日立のドラム式洗濯機ビッグドラムの「風アイロン」とは？｜口コミ＆評判は？

ドラム式は乾燥機能に優れているため、縦型よりも早く効率的に洗濯物を乾かせるのがメリットです。家族が多いと毎日大変な洗濯も、乾燥機能を活用すれば干す手間がなくなるので家事が時短できます。しかし、乾燥すると衣類がシワにならないか心配ですよね。

上記のような方には、日立のドラム式洗濯機・ビッグドラムがおすすめです。特にヒートポンプ式をアレンジした「風アイロン」と呼ばれる乾燥機能は、衣類がシワになりにくくきれいに仕上がる点で評判を集めています。

以上を踏まえ、本記事では日立のビッグドラム「風アイロン」にフォーカスし、特徴・活用方法・口コミなどを紹介します。乾燥機能を使っても乾かない場合の対処法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

「風アイロン」では、高速風を衣類に吹きかけて乾燥します。吹き出し口付近の風速は、なんと時速約300kmにもなるそうです。この高速風が衣類を押し広げ、シワが伸びて目立ちにくくなります。

乾燥は6kgまで可能ですが、乾燥にかける量が少ないほどきれいな仕上がりになります。4kg程度の量であれば、防止シワ加工をしているシャツならほとんどシワが目立たないので、そのまま着れます。

「風アイロン」による乾燥は、低温乾燥なので衣類の縮みや変形しにくいのが特徴です。乾燥にかけても衣類の温度は60℃以下で、それ以上は高温になりません。熱で縮みがちな靴下などの下着類も、「風アイロン」なら素材を傷めずに優しく乾かすので長持ちします。

また、タオルは天日干しするよりも肌触りのふわふわな仕上がりになります。ダニや除菌対策もできて清潔に保てるので、今まで部屋干しの生乾き臭に悩んでいた方には特におすすめですよ。

「風アイロン」は、スチームアイロンとしても活用できるので、乾いた衣類のアイロン掛けの手間まで省けます。ワイシャツ・ブラウス・ズボン・スカートなどのシワが気になる時、「風アイロン」に任せれば忙しい朝もきれいな状態で着られますよ。

また、乾いた衣類の臭いや雑菌が気になる時に消臭・除菌できるコースを搭載しています。洗いにくいスーツやスラックスなどの衣類のほか、靴やスリッパ・ぬいぐるみなどに活用できるので、身の回りのものをいつでも清潔に保てます。

ビッグドラムは洗浄力の高さも魅力です。日立独自のナイアガラ洗浄では、高濃度の洗剤液を衣類にしっかり浸透させながら循環し、頑固な汚れを落とします。また、通常のたたき洗いに加えて押し洗い・もみ洗いを行い、黒ずみやごわつきを抑えます。

特に、温水ナイアガラ洗浄を搭載している機種では気になる黄ばみや臭いの原因菌もしっかり落とします。洗剤液を高速の温風で温め酵素パワーが活性化し、より洗浄力がアップするため、襟や裾が黄ばみがちなシャツも際立つ白さに洗いあげますよ。

ビッグドラムは全機種が10kg以上の大容量です。ドラムが大きいと同じ量の洗濯物でも効率的に洗えるので、仕上がりが良くなります。毛布などの大物洗いは、洗濯のみであれば6kgまで可能なので、薄手のシングル毛布3～4枚を一緒に洗えます。

また、11kg～12kgタイプのビッグドラムでは、今まで家では洗いにくかった羽毛ふとんも洗濯から乾燥まで行えます。布団はたとえ洗えたとしても重くなってしまい干すのが大変なので、乾燥まで完結できるのは嬉しいですよね。

1度「自動おそうじ」を設定すると、毎回洗濯時のすすぎ後にきれいな水道水を使用して、洗濯槽の見えない部分の汚れを洗い流します。衣類を洗濯するたびに洗濯槽もきれいになるので、ドラムの裏側などに潜みがちな黒カビや汚れの心配がなくなりますよ。

毎回「自動おそうじ」を使用しても、追加コストは1回あたり2.8円程度です。洗濯槽クリーナーを使う定期的なお手入れ回数を減らせる上、手間をかけずにいつも清潔な状態で洗えるのでおすすめです。

「風アイロン」でワイシャツを乾燥は可能ですが、通常のアイロン掛けしたようなピシッとした仕上がりになるとは言えません。しかし、シワを少なくするためのポイントを抑えれば、「風アイロン」のみでも違和感なく着れます。

まず、「風アイロン」を活用するならもともとシワになりにくい形状記憶型のワイシャツを使用するのがおすすめです。そして乾燥するときは衣類を少なくし、洗濯槽に余裕を持たせシワが目立ちにくくなりますよ。

毎回「風アイロン」で乾燥すると電気代が高くなるのでは？と不安になりますよね。ビッグドラムでは、1回あたりの洗濯から乾燥にかかる電気代は23～26円です。洗濯のみだと約2円なので、乾燥だけにかかる料金は21～24円ほどの計算になります。

毎日使っても、月にかかる乾燥時の電気代は720円程です。これで干す手間が省けるなら安いと考える方も多いはずです。ちなみに、縦型洗濯機のヒーター乾燥では1回あたり50円ほどかかるので、「風アイロン」は縦型乾燥の半分程度の電気代で済みます。

