簡単に修理可能!掃除機のホースが破れたときの対処法を紹介

日立・東芝・シャープなどのメーカーから販売されているキャニスター型掃除機。吸引力に優れる反面、ホース部分が潰れて修理が必要になることが少なくありません。本記事では、テープ・ラップ・ペットボトルなど身近なものを使った掃除機ホースの修理方法を紹介します。

2021/06/10 更新

ゴミを溜める部分と吸い込み部分がホースで繋がっているキャニスター型掃除機。吸引力に優れており、日々のお掃除に大活躍する家電です。ですが、ホース部分に穴が空いて潰れてしまうなんてことも。家電には、故障などのトラブルはつきものです。

 

そんなトラブル時は交換や、買い替えをするしか方法がないと思っている方も多いのではないでしょうか。実は、どこのご家庭にもある意外なものを使って掃除機のホースを修理することができます。また、修理方法も非常にお手軽で普段DIYをしない方でも簡単に修理することが可能です。

 

今回は穴が空いて潰れてしまった掃除機のホースを、DIYで修理する方法を紹介します。交換やメーカーに修理を依頼する前に、自分で修理をしてコストを抑えてみるのはいかがでしょうか。

掃除機のホースを交換なしで自分で修理するには、「身近なものを使って修理する」と「工具を使って修理する」の2つのパターンがあります。ここではそれぞれの方法について詳しく紹介しているので参考にしてください。

 

身近なものを使って修理する!

掃除機のホースは、身近なものを使って応急処置をすることができます。身近なものと言っても、どのご家庭にもあるようなものから購入が必要なものがあるので、補修レベルに合わせて選びましょう。

 

ホース用補修テープ

最も確実でスタンダードな自力での修理方法は「ホース用補修テープ」を使って修理する方法です。ここではホース用補修テープを使った修理方法を紹介します。

 

  1. ホースの破れた部分に空気が入らないようにしてホース用補修テープを巻く。テープとホースをしっかり密着させてゆっくり巻くのがコツ。
  2. 破れた部分から前後5cm程度余裕を持ってテープを巻く。
  3. 掃除機を実際に使用してみてゴミを吸いこめるか確認する。
  4. 修理部分から空気が抜けたり、ゴミが漏れたりしていなければ完了。

 

ホース用補修テープを購入する必要がありますが、値段が安いので手軽に入手することができます。ガムテープやその他のテープでは上手く修理できないので注意しましょう。

ニトムズ(Nitoms)

ホーステープ M503

価格:566円 (税込)

ジャバラホース対応した高耐久補修テープ

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

日用品や医療・ヘルスケア製品を手掛ける日本のメーカー、ニトムズの補修テープです。特殊合成ゴムとビニルテープを併用しているので、耐久性と柔軟性に優れています。また耐水性にも優れ、-20℃~60℃に耐えることができるので温度変化にも強いです。そのため掃除機のほか、洗濯機などのホースの修理にも適しています。掃除機ホースへの使用が推奨されている、安心の補修テープです。

 

スペック詳細はこちら

メーカー ニトムズ 商品名 ホーステープ M503
サイズ 幅30mm×長さ0.5m 使用温度 -20℃~60℃
白/グレー

ペットボトルや筒状のもの

「ペットボトルや筒状のもの」を芯として掃除機のホースを修理する方法があります。簡単に手に入るペットボトルを使った修理方法を紹介します。

 

  1. ペットボトルの上部と底をカッターナイフで切り落とす。
  2. 円筒部分を縦にカットする。
  3. 掃除機のホースを穴が空いた部分周辺で切断する。
    ※ホース内に導線が這ってある場合ははんだごてなど工具を使って修理する必要があります。
  4. カットしたペットボトルの円筒部分を丸めてホースに差し込む。
  5. ホースの筒サイズに合わせてペットボトルの円筒部分を丸めてテープで固定する。
  6. 円筒部分の半分をホースの片方と接着剤で固定する。
  7. 残した部分をもう片方のホースと接着剤で固定する。
  8. 切断したホースがペットボトルを芯にして繋がれば完了です。

 

ホースを一度切断したり接着剤を使ったりするので手軽度は落ちますが、見た目がきれいに仕上がります。なお、接着剤はエポキシ系弾性接着剤がおすすめです。

セメダイン

難接着材料用接着剤 2液性 EP001N P 40g RE-004

価格:695円 (税込)

振動・たわみにも強くホース修理に有効!

