オペラグラスのおすすめ13選！双眼鏡との違いや100均のオペラグラスも解説

舞台やライブで「演者やアーティストの顔をもっと近くで見たいなぁ」と思ったことはありませんか？大規模なコンサート会場やホールだと、ステージ上の人の顔が見えにくい…ということも多いですよね。表情の皺やちょっとした仕草まで見たい！そんな時におすすめのアイテムがオペラグラスです。観客席からステージがよく見えるので、舞台をより堪能できます。

オペラグラスは、価格が安くお財布に優しいのが嬉しいところ。なにかと出費の多い観劇ファン、ライブ好きにはありがたいですよね。また、双眼鏡よりも軽くてコンパクトなので、舞台やコンサートなど長時間の観劇でも疲れ難いのが特徴です。

とはいえ「遠くがしっかり見えるオペラグラスが欲しい」「安くておしゃれなオペラグラスが欲しい！」という方も多いですよね。そこで今回は、おすすめのオペラグラスと選び方をご紹介していきます！

オペラグラスと双眼鏡は似ているので間違えてしまいそうと心配ではありませんか？双方の違いを知っていれば間違わずに目的に合わせて最適な商品を見つけられますよ。オペラグラスと双眼鏡の違いについて紹介しますので参考にしてください。

オペラグラスと双眼鏡の違いは構造です。オペラグラスはプリズムを使わないため倍率が低く、4～5倍程度が主流であるのに対して、双眼鏡にはプリズムが使われており、倍率も6倍～10倍程度が主流です。

オペラグラスのレンズ構造は2枚のレンズで構成されるガリレオ式といって、2枚でも成立像を得られ色が滲んだりピントがボケたりしないのが特徴的です。また、オペラグラスは構造が単純なため価格が安いというメリットも。コンパクトサイズが多く、携帯に便利なのも特徴のひとつです。

オペラグラスは長時間使っても疲れにくいので観劇向けであるのも特徴です。オペラや宝塚、ライブやコンサートのように、数時間に渡り繰り広げられる舞台を見たいときも軽量&コンパクトサイズで手が疲れないのが魅力。オペラグラスなら周囲の人の邪魔にならないのもポイントです。

オペラグラスの倍率によって見え方が変わってきます。倍率は用途に合わせて選ぶといいでしょう。用途別におすすめの倍率を紹介します。

小規模な会場であれば、観客席とステージとの距離もさほど離れていないので倍率が低いオペラグラスでも十分な視界を得られます。前列ならオペラグラスなしでも見えますが、臨場感を体験したいなら～4倍までがおすすめです。

双眼鏡と比べると倍率が低いものの、高すぎるとかえってボケやすいので注意してくださいね。～4倍までのオペラグラスなら、美術館やスポーツ観戦にも活用できます。

大規模なコンサートやライブ会場では、4倍以上のオペラグラスをおすすめします。宝塚の舞台をより身近で体験したいというかたにもおすすめ。6～10倍のものを選べば、ドームのように観客席からステージまでの距離がある会場でも間近で見ているように楽しめますよ。ドームや野外フェスなどにもすすめです。

眼鏡をかけたままオペラグラスを覗こうとすると、レンズに眼鏡が当たってしまいます。眼鏡を掛けている人は「アイレリーフ」の距離感をチェックしましょう。アイレリーフは、接眼レンズとひとみの距離のこと。

眼鏡をかけたままオペラグラスを使いたいなら、アイレリーフが15mm以上のものが使いやすくておすすめです。

オペラグラスを選ぶ際は明るさも重要なポイントです。明るさを見極めるには、レンズの有効径と倍率をチェックすればわかります。レンズの有効径が大きく倍率が低くなるほど明るく見えるという仕組みです。

気になる商品が複数あり決められないときは、同じ倍率でレンズの有効径が大きい物を選ぶといいでしょう。ただし有効径が大きくなると、全体のサイズも大きくなるので重量も合わせてチェックしてくださいね。

