【2024】おすすめの車で使える加湿器｜ダイソーや空気清浄機能付きも

冬は空気が乾燥するため加湿器が活躍する季節です。乾燥するのは部屋の中だけでなく、車の中も同じです。特に毎日車に乗る方は、いくら部屋を加湿していても車の中が加湿できていなければ、風邪をひきやすくなる上お肌も乾燥してしまいます。

車用の加湿器は多くのメーカーが販売している人気ジャンルの1つです。加湿器は種類が多いので、ただでさえ商品選びが難しいアイテムです。さらに、車で使用することを考えると、ますますどの製品を選べばいいか悩んでしまいますよね。

そこで本記事では、車用加湿器の選び方・車で使えるおすすめ加湿器の人気商品ランキングを紹介します。また、車に加湿器を置いたほうがいい理由やダイソーなど安く買えるお店もまとめているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

車の中に加湿器を置き加湿するメリットは、下記のようにまとめられます。

• 冷房・暖房によって失われる湿度を補える
• 肌の乾燥のどの渇きを和らげる
• 風邪予防
• 静電気の抑制

車には空調機能が備わっているものの、加湿機能はありません。特に空気が乾燥しがちな冬場では、密閉された空間で暖房をつけるためいっそう乾燥が進んでしまいます。加湿器を導入すれば、車内の湿度を快適に保てます。

車用加湿器はオートバックスといったカーショップでも取り扱いがあるため、車専用商品があるのでは？と思う方もいますよね。結論、流通経路が多少違うだけで、機能面で「車専用加湿器」があるわけではありません。

車用加湿器として販売されているのは、以下のような特徴を持つ製品が多いです。

• ペットボトルホルダーに入るサイズ
• USB充電
• USBタイプのシガーソケット充電が付属している

これらの特徴を考えると、「車用加湿器」というジャンルの商品でなくとも、車に持ち込める加湿器ならなんでも「車用」として使用できます。

超音波式とは水を超音波の振動で小さな粒子にし、霧状にして飛ばすタイプです。構造がシンプルで価格帯の安い商品が多数存在するため、ドンキや100均などでも気軽に購入できます。またデザインの自由度も高いためインテリア性のある商品も多いです。

メリットは静音性が高く電気代も比較的低めな点です。スチーム式のような熱い蒸気も出ないため、子供やペットがいるご家庭でも使えます。アロマ機能やUSB対応などの機能が搭載されたモデルが多いのも強みですね。

デメリットはヒーターを使用しないため雑菌が繁殖しやすい点と、加湿器の水をそのまま霧状にして飛ばすため、水道水の中のカルキが家具や電化製品に付着する点です。最近ではこの超音波加湿器で拡散されたカルキによる、精密機器の故障例も報告されているので使用場所は要検討しましょう。

車用加湿器によく似た近い商品として「イオン発生器」という商品もあります。「車用加湿器」と検索すると一緒に表示される場合も多く、違いを理解していなければ加湿器と勘違いしてしまう場合もあります。

この「イオン発生器」とは加湿機能はなくイオンのみを発生させる装置。イオンの力によって、ニオイの原因菌を対策します。シャープのプラズマクラスター発生器などが代表的な商品です。

ニオイ対策として有効ではあるものの加湿機能はないため、加湿目的では選択すべきではありません。

ここからは加湿器を選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際に加湿器を購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• 加湿器の購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して加湿器を選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけで加湿器選びを失敗する確率がグッと下がります。

①自分にあった加湿方式の種類を選ぶ
②使用する部屋と適応畳数を合わせる

ですが、このポイントを確認しないで購入する方が実に多いです。加湿器購入者の500人を対象にした購入時にチェックしたことのアンケートを見ても分かるように、この2つのポイントはトップ3に入っていません。

アンケートでは、購入後に後悔したとの声も多く届きました。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 携帯型・小型型はほぼ超音波加湿器
• 自分の周囲のみを加湿すると理解する
• 電源はUSBが汎用性が高くおすすめ

これが失敗しない加湿器選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

加湿器の加湿方式はニーズによって5タイプに分かれますが、携帯性やサイズに特化した小型加湿器はほぼ「超音波式」です。

要するに、超音波式加湿器のメリットデメリットをあらかじめ把握した上で購入すると、失敗したと感じる瞬間が少なくなります。

【加湿器全般の加湿方式5種類一覧表】

小型の携帯加湿器といえばUSBタイプを思い浮かべる人も多いですよね。車用ならまさしくUSBタイプ一択レベルでおすすめで、車のUSB型シガーソケットで給電可能です。

