【徹底解説】CPUクーラーの選び方|空冷式と水冷式の違いも解説

CPUを冷やすために必要なCPUクーラー。CPUクーラーはさまざまなメーカーから販売されており種類も豊富です。そのため、選び方がわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、CPUクーラーの選び方を解説します。空冷式と水冷式の違いや人気製品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

2021/10/22 更新

CPUクーラーはCPU(PCの頭脳に当たるパーツ)の熱を下げるために必要なパーツです。CPUはゲームや動画編集作業などにより、高負荷がかかると温度が上昇します。また、長時間使った場合も温度が上がります。

 

CPUが高温の状態で使い続けると、パフォーマンスが低下する原因になることも。最悪の場合、故障にも繋がります。CPUの熱を効率よく逃がすためには、CPUクーラーを取り付けることが大切です。

 

そこでこの記事では、CPUクーラーの選び方を徹底解説します。さらに記事後半では、おすすめメーカーと人気の8製品を紹介するので、どれにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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CPUの熱を下げてくれるCPUクーラーにはさまざまな種類があります。ここでは、CPUクーラーの特徴や仕組みなどを詳しく解説するので、1つずつ確認してきましょう。

空冷式(トップフロー型)

空冷式のトップフロー型はCPUの上から風を送り込みCPUを冷やします。そのため、冷やせる範囲が広く、マザーボードやメモリなど他のパーツも同時に冷やすことが可能です。

 

また、トップフロー型はサイズも豊富で、大型PCケースから小型PCケースまで対応できます。デメリットとしてマザーボードが覆われるためメンテナンス性が悪くなる点に注意が必要です。

空冷式(サイドフロー型)

空冷式のサイドフロー型は、CPUに接続されているヒートシンク(放熱させるパーツ)に風を当てて冷却します。前から後ろに風が吹き抜ける形となり、吸気・排気ファンの空気の通りを乱すことがありません。そのため、トップフロー型よりも効率よくPC内の空気循環を作ることが可能です。

 

また、マザーボード全体を覆わないのでメンテナンスがしやすい点がメリットです。ただし、サイドフロー型は高さがありサイズも大きいものが多いので、大型PCケースにしか搭載できないことがあります

水冷式

水冷式は水冷ヘッド内の冷却液がCPUの熱を吸収して冷却する方式です。冷却液の量やファンのサイズなどによって冷却性能は変わりますが、空冷式よりも冷却性能が高いです。

 

そのため、ゲームや動画編集などの高負荷な作業をする方に向いています。また、高性能な水冷式を選べばCPUの他にGPU(映像処理を行うパーツ)を冷却することが可能なので、ハイスペックPCを組みたい方にもおすすめです。

空冷式と水冷式では仕組みや冷却方法が違うため、どちらが自分のPCに適しているのかわからない方も多いかと思います。以下の表を参考に、どの冷却方式が自分のPCに向いているのかを検討してください。

 

  空冷式 水冷式
冷却性能 ◎(空冷式よりも3℃前後低い)
静音性
エアフロー ×

◎(場合によってはエアフローなしでもOK)

スペース

△(トップフロー型は小型ケースでも搭載可能、

サイドフロー型は小型ケースに向かない)

◎(小型から大型まで搭載可能)
取り付け 簡単 手間がかかる
初期不良 あまりない よくある
寿命の長さ 約6年と長い 約3年ほど
価格 安価 高価

 

空冷式は取扱いがしやすいため万人向けです。しかし、水冷式に比べると冷却性能が劣るため、文章入力やネットサーフィンなどの軽負荷作業をする方におすすめです。

 

一方で、水冷式は空冷式よりも仕組みが複雑で取扱いが難しいです。そのため、自作PCについて知識がある上級者におすすめ。冷却性能に優れているので、ゲームや動画編集などの高負荷作業をする方に向いています

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数ある製品から自分のPCに適したCPUクーラーを選ぶために、重視したいポイントがいくつかあります。ここからは、CPUクーラーの選び方を紹介します。

CPUソケットの規格に適合したものを選ぶ

CPUソケットとはマザーボードのCPUを取り付ける部分のことです。CPUクーラーを選ぶ際は、CPUソケットの規格と適合したものを選びましょう。CPUクーラーは、さまざまなソケットに対応できるようにアタッチメントが同封されています。

 

しかし、すべてのソケットに対応しているわけではないので注意しましょう。対応していなければ取り付けることができません。CPUソケットの規格として、Intelの場合は「LGA1200」「LGA1151」などがあり、AMDの場合は「Socket AM4」「Socket AM3」などがあります。

