【2022年最新】近年のデジタルカメラの市場動向を易しく解説|今後の行方は?

ここではデジタルカメラの市場動向について、販売台数や金額での統計やカメラ人口の分布を調査し、わかりやすくまとめています。デジタルカメラの市場動向が今後どうなっていくのか、また業界人の予想はどうなっているのか、気になる方は参考にしてください。

2021/10/21 更新

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デジタルカメラ市場はピークである2008年を境に、下降の一途を辿っていることはご存知でしょうか。一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2008年のレンズ一体型デジタルカメラ(通称コンデジ)の出荷台数は1億1000万台を突破したものの、2018年の出荷台数はなんと866万台まで落ち込んでいます。ピーク時の市場規模に比べて7割縮小しています。

 

このCIPAにはキャノン・ニコン・ソニー・富士フィルムといった日本のカメラ機器メーカーはほぼ全て加入しており、この数値は極めて正確であると言えます。ここでは、一時は爆発的な売れ行きを誇ったデジタルカメラが、なぜここまで凋落したのかを紐解いて行きます。

デジタルカメラ市場のピークは先述の通り2008年でしたが、2011年までは9980万台とある程度の出荷台数を保ちながら推移位しています。しかし、2012年に7800台2013年には4500万台と大きく台数を減らしています。

 

この頃に起こった社会現象を思い出して見ると、なんといっても2012年9月に日本で発売されたiPhone5の存在が挙げられます。また、androidでも初期型で一斉を風靡したGalaxyS3が同年の6月に発売されるなど、一斉にスマートフォン市場が盛り上がったことが印象深いです。

 

カメラ機能にも力を入れているスマートフォンへ、デジカメ市場の顧客が流れたことは想像に容易いでしょう。実際に今のスマートフォンカメラは非常に進化しており、デジタルカメラと一見遜色のない写真を撮ることも可能です。

もう少し詳しく販売台数と金額ベースで市場動向を把握して行きましょう。ピーク時が2008年から2013年は先述の通りですが、2014年には3000万台、2015年には2200万台、2016年・2017年には1200万台で、 2018年にはついに1000万台を割る860万台となりました。

 

これを、金額ベースで見ると、2008年の総出荷金額が16000億を超えていたことに対し、2018年は1500億と見る影もありません。また、この金額は全世界での出荷金額の合計となるので、日本市場に限定すると、2018年には300億円を切るほどに縮小しています。

上記で触れた通り、日本国内のカメラ市場は全体で見たらとても小さく、各メーカーとも海外市場へ依存しているといってもいい状況です。2018年の総出荷台数866万台のうち、日本市場は178万台しかありません。ピーク時の2008年ごろから比べて、市場は1/6まで減っています。

 

しかしながら、CIPAによると海外市場でも欧州・米国・アジアその他各圏での出荷台数の減少は、この10年で著しく、中には出荷台数が1/10にまで縮小している地域もあります。デジタルカメラ市場は依然厳しい状態が続くのは間違いないと言えます。

デジタルカメラのメーカーシェアは、2018年での統計でも依然としてキャノンが37.3%、ニコンが26.7%となっています。しかしながら、この中でもレンズ一体型のカメラ(いわゆるコンデジ)に限ると、ニコンが31.5%で1位、長らくトップを走ってきたキャノンは29.8%の2位へと転落しています。

 

これはカメラ業界で革新的な変化がないとも言えますので、このまま各メーカーの下降線が続いていけば、依然として厳しい状況に置かれるということは間違いありません。

2010年と言えばスマートフォンはまだそこまで一般的ではなく、爆発的に普及する前時代だったと言えます。しかしその頃から既に、一眼レフは事業展開せずコンパクトカメラ専業だったカシオの担当者はデジタルカメラ市場の下降線を予想していたと言います。

そしてカシオは2018年3月期(2017年度)決算説明会にて、コンシューマ向けカメラ事業からの完全撤退を発表しました。カシオのデジカメ販売台数は2017年には55万台まで落ち込み、最終的な赤字額は49億円にも登ったと言います。

 

こうして、デジタルカメラ事業は「増収増益が見込めない唯一の赤字事業」として撤退を余儀なくされました。現在カシオの事業を牽引しているのは、『Gショック』で有名な時計事業に関数電卓事業です。

 

しかし、そんなカシオのカメラ事業にもまだ望みはあります。2019年に5月には、医療用カメラとしてデジタルカメラの発売を再開しています。カシオのデジタルカメラ部門には23年分の技術が詰まっていますので、生かす道があることは喜ばしいですね。