オペラグラスを覗いたときにどんな風に見えるかもポイントです。チェックすべきなのは見掛視界です。見掛視界は、実現界×倍率をチェックすればわかります。

まず実現界というのは、オペラグラスを動かさず固定したままで見られる範囲のことで、見掛視界はオペグラスを覗いたときに開ける範囲のこと。見やすさでおすすめなのは、60~65度の広角タイプです。

コンサートや舞台は長時間に及びますよね。その間ずっとオペラグラスを使うことを考えたら、長時間の使用でも疲れにくいものを選ぶことが大切です。楽しみにしていた舞台やコンサートにオペラグラスを持っていっても、重すぎると途中で使うのが苦痛になってしまうかもしれません。

重さの目安は150g前後がおすすめ。さらに使わないときは、コンパクトに折り畳みできるものが持ち運びにも便利です。

コンパクトで軽量のオペラグラスを選んでも、どちらかの手がふさがっていると拍手や手拍子のたびにオペラグラスを外すことになります。ステージを身近に感じながら、拍手や手拍子をしたいときはメガネ型のオペラグラスも選択肢の一つ。

メガネ型は両手が空くのが特徴です。種類は少ない傾向にありますが、ライブやフェスにおすすめですよ。

オペラグラス選びに迷った際には、人気メーカーの商品のなかから選んでみるのもおすすめです。ここではオリンパス・ビクセンの2つの有名メーカーを紹介します。ぜひオペラグラス選びの参考にしてください。

オリンパスは1919年に創業された会社です。東京に本社を構え、光学機器・医療機器などを開発・販売しています。一般向けにはミラーレス一眼カメラ・双眼鏡・ICレコーダーが有名です。

そんなオリンパスは、高い技術力が魅力。オペラグラスも明るくて見やすいと評判です。また軽量・防水など使いやすさに配慮した機能もたくさんついているため、コンサート・アウトドアなどあらゆるシーンで活躍します。

ビクセンは1954年に創業されました。本社は埼玉県にあり総合光学機器メーカーとして天体望遠鏡・顕微鏡などの開発・販売を行っています。

そんなビクセンのオペラグラスはシンプルで使いやすいものから、高性能なものまでラインナップが豊富。初めてオペラグラスを購入する方も本格派の方も、幅広い方におすすめです。またリーズナブルな点も魅力です。

オペラグラスは双眼鏡に比べると安価で購入しやすい物が多く見られますが、それでも数千円～高いものだと数万円しますよね。お小遣いが限られる学生さんや、あまり高額なオペラグラスには手が出ないという方の間で100均の双眼鏡が注目されているのを知っていましたか？

セリアやダイソーの玩具コーナーにある双眼鏡は、構造が単純なオペラグラスと同じです。メーカーによる多少の違いはあるものの100均で購入できる双眼鏡の倍率は2倍～3倍です。有効径は25mm前後と、プチプラながらなかなかのスペックです。

見た目はおもちゃっぽいものの、コンパクトサイズで軽いので持ち運びしやすいのはメリットです。本体もレンズもプラスティック製なので落としても割れにくく、万一壊れても100円なら気軽に買い直せます。興味がある方は100均の双眼鏡をチェックしてみてはいかがですか？

コンサートや舞台を見に行く予定があるものの、オペラグラスは使い方が難しそうと思っていませんか？オペラグラスの使い方は、目当てリングを引き出し、ピントを合わせ、明るさの調整をするという3ステップです。

メーカーによって多少は違いもありますが、引っ張ったり回したりして目当てリングをベストポジションに合わせます。ピントを合わせる際は左目だけでもOKですが、両方合わせたい場合は左目の次に右目を調整してくださいね。

最後に自分の目とオペラグラスの目幅を合わせましょう。目幅が合っていないとズレてしまい見えにくくなりますので、可能な範囲で自分の目幅に合わせてください。

オペラグラスを使うと、遠く離れた場所にあるステップがすぐ近くに見えます。会場によってはオペラグラスを貸し出しているところもありますが、使いやすいように調整したマイオペラグラスがあれば、どんな会場でも臨場感たっぷりの舞台を楽しめますよ。ぜひ自分にぴったりのオペラグラスを手に入れてみてください。