ビデオカメラの修理料金・日数を解説｜買取してもらえる？安い値段で修理する方法は？

旅行や結婚式、子供の運動会などイベントごとで大活躍のビデオカメラ。使い続けていると「液晶が割れた」「ズームができなくなった」「部品が壊れた」など壊れてしまうこともありますよね。

ビデオカメラの修理費用はメーカーによって違いますが、おおよそ3,000円～が一般的です。部品がなかったり簡単に直せたりするのは3,000円程度で済みますが、部品交換や液晶画面の修理には3万円以上かかることもあります。

今回は、パナソニック・ソニー・キヤノンのビデオカメラの修理料金や日数、また少しでも安く修理する方法を解説していきます。安い値段で修理する方法も解説しているので、ビデオカメラの修理を検討している方は、ぜひご覧ください。

パナソニック（Panasonic）のビデオカメラの液晶が映らない、電源を入れても立ち上がらない、など故障かなと思った場合、購入店への持ち込みや、宅配修理サービスなどが使えます。宅配修理サービスでは、宅配にかかる日数が余分にかかるので、日数に余裕をもって修理に出すことが大切です。

パナソニックのビデオカメラの修理費用の目安

※料金は目安です。

※2023年7月調べ

ソニー（SONY）の場合は、引き取り修理サービスと持ち込み修理サービスが利用できます。修理日数の目安は、修理品を預けてから7～10日です。修理品のほかに、保証書や付属品を用意しましょう。

引き取り修理サービスは、ソニー指定の宅配業者を使い、修理代のほかに送料が3,300円（税込）かかります。持ち込み修理サービスを利用する場合は、ソニーサービスステーションか、修理受付認定店にビデオカメラを持ち込みましょう。

ソニーのビデオカメラの修理費用の目安

※費用は目安です。

※2023年7月調べ

キヤノン（Canon）の場合、「引取修理サービス（セルフ梱包）」、「持込修理」が利用できます。修理日数の目安は1週間程度です。引取修理サービス（セルフ梱包）は、梱包資材を受け取り自分で修理品を発送します。持込修理は「修理品持ち込み窓口」に直接修理品を持ち込み、修理を依頼するサービスです。

修理費用は公式サイトで症状を選択し、調べることができます。保証書の期間内であれば修理費用が無償になるケースもありますので、まずは保証書の補償期間を確認しましょう。

キヤノンのビデオカメラの修理費用の目安

※費用は目安です。

※2023年7月調べ

ビデオカメラの修理は、カメラのキタムラなど購入店舗に持ち込む場合と、メーカーに持ち込むことがあります。それぞれの修理の流れをご紹介します。

ビデオカメラの修理をする場合は、購入店舗に持ち込むことを考えましょう。

【例：カメラのキタムラに修理依頼をする流れ】

1. 近くの店舗へ持ち込み※事前にオンライン受付も可能
2. 見積もり・修理
3. 修理受付店舗で引き取り
4. 修理内容の確認
5. 料金の精算

店舗に商品を持ち込み、見積もりが出るまでにだいたい10日前後かかります。見積もり結果は電話かはがきで知らせてもらえますので、見積もりを確認して修理するかしないかを決めましょう。見積書は有料になる場合もあります。

修理日数の目安は、約3～6週間（輸送時間除く）です。作業が完了すると、店舗から電話で連絡が来ます。

ビデオカメラを作ったメーカーの、公式ホームページから修理を申し込むことも可能です。専用フォームに必要事項を記載したり、メールで問い合わせたりします。また、メーカーによっては会員登録が必要なこともあるため、シリアルナンバーや保証書を用意しましょう。

修理を依頼する機種の型番や、シリアルナンバーが必要になりますので、修理品と保証書をみて入力しましょう。そのほかに梱包キットの配送先や連絡先、故障内容も記入します。

フォームから申し込みをすると、梱包キットが自宅に送られきたり、宅配業者が修理品を取りにきたりしますので、メーカーの指示に従って行動してください。

保証期間を過ぎてしまった機種は、修理代が高くなることがあります。自分で修理すればビデオカメラを安く修理できるのでしょうか。

一見簡単に見える修理でも、素人の修理では元通りの動作を期待することは難しいものです。確かに修理費用は安くなりますが、安く済むからといっても電子機器の専門知識がない場合は避けたほうが無難です。

メーカーや販売店の修理代より安く修理したい場合は、カメラ修理の専門業者に依頼することも一つの手段です。修理店はインターネットで探すことができます。「ビデオカメラ 修理 格安」などで検索してみましょう。

料金は格安ですが、メーカーが認定した技術者が作業するわけではありません。専門業者に依頼する場合は、値段だけではなく、修理実績をチェックすることが大切です。

修理が高額になる壊れたビデオカメラでも、中古買取の需要はあります。ジャンク品のカメラには「パーツ」としての利用価値があります。公式で生産が終了してしまったカメラの部品は貴重です。まだ使えるパーツがあれば買い取ってもらえます。中古買取はハードオフや、カメラのキタムラなどで査定を行ってもらえます。

また、カメラのコレクターにとって、販売が終了したカメラに価値があることがあります。壊れてしまったカメラでも、思わぬ評価額がつくこともありますので、あきらめずに中古買取店に持って行ってみるといいでしょう。

ビデオカメラの買取の流れは、店舗によって異なりますが一般的な流れをご紹介します。

1. 古物商許可証を持っている買取店を探す
2. 買取品（付属品も）、身分証明書、買取申込書を用意する
3. ビデオカメラの査定をしてもらう
4. 見積額を聞いて売るか売らないか決める
5. 代金を受けとる

ビデオカメラを買い取ってくれるお店はインターネットで探すことができ、店頭への持ち込みや、宅配での買取のどちらかを利用します。買取価格や取引方法に納得がいくお店を探しましょう。

ビデオカメラの買取価格の目安は、販売価格の1割程度だと思っておきましょう。新品や状態がいいものに高く値段がつく傾向があります。また価格に影響する要素としては、箱や説明書がある、本体に傷がない、古いけれどまだ使えるといったものが挙げられます。

壊れているビデオカメラなら、大体数千円程度です。人気のあるメーカーの人気の機種などは、もう少し値段が高くなることもあります。

ビデオカメラを廃棄する際は、お住まいの市区町村のルールに従います。ビデオカメラはリサイクル家電には含まれていないため、自分で廃棄しなければいけません。ビデオカメラは基本的には不燃物となります。不燃ゴミを回収する日に、ゴミとして出すのが一般的な処分方法です。

自治体によっては粗大ゴミに分類している地域もあるため、その際は粗大ゴミとして処分してください。粗大ゴミの処分はあらかじめ電話で予約すれば、指定された日に回収してもらえます。回収日までにゴミの処分費用をコンビニなどでチケットで購入しておきます。各地域によって処分方法は異なるため、役所などに事前に問い合わせるとスムーズです。

ビデオカメラが壊れてしまったら、まずは修理することを検討してみましょう。ただし、長年使っていて保証の対象外になっているビデオカメラや、修理費が高い場合は買い替えを検討してもいいでしょう。お気に入りのビデオカメラで新しい思い出を増やしてください。