カメラ用ブロアーおすすめ8選｜100均ダイソーでも買える？

精密機器であるカメラにとって、本体やレンズに付着したホコリは故障の原因にもなる大敵です。しっかりとお手入れをして大切なカメラを長く使い続けたいですよね。ですが、カメラについたホコリをどのように取り除いたらいいのかわからないという方もいるはず。

そのような方におすすめなのが、空気を噴出して細かいホコリや塵を取り除くカメラ用ブロアーです。手や布で触ってしまうと傷ついてしまうレンズも、ブロアーを使えば安全にお手入れすることが可能です。

こちらの記事では、カメラ用ブロアーの選び方やおすすめの商品をご紹介していきます。正しい使い方も解説しているので、初めてカメラのお手入れをするという方もぜひ参考にしてみてください。

カメラの掃除はいつも布でしているから、ブロアーは必要ないという人もいるのではないでしょうか。しかし、布で拭き取ると思いがけずレンズを傷つけてしまうこともあるのです。

カメラ本体やレンズにホコリや塵がたまると、故障の原因になります。手入れが必要ですが、直接手で触れるとレンズにカビやくもりが発生してしまうので、さらに汚れてしまいます。この問題を解決するのがカメラ用ブロアー。カメラに付着した細かいホコリを空気で吹き飛ばすことができる、お手軽な精密機器のお手入れグッズです。

また、汚れを乾いた布で拭いてはいけません。なぜなら、細かい塵をこすりつけ、傷がついてしまうからです。大切なカメラの表面に傷がついてしまうと、そこから塗料が剥げて劣化の原因になります。

カメラレンズだけでなくスマートフォンのレンズなども同様です。現在布で拭いている人は保護フィルムの上から拭いたり、ブロアーを使ったりして直接レンズをこするのを止めましょう。

レンズの傷や汚れを布で拭き取ると傷の原因になりますが、目の細かいクリーニングクロスなら、摩擦が少なくなるのでカメラ表面をやさしく掃除できます。しかし、クリーニングクロスで手入れをする場合も、ブロアーで最初にホコリなどを取り除いてから拭いたほうがより傷つきにくくなります。

特にアウトドアでのカメラ撮影が趣味の人は、塵や砂、泥など、見えない汚れが大量についています。1回使い終わったらレンズだけでなく、カメラ全体を丁寧にお手入れしましょう。カメラ用ブロアーはカメラ以外にもパソコンのキーボードやメガネなど、さまざまな場所の掃除に使うことができる便利グッズです。

「ブロアーなら100円ショップで売っているので、自分はそれで構わない。」という人もいるでしょう。100円ショップの商品は安くてしっかりしているようですが、使い続けると速く消耗することがあります。特にゴムの劣化が速いため、数回の使用でだめになったということもしばしば見受けられます。

さらに、100円ショップに売られているブロアーやエアブラシは、ノズルのバリが多いのでレンズに傷が付いてしまうことがあります。いくら安くても、お手入れ用のグッズで大切なレンズを傷つけたくないですよね。

このように100円ショップのブロアーは、本体の劣化や作りの粗さによってカメラレンズを思いがけず傷つけてしまうことがあるので注意が必要。これを避けるためには、カメラ専門店で買えるシリコンゴム製や天然ゴム、ラテックスなど、耐久性がある素材で丁寧な作りのブロアーがおすすめです。

カメラ用ブロアーを選ぶ際に一番大切なことが、ホコリを吹き飛ばせる十分な風量があるかということです。風量があまりに少ないと、ホコリをしっかり飛ばせないので除去できず汚れが張り付いたままになってしまいます。

店頭での購入なら試しに使用し、通販なら口コミやレビューをチェックしてみましょう。カメラ用ブロアーを使っても、細かい汚れがしっかり落ちているかどうかははっきり分かりません。気が付いたらホコリや塵がたくさんたまっていたということがないように、十分な風量のものを探しましょう。

チェックするところはポンプの容量。180cc程度の大容量なら、どんなホコリも一吹きできれいになるでしょう。またノズルの太さも大切です。レンズとフレームの間にたまった細かいホコリなどは、より細いノズルでないと掃除できません。全体用と細部用と使い分けるのもおすすめです。

