WEBカメラソフトおすすめ8選｜長時間録画できるフリーソフトは？監視カメラ化も

オンライン会議などの増加により需要を伸ばしているウェブカメラ。通常チャットアプリ上などでしか動作せず、Webカメラの映像を録画するにはちょっとした工夫が必要です。また、Webカメラの用途は顔出しを必要とする会議だけではありません。

録画する際、通常のカメラと違い撮影データをパソコンのHDDに直接書き込みが可能のため、映像を取り込む手間や、録画時間、バッテリー容量といったカメラに付いて回る心配をすべて無視できます。ところがWebカメラの映像はそのままでは録画ができません。

この記事ではWebカメラのキャプチャーや監視カメラ化・複数カメラを同時表示できる特殊なWebカメラソフトなどをご紹介します。また、最適なソフトを見つけられるサイト「窓の杜」や長時間録画できるフリーソフトも必見です。

Webカメラと普通のカメラは、設計思想が異なります。Webカメラは、インターネットを介して使用するのが目的ですが、普通のカメラは一部の商品を除いて、インターネットでの使用を想定していません。

ですので、インターネットを通して使用するならWebカメラの方が使い勝手がいいです。録画した映像をHDDに残せたり、設定が簡単だったりします。画質の良さやバッテリーの持ちなどは機種によりさまざまなので、使用目的に合わせて選べるのもポイントです。

また、Webカメラはインカメラですが、普通のカメラはアウトカメラです。一般的にインカメラよりも、アウトカメラの方がスペックなど高いものが多いので、写真の美しさなどは普通のカメラの方が格段にいいと言われています。

オンライン会議をするならWebカメラを使用するのがおすすめです。特に顔を自動で認識して焦点を合わせてくれるオートフォーカス機能が搭載されているWebカメラであれば、写りが良くなります。また、マイクが内蔵されているWebカメラであれば、ヘッドセットなどを用意する必要がありません。

このようにWebカメラを使用すれば、会議の相手に対して画面の見やすさなどの配慮ができます

Webカメラは、定点カメラとしても使用可能で、監視カメラや見守りカメラなど防犯にも活用できます。定点カメラとして使用するなら、広角レンズを搭載されているモデルがおすすめです。狭いスペースでも画角の広い映像を撮影できます。

ただ、定点カメラとして使用する場合は、Webカメラだけでは利用できません。専用ソフトで録画をする必要があります。ソフトの内容によっては、アラートを出せるものなどさまざまなので、事前にどんな機能に対応しているか確認が必要です。

Webカメラを使用すれば動画配信が可能です。特に顔出しで動画配信するときに適しています。OBS等の配信ソフトをダウンロードして使用するモデルもありますが、YouTubeなどのようにライブ配信をするだけであれば、Webカメラのみでも対応が可能です。

Webカメラを使用すれば、映像の収録も簡単です。ビデオカメラを使用した場合、撮影した動画をHDDに転送してアップロードする必要があります。しかしWebカメラを使用した場合は、録画した動画を直接HDDに保存できるので、長時間撮影したときに便利です。

また、バッテリーはパソコンから給電するので、充電の手間がかかりません。そして、Webカメラで録画をするときは専用のソフトをダウンロードして使用します。

Webカメラはパソコンに装着して使用するのが一般的です。そして、必要になるパソコンのスペックは、用途によって変わります。録画するだけならパソコンのスペックは、それほど高くなくても問題ありません。CPUがCore i3あれば十分です。

ただし、録画した動画を同じパソコンで動画編集するならば、高性能なPCが必要になります。Webカメラを使用して録画するだけなのか、編集もしたいのかを前もって確認しておきましょう。

HDDとは、いわゆる記憶装置です。録画データはHDDに保存して書き出したり読み込んだりします。防犯カメラのような使い方をする場合は、録画時間が膨大になるので大容量のHDDを用意しなければいけません。また、1秒間で送受信できるデータ量（ビットレート）の設定次第でHDDの容量が変わります。

Webカメラで撮影する動画を録画したい場合は、録画ソフトが必須です。録画ソフトがなければ、動画撮影をしても録画できません。また、録画ソフトは、キャプチャーソフトとも言われており、画質などの設定を行えます。録画ソフトによって、画像や動画のファイル形式が違ったり特殊効果をつけられたりします。

