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AKGとは、イヤホン・ヘッドホンの愛好家の中では知らない人はいないというほど、有名な音響機器メーカーになります。ではAKGとは、いったいどんなメーカーなのでしょうか?AKGは1947年にオーストリアのウィーンで設立された音響機器メーカーです。
当初は業務用のマイクの開発から始まり、その後1949年からヘッドホンの開発を始めています。設立してから70年近くもの歴史があるわけですから、その技術力は素晴らしいものであると言えます。
そこで本記事では、一般的なヘッドホンの選び方を説明をするとともに、AKGのヘッドホンの特徴や、シリーズごとの違い、最後におすすめ商品6選を紹介します。ぜひ最後まで読んで、AKGのヘッドホンの魅力を知りましょう。

では早速、一般的なヘッドホンをどうやって選ぶのか?といった疑問を解消するための、特徴や選び方のポイントについて紹介します。ポイントが複数あるので、1つ1つ丁寧に理解しながら読み進めるようにしてくださいね。
まず装着感から見たヘッドホンの選び方についてです。装着感が良いか悪いかで、音楽を聴いている際の疲労にも繋がってきますので注意してください。
オーバーイヤー型は一般的なヘッドホンにありがちの耳に覆い被せるようなヘッドホンになります。真ん中にくぼみがあるので、そこに耳を収める形です。耳に負担がかかりにくく、アクセサリー類をしていても耳を痛めることなく簡単に使用することができます。
また、完全に耳を覆ってしまう構造になっているため、耳が密閉され、よりダイナミックで迫力のある音楽を聴くことに長けています。しかし、オーバーイヤー型は見た目がどうしても大きくなりがちで、ファッションアイテムにはあまり向いていないです。
オンイヤー型は装着部分がフラットで、そのまま耳を挟んで付けるタイプです。構造上、軽量にできているので、折りたたみ式の製品も多いです。また、遮音性に優れているので周りに音が漏れる心配もほとんどいりません。
しかし、長時間付けているとと完全に耳全体を挟んでしまっているため、耳が痛くなってしまうということがあります。ですので、ヘッドホンを長時間つける機会が多い人には不向きです。
ヘッドホンを選ぶ際には、可能な限り購入する前に音質を確認するようにしましょう。特に音質にこだわる方にとっては、後から「高音が割れている」「低音が全く聞こえない」など後悔しないように、購入前に確認は必須です。

ヘッドホンの音質はメーカーによって、大きく異なります。価格が高いものが良い音質というわけでなく、ヘッドホンが得意とする音を自分も好きかという観点で見ることが大切です。ですので、前述の通り、購入前のヘッドホンの音質確認が重要になってきます。
中でもなるべく原曲通りの音を聞きたい方は、ヘッドホンのスペックを確認するようにしましょう。再生できる範囲の広さを示す「再生周波数帯域」、大きな音をどこまで出せるかを示す「音圧感度」、電気抵抗値を示す「インピーダンス」の3つが重要です。
また「ハイレゾ音源」に対応しているかどうかにも注目しましょう。ハイレゾ対応しているヘッドホンは再生周波数帯域が40kHz以上のものが多く揃っています。

周囲の騒音を気にせず音楽鑑賞に没頭したいのなら、必ずノイズキャンセリング機能があるヘッドホンを選ぶようにしましょう。ノイズキャンセリング機能は、周囲の音を拾いつつも、ヘッドホンをつけている人には聞こえないようにとリアルタイムにノイズをキャンセルする機能です。
屋外で使う場合は周囲の音が聞こえなくなってしまうと、事故などの危険性が高まってしまうので十分に気をつけて使用するようにしてください。また飛行機や電車など騒音が大きい場所にいる時は、装着感にも気をつけましょう。
飛行機や電車など長時間ヘッドホンを使用する場面では、頭や耳が疲れてくる場面がたくさんありますよね。装着感が良いヘッドホンを選ぶと、頭や耳が疲れにくくなります。