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

最も硬化収縮の少ないタイプのエポキシ樹脂系の接着剤。接着しにくい材料や異素材の接着に最適です振動・たわみ・歪みに強い性質から掃除機のホース修理にも優れた効果を発揮します。コンパクトなチューブ型で手軽に扱えますので、作業性も良好です。

 

スペック詳細はこちら

メーカー セメダイン 商品名 EP001N P 40g RE-004
サイズ 20.4 x 8.7 x 2.3 cm 使用温度 -60∼120℃
内容量 68.04 g

ペットボトルのラベル

ペットボトル本体ではなく「ペットボトルのラベル」を使ってホースを修理する方法があります。ペットボトル本体を使った修理方法よりも簡単なのでおすすめです。

 

  1. ペットボトルからラベルを破かないよう注意してきれいに剥がす。
  2. ラベルをホースの穴が空いた部分に巻きつける。
  3. その状態で上からドライヤーを当てる。
  4. 熱によってラベルが収縮し、ホースにぴったりくっつく。
  5. 2枚重ねにするとさらに強度が高くなる。

 

ちなみに修理に使えるラベルと使えないラベルがあります。ラベルにゴミ分別用の切れ込みが入っているタイプは修理に使用でき、「ここからはがしてください」と記載されているタイプは修理に使用できません。

サランラップ

どのご家庭にもある「サランラップ」を使用して掃除機のホースを修理することができます。なおサランラップだけでは強度が低いので、ペットボトルのラベルと併用するのがおすすめです。

 

  1. ホースの破れた部分とその前後5cmにラップを巻く。
  2. その上からきれいに剥がしたペットボトルのラべルを巻く。
  3. 上からドライヤーを当てる。
  4. 熱によってラップとラベルが収縮しホースに貼り付いたら完了。

 

サランラップとペットボトルのラベルを併用することで、強度が上がります。また、補修テープなどその他の修理方法と組み合わせるのもおすすめです。

工具を使って修理する!ホースに導線が這わせているタイプは注意!

破損した掃除機のホースは、はんだこて・マスキングテープ・ラジオペンチ・はさみなどの工具を使って修理することができます。ある程度の技術が必要ですが、身近なアイテムを使った応急処置的なものではなく本質的な修理が可能です。

 

手元でON/OFF操作できるタイプタイプは、ホースに銅線が這わせてあります。そのため、ホース自体をカットして修復した後に半田による銅線の固定が必要です。なお、本格的な修理であっても、工具はたいてい100均などで揃えることができます。

手元でON/OFF操作できるタイプの修理手順と注意点

先述したように、ホースに銅線が這わせてある手元でON/OFF操作できるタイプの修理は、電気的に配線を切って繋ぐ作業が必要です。工具は、はんだこて・プラスドライバー・ニッパー・カッターナイフ・絶縁ビニルテープを揃えましょう。以下、修理手順と注意点(※)をご紹介します。

 

  1. 本体とホースが繋がっている部分のねじを外しカバーをあける。
    ※中にホコリが溜まっている場合は、ティッシュなどでふき取ります。

  2. はんだごてを使用して配線を外し、ホースと本体を分離する
    ※外す前に必ず、何番目の線に何色が繋がっているのかを確認しておいてください。

  3. 破れてしまった部分までホースをカットする。
    銅線部分は固いので、ニッパーで切断するのがおすすめです。

  4. 銅線を覆っているビニル部分を3cmほどカットします。
    ※この時、中の銅線を傷つけないように注意してください。

  5. ホースを本体の元の位置に差し込む

  6. 手順2で外した線と、ホースから出ている銅線をはんだごてで接続する。
    ※銅線の接続部分を絶縁ビニルテープで保護しつつ、ホースがズレにくいように固定するのがコツです。

  7. 最初に外したカバーをはめ、ドライバーでねじを取り付けたら完成です。

ホース交換をしたいときには、販売店やメーカーに問い合わせて「交換用パーツ」が販売されているか確認するのがスムーズです。メーカーによっては、ホームページで掃除機の型番を入力すると合うホースを検索できる場合もあります。

 

交換パーツを購入する際は、ホースと本体を繋ぐ「継ぎ手」が別売りになっているケースがあるので注意してください。また、手元でON/OFF操作できるタイプは、ホースと操作部分までがセットになったものを購入するのが、設置の手間がかからないのでおすすめです。

 

基本的に交換キットは、特殊な工具や大がかりな作業なく取り付けできる仕様になっていますので、説明書の手順に沿って交換するようにしましょう。

ここまで自力での修理を紹介しましたが、もちろん確実なのはメーカーに修理を依頼することです。各メーカーのモデルに合った最適な修理方法を、プロが行なうので確実性を重視するなら最もおすすめと言えます。

 

修理費はメーカーや破損具合によって変動しますが、おおよそ5000円~15000円程度が相場です。ホースの破損以外にも問題がある場合は追加料金がかかるので、事前に見積もりを出してもらいましょう。

寿命が近い可能性があるので買い替えもアリ

キャニスター型掃除機の寿命は約8年程度と言われています。寿命が近づくと本体よりもまずホースが故障することが多いです。それに伴って、吸気ファンの故障による吸引力の低下やゴミが溜まらないなどのトラブルが懸念されます。長年使っているのであればホースの破損を故障の前兆と考えて掃除機を買い換えるのもおすすめです。

本記事では掃除機のホースを修理する方法について紹介しました。ホースが破損しただけであれば、身の回りのものを使ってお手軽に修復することができます。メーカーに修理を依頼するよりも遥かにコストを抑えることができるので、修理に出す前に一度試してはいかがでしょうか。