ビッグドラムについて「乾燥時の音がうるさい」との口コミを目にするときがあります。以下では風アイロンの騒音レベルと対処法を解説します。

騒音レベルはデシベル（dB）位で表記されます。この数値が20～30dBだと静かで、40～50dBは普段生活していても気にならないレベルと言われています。ビッグドラム(BD-SG100FL)の騒音レベルは以下の通りです。

一番数値が大きい乾燥時でも48dBなので、ストレスに感じるほどの騒音ではないのが分かります。だた、音の感じ方は人それぞれ違うので、口コミをみても「音が大きい」「とても静か」の意見が分かれています。

アパートやマンションで下の階に音や振動が伝わらないか心配な方にも対策法はあります。まず、ビッグドラムには脱水時や乾燥時の音・振動を抑えるモードが備わっています。標準モードよりもやや脱水・乾燥にかかる時間が長くなりますが、このモードを使えば静音になるので活用しましょう。ほかの対策としては、振動や音を抑えるためのアイテムもあるので紹介します。

「風アイロン」をネットで検索すると「臭う」との口コミが出てくるときもあります。以下ではこの臭いの原因と対処法をお伝えします。

一般的に臭いの原因の多くは、たまった石鹸カスやほこりなどの汚れによるものです。定期的にすべきお手入れを怠ると発生してしまいます。

また、設置条件によっては乾燥運転中に排水口から臭いが上がってくるときがあります。ビッグドラムでは乾燥運転の方法が2種類あり、そのうち「空冷除湿方式」で運転していると排水管からの空気が流れ込み、臭いが発生する場合があります。

汚れによる臭いが原因の場合は、「槽洗浄コース」を運転しお手入れで解消します。ドラム式洗濯機は定期的なお手入れが必須なので、自動おそうじ機能を活用している場合でも3～4ヵ月に1度は槽洗浄を行うようにしましょう。

排水口からの臭いを防ぐには、乾燥方法を「空冷除湿方式」から「水冷除湿方式」に変更で改善されます。「水冷除湿方式」では排水ホースに湿気を逃さずに乾燥するしくみなので、排水口の臭いが上がってこなくなりますよ。

上記で紹介したビッグドラムの本体幅は、10～11kgタイプで60cｍ、12kgタイプで69.5cmあります。搬入するときには本体の幅プラス最低5cmのスペースが必要です。ドア・階段・廊下などの幅を事前に測っておき、問題なく通れるのが条件になります。

設置場所では本体と壁の間に最低限の隙間があるか、ドアを開くスペースに余裕があるかを確認する必要があります。また、設置可能な防水パンのサイズもチェックしておきましょう。

乾燥容量は洗濯容量に対して半分程度なので、12kgの機種で7kg、10～11kgの機種で6kgが限度です。もし容量いっぱいに洗濯した場合は、半分程度を目安に取り分けて干す必要があります。

毎回できるだけ乾燥させたい場合はできるだけ大容量の機種を選ぶか、洗濯物をため込まずに毎日運転するようにしましょう。

乾燥後は毎回お手入れが必須です。取り出し口のドアを開けると、ドアの内側やパッキンにほこりがついています。毎回それをふき取ってから衣類を取り出さないと、衣類にほこりが移ってしまうので気を付けましょう。

洗濯機の上部についている乾燥フィルターにもほこりがたまるので、乾燥運転を行ったあとは毎回ほこりを捨てる必要があります。放置していると乾燥の時間がかかったり、しっかり乾かなくなったりするので、これらのお手入れを習慣化しましょう。

乾燥機能を使っても乾かないときは、洗濯機がきちんとお手入れできていない可能性があります。その際は、乾燥フィルターや糸くずフィルターに汚れやゴミが残っていないか確認しましょう。また排水溝に詰まりがないか確認するのも大切です。

冬などの寒い時期には、気温の低さが原因で乾燥機能の効きが悪くなっている可能性があります。その際は設定する乾燥レベルを「しっかり」に、脱水の設定時間を「長め」に調整しましょう。また、スウェットなどの厚い衣類は他の衣類と分けて乾燥にかけるのも有効手段です。

洗濯する衣類の量が多すぎるために、しっかり乾燥していない場合もあります。その場合は洗濯する衣類の量を減らせば解決します。急ぎで必要なものとそれ以外のものに分けるなどして、複数回に分けて完走させるのがおすすめです。

日立のドラム式冷蔵庫のエラーコードには、Cから始まるものとFから始まるものがあります。Cから始まるエラーコードは基本的には自分で対応できます。説明書を確認して対応しましょう。Fから始まるエラーコードの場合は、業者への修理依頼が必要になります。

どちらにしてもエラーコードを確認して説明書を見ながら対応するのをおすすめします。さらなる悪化を防ぐためにもエラーコードが出たらすぐに対応しましょう。

ここまで日立のビッグドラム「風アイロン」の魅力を紹介してきました。毎日の洗濯で「風アイロン」を使えば、洗濯物を干す手間がなくなります。他にも衣類がシワになりにくいといった魅力もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。