ドラム式洗濯機でタオルをふわふわにする方法｜ごわごわ解消は？乾燥機付き洗濯機にも

「ドラム式洗濯機を使ったらタオル硬くなる、ごわごわ・バリバリになる」という経験はありませんか？実は縦型洗濯機と比べると、ドラム式洗濯機の方がタオルがゴワつきやすいのです。しかし、だからといってふわふわなタオルを諦める必要はありません。

今回紹介するのは、ドラム式洗濯機でタオルをふわふわにするための5つのおすすめステップです。この方法を用いれば、今まで悩んでいたタオルのゴワつきがきっと治まります。特に難しいことではないので、ドラム式以外の洗濯機を使用する方もぜひ実践してみてください。

タオルをふわふわにするモードが付いたドラム式乾燥機付き洗濯機も最近では販売されているため、あわせて紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

タオルをふわふわさせるには、いかにタオルのパイル(表面の輪っか)を立たせられるかが鍵となります。パイル生地が多いタオルは、糸がループ状になっているからこそ独特のふんわりした弾力性を生み出してくれるのです。

しかし、ドラム式洗濯機の洗い方はたたき洗いとなるため、せっかくのパイルを潰してしまいます。縦型洗濯機と同じように洗っているのにも関わらずゴワついた仕上がりになってしまうのは、この洗い方に原因があったのですね。

ドラム式洗濯機の少ない水量で洗える点は節水できる面ではメリットですが、タオルに関していえばデメリットになります。少ない水量ではパイルがうまく立たないため、タオルに向かない洗濯方法といえます。

タオルをふわふわにするには泳がすようにして洗うといいとされています。少量の水だとタオルを十分に泳がせられません。たっぷりの水の中にタオルを入れて洗うことにより、パイルを立たせられるのです。

触り心地をなめらかにするために柔軟剤を使用している方も多いです。しかし、タオルに柔軟剤を使ってもふわふわにはなりません。柔軟剤は繊維の表面をコーティングすることが目的で、パイルを立たせることが目的ではないからです。

タオルに柔軟剤を使うと肌触りがよく感じますが、表面の繊維がコーティングされてしまうため吸水性が落ちます。次第にゴワつきの方が目立ってしまいます。

中にはタオルと衣類をまとめて洗っている方もいるかもしれません。ドラム式洗濯機に限ったことではありませんが、綿のタオルと衣類をまとめて洗うと、ドラムに張り付くので洗い上がりにゴワつきが起こる場合があります。

先ほどの、タオルを泳がせるように洗えばパイルを立たせられる、という観点からまとめ洗いはパイルが寝てしまう可能性が高くなるのでおすすめできません。

ドラム式洗濯機は脱水時にドラムがすごい速さで回転します。この時の遠心力によってパイルが潰れてしまい、ゴワゴワした手触りになってしまいます。そんな時は、後述する干し方や乾燥機能の利用を試してみてください。

洗濯が終了してるのに、タオルを長時間洗濯機内に放置しているのもタオルがごわつく原因です。濡れたものを長い時間置いておくと、雑菌が繁殖します。雑菌によってタオルの繊維が傷つきゴワゴワになり、衣類の生乾きと同じで臭いの原因にもなります。

お風呂上りにタオルを使用した後、濡れたまま洗濯カゴに入れる・タオルハンガーに掛けっぱなしにするのも同じです。衛生的にもよくないので濡れたタオルを長時間放置するのはできるだけやめておきましょう。

普段から晴れていたらタオルを天日干しする方は多いですよね。しかし、天日干しもまたタオルがゴワつく原因になります。天日干しによってゴワつくのは紫外線による繊維の劣化と乾燥が原因です。

タオルは多少の水分を含む方がふわふわになります。天日干しをしすぎると水分が無くなりカラカラになってしまうので、生乾きが嫌だからといって天日干しをしたまま放置しすぎないようにしましょう。

まず1つ目のステップは、洗濯をするときはタオルのみあるいは洗濯ネットを使用することです。衣類と一緒に洗うとどうしてもタオルと絡みやすくなってしまうため、パイルが潰れやすくなってしまいます。

タオルだけで洗うときは少ない枚数で洗う方がふんわりと仕上がりやすいです。もし、さらにこだわるのであれば洗濯ネットを使用してください。洗濯ネットを使えばタオル同士が絡まるのを防げ、繊維崩れを保護してくれます。

タオルに対してぴったりサイズの洗濯ネットを使うのがふわふわに仕上げるコツなので覚えておきましょう。

柔軟剤を使うと吸水性が落ちてふんわり仕上がらなくなるため、タオルを洗うときは使わないようにしましょう。洗濯機によっては柔軟剤自動投入機能が搭載されている場合もあるので、必ずオフにしておいてください。

場合によってはどうしてもタオルと衣類を一緒に洗わなければいけないときもあるかもしれません。その際は柔軟剤を少なめにするなど、うまく調節して洗うようにしましょう。

また、ドラム式洗濯機をお使いの方のなかには、黒ずみでお悩みの方も少なくありません。ドラム式の場合、節水性が高いため柔軟剤が十分にすすぎきれず残ってしまいます。これが黒ずみの原因です。よって、柔軟剤はできるだけ使わないことをおすすめします。

無意識にタオルをバサバサとほぐしてから干す方もいるかもしれませんが、実はこの行動はふんわり仕上げるためにおすすめの方法なのです。タオルをバサバサと振ると、パイルが立ち上がりやすくなります。

パイルが立ち上がった状態で乾かせられるので、結果的にふわふわになります。タオル1枚につき、だいたい10〜20回前後ほぐしてあげるといいです。

タオルを干しすぎると、逆にゴワつきの原因になります。そのため、タオルを触ってみて手に濡れた感触が残らなければ畳んでしまいましょう。ある程度湿度を保持するとパイルも立ちやすくなるはずです。

特に天日干しをする場合は、干したことを忘れないように注意し、カラカラになる前に取り込むようにしてください。

ドラム式洗濯機には温風乾燥機能が搭載されている機種も多いです。この温風乾燥機能は、ドラム内部を回転させながら風を当てるので、パイルが立ちやすくなります。乾燥機能を使うか使わないかではタオルのふわふわ具合にかなり差がでます。

また、タオルが乾く時間も短縮できるため、ドラム式洗濯機に温風乾燥機能がついているのであれば積極的に使うようにしましょう。

正直なところ、縦型洗濯機と比べるとドラム式洗濯機の方がタオルをふわふわにさせにくいのは事実です。しかし、その点に着目したパナソニックは、ドラム式洗濯機でもタオルがふわふわになるような洗濯モードを開発しました。

もし、これからドラム式洗濯機を購入しようと考えているのであれば、検討の余地は十分にあります。タオルにこだわりたい方こそ必見です。

ドラム式洗濯機でもふわふわなタオルにできる方法を紹介しました。ぜひ今回紹介した5つのステップを実践して、気持ちよくタオルを使ってみてくださいね。