ドラム式洗濯機は乾燥容量で選ぼう｜何キロかの目安も！容量はどのくらいがいい？

洗濯機を選ぶ際に、洗濯容量やその他便利機能で選ぶ方がほとんどですが、乾燥容量も重要なチェックポイントです。縦型洗濯機もドラム式洗濯機も、実は大抵の製品が洗濯容量の半分ほどしか乾燥容量がありません。そのため、本来必要だった乾燥容量よりも少ない製品を買ってしまう方も多くいます。

そこで大切なポイントが「自分の家に最適な乾燥容量はどのくらいか」と「おすすめの乾燥方式は何か」の2つです。この2つのポイントを知れば、洗濯機選びの際に間違えずご家庭に合った製品を購入できます。

本記事では、ドラム式洗濯機の乾燥容量がどのくらい・何キロ必要か、最適な乾燥方式やおすすめドラム式洗濯機を紹介します。3キロ・6キロなどの容量別の洗濯機や、乾燥容量の目安なども紹介するので参考にしてください。

ドラム式洗濯機も縦型洗濯機も、どこまで入れていいかわからない方も多く見受けられます。大抵の製品が洗濯容量の約半分ほどしか乾燥容量がありません。多くても半分+1kgほどなので、場合によっては何度かに分けて乾燥させる必要があります。

洗濯容量より乾燥容量が少ない根本的な原因としては、濡れた状態の衣類を詰め込みすぎると乾燥の際に洗濯機が回らなくなる点が挙げられます。仮に洗濯機が回ったとしても、衣類同士で絡まってシワになってしまう場合があるため、乾燥の際は洗濯機内の空間に余裕を持たせる必要があります。

また、洗濯機内に空気が必要である点も挙げられます。乾燥をする際には、洗濯機内にある程度の空気が必要ですが、衣類が容量の大部分を占めると空気が入るスペースがなくなるため、乾ききらないという現象が起きてしまいます。

乾燥容量がオーバーしていても、結果的に一度に乾燥できれば問題ないように思えます。しかし、多くのメーカーから販売されているドラム式洗濯機は、容量をオーバーするとエラーが表示され、そもそも乾燥自体ができない場合があります。

仮に容量を超えても乾燥できるモデルだとしても、先述したシワや衣類が乾ききらないといった問題に繋がってしまうのです。そのため、乾燥容量は必ず守ってください。どうしてもドラム式乾燥機で乾かしたい衣類が多い場合は、2回に分けて乾燥させましょう。

ドラム式洗濯機によって、一度に乾燥できる容量に違いがあります。では、一人暮らしや家族暮らしの場合、適切なドラム式洗濯機の乾燥容量はどれくらいなのか解説します。

一人暮らしであれば、乾燥容量はそこまで多くなくても問題ありません。数値にするなら3.5kgの乾燥容量でも十分です。3.5kgの乾燥容量でどのくらいの洗濯物が乾かせるかですが、大体バスタオル1枚が300gほどなのでバスタオルであれば11枚ほど1度に入ります。

しかし、週に数回程度しか洗濯しない場合や、ふたり暮らしの場合は余裕を持って5kgの乾燥容量を持つ物を選ぶのがベストです。3.5～5kgの乾燥容量の場合、洗濯容量は7〜10kg程度となります。

3〜4人家族となると、それなりに乾燥容量が必要になります。毎日洗濯するなら、控えめに見て6kgの乾燥容量があれば困りません。

しかし、2～3日に1回など貯めてから洗濯する場合、7kgの乾燥容量があった方が安心です。乾燥容量が6～7kgの場合、洗濯容量は11～12kgとなります。また、8kg以上の乾燥容量を求める方は、洗濯機ではなく乾燥機がおすすめです。

ヒーター式のドラム式洗濯機は、その名の通りヒーターを使って衣類を乾燥させるのが特徴です。高い温度で衣類を乾燥させるので、ほかと比べて乾燥の確実性に優れています。

しかし、その反面ヒーターを使用するための電力が掛かりやすいです。加えて、温度が高いゆえに衣類が傷みやすくなりますが、ヒーター式のドラム式洗濯機は価格が安い傾向があるため、初期費用を抑えたい方におすすめです。

空気中から熱エネルギーを集めて衣類を乾燥させるのがヒートポンプ式の特徴です。ヒーターを必要としないので電力を抑えられるだけでなく、水道も使用しないので水道代も同時に抑えられます。

ヒーター式に比べ乾燥温度が低いので、衣類も傷みにくいです。また、運転中に扉を開閉できるため、途中で洗濯物を追加したり取り出したりできます。そのため、ランニングコストを抑えたい方や、家事を時短したい方におすすめです。

日立独自の乾燥方式として知られているのが、ヒートサイクル方式です。モーターなどから熱を回収し、衣類の乾燥に利用するのが主な特徴で、ヒーター式並の乾燥の確実性を持っているだけでなく、ヒートポンプと同じようにの省エネ効果も発揮できます。予算に余裕のある方や、洗濯機の乾燥を重視したい方におすすめの方式です。

実際に乾燥を行う際の電気代がどのくらいなのか分からないですよね。料金を抑えるためにできるだけ節電したいと考えている方が多いです。乾燥するときの電気代や節電方法について紹介します。

1回の乾燥にかかる電気代は、約22円～62円です。使用する洗濯機の種類によって料金は大きく異なります。基本的に、ヒーターを使って乾燥を行うタイプは電気代が高くので覚えておきましょう。電気代を抑えるためにも節電を心掛けるのが大事です。

電気代を節約するには、一度にかける乾燥の量を減らしましょう。洗濯の量が多いと、そのぶん乾燥に時間かかります。その結果、電気代もあがってしまうため注意が必要です。洗濯するなら、洗濯の量を抑えるのを心掛けてください。

また、定期的にフィルターを掃除しておくのも大事です。フィルターが汚れていると乾燥機能が低下し、そのぶん乾燥時間や電気の使用量が上がってしまいます。電気代を抑えたいならフィルター掃除もしっかり行っておきましょう。

容量が大きいドラム式洗濯機にもデメリットはあります。上位モデルのものが多く、高価格な場合が多いです。また、容量が小さいものより電気代が多くかかる傾向があります。さらに、お風呂の残り湯を使用する場合、給水に時間がかかるのもデメリットといえます。

ドラム式洗濯機には乾燥容量が多いモデルも販売されているので、乾燥を重視したい方はそのような製品を選びましょう。また、何回かに分けて使うなど工夫を施せば、衣類をふんわりと仕上げられます。本記事を参考に、理想のドラム式洗濯機を見つけてください。