加湿器が臭い!取れない生乾きの臭い・アンモニア臭を消す方法

生乾き、雑巾臭い加湿器を放置していませんか?そのまま使い続けると、加湿器のみならず健康に影響を及ぼす危険性があります。そこで、この記事では、クエン酸や重曹を使った臭い取りの掃除方法を紹介します。また、臭いを予防する方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

2022/05/16 更新

編集部おすすめの記事

乾燥する寒い季節には、部屋に潤いを与えてくれる加湿器が欠かせません。日頃から喉やお肌のケアに気を使っている人には必需品と言えます。今や加湿器は暖房機器と同じくらい、冬に必要な家電です。

 

しかし、加湿器をずっと使っていると、生乾き臭い・雑巾臭い・酸っぱい臭いがしてきたという経験はありませんか?水を使っているだけなのに、なぜ臭くなるのか原因が分からず、使いたくても加湿器の使用を控えている人も多いですよね。

 

臭いを放置して使い続けると、加湿器のみならず健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。そこでこの記事では、加湿器が臭くなる原因・臭い取りの方法について紹介します。また、臭くならないためのコツも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

加湿器から発生する生乾き臭やアンモニア臭。ここでは、いやな臭いの原因と、そのまま使い続けることによる健康被害について解説します。

 

加湿器が臭くなる理由は主に2つあります。雑菌・カビの繁殖と、タバコの煙です。ではなぜ、その2つが臭いの原因になるのでしょうか。ここでは、それぞれの原因について説明します。

加湿器が臭くなる理由の1つは雑菌の繁殖です。雑菌が繁殖しやすい環境は気温20〜45℃。加熱するスチーム式などと違い、熱を使わない超音波式の加湿器は雑菌が死滅せず繁殖します。また、水道水はカルキ(塩素)が含まれており、雑菌が繁殖しにくくなっていますが、カルキは24時間たつと消えてしまいます。

 

もう1つはカビの繁殖です。カビは湿度80%以上・気温20〜30℃で繁殖しやすくなります。冬は暖房器具や加湿器を使うことが多いので、自然とカビが好む環境に。生乾き臭や酸っぱい臭いの原因でもあります。

 

また、加湿空気清浄機の場合、タンク・トレー・フィルターを湿った状態で放置するのも雑菌・カビの繁殖につながるので危険です。長期間加湿機能を使わない場合は、加湿フィルター・タンクなどのパーツをしっかり乾かす必要があります。

加湿器が臭くなる理由として、タバコの煙も挙げられます。タバコに含まれるタールがフィルターに付着することで、臭い原因になります。部屋の中でよく喫煙をするという人は、このタバコが大きな要因だと考えられます。

 

最近の加湿器は、空気清浄機としての機能も搭載していることが多いので、加湿すると同時にタバコの煙を吸い込んでしまうこともあります。加湿器のある部屋での喫煙を避けたり、少しだけ窓を開けたりするなどの対策が必要です。

臭いが主に発生しやすい加湿器のパーツはタンク・トレイ・フィルターの3つです。ここでは、なぜ臭いが発生しやすいのかを詳しく解説します。

 

タンクは蒸気に変えるための水を溜めておくもので、臭いの原因であることが多いパーツです。タンクの水を入れ替えずに継ぎ足しばかりしていると、長い間放置された水が腐ることがあります。その結果、タンクの中で雑菌やカビが繁殖。生乾きのような臭いの原因につながります。

トレイはタンクからの水を給水する受け皿の役割を持ち、タンクと同様に水が入る部分なので、雑菌やカビが繁殖しやすいパーツです。タンクからトレイに流れた水をフィルターが吸収し、そこに温風を当てて水を蒸気化させます。そのため、トレイの水が汚れていると、加湿器から出てくる蒸気が臭う原因となってしまいます。

フィルターも臭いの原因の1つ。加湿フィルターは常に湿った状態なので、雑菌・カビが繁殖しやすいです。加湿空気清浄機の場合は、主にタバコの煙に含まれるタールなどが空気清浄フィルターに付着することで、臭いが発生します。

