ミノルタのフィルムカメラおすすめ10選｜名機・代表機種・αシリーズも

カメラに詳しい方、極めている方はカメラのメーカーからこだわっている方も多いですよね。日本にはニコン、キヤノンなど、有名なカメラメーカーが多くありますが、有名じゃなくても高性能のカメラを販売しているメーカーもあります。

今回紹介するのは「MINOLTA（ミノルタ）」のフィルムカメラです。オートフォーカス一眼レフの実用性を叶えた名機、αシリーズを生み出したメーカーで、現在このメーカーは「コニカ」というメーカーと統合し、合同誌やプラネタリウムなどで有名な「コニカミノルタ」になっています。

この記事では、ミノルタの沿革やミノルタのフィルムカメラのシリーズなどを紹介し、初心者向けなどおすすめの商品一覧もまとめました。古いカメラの雰囲気があるミノルタのフィルムカメラに興味がある方はぜひ参考にしてください。

ミノルタは、日本の電気機器メーカーです。かつて「コニカ株式会社」と「ミノルタ株式会社」は別々の会社でしたが、2003年の株式会社により合同し、コニカミノルタ株式会社という名前になりました。そのため、現在は「ミノルタ」という会社は存在しません。

その後も体制変更などが行われ、2019年から今に至るまで「コニカミノルタOLED株式会社」という名前で活動を続けています。また、みどり会の会員企業であり、三和グループに属しています。

そんなコニカミノルタは、カメラやデジタルカメラなどの写真関連製品を取り扱っていましたが、2006年3月限りで撤退。そして、コニカミノルタのカメラの一部が、有名メーカーであるソニーに引き継がれました。

一眼レフSRTシリーズは、TTL測光方式を採用した一眼レフカメラとして知られています。1966年から1973年ごろにかけて開発されたカメラシリーズであり、空の明るさで全体が露出不足になる傾向の補正を再現した、現在の分割測光のはしりにもなっています。

国内で販売されたのはもちろんですが、国外へも輸出されるほどに数多くの方に愛される名機でもありました。一眼レフSRTシリーズは、黒とシルバーを採用したシンプルな造形、いい意味で古いカメラらしさが漂う味のあるデザインも特徴です。

一眼レフXシリーズのモデルは、1973年から2000年にかけて約20種類作られていました。中でも初期に作られたミノルタX-1は、ミノルタ初のプロフェッショナル用超高級一眼レフカメラとして製造。

世界初の交換式ファインダーを採用し、マクロ撮影などの特殊な撮影を行うカメラマンに特に愛されていました。カメラ自体も初心者でも使い方が簡単になるように作られています。その他に「ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したモデルがあったりと、一眼レフXシリーズも名機と呼べるカメラが多いです。

一眼レフαシリーズのモデルは、1925年から2005年にかけて約30種類作られていました。昔は圧倒的な人気を得ており、一眼レフカメラの王座についたと言っても過言ではありません。

このシリーズの原点である「ミノルタα-7000」は、オートフォーカス用にレンズシステムを刷新して登場し、写真業界を始めマスコミにも報道されるほどに注目されていました。さらには以下の賞も受賞しています。

• カメラグランプリ'85受賞
• インターカメラ国際賞受賞
• ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー'85受賞

結果的に一大ブームへと発展し、一眼レフカメラのオートフォーカス化が大きく進むなど当時の業界に強い影響を与えたのです。一眼レフαシリーズのおかげで、今の一眼レフカメラの性能が実現されていると言っても過言ではありません。

ミノルタはさまざまな種類のカメラを販売しており、その中の有名ジャンルとして「レンジファインダー」や「コンパクトカメラ」なども挙げられます。レンジファインダーの中で有名なのは、ライカとミノルタが共同開発したライツミノルタCL/ライカCLです。

縦走行のシャッターでありながら、メカニズムは横走行シャッターの機構を用いるなど、メーカーの工夫が伺えるモデルとなっています。コンパクトカメラの有名モデルは「ミノルタTC-1」です。

超小型高級コンパクトカメラとして知られており、超自動露出と称されるシャッターや自動絞りに関する機能性が魅力となっています。また、カメラグランプリを受賞した、スライドレバーによる差し替え型の完全円形絞りが採用されているのも特徴です。

ミノルタのカメラが故障した場合は、コニカミノルタの問い合わせフォームに修理を依頼するのをおすすめします。引き取りやお届けは業者がやってくれるので、家にいながら修理が可能です。しかし、旧ミノルタに修理依頼を出しても引き受けてくれないので注意しましょう。

ミノルタのカメラを買い取って欲しい場合は、フィルムカメラの買い取りサイトに買い取って貰うのがおすすめです。買取価格の相場は安いモデルだと5,000円、高いモデルだと100,000円以上で買い取ってくれる所もあります。しかし、相場や在庫状況により買取価格が変化する場合もあるので、その点は注意しておきましょう。

ミノルタのカメラの購入を前向きに検討している方は、さまざまなカメラの作例を見たり投稿したりできるサイトもあるので、そちらを参照しカメラ選びに役立てるのもおすすめです。以下のリンクのサイトで作例が見られるので、ぜひチェックしてください。

ミノルタのカメラは古いモデルが多いですが、その中には名機と呼ばれるカメラも多く存在します。他メーカーに比べてカメラの入手難易度は高いですが、興味がある方はこれを機にミノルタのカメラを試してみてください。