除加湿空気清浄機のおすすめ5選｜一体型のデメリットは？加湿器と除湿機の違いも

おうち時間を快適に過ごすために欠かせない加湿器と除湿器ですが、この2つをどのように使い分けていいのかわからない方は意外と多いですよね。加湿・除湿を併用している方もいますが、実は、2つは室内の環境や季節によって使い分けするのがベストです。

しかし、加湿器・除湿器を両方置くとかなりのスペースが占領されてしまいます。一人暮らしやスペースを広く取れない場合は、シャープに代表される、加湿器・除湿機・空気清浄機が一体型となった「除加湿空気清浄機」がおすすめです。

今回は、除加湿空気清浄機の選び方と人気おすすめ商品を紹介します。一体型のメリット・デメリットや加湿器と除湿器の違いについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ここからは加湿器と除湿機の違いを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。湿気を取り除く除湿機と、部屋の加湿を行う加湿器の使い分け方についても紹介します。

加湿器は、室内の乾燥した空気の湿度を上げるために使うものです。水道水を入れてスイッチを押すだけで部屋の乾燥を緩和できるため、空気が乾燥しがちな冬場によく使用されます。加湿器を使うメリットは、乾燥した空気を吸い込んで喉や鼻の粘膜が炎症を起こすのを予防し、室内の湿度を高くして体感温度を上げられる点です。

また、夏の間でもエアコンで乾燥している場合が多いため加湿が必要です。加湿器は季節に関係なく一年を通して使える家電と言えます。

加湿器によってはアロマオイルが使えるタイプもあります。卓上サイズから据え置き型まで、幅広い種類の製品から好みのものを選べるのも加湿器の特徴です。

除湿機は、梅雨の時期のような部屋の湿度が上がる季節に活躍する製品です。エアコンに除湿機能が付いているように、除湿を行って室内の湿度が下がると体感温度が下がって涼しく感じられます。除湿機はエアコンの除湿機能よりも室内の湿気を取り除く機能に優れ、洗濯物を部屋干しする際も効果的です。

生乾きになりやすい洗濯物の部屋干しも、除湿機を使えばカラッと乾かせます。日当たりや立地の関係から部屋の湿気が気になる人は、除湿機を試してみてください。

「加湿器と除湿機をどっちも使ったらどうなるの？」と疑問に思う方もいますが、加湿器と除湿機を両方同時に使うと、それぞれの効果を打ち消してしまいます。もちろん異なる部屋で同時に動作させた場合は問題ありません。湿度をあげたい部屋では加湿器を使い、洗濯物を乾かしたい部屋では除湿機を使うといった使い分けは効果的です。

しかし、同じ部屋で加湿器と除湿機を同時につけるのは効果を打ち消しあってしまうので意味がありません。加湿をした場合の結露が気になる場合には、結露対策を別に取るのが正解です。

加湿器と除湿機を使い分けるとお部屋の環境をより快適に整えられます。室内の最適な湿度は40〜60%です。そのため、湿気が多すぎても不快感が上がり、反対に湿度が低すぎても乾燥や体感温度の低下を引き起こします。

ここでは、現在加湿器と除湿機のどちらを購入するべきか悩んでいる方のために、使い分け方のポイントについて詳しく説明します。

お部屋の乾燥が気になる場合は加湿器を導入しましょう。お部屋の乾燥をそのままにしておくと、肌や髪が乾燥するだけでなく喉や鼻の粘膜が乾燥してダメージを受ける可能性も考えられます。室内の湿度を最適なレベルに保つと、心地いいおうち時間を過ごせます。

加湿器を購入したいと考えている場合は、ぜひ下記で紹介する記事を参考にしてください。用途別の加湿器の紹介のほか、加湿器の選び方や知りたい情報についてわかりやすく解説しています。

洗濯物を部屋干しする機会が多い方は、除湿機を活用するのがおすすめです。湿度の高い部屋で洗濯物を干すと生乾きになってしまいます。洗濯物の生乾きは雑菌の繁殖による嫌なニオイの原因となるため、せっかく洗ったのに洗い直しになる場合もあります。

そんな部屋干しも除湿機を使えば、洗濯物をカラッと乾かせます。住環境によって洗濯物を外に干せない場合にも、除湿機は効果的です。下記の記事を見ていただければ、除湿機の特徴や選び方などがわかります。

除加湿空気清浄機は省スペースで設置が可能です。据置タイプの加湿器・除湿機・空気清浄機の3つを設置しようと思うと、かなりのスペースを要します。しかし、除加湿空気清浄機なら1台分ですべての役割をこなせます。

一人暮らしの方や、あまり物を増やしたくない場合に重宝します。「一人暮らしに除加湿空気清浄は必要ないのでは？」などの声もありますが、狭めの部屋こそ空気清浄・加湿・除湿が大切です。部屋のスペースを占領せずに多機能に使いたい方は除加湿空気清浄機を活用してください。

お部屋の環境を良くしたいけど、どの製品を選べばいいのかわからないと悩む方も多いです。限られたスペースの中で加湿器・除湿機・空気清浄機の機能を利用したいなら、除加湿空気清浄機が向いています。

設置場所の問題のほか、加湿器・除湿機・空気清浄機のどれを優先したらいいのかわからない場合にも、1台ですべてこなせる除加湿空気清浄機なら使い分けの必要がありません。購入の際の機器選びの悩みを解消できる点も、除加湿空気清浄機の魅力です。

除加湿空気清浄機は、設定湿度に合わせて適度な加湿・除湿調節を行います。湿度が高ければ除湿を、乾燥していれば加湿を行うため、理想の湿度とされている40~60%を簡単にキープできます。

