初心者におすすめのミラーレス一眼カメラ11選！選び方や費用も解説

軽くて初心者でも簡単にきれいな写真が撮れることから人気なのがミラーレス一眼カメラです。「スマホのカメラでは満足できない」「もっとSNS映えする写真を撮りたい」という方はミラーレス一眼カメラの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

しかしミラーレス一眼カメラは各カメラメーカーが数多くの機種を発売しています。エントリーモデルの中でも数種類発売れているメーカーも多く、どれを選んでいいか迷ってしまうのも当然です。

そこでこの記事では初心者の方向けにミラーレス一眼カメラを解説していきます。ミラーレス一眼カメラの仕組みやメリット、選び方を解説する他、初心者におすすめのミラーレス一眼カメラもご紹介します。ミラーレス一眼カメラの購入を検討している方はぜひご覧ください。

ミラーレス一眼カメラは一眼レフと同じ、レンズ交換式の1つです。ミラーレスという名前の通り、本体内部にミラーが入っていないため、一眼レフカメラよりも本体がコンパクトで、軽くなっています。一眼レフは本体内部にミラーが入っている分、本体が大きく重くなっています。

またミラーレス一眼カメラはコンパクトで軽量というだけでなく、オシャレで可愛いデザインのモデルも多く、女性人気も高いです。また性能面でも一眼レフに負けない高いクオリティを保持しています。初心者にも扱いやすい機能を搭載しているので、誰でも簡単に綺麗な写真を撮ることが可能です。

ミラーレス一眼カメラは携帯性やデザインに優れ、性能が高く、扱いやすいことから、初心者にもおすすめできるカメラになっています。

ミラーレス一眼カメラと一眼レフカメラ大きな違いはカメラ本体内部のミラーの有無です。一眼レフカメラでは内部にあるミラーでレンズを通して入った光を反射させ、光学ファインダーを通して映像を確認します。一方、ミラーレス一眼カメラはミラーをなくし、光を直接イメージセンサーに当てて電子信号に変換する仕組みです。

このことからミラーレス一眼カメラは本体が軽量でコンパクトというメリットがあります。また常に目の前の光景がセンサーで映像データに変換されるため、常に設定した明るさや色合いなどが反映された映像を確認可能です。一眼レフカメラは一度シャッターを切らないと、どんな映像か確認できません。

しかしデメリットとして、バッテリー消費が大きいです。また一度、電子信号に変換する必要があることから、ファインダーで見る映像は少しタイムラグがあります。またAFの速さも一眼レフの方が早いです。しかしミラーレス一眼カメラも性能が向上しているので、差はなくなってきています。

ミラーレス一眼カメラの初期費用の相場は70,000円～100,000円です。本体だけでなく、レンズなども必要になるため、コンデジなどと比べるとグッと高くなります。高いものを選べばさらに価格は上がっていきます。

ただし型落ちカメラや中古品を探せば、5万円前後に抑えることも可能です。「なるべく初期費用を抑えたい。」という方は型落ちや中古を探してみてはいかがでしょうか。

新機種が発売されると旧モデルは型落ちとなり、在庫を売るために一気に安くなります。型落ちモデルといっても、新機種と比べて性能が著しく劣るわけではありません。

価格差と比べて性能は差がないので、新製品にこだわらない方は型落ちモデルを狙うのがおすすめです。ただし新機種の性能が著しく向上している場合は、新機種も検討するといいでしょう。

初めてミラーレス一眼カメラを購入するならエントリーモデルのレンズキットを買うのがおすすめです。ミラーレス一眼カメラはレンズ交換式カメラで、撮りたい写真に応じてレンズを付け替える必要がります。本体のみで販売しているカメラを買ってしまうと、レンズは付いておらず、別で買う必要があります。

レンズキットは本体と一緒にレンズが付いてくるキットで、別でレンズを買う必要がない分、お得になっています。レンズキットには使いやすい標準レンズが付いている場合が多いので、どのレンズを買えばいいのかわからないという方におすすめです。

またダブルレンズキットだと、レンズが2本付いているので、撮れる写真の幅が広がり、思った通りに撮影できます。また後から付け足しで買うよりも安くなります。

抵抗がなければ中古品を探してみるのもおすすめです。中古品は誰かが使ったカメラを中古販売店が買い取り、清掃・整備の上で販売しています。ミラーレス一眼カメラは近年人気のため、中古品は多く出回っており、新しい製品も多いです。

中古品を買うなら中古カメラ店がいいでしょう。ネットショップやフリマアプリなどでは現物で確認できないので、粗悪品である恐れがあります。また現物を見て買う場合は、イメージセンサーの状態を確認しましょう。状態が悪いとメーカーでクリーニングしてもらう必要があります。また内部までは確認できないので、保証付きを選びましょう。

ここからはミラーレス一眼カメラの選び方をご紹介します。ポイントを抑えれば、カメラ選びで失敗する可能性が低くなります。

なるべく軽量でコンパクトなカメラを選びましょう。コンパクトで軽量な方がカバンにも入るので、持ち運びやすいです。また重いと撮影時に腕が疲れやすくなります。初心者は気軽に撮影を楽しむために、最初はコンパクトで軽いカメラを選ぶのがおすすめです。

目安としては400g以下のカメラを選びましょう。エントリーモデルのカメラは本体重量400g以下の製品が多くあります。実際にはレンズが付いて、さらに200～300g前後プラスされ、500mlのペットボトルより少し重くなる程度です。400g以下で選んでおくと、持ち運びの苦は少なくなります。