コンパクトサイズならカメラバッグに入れて持ち運ぶことができるので、野外での撮影には便利です。しかし、小さすぎて風量が少なくなってしまったら意味がないので、サイズと風量のバランスを考えることが大切。どんなに大きくても素材がゴムなので、荷物に感じることはありません。

また、ノズルの長さもバッグに入れやすいポイントなので、本体が大きくてもノズルが短いものを選ぶとコンパクトに収まるでしょう。カメラ用ブロアーを入れることを考慮して、バッグを選ぶのもおすすめです。小さいサイズがいいという人は、ペン型もあるのでポケットに入れて持ち運びましょう。

カメラ用ブロアーには、強力な空気が噴射する電動スプレー式があります。一見便利なようですが、強すぎるエアーで反対にホコリがレンズとフレームの隙間などに詰まってしまうこともあり、使いにくいことがあります。また、寒い時期ではセンサーを着氷させてしまい、故障の原因となることもあります。

このように、電動スプレータイプのブロアーは強力ですが、リスクやデメリットも結構あるのです。使う際は十分注意して、大切なカメラをかえって傷つけないようにしましょう。

一方、手動のポンプなら力の入れ具合で風量を調節することが出来ます。汚れがこびりついているところは強めの風、軽いホコリなら弱めの風を自分の手で作り出し、それぞれの場所に応じたきめ細かいお手入れが可能。電動スプレー式はカメラ本体、手動ポンプ式は繊細なレンズと使い分けるのもおすすめです。

カメラ用ブロアーのノズルの長さをチェックしましょう。カメラの隅々まで清掃したい方は、長めのノズルのモデルがおすすめです。ノズルが長いブロアーは、カメラの内部やレンズの奥までしっかりと掃除できます。また、掃除する場所に合わせてノズルの長さを調整できるタイプもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

カメラの表面に付着したホコリや操作ボタン・レンズの隙間に挟まったゴミなどを掃除したい方は、「ヘッド部分をブラシに交換できるモデル」がおすすめです。カメラ用ブロアーのなかにはヘッド部分を取り換えられるタイプも多く、メンテナンスのしやすさに定評があります。

丁寧にカメラのお手入れをするなら、ヘッド交換タイプがおすすめです。

カメラ用ブロアーには多くの素材があります。「合成ゴム」「天然ゴム」「シリコン」「ラテックス」それぞれに手触りや使い心地が異なるため、自分好みのものを選ぶのがいいでしょう。

気をつけるべきところは素材の強度。一番弱いのは価格が安い合成ゴムで、長期間の使用によりゴムのひび割れが起こることもあります。また、ひび割れたゴムの欠片を噴出してしまうこともあるので十分な注意が必要。合成ゴム製の商品は安価ですが、劣化によってレンズに傷をつけてしまう場合があるため強度の強いゴムであるラテックスがおすすめです。

天然ゴムやシリコンは丈夫で、長期に使っても劣化が少ない素材です。しかし、安価すぎるものは劣化する可能性もあります。口コミやレビュー、実際に店頭で触ってみるなどして、丈夫なものを選びましょう。

カメラ用ブロアーは、撮影前と撮影後にカメラ本体とレンズへ風を吹きかけて、細かいホコリを吹き飛ばす用途で使います。こういった丁寧なクリーニングをすることで、目に見えないチリやホコリがたまるのを防ぐことが可能。しばらくブロアーを使わないでいると、知らないうちに隅へホコリがたまり、除去しづらくなることがあるので注意が必要です。

また、カメラ用ブロアーでは取れない皮脂汚れは、クリーニングペーパーやレンズペンでのお手入れがおすすめです。レンズペンは先端が天然セーム革になっており、指紋や小さな汚れをやさしく拭き取ってくれます。最初にやわらかいブラシでレンズを掃き、大きな汚れを取り除いたら、次にレンズペンで隅々まで皮脂汚れをぬぐいましょう。

カメラの手入れは、場所によって適切なものを用意する必要があります。繊細に扱うことが必要な精密機器であることを確認して、もしもの失敗を起こさないよう良品を選びましょう。

カメラレンズを傷つけることなく、きれいに掃除するカメラ用ブロアーについて紹介しました。これまでレンズの手入れを布でしていた人の中には、傷つけないように恐る恐る拭いていた人もいるのではないでしょうか。しかし、カメラ用ブロアーなら吹き付けるだけで細かいホコリを一瞬で取り除けるので、思い切りお手入れができます。