その際確認したいのは以下の点です。

①USB Type-Aか

②USB Type-Cか

最近は差し込み口やソケットの形も「Type-A」「Type-C」で混在しているため、お持ちのケーブルや利便性を考えてどちらのタイプがいいかも選んでください。

小型加湿器や携帯加湿器は、

• 小型でほぼ超音波式
• 周囲のみの加湿

といった製品のため、ほとんどの場合で加湿性能に大きな期待ができない場合が多いです。あくまでサブ的な位置付けのため、能力度外視でデザインを重視するのもおすすめ。

車の中で固定できる状況なら、極端な話どんな形状でも利用できます。

もっとも、実際に車内で小型加湿器を転倒させずに固定しようと思うと、ペットボトルホルダーを使用するのが現実的な選択肢になりますよね。

その場合、ペットボトルをそのままタンクとして使用する「ペットボトル式加湿器」もおすすめです。

他に気にすべき項目があるのではないか

ここまでで失敗しない加湿器を選ぶことができるようになりましたが、これだけで本当に大丈夫かなと不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

充電式の電化製品について回る問題が、この連続使用時間です。卓上・携帯サイズの商品は、おおむね1度の充電で3〜5時間程度の連続使用時間のものが多いです。

また、一定の使用時間を超えると自動で電源オフになるもの、水タンクが空になると自動的に電源オフになるタイプなどもあります。

加湿器ってそんなにお手入れしなきゃいけないもの？

と考えている方もいるのではないでしょうか。

加湿器はお手入れを怠るとカビや雑菌が発生します。特に超音波式は加熱殺菌するような構造になっていないため、不衛生の状態で使用するとミストと共にお部屋に菌をまき散らし、最悪の場合は咳や倦怠感などを発症する加湿器病になる恐れがあります。

購入前にこれらのリスクを把握しておくのは大切です。

「じゃあ、お手入れが簡単な加湿器は何か」というと、以下のいずれかの特徴を持つ加湿器になります。

【お手入れが簡単な加湿器の特徴】

• 内側にしっかり手が届く広口の加湿器
• 給水タンク・フィルター・トレーが着脱可能な加湿器
• 凹凸がなくて汚れが溜まりにくい、構造がシンプルな加湿器 

携帯加湿器の利用に当たっては、水道水を1日以上放置すると水の殺菌成分である塩素(カルキ)が抜けてしまうため、やがて水中の菌やバクテリアの温床となります。携帯サイズはすぐに使い切れるタンク容量が多いものの、途中で利用を中断する場合は中の水はその都度捨てるようにしましょう。

加湿器ってそんなにうるさいの？ 気にしすぎでは？

と疑問の方もいるのではないでしょうか。

実は加湿器の稼働音は加湿方式によって異なり、後悔するケースがとても多いです。口コミでも「コポコポ音が気になってしまう」「寝室用に買ったのにうるさくて寝るときに使えなかった」との声が多く届きました。以下の特徴に当てはまる加湿器を選ぶと静音性で失敗することがありません。

• 稼働音が30dB以下と記載してある機種
• 静音モードや静か寝モードが搭載してある機種

寝室や赤ちゃんが寝る部屋はもちろん、仕事・勉強をする部屋でも快適に加湿器を使えるのでおすすめです。

加湿器使ったくらいで電気代にそんな違いある？

と思われる方もいるのではないでしょうか。

実は加湿器使用による電気代の上昇を感じている方は少なからずいます。アンケートの結果の通り、5人に1人は電気代の上昇を経験しています。節約を意識している方は、購入後に後悔しないように事前にランニングコストの見積もりをしておきましょう。

以下の表は適用畳数8畳の機種の電気代をランダムに集計したものになります。

※適用畳数8畳の機種をランダムに集計

※電気代料金単価は1kWhあたり27円（税込）で計算

上の表にある1時間あたりの電気代は「ワット数(W)÷1000×電気料金単価」で算出できます。商品のスペック詳細に記載してある消費電力の数値と、ご自宅の電気料金単価を確認して計算をしてみましょう。

スチーム式とは、水を加熱して水蒸気を発生させるタイプです。加湿器内部にヒーターを内蔵して加熱する仕組みとなっており、スチームが目に見えるため視覚的にわかりやすいタイプになります。

メリットは水を加熱するため雑菌が繁殖しにくく、スピーディーに加湿できるので広いお部屋に向いていることです。しかし、ヒーターを使用するため消費電力が高いといったデメリットもあります。また、熱い蒸気が出るので子供やペットのいるご家庭には向いていません。

気化式とは熱源を使用せずに水を含んだフィルターにファンの風を当てて水を気化させるタイプです。ヒーターのない構造のため電気代はそれほどかかりませんが、雑菌には弱いのでこまめなメンテナンスが必須になります。

メリットとしては、電気代が安く、火傷の心配などがないため安全性が高い点があげられます。しかしデメリットとしては、ファンを使用するため音が大きめなものが多く、部屋の温度が下がってしまう点です。

フィルターのお手入れですが、気化式には10年交換不要の加湿フィルターを搭載しているメーカーが増えています。しかし雑菌やカビの繁殖の恐れがあるため、実際に10年交換なしで使用するのは難しいのが実情です。長持ちさせるためにもメンテナンスが重要となるので、購入前に把握しておきましょう。

