自転車向けアクションカメラ5選｜マウント・取り付け方・長時間撮れるものも

最近YouTubeなどの動画サイトでは、サイクリングコースやロードレースなどでロードバイクに乗り、プレーヤー視点で撮影する動画が数多くアップロードされています。眼前を流れる景色や激しいレースの映像を見ると、興味が湧き楽しいですよね。

このような臨場感溢れる映像を、気軽に撮影できるのが小型アクションカメラです。最近ではさまざまな種類のアクションカメラが販売されていて、20gほどの超小型モデルや手ぶれ補正が魅力のGoProなどが人気を集めています。

今回は、アクションカメラを自転車やヘルメットに取り付けて撮影したい方に向けて、自転車向けのアクションカメラの特徴や選び方に加えて、おすすめ商品を5選を紹介します。記事の最後には、自転車に取り付ける方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アクションカメラは、きれいな景色を撮影するだけではなく、ドライブレコーダーとしても利用可能です。煽り運転などのトラブルや事故から自分を守るため、自転車やバイクにも取り付ける方が増えています。

しかし、アクションカメラの中には、暗闇での撮影やズーム機能・マイク機能に限界があるモデルもあります。購入前に、ドライブレコーダーとして使用可能か確認しましょう。

アクションカメラと一般的なビデオカメラの違いは、ハンズフリーで撮影できるか・できないかにあります。アクションカメラであればヘルメットなどに装着でき、撮影中も両手が空いているので、その分自転車やサーフィンなどの運動に熱中できるのが魅力です。

また丈夫で耐久性の高い製品が多いのもアクションカメラならではの特徴です。さらに防水機能や防塵機能などにも優れているので、一般的なビデオカメラでは難しい登山やスキーなど自然の中でも、思う存分撮影ができ思い出が残せます。

解像度は「横のドット数×縦のドット数」で表され、高いほど高画質な映像を撮影できます。アクションカメラには、フルHD(1.920×1.080)と高精細な4K(3.840×2.160)の2種類があります。安いアクションカメラでも解像度はしっかり確認しておきましょう。

ツーリングやサイクリングコースの魅力を伝えるためには、高い解像度のアクションカメラを選びましょう。鮮やかな青空や、水面の輝きをより鮮明に映像に残せます。以前は高価だった4Kモデルが手頃な価格で購入可能になりました。購入する方は4K対応のアクションカメラがおすすめです。

映像が1秒間に記録される静止画のコマ数のことを、フレームレート（fps)といいます。自転車でサイクリングをしながら美しい街並みや大自然の風景を撮るなら、フレームレートは高い方が映像がきれいで魅力も伝わります。

反対にフレームレートが低いと、監視カメラのような途切れた映像になるため、流れる景色を撮影する場合には30fps以上のアクションカメラを選びましょう。さらになめらかな映像にこだわる方には60fpsのハイフレームレートが最適です。

画角の広さも注目したいポイントです。ここでいう画角とは、実際にカメラに映る範囲を指します。画角の広いレンズは景色がダイナミックに撮れ、ボケにくくピントが合いやすいのが特徴です。サイクリングコースやロードレースを撮影するのに適しています。

一般的なアクションカメラの画角は100度前後が多いですが、170度以上あると広い視野角になるため、撮影の幅が広がります。さらに高性能なタイプなら200度まであるので、臨場感にこだわる方はチェックしましょう。

揺れの強い自転車でアクションカメラを使う場合は、手ぶれ補正機能は必要不可欠です。手ぶれが補正されないと、画面がガクガクと揺れて見づらい映像になります。特に、ロードバイクで凹凸のある路面を走る場合や、サイクリングコースが未舗装の場合は、手ぶれ補正機能が選ぶ際の重要なポイントになります。

ツーリング中やサイクリング中の突然の雨に対応するため、自転車で使うアクションカメラには防水機能が付いていると安心です。また、本体に防水機能が付いていない場合は、ハウジングケースと呼ばれる密閉された防水ケースを用意しましょう。防水だけでなく防塵機能もあるので、土埃や衝撃にも対処できます。

カメラのモードを頻繁に調整したい場合は、タッチパネル式のアクションカメラがおすすめです。自転車のハンドルに固定したアクションカメラを、指でタッチするだけで操作できます。ただ、走行中も操作できますが、カーナビと同じで運転中の操作はとても危険なので、安全面を考慮して必ず停止して操作するようにしてください。

WiFi機能があれば、ワイヤレスでデータをスマホやパソコンに転送可能です。サイクリングコースなどを撮影した映像を、その場でYouTubeやSNSにアップできます。また、スマホのアプリと連携すれば、離れた場所での遠隔操作や、写真などのデータの確認可能です。

中にはデータの共有だけでなく、動画の編集までもアプリ内でできる製品もあります。またスマホのアプリを利用してリモートでの撮影に対応した製品なども販売されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

サイクリングしながら撮影するなら、アクションカメラのバッテリーは長時間有効なものがいいですよね。バッテリー時間は画質によって変わりますが、最高画質を選ぶとバッテリー1個につき平均60～90分の撮影が可能です。

