【徹底解説】GoPro用望遠レンズの選び方やコツ｜ズームできないとき｜運動会にも

GoProでの撮影で被写体との距離が上手く掴めず、苦労した経験がある方も多いですよね。GoProは広角モードでの撮影はできても、望遠モードはないのでズームができません。しかし、撮影補助アイテムの望遠レンズ・ズームレンズを使えば、GoProでも簡単にズームや被写体を適切な距離まで拡大して撮影できます。

望遠レンズをカメラに取り付けるだけでズームができるので、運動会など被写体をズームで撮りたい方におすすめです。GoProでの撮影が趣味な人やGoProで望遠機能を使いたい方にもぜひ使ってみていただきたいです。

今回はGoPro用の望遠レンズの選び方・ズーム倍率などを詳しく解説します。望遠レンズを使わずに拡大する方法やズームできないときの対処法についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

GoProには冒頭でも触れたとおり、望遠・ズーム機能は搭載されていません。GoProで使える撮影画角は主に次の4つになります。

• 広角
• 狭角
• リニア
• SuperView

広角は映る範囲が広くなる撮影モードでやや魚眼効果が付くのが特徴です。狭角はピンポイントに狭い視野角での撮影モードで魚眼効果は無く、リニアは狭角より広い視野での撮影モードになります。SuperViewは16:9の比率で広角よりも広い視野角で撮影が可能です。

いずれも1倍率での撮影モードとなっているので、被写体を大きく見せたいときはカメラを近づける必要があります。

GoProを使った撮影で遠くの被写体をより大きく撮るための方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

• 映像編集で拡大
• 望遠レンズの組み合わせ撮影

撮影した映像を編集で拡大する方法なら、編集ソフトを使うだけで被写体を大きくできます。ただし、映像を拡大して引き延ばすので画質が悪くなるデメリットがあり、編集ソフトの操作にも慣れないといけません。

もう1つはカメラに適した望遠レンズを組み合わせて撮影する方法です。カメラに取り付けるだけで簡単に被写体を拡大できるので、手間をかけずにズームで撮影したいなら望遠レンズが最適です。

GoPro用の望遠レンズを購入する際は、利用しているGoProにマウントが対応しているかを確認しましょう。マウントとは、カメラとレンズの接合部分を指し、マウントがカメラと合わなければ望遠レンズを組み合わせて使えません。

マウントはミリ単位でサイズが決まっているので、カメラに対応していないものは基本組み合わせて使うのは不可能です。また、同じメーカーのGoProでもモデルによって対応するマウントが異なる場合もあるので、購入する際は事前に確認した上で対応したマウントを選んでください。

GoPro用の望遠レンズを選ぶときは、使用用途に適したズーム倍率のものを選ぶようにしてください。望遠レンズにも種類が豊富にあり、ズーム倍率は2～8倍などさまざまです。

たとえば、風景や野鳥といった自然の撮影をする場合は、6～8倍までズームできる望遠レンズが最適です。遠くの被写体も近距離で映せるので理想の映像・写真が撮れます。

また、身近な料理や人物の撮影なら2倍～4倍の望遠レンズでも十分に活躍します。望遠レンズを購入するときは、使用用途に対して十分なズーム倍率のものを選びましょう。

望遠レンズはGoProによって対応するマウントが異なるので、サイズ・重量も選ぶのに重要なポイントです。とくに形状や大きさにこだわるのをおすすめします。小型の望遠レンズを使った場合、ケラレが発生してしまう可能性があるためです。

ケラレとは、レンズのサイズがあっていない場合に映像の四隅に黒い影が映りこむ現象です。ケラレが発生してしまうときれいに撮影できなくなるので、望遠レンズを購入する前に試用して事前確認をしましょう。また、カメラの故障に繋がるため装着しても負担のない重量のものを選ぶのがおすすめです。

レンズには、ほかにも手ブレ補正や大口径といった機能を持つものがあります。望遠としての機能だけでなく、そのほかにも撮影をサポートする機能でよりきれいな映像・写真を撮影可能です。

ズーム撮影中に映像のブレが気になる場合は手ブレ補正付きのレンズを組み合わせると、手ブレを軽減できます。もし、望遠機能のほかにも機能面を充実させたいなら、撮影に役立つ手ブレ補正に対応した望遠レンズを選ぶのをおすすめします。

GoProは手ぶれ補正の性能が高いため、スポーツシーンを撮るのに最適です。運動会ではお子さんの競技を撮影するだけでなく、親子参加の競技でカメラを頭に装着すると、迫力のある映像を撮影できます。

また、運動会の最中に突然の雨が降ってきてもGoProは防水・防塵に対応しているため、雨に濡れて安心です。運動会でGoProを使うと、ビデオカメラでは撮れないようなダイナミックな映像を撮影できますよ。

初心者の方はGoProでタッチズームする方法がわからず、困っている方も多いですよね。ここでは、GoProカメラでタッチズームする方法を紹介します。

1. GoProの電源を入れます
2. 画面の右下にあるズームアイコン（虫眼鏡のアイコンにプラス記号が付いたもの）をタップしてください
3. ズームアイコンを長押し・スライドしてレベルを調整してください
4. レベルが調整できたら、ディスプレイをタップしてメイン画面に戻ってく撮影してください

ズームアイコンをタップ・長押し・下までスライドするとズームレベルをリセットできます。またズーム範囲は、解像度・フレームレート・使用中のデジタルレンズにより異なるのでご注意ください。

GoProがズームできない場合は、出力をRAW撮影に変更し、レンズをSuperView又は狭角に設定しましょう。手ぶれ補正の設定が強力すぎる場合もズームができないため、ブーストに設定してください。また、GoProでは動画撮影時にズームができないので注意です。

GoProと望遠レンズをセットで使うと、等倍では出せない味わいのある撮影ができます。風景・人物・食べ物など問わず、好きな距離感で被写体の撮影が可能になるので使い勝手は抜群です。もし、GoProを愛用していてズーム機能を使いたいと考えているなら、望遠レンズを使って快適な撮影ライフを過ごしましょう。