次はハイブリッド式の中でも温風気化式についてです。これはヒーターと気化式を組み合わせたタイプで、水を含ませたファンに温風を当てて加湿します。単独の気化式よりも加湿効率は高いですが、ヒーターを使用するため電気代は高いです。また製造コストがかかるため本体価格も高くなりがちです。

静音性が高いのも特徴で、＋αで静音モード・ナイトモードが付いているモデルもあるので、音が気になる方におすすめです。

ハイブリッドの加熱超音波式は、ヒーターと超音波式を組み合わせたタイプです。ヒーターを使用しているため、超音波式の弱点だった雑菌の繁殖しやすいといった欠点を克服しています。また加湿効率もいいです。

ただ、結露が付きやすいため周囲の清掃の手間が増える点、本体自体のお手入れもこまめにする必要がある点がデメリットです。

タンクの容量は大きくなればなるほど給水回数が減りますが、その分重くなるため持ち運びしやすさとはトレードオフとなってしまいます。適用畳数の広い加湿器もタンクが大きくなる傾向にありますので、持ち運びに自信がない場合は容量をチェックしておきましょう。

また、給水のしやすさと加湿器本体へのタンクの付けやすさも大切です。給水については本体の上から直接できるタイプが簡単でおすすめですよ。

最近ではアイリスオーヤマなどのジェネリック家電メーカーを中心に、アロマ機能付きの機種も増えています。加湿同時にアロマを含んだミストを噴射できます。デザイン的にもおしゃれな機種が多く、女性を中心に人気があります。リラックスできる雰囲気を作りたい方におすすめです。

ペットボトル対応加湿器は、ペットボトルをタンクとして使用するタイプとペットボトルの中にスティックを挿して利用するスティック式が存在します。卓上式に多く、ペットボトルの中にそのままアロマを垂らせるモデルもあります。簡易的な加湿器をお探しの方は検討してみてください。

加湿器にはタイマー付きのモデルも多く発売されており、機種によって『入タイマー』と『切タイマー』、その両方が搭載しているものなどがあります。帰宅時に電源が入るようにしたり、逆に就寝後に切れるようにするなど、生活スタイルに合わせた使い方ができます。

携帯・小型加湿器は聞いたことがないメーカーも多い？

と疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。実際に、携帯・小型加湿器に限って商品探しをすると、全く大手でないメーカー製品も非常に多く売り場に並んでいます。

結論、超音波式の携帯・小型加湿器をお探しなら、メーカーは気にする必要はありません。

超音波式加湿器は、構造として簡単なことから、メーカー独自の技術は感じにくい商品といえます。そのため、デザイン特化の商品や無名メーカーの商品でも、意外と問題なく使えた…となる場合が多いです。

車用加湿器を扱っているお店は、家電量販店やカー用品店に限りません。100均やディスカウントショップなど、身近なお店でも取り扱いがあります。

100均でも車用加湿器を販売している店舗があります。特におすすめは、ダイソーのUSB給電のミニ加湿器です。超音波式で車のペットボトルホルダーに収まる大きさな上に500円という手頃な価格で手に入ります。

ダイソーに限らず、100均には多種多様な加湿器が揃っています。車内でも安全に使える高性能な商品もあるので、まずは手頃なもので試したい方はぜひ探してください。

人気ディスカウントショップのドン・キホーテも、車用加湿器を取り扱っています。家電量販店並みのラインナップがあるため、選択肢が豊富な上に安い価格で購入可能です。

ドン・キホーテの加湿器はプライベートブランドで、自社で製造・販売しています。注意点として車用加湿器としてはサイズが大きめなので、購入時には実寸の確認が必要です。

加湿器の使用に伴って車内の湿度が上がると、次第にウインドウが曇ってきます。特に寒暖差の大きい冬場は顕著で、ウインドウ越しの見通しが悪くなるため要注意です。ウインドウの曇りを防ぐには換気が最適です。新鮮な空気を取り入れるためにも、こまめな換気を心掛けてください。

車内のウインドウの曇りは、時間の経過に伴い結露につながります。曇りと結露は同じ原理で生じるものですが、一般的に目に見えて水滴が顕在化するのを結露と呼びます。

結露して生じた水滴は放置するとカビの原因になってしまうため、適宜タオルで拭き取るようにしましょう。ただし、運転中に行うのはたいへん危険です。休憩のタイミングを利用するなど、必ず車を停車させた状態で行ってください。

車用の空気清浄機はトラックでも使えます。ただしトラックの設計上、普通車よりもキャブの居住空間は狭くなっています。そのため、車用の空気清浄機を使うと湿度が上がり過ぎたり、結露が起きたりといった不具合が生じがちです。トラック内で使用する場合はパワーが小さく、穏やかに加湿するタイプを選びましょう。

車の中は狭く外気に近いので、冬場の乾燥はお部屋以上です。加湿器を使ってしっかり乾燥対策をしましょう。加湿器は保湿だけでなく、埃や花粉による影響の軽減・風邪の予防・心身のリラックス効果もあります。車内環境を整えて快適なドライブを楽しんでください。