長距離の場合、バッテリー1個では足りない場合が多いので、複数個セットになっているタイプを選びましょう。予備を持って行くと、突然バッテリーが切れてもすぐに対応できるので、安心して長時間の撮影が楽しめます。

アクションカメラをハンドルに装着して撮影するなら、自転車用のマウントを用意しましょう。マウントとはカメラとハンドルを固定する台で、ハンドルバーにクランプ部分を挟みネジを締めて設置します。視界の邪魔にならないのがメリットで、ハンドルバーの直径が2.5cm前後なら調整可能です。

角度調整できるマウントは360度回転したり、後方に向けて自分撮りも可能です。自転車用のマウントが含まれるセット販売もあるので、購入する際はぜひチェックしてください。

アクションカメラを、ヘルメットの上に装着して撮影する方法もあります。専用のベルトでしっかり固定するので、安定した撮影が可能です。ハンドルや両腕などが画面の視界に入らず、景色だけを撮影できます。

また、自分の目線と近い高さになるので、より躍動感あふれる映像が撮影できるメリットも。スキー・スノボなどで、プレイヤー目線の迫力ある映像を撮影したいときには、ヘルメットに装着する方法もおすすめです。

小型のアクションカメラの中には、カメラ本体を衣服の裏からマグネットで固定して装着するタイプもあります。またクリップと一体型になっているタイプも同様に服に取り付けて撮影できます。ハンズフリーで使い勝手もよく、両腕を映してハンドル捌きをアピールしたい場合などにぴったりです。

アクションカメラをストラップを利用して首に掛けて撮影する方法もあります。設置や装着の手間が掛からず、首に掛けるだけなので簡単に使用できます。撮り手の胸あたりの高さから撮影できるので、自転車に限らず料理動画の撮影などにもおすすめです。

日本のカメラメーカといえば「ソニー（SONY）」が一番に思い浮かぶ方も多いかもしれません。そのイメージ通り、ソニーは多様なカメラ製品を取り扱っており、アクションカメラにおいても性能の充実した製品を多数展開しています。

ソニーのアクションカメラは、小柄なサイズ感ながらも高い性能を持っているのが特徴で、ハイスピードやタイムラプスでの撮影、多様な撮影モードでの撮影を楽しめます。特にヘッドマウントやマウンテンバイクに装着できる、軽量タイプの製品が人気です。

ウェアラブルカメラ各種を主に取り扱う「ゴープロ（GoPro）」のアクションカメラは、初心者からプロまで幅広いユーザーから人気を集めているメーカーです。高い性能と使い勝手の良さが反映された製品が多数展開されています。

ゴープロのアクションカメラは、小ぶりなサイズ感ながらも高い性能が評判となっています。特にタイムラプスやLiveBurstなどの搭載機能が充実している点が魅力です。設定画面からモードを選択するだけで、手軽に雰囲気のいい動画を撮影できるので、初心者の方もぜひチェックしてみてください。

「ディー・ジェイ・アイ（DJI）」はアクションカメラはもちろん、スタビライザやカメラドローンなどさまざまなカメラ製品を取り扱っているメーカーです。どの製品も耐久性に優れている点が高く評価されています。

中でもアクションカメラは水深10mでも撮影できる耐水性を持った製品もあり、サーフィンやシュノーケリングといったマリンスポーツをする方から人気です。また、ロッドやヘッドバンドといったカメラ周辺アイテムの取り揃えが充実している点も、魅力の一つとなっています。

アクションカメラを自転車に固定する際に必要なのが、マウントと呼ばれる部品です。角度や高さが調整できるタイプを選ぶと、さまざまな構図で撮影ができます。マウントを購入する際、使用する自転車のハンドルの太さに対応しているか、必ず確認しましょう。ここでは、おすすめの自転車用のマウントを3つ紹介します。

旅行や遠出など、特別なときの思い出をしっかり映像として残したい場合は一眼レフカメラがおすすめです。

一眼レフカメラはスマホなどのカメラに比べ画面センサーが大きいため、高画質できれいな写真が撮れます。またスマホの拡大方法も違い、画角と画質のバランスもよくズーム撮影も画像がボケたり荒くなったりすることなく撮影可能です。

アクションカメラを手持ちで撮影する際には、手ブレを補正できるアイテムとしてカメラに装着する「スタビライザー(Stabilizer)」と「ジンバル(Gimbal)」があります。この両者はほとんど同じ目的のアイテムですが、手ブレ防止の方式が違います。

「スタビライザー」はおもりを使った安定化装置を利用した方法です。一方、「ジンバル」は、1つの軸を中心に物体を回転させて手ブレを補正します。どちらともカメラの手持ちの揺れだけでなく、歩いたり走ったりしたりするときの揺れも抑えてくれるので、移動しながらの動画撮影におすすめです。

また機械式と電動式の2種類があります。機械式は搭載されたおもりを活用して補正し、シンプルで扱いやすい点が特徴です。電動式は内部にあるジャイロとモーターによって自動で補正し、細かな角度調整やわずかなブレなども補正してくれます。

アクションカメラ自転車に取り付けると、臨場感溢れる風景が気軽に撮影できます。また、ドライブレコーダーとしての使用も可能です。この記事を参考に、自転車に最適なアクションカメラを選んで、ダイナミックな撮影を楽しんでください。