ヘッドホンで音楽を聞いているのに、音が途切れると相当なストレスがかかってしまいますよね。有線の場合はほとんど心配する必要はありませんが、無線の場合はきちんと口コミをチェックしてから購入するようにしてください。
無線ヘッドホンはごく稀に、再生端末との接続が悪かったりそもそも無線規格が古いものだったりと、音が途切れて聞こえるような状況が発生します。音質でヘッドホンを選ぶ方にとってはかなり重要なポイントです。
きちんと口コミをチェックするか、事前に家電量販店などで音質を試してから購入することをおすすめします。
ではここからは、AKGのヘッドホンならではの特徴に移ります。ここまで音質や装着感といったヘッドホンの選び方について紹介しましたが、AKGならではの特徴とはいったいどんなものがあるのでしょうか。

AKGのヘッドホンは原曲を忠実に聞くことができるモニターヘッドホンとして人気。プロの音楽制作の現場でも使用されているほどのクオリティーをもっています。最近ではテレビアニメの「けいおん!」でもキャラクターがAKGのヘッドホンを使用していました。
このように、プロも御用達のAKGのヘッドホンは、原曲に忠実な音を出すからこそ使用されているのだといえます。

AKGのヘッドホンは高音を響かせるようなクリアなサウンドでも有名です。サウンド再生時に発生するノイズをできる限り抑えてクリアなサウンドを楽しみたい方は「Two-layerダイアフラム」や「バリモーション・テクノロジー」に対応しているものを選びましょう。
どちらもヘッドホン内部の振動板によって余計な音を吸収する機能となっています。これらの機能を使用することで正確なサウンド表現に繋がり、クリアなサウンドを出しているのです。低音域から高音域までスムーズに聴くことができます。

AKGのヘッドホンは音質が良い面ばかりを紹介してきました。しかし、著しく値段が高いというわけではありません。低価格のものから高価格のものまで幅広く取り揃えています。中でも人気なのが2,3万円前後のヘッドホンです。
普段は10万円ほどするプロ御用達の性能のヘッドホンが、AKGなら2,3万円で買えてしまうということで大変コスパが良いと言われています。あなたにあったヘッドホンが見つかるかもしれませんよ。
AKGのヘッドホンは3シリーズに分けられており、それぞれさまざまな特徴を持っています。3シリーズをそれぞれ紹介しますので、気になる方はぜひご覧ください。

まずKシリーズは、プロが使っているようなヘッドホンを欲しい方に向けたシリーズになっています。原曲により忠実なサウンド表現を求められる方や、高音質・高解像度のヘッドホンが欲しい方におすすめのシリーズとなっています。
AKGが約70年もの間培ってきた技術力が濃縮されており、ハイエンドモデルが多く取り揃えられていることが特徴です。

NシリーズはAKGの最新鋭の技術が詰め込まれているシリーズです。例えばノイズキャンセリング機能やハイレゾ対応などさまざまな技術が1つのヘッドホンに詰め込まれています。こちらのNシリーズは、ハイエンドモデルから一般向けとかなり幅広い層を意識したラインナップです。
またヘッドホンによっては独自の機能がついていたり、デザイン性や材質も異なってきたりするので、ぜひご覧になってください。

最後にYシリーズはヘッドホン初心者にオススメのシリーズとなっています。YとはヤングのYであり、名前の通り若者を対象としているために比較的値段が抑えめです。カラーバリエーションが豊富で、フォルムもさまざまなものが用意されています。
Yシリーズが3シリーズの中で最もスタンダードなシリーズになりますし、サウンド機能も高いクオリティーを誇っているので安心して購入することができます。
ではここから、AKGのおすすめヘッドホンをシリーズ毎に各2つずつ紹介します。さまざまな特徴があるので、自分に合ったヘッドホンを見つけましょう。
プロフェッショナルスタジオモニター K240MK2
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
音質と装着感を両立させた半開放型のヘッドホンとなっています。細かく設計された半開放型によって低音域から高音域までなめらかに奏でられるようなサウンド表現を実現しています。音の高さや奥行きの再現性も高いので、より原曲に充実な音楽を流してくれます。
大型のイヤーパッドは合皮製とベロア製の2種類が付属しています。どちらにしても長時間使用にも耐えるような装着感を与えてくれます。ヘッドバンドの長さは頭に装着するだけで自動的に調節が可能になっていますので、より装着感が良いヘッドホンだと言えるようになっています。
1万円前後という比較的リーズナブルな値段にも関わらずここまでの性能を秘めている「AKG K240MK2」になりますので、ぜひチェックしてみてください。
AKG K52
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
「AKG K52」はとてもお安い値段で購入することができるKシリーズの密閉型ヘッドホンになります。にもかかわらず40mmの高性能ダイナミックドライバーを採用しているために、パワフルな音楽の再生を実現することができています。
また「クローズドバックデザイン」と呼ばれる密閉型の構造は音漏れを軽減しているために遮音性が高いので、外部の音に邪魔されずに音楽に集中することができます。
さらにヘッドホン本体の重量は200gとかなり軽量な部類であるため、装着感が良いヘッドホンを求めている方にはおすすめできるものになっています。長時間ヘッドホンを使用するという方にもぜひ手にとっていただきたいヘッドホンです。
ヘッドホン N90QLE



















