おしゃれなオペラグラスのおすすめ11選｜双眼鏡との違いやかわいいアンティーク調も

舞台鑑賞・ライブ・スポーツ鑑賞などに欠かせないアイテムのひとつが、オペラグラスです。広いホールで舞台が遠くても、オペラグラスを使って鑑賞すれば対象物をしっかりと観れます。デザインが豊富でなので、ファッションとして取り入れる方も多いです。オペラグラスはヨドバシなどの家電量販店でも販売されていて、気軽に購入ができます。

しかし、オペラグラスは種類が多く、製品によってスペックが異なります。どのくらい先の距離が見えるのか、明るさ・重さなどをしっかり確認しておく必要があります。ぜひ自分に合ったオペラグラスを選んで長く使いたいですよね。

今回は、さまざまなシーンに合わせてオペラグラスの選び方や、おすすめの製品をご紹介します。ハイスペックなオペラグラスや安い商品も紹介しているので、使いたい場面に合わせて必要なスペックをチェックしてください。

オペラグラスと同じく遠くを見るために使われるのが双眼鏡です。オペラグラスと決定的に違うのは、レンズの構造です。双眼鏡にはプリズムと呼ばれる、光を屈折させて正立にする役割を持ったレンズが入っています。遠くのものが見やすくなるため、対象物が遠い場合は双眼鏡が向いています。

一方でオペラグラスは「ガリレオ式」と言われる、対物レンズと接眼レンズの2枚でできているシンプルな構造になっています。そのため双眼鏡に比べると倍率は低くなっていますが、低価格で購入できます。

観劇にオペラグラスを持っていくと、演者の表情がはっきり見える点がメリットです。お手頃な値段で購入できるオペラグラスは、4倍程度の倍率になっています。低く感じるかもしれませんが、劇場やホールなどそこまで広くない場所での舞台鑑賞や、前列での鑑賞の際は3～4倍でも楽しめます。

会場の広さに対してオペラグラスの倍率が高すぎると、目に負担がかかり疲れてしまうので、広さに合わせて選ぶのがおすすめです。また、帝国劇場や宝塚の公演会場ではオペラグラスのレンタルや販売が行われています。是非倍率をチェックして購入してみてください。

アイドルやアーティストのコンサート・ライブなど、収容人数が多い広い開場やドームなどで使うときは、4倍では見え方が物足りない場合が多いです。最近ではオペラグラスでも倍率が10倍のものも販売されています。広い場所で使用する予定であれば、倍率が高めのオペラグラスをおすすめします。

野球やサッカーなど、スポーツの観戦をするときは、コンサート・ライブと同様ドームなどの広い開場が予想されます。そのため倍率は高めのものを選ぶといいです。逆に室内で行われるスポーツを観るときには、4倍程度でも問題ありません。

場所により最適なものは異なるので、シーンに合ったタイプを選びましょう。

オペラグラスで対象を観たときの明るさもチェックしておきましょう。「しっかりと人の表情が見たい」と思っている方は明るさは必須です。またコンサート・ライブは暗転も多いので、明るいほうが見えやすいです。

「ひとみ径」と呼ばれる円が大きいほど、明るく見えるようになっています。「ひとみ径＝対物レンズ有効径（mm）÷倍率」で計算できます。もし暗い場所で使うのであれば、最低でもひとみ径が5mmはあるものをおすすめします。

バレエやミュージカルのような舞台鑑賞は、全体が見えるとより雰囲気を楽しめます。全体を見るためには、オペラグラスを覗いたときの視界の広さも重要です。

「実視界」といってオペラグラスを動かさない状態で見える範囲と、「見かけ視界」といってオペラグラスを覗いたときに開けて見える範囲があります。広範囲で見たい場合は、見かけ視界が広いものを選ぶと、迫力が感じられてより舞台やスポーツを楽しめます。

舞台もスポーツも鑑賞している時間が長くなりがちですよね。重量があるオペラグラスは腕が疲れてしまいます。長時間の使用が予想されるのであれば、できるだけ軽いものがおすすめです。

また、コンパクトなサイズだとカバンに入れても邪魔にならずに便利です。中にはおりたたみ式のオペラグラスもあるので、できるだけ身軽に持ち運びたい方はチェックしてくださいね。

メガネをかけている方は、必ずアイレリーフの長さを確認しましょう。アイレリーフは、接眼レンズからひとみまでの距離を表します。メガネの上からオペラグラスを使うときは、アイレリーフが15mm以上あるものがおすすめです。「ハイアイポイント」「ロングアイレリーフ」と呼ばれる製品であれば安心です。

メガネを外してオペラグラスを使用する場合は、ハンズフリータイプのオペラグラスもおすすめになります。メガネのようにかけて使えるので、オペラグラスがメガネの代わりになります。メガネとオペラグラスを交互に使うストレスからも解放されます。

意外とオペラグラスの正しい使い方を知らない方もいますよね。レンズを覗いたときに、ひとつの円の中に視界が収まっていなければ、自分の目に合っていないかもしれません。オペラグラスをお持ちの方は確認してくださいね。

【使い方の手順】

• アイレリーフを引き出す
• 双眼鏡を覗く
• 左目だけでレンズを覗き、中央のつまみを回してピントを合わせる
• 右目だけでレンズを覗き、右のレンズにあるリングを回して視度を合わせる
• 左右のレンズの幅を動かして、両目の位置を合わせる

ただし、製品によって多少の違いがある場合もあります。詳しくは購入した際の説明書を読んで確認してください。

カメラでも有名なオリンパスのオペラグラスは、コンパクトタイプとされている製品でも、倍率は10倍あり広い場所でも満足に使えます。また防水仕様になっているものもあるので、屋外のコンサート・ライブやスポーツ観戦にもぴったりです。

ニコンは製品の展開が幅広く、プロ級のものから鑑賞用に使えるものまでさまざまです。黒やシルバーなど、シンプルなカラーが多いイメージのオペラグラスですが、青色・黄色・ピンク色の製品もあり、カラー展開が豊富です。アイレリーフが長いオペラグラスも取り扱っています。

ビクセンは天体望遠鏡や双眼鏡を取り扱うメーカーなので、安心して選べます。キャラクターとのコラボや、柄が入った製品もありデザインのおしゃれさで人気です。見た目にも性能にもこだわって選びたい方にはとくにおすすめですよ。

オペラグラスはさまざまなメーカーから製品が販売されています。用途に合わせた使いやすさはもちろん、おしゃれなデザイン・カラー・使い心地などもチェックして選択しましょう。オペラグラスを使って、舞台・コンサート・スポーツ鑑賞などの趣味をさらに楽しんでください。