初心者はオートモードもチェックしましょう。オートモードでキレイに写真を撮れるほうが、どんどん写真が楽しくなります。オートモードにはカメラがすべて判断して設定を決めるモードや、人物や風景、夜景などシーンを選ぶとシーンに合わせた設定をカメラ側で行ってくれるモードがあります。

オートモードは各カメラごとにシーン選択の有無などで違いがあります。初心者は全自動オートやシーン選択が多くあるカメラを選ぶのがおすすめです。どちらもあるカメラの中から選ぶ際には、どんなシーンを選べるかチェックし、好みのカメラを選ぶといいでしょう。

手ブレ補正機能が強力なカメラを選びましょう。カメラ初心者の代表的な失敗が手ブレです。特に夜景や水族館など、暗い場所での撮影では手ブレでの失敗が多くなります。手ブレ補正が強力なものを選んでおくと、手ブレでの失敗が少なくなるのでおすすめです。

手ブレ補正は「ボディ内手ブレ補正」が搭載されているカメラを選びましょう。手ブレ補正が付いていないレンズでも手ブレ補正が効くようになります。またボディ内手ブレ補正の中でも前後・左右・水平・垂直・回転のブレをを補正する「5軸」が特におすすめです。

センサーサイズにもチェックしましょう。センサーサイズによって、画質や暗い場所での強さ、画角の変化などが生じます。ミラーレス一眼カメラのセンサーサイズはフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの3種類です。

フルサイズは約36.0mm×24.0mmのイメージセンサーで、3種類の中で最も大きなセンサーサイズです。センサーサイズが大きい分、画質の高さや画角の広さ、暗所での強さ、ボケの強さにメリットがあります。ただしセンサーサイズが大きい分、ボディが大きく、重くなるのがデメリットです。

またフルサイズはミドルクラス以上のカメラに搭載されているので、価格が高くなります。初期費用200,000円以上が相場となっているので、初心者にはおすすめできません。

APS-Cは23.6mm×15.8mmのイメージセンサーで、フルサイズよりは小さく、マイクロフォーサーズよりは大きいセンサーサイズです。エントリーモデルからミドルクラスのミラーレス一眼カメラではAPS-Cが多く使われています。

APS-Cはマイクロフォーサーズと比べて暗所に強く、画角が広いことのがメリットです。風景写真や夜景写真を撮るならAPS-Cの方が向いています。またフルサイズに比べて軽量コンパクトで携帯性が高くなっており、性能と持ち運びやすさのバランスが取れた製品が多いです。

マイクロフォーサーズは約17.3mm×13.0mmのイメージセンサーです。センサーサイズが小さいため、軽量コンパクトなカメラが多くあります。センサーサイズが小さい分、APS-Cと比べて画角が狭くなりますが、被写体に寄りやすくなっています。

またマイクロフォーサーズレンズならメーカーを問わず使える点もメリットです。例えばオリンパスのカメラでも、パナソニックのレンズを使うことができます。フルサイズやAPS-Cはメーカーごとにマウントという規格が合わないので、マウントを使わないと他メーカーのレンズを使えないことが多いです。

ミラーレス一眼カメラはスマホと通信機能で連携可能な製品が多いです。カメラとスマホを連携させることで、撮影した写真をスマホに送信することやリモート撮影などができるようになっています。

さらにそのままInstagramなどのSNSに投稿できる製品もあり、撮った写真をスグにSNSに投稿したい方におすすめです。SNSに写真をスグに投稿したい方はスマホとの連携機能も確認しておきましょう。

ミラーレス一眼カメラはさまざまなメーカーから発売されています。ここからは代表的なおすすめメーカーの特徴をまとめています。

オリンパスでは「PEN」と「OM-D」という2つのシリーズのミラーレス一眼カメラが発売されています。

PENシリーズは洗練された可愛いデザインが特徴です。見た目だけでなく、豊富なフィルターやボディ内手ブレ補正が搭載されており、初心者におすすめのシリーズになっています。

OM-Dシリーズはすべてのカメラに「5軸のボディ内手ブレ補正」という強力な手ブレ補正が搭載されているなど、基本性能が高いです。さまざまなシーンでの撮影にも対応できるモデルが多くなっています。

ソニーは初めてフルサイズのミラーレス一眼カメラを発売したメーカーで、エントリーモデルからプロ用まで、さまざまなモデルが揃っています。幅広いモデルが揃っているので、撮影シーンや自分のライフスタイルに合ったカメラが見つかります。

自社開発の画像センサーや画像処理エンジンにより、高画質なモデルが多く、オートフォーカスの速さも特徴です。機種によってはボディ内手ブレ補正が搭載している製品があり、簡単にきれいな写真を撮ることができます。

富士フイルムはミラーレス一眼カメラでフィルムのような色彩感を再現しているのが特徴です。独特の淡い色合いは富士フイルムならではで、特にポートレートや風景写真でSNS映えする写真が簡単に撮影できます。一度作例を見て、どんな写真が撮れるのか見てみるのがおすすめです。

またレトロでコンパクトな見た目で女性の人気も高いモデルから、重厚感のあるモデルまで、デザイン性が高い製品も多く揃っています。

ミラーレス一眼カメラは初心者でも簡単にきれいに写真が撮れるカメラです。特にエントリーモデルは初心者に配慮した機能がたくさんあるので、最初はエントリーモデルから入るのがおすすめになります。ぜひこの記事を参考に、お気に入りのミラーレス一眼カメラを見つけて、思い出をきれいに残してください。