どんな使い方をしたいかで、録画ソフトの選び方も変わってきますのでしっかり確認しておきましょう。

撮影した映像を編集したい場合は、動画編集ソフトを使用します。動画編集の初心者におすすめなのが、無料ソフトです。基本的な編集であれば無料ソフトで対応できます。有料ソフトは、無料ソフトよりもクオリティの高い動画編集が可能です。

まずは無料ソフトで動画編集に慣れてから、有料ソフトで細かいところもこだわって編集するのがおすすめです。

Webカメラのソフトを選ぶ際に確認したいポイントは、機能と価格です。ソフトで何ができるのか、無料と有料どちらがいいのか、好みに合わせて選びましょう。

Webカメラのソフトの機能を確認しましょう。Webカメラのソフトは種類が多く、搭載されている機能もさまざまです。そのため、ソフトを通してなにをやりたいのか事前に確認してから選んだ方が失敗しません。

なにをやりたいのか確認してからソフトを選ばないと、使いたいのに録画や配信に対応していなかった場合もありえます。なお、ソフト上から画面の設定ができるソフトなどもあるので確認しましょう。

Webカメラのソフトには無料ソフトと有料ソフトがあります。機能に差があるのは当然ですが、無料ソフトはウイルスやマルウェアを含んでいる可能性があるので注意が必要です。撮影した映像は、情報量が多く個人情報に関わる場合もあるので、十分に警戒しなければいけません。

多彩な機能があり、録画だけではなく動画の編集までできるWebソフトです。無料版と有料版があるので、無料版ソフトを試してから有料版ソフトを購入するか選べるのもポイントになります。

Webカメラはパソコンの画面との同時録画が可能で、解像度が高いのも魅力です。カスタム録画にも対応しており、部分的に録画もできます。さらに50以上のファイル形式に対応しているのも特徴です。

無料で使用できるオンラインスクリーン録画ツールです。一般的なWebカメラソフトはインストールして使用しますが、Apowersoftはインストールする必要がありません。さらにレビューの評価が高く、ワンクリックで録画できるので使い勝手がいいのもポイントです。

無料ソフトによくあるロゴの表示はされません。また、録画しながらリアルタイムで編集もできます。

シンプルな機能のWebカメラソフトです。4種類のファイル形式に対応しており、WMV・AVI・MP4・AGMで録画と保存ができます。また、複数のWebカメラにも対応しており、日時や時間を挿入する機能も搭載しています。

コーデックを圧縮する機能や録画の開始や停止を知らせるタイマー機能、音声録音機能が使用できるのも魅力です。無料版もありますが、サポートは終了しています。

manycamは編集機能に優れたソフトです。録画機能ももちろん搭載されています。操作もシンプルで使いやすいのも特徴です。編集機能はバックグラウンドを変えたり、3Dのエフェクトをかけられたりとさまざまです。

ビデオ通話時にエフェクトの使用もできるので、魅力的な動画を配信できます。FacebookやYouTubeを同時にライブ配信もできるので、オンライン上のパフォーマンス力が向上します。

Debut Video Captureはシンプルな使い勝手で初心者にもおすすめなWebカメラソフトです。動画の解像度やサイズ、フレームレートを設定が可能で、好みに合わせた形式で保存できます。ファイル形式もさまざまな種類に対応しており、用途に応じて使い分けも可能です。

さらにマイクとスピーカーの音声を同時に録音ができるので、ゲーム実況やビデオ会議に適しています。

LiveCaputure3は動体検知機能を使用できる無料ソフトです。Windows10にしか対応していませんが、Andoroid版があるのでスマートフォンでの使用が可能です。監視カメラとして使用するのに適しています。

さらに動体検知機能が発動したときだけ動画を録画したり静止画像を撮影したりとさまざまな機能があります。自宅の監視カメラとして使用する場合、外出先でリアルタイム確認もできます。

 VideoProcは多機能ビデオ処理ソフトです。録画機能が付いているので、会議や講義、ゲーム実況などパソコン上に映し出される映像ならすべて録画できます。トリミングやカラーの調整などの編集も簡単なので初心者にもおすすめです。

