ホースのつまり！掃除機に異物が詰まった時の対処方法【取れない時も焦らず対処】

掃除機は、今や掃除をするうえで絶対に欠かせない必須アイテムです。ゴミやほこりを吸い込んでお部屋をきれいにしてくれますが、うっかりゴミ以外の異物を間違って吸い込んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。

たまたま片付けるのを忘れて床に落ちていたビニール袋やプラスチックのペットボトルキャップ・靴下・ハンカチ・タオルが詰まったら、慌ててしまいますよね。しかし、落ち着いて対処すれば、大事に至らないこともあります。

この記事では、掃除機にものが詰まった時の対処方法を、ホースや吸い込み口に詰まった場合から、どうしてもつまりが取れない場合まで徹底解説します。また、掃除機を詰まらせないための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

きちんと片付けているつもりでも、棚や家電の裏に落ちているものをうっかり吸ってしまうことは珍しくありません。まずは落ち着いて、何が詰まっているのか把握しましょう。詰まったものの種類によって、対処の方法が変わってきます。 また、ホースで詰まっているのか、内部で詰まっているのかも確認しましょう。

靴下やハンカチ、タオル、雑巾などの布製品が詰まった場合、まずは落ち着いてホースを外しましょう。多くの商品はヘッドと持ち手の部分を外せます。商品にもよりますが、ホースの中段が外れるものもあります。外してから詰まったものを取り出しましょう。

指が届かない場合は、ヘッドとホースを外した後、ホースを回して遠心力で詰まったものを出せるか試してください。回す場合は周囲にぶつけないようにスペースを確保して行いましょう。

それでも取り出せないなら針金を使用して釣り上げる方法がおすすめです。衣類なら針金で引っ掛けやすいので簡単に取れます。ハンガーも針金の代わりになります。ただし、引っ掛けて取り出す際に詰まった靴下・ハンカチやホース内部を傷つける可能性があるので注意してください。

また、つっぱり棒のような長い棒の先にガムテープを付けて、粘着力で取り出す方法もあります。ただし、ガムテープがホース内にくっついて詰まらないよう注意が必要です。

ペットボトルキャップやプラスチックのおもちゃ・部品などが詰まった場合の対処方法を解説します。

柔らかいホースに詰まったなら、まずはホース自体を伸縮させて取り出せないか試してみてください。それでもダメなら、キャップ・プラスチック製品を取り除くために使用済みの単三電池を2本使用しましょう。ホースの太さより小さく、電池が詰まらないサイズか確認してから行ってくださいね。

1. ホースを外し、詰まった部分の反対側から電池を入れる
2. 電池がキャップ・プラスチックに当たるように傾けて移動させる
3. キャップ・プラスチックを吸い込んだ側が外側になるようにして、ホースを回す（遠心力で外すイメージ）

キャップ・プラスチックが外れると電池も一緒に勢いよく飛び出します。そのため、ホースを回転させる際は飛び出した電池にぶつかって怪我したりものを壊したりしないように注意が必要です。人だけでなく、家具や置物などの位置を確認してから行いましょう。

ティッシュは布製品よりも薄くて柔らかいので、掃除機で大量に吸い込んでしまうとカチカチに固まってしまいます。ティッシュを吸い込んでしまったときは、先ほどご紹介した以下の方法を組み合わせて対応すると効果的です。

• 針金を使用して釣り上げる
• 乾電池を使って遠心力で押し出す
• ホースを伸縮させて移動させる

先に紹介した方法で解決しない場合に、しっかりと乾燥できる状況であればホースの中を水洗いするのもおすすめです。お手持ちの掃除機のホースが水洗いできるかは取扱説明書を確認しましょう。ホースの中は意外と汚れているので、普段のお手入れとあわせて行えばメンテナンスにもなりますよ。

また、水洗いできないホースの場合にも、固く絞った雑巾やスポンジで拭き掃除をする方法があります。下記リンクの「ホースの掃除の仕方をチェック」の見出しに用意するものや詳しい掃除方法を記載しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

遠心力を使う・針金を使う・電池で押し込む・水洗いするなどの方法を試しても、どうしても異物が取れない場合は掃除機を分解するしか方法はありません。自分で分解する際には取扱説明書をよく読みましょう。

分解中にホースにキズを付けた場合、修理が必要になる場合があるので注意です。また、分解すること自体できない掃除機もあります。分解できない掃除機の場合は、部品交換・修理・買い替えも視野に入れてください。

ホースにつまったほこりを取り除く方法は前項目でお伝えした、乾電池を使用して遠心力で取り除く方法があります。これは固まったほこりであれば有効です。先述したとおり、電池も一緒に勢いよく飛び出してくるため、周辺に注意しましょう。

固まったほこりでない場合は、棒で押す方法があります。ヘッドを外した状態にしたホースをまっすぐに伸ばし、つっぱり棒のような細い棒を入れて、何か引っかかったような手応えを感じたら押すだけです。

この方法を使う時は無理な力を入れずに丁寧に作業しましょう。逆にほこりを押し固めたり、ホースが破れたりする危険性があります。

掃除機から異音が聞こえたり、普段より吸い込みが低下したりといった不調を感じたら、ホースにほこりが詰まっている可能性があります。あまりにもお手入れをせず、ほこりを吸い過ぎて詰まる場合もありますが、基本的にはほこりだけが原因であることは稀です。

異音や吸い込み低下の原因の大半は、ほこりと一緒に吸い込んだ爪楊枝のような小さなゴミ。小さなゴミは異音や吸い込み低下の原因だけでなく、詰まりの原因にもなります。定期的なメンテナンスを行ってください。異音については下記リンクでも詳しく原因と対処法を解説していますよ。

掃除機を詰まらせないためには、掃除機をかける前に床の片づけをするのが1番。基本的なことですが、掃除をスムーズに行うためにも重要なことです。床だけでなく、家具や家電、机の隙間にもハンカチような衣類が落ちている場合があるのでチェックしましょう。

詰まってからでは遅いので、日頃の対策が大切ですよ。また、お手入れをこまめにしておくと詰まりのリスクを減らせます。下記リンクでお手入れの必要なパーツ・メンテナンス方法を特集をしているので、ぜひご覧ください。

ダイソンの掃除機は、異物が詰まると自動で運転が停止になったり、モーター音が脈を打つようにうなったりします。この際、無理に掃除機を運転させるとモーターに負担をかけてしまいます。パーツを取り外して詰まりを確認し、対処しましょう。

詳しいパーツの取り外し方については、取扱説明書やダイソンの公式サイトで確認してください。

異物を吸い込まないためにも、掃除機をかける前に1度床や家具の隙間などをチェックすることをおすすめします。また、詰まったほこりをこまめに取り除いておけば、掃除機を長持ちさせられます。誤って異物を吸い込んでも、この記事を参考にして焦らずに対処しましょう。