 

また、タバコの煙だけでなく焼肉臭などの料理の臭いも吸い、嫌な臭いを循環させてしまうこともあります。シャープやパナソニック、ダイキンなどの加湿空気清浄機を使用している方はチェックしてみてください。

臭いを放置して加湿器を使い続けると、加湿器病と呼ばれる病気にかかる可能性があります。不衛生な加湿器から、蒸気と一緒に放出される雑菌やカビを吸い込むことが原因とされ、咳やたん・発熱などの症状が起こります。

 

また、水環境で繁殖するレジオネラ菌にも注意が必要です。レジオネラ菌が加湿器から放出されると飛沫・エアロゾル(微粒子)感染する恐れがあります。感染すると肺炎や気管支炎などの病気を引き起こし、最悪の場合、命に関わることも。健康のためにも、こまめな手入れを心掛けましょう。

ここからは、加湿器の臭いを除去する掃除方法について紹介します。タンクやフィルターなど、パーツに分けて解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

【加湿器の洗浄に最適な洗剤】

  • クエン酸
  • 重曹
  • 台所用洗剤(マジックリンなど)
  • オキシクリーン

 

【注意】

  • ハイター(酸素系のみ。塩素系は変色や変形を起こす場合がある)

 

重曹・オキシクリーンはアルカリ性のため、同じアルカリ性であるカルキ(白い粉)は落とせない点に注意しましょう。

水タンクやトレーにはハイター・オキシクリーン・重曹・マジックリンなどの洗剤が使用可能です。今回はマジックリンを使った掃除方法を紹介します。他の洗剤でも手順はほとんど同じです。

 

〈水タンクの掃除方法〉

  1. マジックリンを少量入れた水をタンクに入れる
  2. キャップを閉めた状態で振り洗いする
  3. 水でよく洗い流し、乾燥させる

 

〈トレーの掃除方法〉

  1. トレーに水を入れてマジックリンを少量溶かす
  2. 30〜60分ほど置く
  3. 水でよく洗い流し、乾燥させる

次に、フィルターの臭い取りの方法を紹介します。空気清浄機と一体型の「加湿空気清浄機」の場合、水洗いできるのは加湿フィルター・プレフィルターのみです。空気清浄フィルター・脱臭フィルターは水洗い不可なので注意してください。臭いがこびりついて消えない場合はフィルターの買い替えを検討しましょう。

 

初めにクエン酸を使った掃除方法を紹介します。

 

〈用意するもの〉

  • クエン酸6g
  • ぬるま湯1L
  • 大きな風呂桶やバケツ

 

〈手順〉

  1. 風呂桶に入れたぬるま湯にクエン酸を溶かして洗浄液を作る
  2. フィルターを洗浄液に入れて2~3時間ほどつけ置く
  3. 水道水でしっかり洗い流す
  4. 風通しのいい場所で乾燥させる

 

洗い終わりにしっかり乾燥させないと臭いの原因に繋がるので注意してください。

次に重曹を使った掃除方法を紹介します。

 

〈用意するもの〉

  • 重曹60g
  • 水1L
  • 大きな風呂桶やバケツ

 

〈手順〉

  1. 鍋に重曹と水を入れ、沸騰させる(沸騰させ過ぎないように注意)
  2. 風呂桶に入れた重曹水にフィルターを入れて1時間ほどつけ置き
  3. 水道水でしっかり洗い流す
  4. 風通しのいい場所で乾燥させる

台所用合成洗剤でもフィルターのお手入れが可能です。

 

〈用意するもの〉

  • 台所用合成洗剤(ワイドマジックリンなどの粉末タイプ)30g
  • 水2〜3L
  • 大きな風呂桶やバケツ

 

〈手順〉

  1. 風呂桶に入れた水に台所用合成洗剤を溶かして洗浄液を作る
  2. フィルターを洗浄液に1時間ほどつけ置き
  3. 水道水でしっかり洗い流す
  4. 風通しのいい場所で乾燥させる

