掃除機からキーンと異音｜甲高い音・笛のような音【ダイソン・シャーク・日立製品も】

掃除機のキーンという笛のような音に悩まされていませんか？掃除中にキーンと甲高い音が鳴っていると「故障かな？」と心配になるものです。当初はそうでもなかったのに音がうるさくなったと感じる場合や、買ったばかりの掃除機でも異音が発生する場合があります。

実はこのキーン音を解決する方法がいくつかあります。ダイソン・シャーク・日立など、それぞれのメーカーに問い合わせる方法以外に、修理業者に依頼しなくても自分で解決できる可能性があります。どの方法も簡単に実行できるため、複雑な作業では必要ありません。

本記事では掃除機からのキーン音の解決方法をわかりやすく紹介します。この記事を見ながら、実際に掃除機で解決法を試してみましょう。また、解決後のキーン音をできるだけ発生させない方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

そもそも、なぜ掃除機からキーン音が鳴るのでしょうか？キーン音は、掃除機内部にあるモーターの出力アップによるものです。ごみを吸うためにモーターが吸引力を上げようとした結果、キーン音が発生します。

キーン音は掃除機の使用年数にかかわらず、いずれの掃除機からも発生する可能性があります。特に購入したばかりであれば、故障ではなくモーターの出力アップが原因の可能性が高いです。

モーターに負荷がかかるとキーン音が発生するので、できるだけ負荷をかけないようにするのが重要です。日頃から掃除機を間違った方法で使用していると、キーン音が発生しやすくなります。

ここでは、掃除機のキーン音を解決する方法を紹介します。紙パック式とサイクロン式の両方の掃除機の解決法を説明するので、ぜひ参考にしてください。

掃除機の音がうるさくなったと感じた際、それが紙パック式の掃除機の場合は、紙パックの交換が有効です。吸引が弱くキーン音が鳴っている場合は、紙パックを交換してみてください。交換するだけで異音を簡単に解決できる可能性があります。

紙パックにゴミが溜まりすぎていると、掃除機の吸引力が下がります。その状態からゴミをより多く吸うためにモーターが吸引力を上げたとき、負荷がかかって異音が発生します。吸引力が下がると掃除の効率も下がるので、紙パックは8割を目安に交換しましょう。

早めの交換は掃除機の長持ちにもつながります。頻度の高い交換はもったいないと思うかもしれませんが、掃除機を快適に長く使用するには必要です。また、使用する紙パックは純正品がおすすめです。

サイクロン式の掃除機からキーン音が発生しているときは、フィルターのお手入れが有効です。特に掃除機のフィルターにほこりが溜まっていると掃除機の吸引力が落ち、モーターが吸引力を上げようとしてキーン音が発生します。

そのため、ダストケースにごみが溜まっている場合は一度捨て、フィルターを水洗いなどを行いましょう。なお、ダストカップやフィルターを水洗いした後は、十分に乾燥させてから使用してください。乾ききる前に使ってしまうとフィルター詰まりやすくなり、掃除機が故障する原因になります。

紙パックの交換やフィルターを掃除してもキーン音が解決しないときもあります。そんなときは、掃除機のどこかにゴミが詰まっている可能性が高いです。大きいゴミを吸い込んで詰まっているとキーン音の原因になります。

特に笛のような高音が発生する場合は異物が詰まっている、もしくはパーツが外れてる可能性が高いです。ゴムパーツ・回転ブラシ・ホース・パイプを取り外して異物が詰まっていないか確認し、しっかり各パーツをはめましょう。その際パイプ先に手を当て、吸引を確認するのがおすすめです。

なお、詰まっているゴミが手作業で取れそうであれば、説明書を見ながら除去してください。詰まりがひどく自力で取るのが難しい場合には、修理業者に修理を依頼する必要があります。業者にはゴミの除去依頼だけでなく、異音が発生する旨を伝えておきましょう。

掃除機の音がうるさくなったと感じたものの、その原因の特定が難しい場合や不安な場合、まずはメーカーサイトで確認してみましょう。それでも解決しない場合は、メーカーへ直接問い合わせをしてみるのがおすすめです。

ここでは、シャーク・日立・ダイソンの各問い合わせ先を以下に掲載しますので、ぜひ参考にしてください。

キーン音を解決した後も、日頃の使い方に気を付けて異音の発生を防ぐ必要があります。ここで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

まずは、日頃からのこまめなお手入れが大切です。こまめにお手入れをしておけば、掃除機内部にゴミが溜まりにくく、モーターへの負荷も小さくなります。キーン音を防ぐのに最も効果的な方法です。

具体的には、溜まったゴミは毎回捨てる・紙パックは早めに交換する・フィルターをこまめに掃除するなどが挙げられます。掃除機を使用した後は、きれいにしてから収納しましょう。

これらのお手入れは異音の発生を防ぐだけでなく、吸引力を維持したまま長期間にわたって掃除機を使用できる可能性が高まります。こまめなお手入れで掃除機を快適に、長く使いましょう。

ふとんの圧縮に掃除機を使っている方はいませんか？実は、ふとん圧縮への使用は異音の発生につながります。空気を抜く目的で掃除機を使用すると、モーターに大きな負荷がかかるからです。また、異音が発生するだけでなく、掃除機の寿命を早めてしまいます。

どうしてもふとん圧縮に掃除機を使用したい場合は、掃除機対応のふとん圧縮袋を使用してください。できれば、掃除機は掃除用、ふとん圧縮には圧縮吸引器を用いるのが最適です。

パナソニック・三菱電機・ダイソンなどの有名メーカーの掃除機はふとんを圧縮する目的での使用を推奨していません。掃除機を快適に長く使うためにもふとん圧縮への使用はなるべく避けましょう。

掃除機から発生するキーンという異音は故障ではなく、紹介した方法で解決ができる可能性があります。異音が発生しても焦らずに、落ち着いて対処法を試してください。解決した後は、日頃の掃除機の使用方法を見直しましょう。