※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
「AKG N90Q」はakgの最新鋭の技術が詰まった密閉型ヘッドホンになります。耳の形に合わせて最適な音を流してくれる「オートキャリブレーション機能」や、好みの音の環境に常に調節できる「頭内サウンドステージ補正機能」などなど様々な機能があります。
またハイレゾ対応もしているので、再生周波数帯域が著しく良いことも特徴の1つです。
デザイン性としてもかなり特徴的で、まず装着部分がとても大きいドライバーを搭載しているので、一目見ても大きいヘッドホンだとわかるほどです。そして色合いは黒とゴールドでとても高級感の溢れるデザインだと思います。値段は20万円ほどとかなり高額ですので、とてもヘッドホンの機能やデザインにこだわるという方には、おすすめのヘッドホンであると言えるでしょう。
Bluetoothヘッドホン N60NCBTBLK




















※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
「AKG N60NCBT」も同じくNシリーズのヘッドホンで、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth対応ヘッドホンになっています。ワイヤレスながらに音は全く途切れなくナチュラルで伸びやかな中音域と高音域を再生してくれます。
ノイズキャンセリング機能は騒音集音用マイクが本体外側とドライバーユニット側に配置されているハイブリッド方式になっています。周囲の騒音を抑えるための最適な設計となっています。
本体重量は200gと軽量な方で、折りたたみも可能なヘッドホンになっていますので、携帯性や装着感も高い方だと言えます。値段は2万円と少しとヘッドホンの中では普通の金額に入るのではないでしょうか。
2万円前後で一通りの機能が揃っており、かつプロが使うようなヘッドホンを使いたいという方は、ぜひこちらの「AKG N60NCBT」をチェックしてみてください。
Bluetoothヘッドホン Y50BTSLV
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
Yシリーズのヘッドホンからは「AKG Y50BT」をまずおすすめとさせていただきます。これは1万円前後という値段ながらも、ワイヤレス接続でもakgのプロ御用達の音楽が実現されており、音質がとても良いという特徴があります。40mm径ドライバーで余裕のあるワイドレンジ再生を実現しています。
また連続再生時間は20時間とかなり長めで、1度の充電で長時間の使用が可能となっています、20時間使用できるとなると、1度の充電で1週間ほどは使い続けられるので非常に便利ですね。
さらにもし充電が切れてしまったとしても付属ケーブルで有線ヘッドホンとしても利用可能なので、充電が切れてしまうのではないかという心配をお持ちの方はケーブルを持参するようにしておきましょう。
Bluetoothヘッドホン Y45BTBLK
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
最後におすすめヘッドホンとして紹介させていただくYシリーズの「AKG Y45BT」は、密閉型の無線ヘッドホンになります。ノイズキャンセリング機能はついていないものの、重量がシリーズ最軽量の170gほどとなっています。ヘッドホンはごつくて、つけていたら疲れるといった方にもっともおすすめできるヘッドホンとなっています。
amazonでの値段は中古品としての値段しか書いていないですが6000円前後とYシリーズらしい非常にお求め安い値段となっています。akgの音質が気になるけど、NシリーズやKシリーズには手が届かないという方にはぜひこの「AKG Y45BT」から始めていただきたいです。
またスカンジナビアンデザインのニュアンスに機能美を融合させているため、デザイン性から見てもおすすめのヘッドホンだと言えます。
ここまでAKGの特徴やおすすめヘッドホンを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。音質で選ぶのか機能か値段で選ぶのか、人それぞれの観点はあるかと思いますので、ぜひご自分に会ったヘッドホンを探してみてくださいね。