加湿器が臭くなる原因を知っても、対策を講じなければ意味がありません。ここでは臭いを防ぐためのポイントや、対処法について紹介します。対策をきちんとすれば、加湿器を清潔に保つことができるのでしっかりと確認しましょう。

 

1つ目のポイントは、タンクの水を継ぎ足ししないこと。タンクの水を長い間放置すると雑菌やカビが繁殖する原因となります。そのため、水は毎日交換し、使い切れなかった分は捨てましょう。交換する際はタンクに水を入れて振り洗いしてから新しい水と入れ替えてください。これだけで、菌の繁殖を極力抑えることができます。

2つ目のポイントは、月1回を目安にフィルターの掃除をすること。長く使っている加湿器は、フィルターに汚れが溜まっていることが多いです。定期的に掃除をしないとフィルターの劣化にもつながります。

 

洗うのが面倒な場合は、掃除機でほこりなどを吸い取ってから、タオルで水気をふき取るという簡単な方法もあります。しかし、タバコのタールが付着している場合はつけ置き洗いすることをおすすめします。

3つ目のポイントは、こまめに換気することです。冬はどうしても加湿器を使わずにはいられません。しかし、湿度が高くなるほど雑菌やカビが好む環境になり、加湿器の臭いの原因となってしまいます。

 

湿度が60%を超えると、カビは徐々に活動し始めると言われています。そのため、こまめに換気をして湿度を40〜60%に保つことを心がけましょう。

加湿空気清浄機の場合は、夏などの加湿機能を使わない時期に注意が必要です。お手入れせずに湿った状態のままにしておくとカビや雑菌が繁殖する危険性があります。メーカーでも、加湿機能を長期間使わないときはタンク・トレー・加湿フィルターを洗い、完全に乾燥させてから本体に戻すことを推奨しています。

臭い除去に市販の除菌剤は使わないよう注意してください。ほとんどの場合、加湿器には水道水以外(アルカリイオン水・汚れた水・化学薬品・アロマオイルなど)を入れてはいけません。臭い対策として除菌剤が紹介されることもありますが、実際はこのように禁止されています。

Panasonic|【加湿空気清浄機】加湿方式と使用する水について

 

また、アロマで臭いをごまかすのもNG。アロマを使用しても臭い原因がなくなるわけではありません。アロマは香りを楽しむために使いましょう。

山善(YAMAZEN)

加湿器 Steam CUBE KSF-K282

価格:21,000円 (税込)

タンクがまるごと外せるのでお手入れラクラク

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

山善のSteam CUBE KSF-K282はスチーム式の加湿器です。フタを開けてそのまま給水できるシンプルな構造が特徴です。タンクは丸ごと着脱することが可能なので、掃除が簡単というのもポイントの1つです。木造約10畳・プレハブ洋室約17畳まで対応しているので、リビングや子供部屋の使用にもぴったりです。手軽に手入れができる加湿器がいいという方におすすめの製品です。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー
山善(YAMAZEN)
商品名
Steam CUBE KSF-K282・(W)[ホワイト]
サイズ(mm)
215×307×232 mm
加温方式
スチーム式
適用畳数
木造和室:10畳・プレハブ:洋室17畳
加湿量(mL/h)
パワフル:600mL/h・標準:400mL/h・ひかえめ:200mL/h
運転音(db)
-
連続加湿時間(時間)
パワフル:約4.5時間・標準:約7時間・ひかえめ:約14時間
消費電力(W)
パワフル:500W・標準:340W・ひかえめ:200W
タンク容量(L)
約2.8 L
設置タイプ
据え置き型
シャープ(SHARP)

プラズマクラスター加湿器 HV-J55

価格:15,800円 (税込)