また、空気清浄機の機能も備えており、湿度の調整以外にお部屋の空気をきれいにするメリットもあります。ホコリや花粉などのアレルギー物質を除去できるものが多く、アレルギー体質の方には欠かせないポイントです。

除加湿空気清浄機は価格が高いのがデメリットです。加湿器単体なら1万円以下でたくさんの製品から好みのものを選べます。しかし、除加湿空気清浄機は安くても2万円程度～なので、多めの予算が必要です。

もちろん、除湿機・空気清浄機・加湿器を別々に購入するよりも、除加湿空気清浄機の方が安価で済みます。空気清浄機や除湿機は加湿器に比べると高いので、除湿機能や空気清浄機能が欲しいかどうかで判断してください。

除加湿空気清浄機は多機能なため、一般的に高重量です。しかし、持ち運んで使わないので重さは特に気にならないといった意見もあります。ただ、頻繁に設置場所を変えたい場合は持ち上げて運ぶ作業に困る可能性が高いです。

そのため、除加湿空気清浄機を移動させて使用する可能性があるなら、移動しやすいキャスター付きの製品がおすすめです。

除加湿空気清浄機は、除湿した際の水がタンクに溜まる水を捨てなければなりません。加湿器に水を入れるのと同じくらいのちょっとした手間ですが、面倒だといった声もあります。タンクの外し方は機器によって変わるので、必ず取扱説明書で確認しておきましょう。

また、タンクの水を捨てずにいると、除湿機能の低下を招く恐れがあります。除加湿空気清浄機を購入するとタンクの水を捨てる手間がある点も考慮してください。

除加湿空気清浄機を選ぶときは、除湿方法とフィルターの性能維持力に注目してください。除湿方法はコンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、電気代に直結します。また、フィルターの性能維持力もHEPAフィルターとTAFUフィルターの2種類に分けられます。それぞれの特徴を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

※JIS規格：0.3μmの粒子を99.97%以上除去

除加湿空気清浄機は、1台で3役をこなす分サイズも大きい傾向にあります。そのため、一般的な空気清浄機のイメージでサイズを確認せず購入すると、置き場所に困るといった事態になりかねません。購入したい商品が置きたい場所に合うサイズなのか、事前にしっかりチェックしましょう。

また、商品ごとに対応可能な部屋の広さも違うため、対応畳数も確認してください。20畳から対応している製品が多いため一般的な部屋には問題なく対応できますが、広い部屋で使用したい方は確認しましょう。

除加湿空気清浄機の中には、機種によって衣類乾燥専用の送風機能が備わっている商品があります。さらに、プラズマクラスターなどの消臭機能付きであれば、生乾きの嫌な臭いを防げます。天気が悪い日はもちろん、一人暮らしの女性で常に部屋干しをする方におすすめの機能です。

循環機能付きの商品であれば、部屋全体をムラなく加湿・除湿ができます。また、大風量かつパワフルな吸引力を持つ商品もあり、きれいな空気を届けながらホコリなどを含んだ空気をしっかりと吸引します。ムラなくしっかりと空気をきれいにできるため、ホコリなどのアレルギーで悩んでいる方やペットがいる方におすすめです。

加湿・除湿もやり過ぎると逆効果になる可能性があるため、強弱の設定変更ができる商品がおすすめです。また、状況に合った設定ができれば、不必要にパワーを消費することがなくなり電気代の節約もできます。設定を変更するのが面倒な方は、センサーで部屋の状況を把握して自動で調節してくれる商品がおすすめです。

空気中のウイルス・カビ・アレル物質が気になる方は、プラズマクラスター機能がおすすめです。プラズマクラスターはシャープの独自技術で、菌・ウイルス・嫌な臭いも気にならないレベルまで分解・除去してくれます。プラズマクラスター機能付きの商品は価格が高い傾向にありますが、より空気をきれいに保てるおすすめの機能です。

寝る前・外出時など、うっかり消し忘れてしまう場合がありますよね。そんなときにおすすめなのが、タイマー機能です。時間はもちろん商品によっては曜日も設定できます。使い慣れていくと忘れがちになってしまうため、気になる方はタイマー機能付き商品をチェックしてみてください。

除加湿空気清浄機選びに迷ったときは、人気メーカーの製品に注目してみてください。機能性だけでなく、お部屋のインテリアに馴染みやすいデザイン性の高いものを選ぶのもおすすめです。こちらではおすすめメーカーの特徴を紹介します。

アイリスオーヤマには、「空気清浄機能付き除湿器」が販売されています。コンプレッサー式除湿機能と空気清浄機能の2つの機能があり、空気清浄と除湿を同時に行うのが可能です。タイマーの設定も可能であり、寝ている間にも使えて役立ちます。

空気清浄機には加湿機能を搭載した空気清浄機・空気中のホコリ・花粉・ニオイを除去する単体の空気清浄機・除湿と加湿機能を備えた除湿空気清浄機などがあります。つまり、必要な機能を選択して空気清浄機を選びます。

あらかじめ加湿機や除湿機を持っているならば、単体の空気清浄機を購入し、別々に稼働させてもOKです。除加湿器の機能が必要で、さらに空気清浄機も購入したいなら一体型にすれば1台で済みます。エアコンなどにも除湿機能がついているものもあるため、どのような機能が搭載されているかで空気清浄機を選んでください。

加湿器と除湿機のどちらが適しているかは生活環境によって異なります。今回紹介したポイントを参考にご自分に合ったものを選んでください。また、悩む場合には除加湿空気清浄機を選ぶと安心です。加湿器と除湿機を上手に使い分けて、過ごしやすく快適な環境を作りましょう。