店舗で販売されているので、探してみてください。

• ヤマダ電機
• ビックカメラ
• ヨドバシカメラ
• ケーズデンキ
• カインズ
• ロフト
• 東急ハンズ
• ドンキホーテ

また、オンラインではAmazonや楽天市場でも購入できます。なお、生活雑貨が揃う無印良品ではオペラグラスの取り扱いはありまん。最近では100均でも購入可能な場所があるので、気になる方は次の見出しもご確認ください。

最近は、ダイソーなどの100均でもオペラグラスの購入が可能です。ダイソーの「折りたたみ双眼望遠鏡」は200円（税別）商品ではありますが、3倍まで倍率をあげられます。3倍の倍率は、2階席や距離が遠い劇場では少し物足りなく感じる方もいると思いますが、舞台と観客席の距離が近い劇場などではお目当ての方の顔がはっきりと見えます。

ポケットに入るほどの大きさで、重量も60g程度のため持ち運びも楽々です。オペラグラスは安価のものから高価なものまでさまざまですが、200円であれば手軽に購入できるため、試しに購入してみるのもおすすめですよ。

宝塚ではオフィシャルグッズよりオペラグラスも販売しています。倍率は10倍で、より舞台が近くに感じられます。オペラグラス本体には組マークがプリントされています。ポーチもついて1万円以下で買えるので、宝塚大劇場ファンの方には特におすすめです。

本記事では、価格帯別・おすすめのオペラグラスを特集しました。コンサート・観劇・スポーツ観戦は、出演者と同じ空間を共有できる特別な時間です。リアルタイムの感動を見逃さないためにも、本記事を参考にお気に入りのオペラグラスを購入しましょう。