「プラズマクラスター」技術を搭載

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

シャープのHV-J55はハイブリット式の加湿器です。プラズマクラスター技術を搭載しており、浮遊カビの除菌・浮遊ウイルスの作用を抑える・タバコの匂いの消臭などの効果が実証されているのが特徴です外せるパーツはすべて丸洗いすることが可能なので、いつでも衛生的に使用することができます。タンクの容量は4Lあり、長時間加湿したいという方にもおすすめの製品です。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー
シャープ(SHARP)
商品名
HV-J55・W [プレミアムホワイト]
サイズ(mm)
272×220×455 mm
加温方式
ハイブリッド式
適用畳数
木造和室:9畳・プレハブ洋室:15畳
加湿量(mL/h)
強:550mL/h ・静音:200mL/h
運転音(db)
強:37dB ・静音:23dB
連続加湿時間(時間)
強:約7.2時間・静音約19時間
消費電力(W)
強:190W・静音:12W・エコ(強):24W
タンク容量(L)
約4 L
設置タイプ
据え置き型
象印(ZOJIRUSHI)

スチーム式加湿器 EE-RP35

価格:23,380円 (税込)

清潔な蒸気でお部屋を加湿

※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

象印のEE-RP35はスチーム式の加湿器です。フィルターがなくても使用することができるのが特徴です。ポットのようにフタを開けてそのまま水を注ぐことができます。広口容器なので、給水時に水をこぼす心配もありません。湯もれを最小限に抑える転倒湯もれ防止構造になっているので、床を濡らしたくないという方におすすめの製品です。

 

スペック詳細はこちら

取扱説明書はこちら

メーカー
象印(ZOJIRUSHI)
商品名
EE-RP35
サイズ(mm)
240×260×275 mm
加温方式
スチーム式
適用畳数
木造和室:6畳・プレハブ洋室:10畳
加湿量(mL/h)
350 mL
運転音(db)
-
連続加湿時間(時間)
強:約6時間・弱:約27時間
消費電力(W)
湯沸かし時:985W・加湿時:305W
タンク容量(L)
約2.2L
設置タイプ
据え置き型

掃除が簡単な加湿器3選!比較一覧表

商品画像
メーカー
山善(YAMAZEN)
シャープ(SHARP)
象印(ZOJIRUSHI)
商品名
加湿器 Steam CUBE KSF-K282
プラズマクラスター加湿器 HV-J55
スチーム式加湿器 EE-RP35
説明
タンクがまるごと外せるのでお手入れラクラク
「プラズマクラスター」技術を搭載
清潔な蒸気でお部屋を加湿
価格 21,000円 (税込) 15,800円 (税込) 23,380円 (税込)
リンク
メーカー
山善(YAMAZEN)
シャープ(SHARP)
象印(ZOJIRUSHI)
商品名
Steam CUBE KSF-K282・(W)[ホワイト]
HV-J55・W [プレミアムホワイト]
EE-RP35
サイズ(mm)
215×307×232 mm
272×220×455 mm
240×260×275 mm
加温方式
スチーム式
ハイブリッド式
スチーム式
適用畳数
木造和室:10畳・プレハブ:洋室17畳
木造和室:9畳・プレハブ洋室:15畳
木造和室:6畳・プレハブ洋室:10畳
加湿量(mL/h)
パワフル:600mL/h・標準:400mL/h・ひかえめ:200mL/h
強:550mL/h ・静音:200mL/h
350 mL
運転音(db)
-
強:37dB ・静音:23dB
-
連続加湿時間(時間)
パワフル:約4.5時間・標準:約7時間・ひかえめ:約14時間
強:約7.2時間・静音約19時間
強:約6時間・弱:約27時間
消費電力(W)
パワフル:500W・標準:340W・ひかえめ:200W
強:190W・静音:12W・エコ(強):24W
湯沸かし時:985W・加湿時:305W
タンク容量(L)
約2.8 L
約4 L
約2.2L
設置タイプ
据え置き型
据え置き型
据え置き型

加湿器の臭いの原因や対策を紹介しましたが、一番大事なのはこまめな掃除です。定期的にタンクやフィルターを掃除すれば臭いを抑えることができ、加湿器の寿命を長くすることにも繋がります。自分の健康を害さないためにも、こまめな掃除で加湿器を清潔に保ちましょう。