2019年9月の日刊工業新聞に、御手洗会長のインタビュー記事が掲載されました。それによると、2018年にはコンデジと一眼レフ合わせて2000万台の販売と落ち込んだものが、さらにあと2年で2ジャンル合わせて500〜600万台まで落ち込むだろうということが書かれています。

 

Canonは早期に半導体事業のポートフォリオを伸ばすなど、会社として構造改革の真っ最中です。これはどこのカメラメーカーにも言えることで、例えば富士フィルムはフィルム事業の縮小に伴い、医療やスキンケアなどのヘルスケア部門が現在では主力となり成功を納めています。

各メーカーが減収減益に悩まされる中、ソニーは2018年販売売上の前年比114.5%を達成しました。販売台数は93.4%と減ってはいるものの、他メーカーとは一線を画した高級路線機を発売し好調を維持しています。

 

ソニーの高級路線と言えば、2012年に大型センサー搭載機として発売されて以来高く支持され続けているCyber-shot RX100シリーズでしょう。2019年発売の新モデルであるCyber-shot DSC-RX100M7は、販売価格14万円を超える高価格機種にも関わらず、有名通販サイトでは常に売上上位です。

 

RXシリーズは1.0型の大型センサーを搭載しています。薄型化が顕著なスマートフォンでは搭載できないカメラとして本格的な路線を攻めることで、画質を重視する人や、趣味としてカメラを扱う人などの間では強く支持されています。

ソニー

DSC-RX100M7

価格:131,800円 (税込)

高倍率ズームとポップアップ式EVFを内蔵、魅力満点のイチオシのコンパクトカメラ

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

小型軽量で高性能なコンパクトカメラとして大人気を続けているRX100シリーズの最新型モデルです。RX100シリーズは2012年6月発売のDSC-RX100が初代機種で、各種機能アップなどをしながらほとんど毎年のようにモデルチェンジを繰り返してこのRX100M7で7世代目となります。約2000万画素の1.0型センサー採用と約10センチ×約6センチ×約4センチのボディサイズとシンプルなデザインは初代から一貫して変わらず、現在も初代から7代目の機種まですべて継続して製造販売し続けている珍しい機種です。RXシリーズはモデルチェンジを繰り返すたびに修正、改変、機能アップが加えられ少しづつ、または大幅にカメラ性能が向上していて、そこがRX100M7のいちばんの魅力です。
撮像素子 
1型CMOS
光学ズーム 
8 倍
タッチパネル 
4K対応 
タイムラプス 
Wi-Fi 
カラー
ブラック系

Cyber-shot DSC-RX100M7は2019年8月30日に発売された、RX100シリーズの最新作で8作目の商品に当たります。1.0型大型センサー搭載で、広角24mm最小F値2.8で、大型センサーを搭載しながらこのコンパクトボディで8倍光学ズームを実現しています。

 

また4K動画対応チルト液晶となっており、ソニーの得意な動画分野でも大いに強さを発揮できるでしょう。また、電子ファインダー搭載で、バルブ撮影も対応しているので、本格的な撮影にももってこいです。ユーザー間で比較される機種がコンデジではなく一眼レフであるのも、本機の完成度の高さを表しています。

 

画質は言うまでもなく、これ一台あれば高性能なビデオカメラとしても満足に使用できます。お子さんの思い出など特別なものを撮影したい、後に残したい方で、スマホカメラでは不安が残るのであれば、1台いいデジタルカメラを持っておくという選択もおすすめです。

CIPAは日本市場のデジタルカメラ購入者特性(年齢別構成)の統計を毎年発表しています。それによると、2008年のコンデジ最盛期の頃の主な購入者層は、30代40代で全体の52%を占めています。ちなみに、29歳以下は13%でした。

 

しかし、2018年の最新の統計では、50代60代以上で全体の66%を占めており、29歳以下にいたっては全体の4%と、2008年から9%もダウンしています。また、このうちの女性比率は最高の2009年の28%から、2018年は12%まで下がっています。

 

これらのことから、若年層ほどコンデジ離れが進んでいること、また購入のボリューム層は10年前から変わらずスライドしているだけであり、新規層は減少し続けていることが読み取れます。女性に関しては完全にスマホカメラへ移行しつつあります。これらのことからも、デジカメ市場が縮小を続けるだろうことは既定路線だと言えるでしょう。

コンパクトデジタルカメラはスマホの台頭により市場規模が減少。一眼レフは性能の向上したミラーレス一眼と性能差がなくなってきたことにより市場規模が減少しています。そんな中、比較的コンパクトなミラーレス一眼はスマホの画質に満足できなくなったユーザーの受け皿として市場規模を伸ばしています。

 

今後はミラーレスのコンパクトさを維持したまま高付加、高単価商品の高性能なカメラが主流になると言われています。

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