無償技術サポートもあるので、使用方法がわからない場合に問い合わせ先があるのも魅力になります。SSLを導入していてセキュリティ対策を取っているのも特徴です。

Web cameraは、インストール不要のウェブカメラ録画ツールです。また、フリーソフトであり長時間の録画が可能です。さらに720pに対応しているため高画質での録画もできます。ですので、インターネットとWebカメラさえあればすぐ使えるのが魅力です。

なお、オンラインツールでは切り取りや結合など編集もできます。ただし、回線が低速度だとうまく動作しないのがデメリットです。

Webカメラを使用する目的によってソフトも異なってきます。そこで最適なソフトを見つける方法として「窓の杜」がおすすめです。「窓の杜」は、ソフトウェアなどを紹介するウェブサイトとなっています。

さらに「窓の杜」以外にも「Vector」や「k本的に無料ソフト・フリーソフト」などのウェブサイトでも、Webカメラに最適なソフトを見つけられます。特に「k本的に無料ソフト・フリーソフト」は名前のとおり、無料ソフトを紹介するサイトなので初心者の方におすすめです。

「窓の杜」「Vector」「k本的に無料ソフト・フリーソフト」は、ソフトの詳細や用途など紹介していますので、Webカメラに最適なソフトを見つけられます。

Webカメラの録画ソフトには、複数台のカメラを監視カメラのように切り替えて管理できるものがあります。カメラごとに録画の設定が可能だったり、保存先を指定したりと録画した動画の管理が簡単です。

また、録画の開始や終了などが管理できるソフトもあります。会議用として使用するのに適しているソフトです。

一つのカメラを同時に、複数のアプリケーション上で使用する機能が搭載されたソフトもあります。一部のモデルを除いて、通常のWebカメラは同時に二つ以上のソフトで起動しません。一つずつ切り替えて使用する必要があります。

しかし、ソフトを使用すれば同時に使用が可能です。たとえば、YouTubeやニコニコ動画で同時に動画を配信したいときなどに便利な機能となります。

映像にエフェクトをかけられる機能が搭載されたソフトもあります。録画した映像の明るさの調節や、色彩の変更などが可能です。たとえば、ぼかしたエフェクトを使用すれば、雰囲気のある映像が作成できます。

また、ソフトを使用すれば、画面比率（アスペクト比）を再生したい媒体に合わせて変更が可能です。そのため、録画機能と一緒に編集も試したい方は、エフェクトをかけられるソフトを選びましょう。

動画配信ができる録画ソフトもあります。一方、録画できる配信ソフトも存在しています。たとえば、OBSなどの配信ソフトは、撮影した映像を配信するだけではなく録画が可能です。さらに細かく録画の設定ができるなど、さまざまな機能が揃っています。

オンライン会議などをメインで使用する方は動画配信の機能は不要ですが、YouTubeなどでの配信を検討されている場合は事前にチェックしましょう。

Webカメラの購入を検討していない方の中には、普通のカメラをWebカメラとして使いたいと考えている方もいるはずです。在宅勤務が進む中で、Webカメラ自体が品薄になったのがきっかけとなり、さまざまなカメラメーカーがソフトを公開しています。

そのため公式ソフトをダウンロードすれば、普通のカメラでもWebカメラとして利用可能です。これを利用すれば、Webカメラを購入しなくてもPCと接続して使用できるので検討してみてください。

特にWeb会議や授業などでは、複数のカメラを画面に同時表示させたいときがあるはずです。たとえば、話している人物とその資料を一緒に同時表示させられたら非常に便利です。そんな便利な機能をもつWebカメラソフトが存在します。

それが『Camutil（カムチル）』や『Bandicam』です。Camutil（カムチル）は、Webカメラ映像をカスタマイズできるアプリで2台のカメラ映像を合成できます。さらに1台のカメラでも映像の一部を拡大表示できる便利なアプリとなります。そのため、右側に人物・左側に資料といった1つの画面で分割して表示が可能です。

また、Bandicamは複数のWebカメラの映像を同時に録画ができます。なお、Bandicamの同時録画については公式サイトで詳しくやり方が記載されていますので、参考にしてみてください。

自宅でのオンライン会議などにより需要が高まっているWebカメラ。録画したり動画を配信したりする際も使用できますが、専用ソフトを導入しなければいけません。今回ご紹介した内容をもとに、自分にあった専用ソフトを見つけてみてください。