冷却性能(ファンサイズや回転数)をチェック

冷却性能を確認しておくのも重要なポイントです。冷却性能はCPUクーラーのタイプや搭載しているファンのサイズや回転数で変わってきます。自分のPCに対して冷却性能が低ければ、CPUの熱が十分に取れず処理能力の低下に繋がります

 

また、CPUが故障してしまう原因にもなるため、冷却性能はしっかりとチェックしておきましょう。ヒートシンク(放熱するためのパーツ)とラジエーターが大きければ冷却性能が高めのものが多いです。

 

さらに、搭載しているファンのサイズや回転数(1分間に何回ファンが回転するか)も確認しておきましょう。ファンサイズや回転数が大きいものも冷却性能が高くなります。

静音性も忘れずにチェック

意外と見落としがちですが、CPUクーラーを選ぶ際は静音性にも注目しましょう。ファンが回転するときに発生する音を抑えてくれる「静音性の高いモデル」を選ぶことで動作音が気になりにくくなります。

 

音の大きさはdBA(デシベル)で表記され、最大20~30dBAであれば快適です。静音性はファンの回転数と比例しており、ファンの回転数が多いものほど動作音も大きくなります。そのため、ファンの回転数をコントロールできる製品を選ぶのがおすすめです。

取り付け方法で選ぶ

CPUクーラーの取り付け方法には「バックプレート式」「プッシュピン式」の2種類があります。バックプレート式はCPUクーラーとマザーボードの間にプレートを挟み、ネジでしっかりと固定するタイプです。工具を使うので手間がかかりますが、落ちることがなくしっかりと固定できるのが特徴です。

 

一方、プッシュピン式はCPUクーラーについているピンを押し込んで固定するタイプ。簡単に取り付けられるので、初心者の方にもおすすめです。工具が要らず手間がかかりませんが、ピンが破損しやすいデメリットがあります。また、重量のあるCPUクーラーを取り付けるとマザーボードが反りやすいので注意しましょう。

PCケースに最適なサイズかチェック

CPUクーラーを選ぶ際は、PCケース内に収まるサイズのものを選びましょう。CPUクーラーが大きすぎると、サイドパネルや他のメモリなどの内部パーツに干渉してしまう可能性があります。

 

また、冷却性能が高いものほどCPUクーラーは大型になるので注意してください。ファンの追加を考えている方やハイスペックPCを組む方は、フルサイズといった大型PCケースをあらかじめ購入しておくことをおすすめします。

CPUクーラーのおすすめメーカーを紹介します。各メーカーの特徴を押さえ、最適なCPUクーラーを選ぶ際の参考にしてください。

ZALMAN(ザルマン)

ZALMAN(ザルマン)はパソコン周辺機器や冷却機器を取り扱う韓国のメーカーです。メーカー独自の冷却技術で優れた製品を開発・販売しています。また、世界で有数のパソコン周辺機器メーカーとしても有名です。

Zalman

CNPS10X OPTIMAII BLACK

価格:4,218円 (税込)

コスパ最強!?手軽に購入できる空冷

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

こちらのCPUクーラーは5000円以内で購入できるコスパに優れた製品です。初心者の方や予算重視の方におすすめです。第9世代のIntel、Ryzenプロセッサーに対応しています。4本のヒートパイプが搭載されており、ヒートシンクにはアルミを採用。これにより、CPUの放熱性を高め、効果的に熱を放散させます。コスト、性能に重視の方は要チェックです。

タイプ サイドフロー型 ファンサイズ 120×120×25mm
ラジエーター - ファン回転数(rpm) 1500
静音性 27dBA サイズ 132×160×85mm
Zalman

CNPS16X WHITE

価格:9,018円 (税込)

ホワイトで統一したい方におすすめ

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

こちらのCPUクーラーは、デュアルファン(ファンが2基あるもの)構造よりもさらに冷却性能が優れています。ZALMAN独自のヒートパイプは熱抵抗を最小限に抑え込み、CPUの熱の放熱性を高めています。また、4D立体波形のヒートシンクで放熱面積を増やし、冷却性を上げています。静音にも優れているため、ファンの音が気になりません。静音性と冷却性能、価格を重視している方にぴったりのCPUクーラーです。

タイプ サイドフロー型 ファンサイズ 120×120×26mm
ラジエーター - ファン回転数(rpm) 1500
静音性 27dBA サイズ 140×165×100mm

Cooler Master(クーラーマスター)

Cooler Master(クーラーマスター)は台湾のメーカーです。さまざまなパソコンパーツや周辺機器の開発・販売を行っています。デザイン性と機能性の高さが特徴で、多くの愛用者に親しまれています。

Coolermaster

Hyper 212 LED Turbo White Edition

価格:4,664円 (税込)

簡単取り付けで初心者の方におすすめ

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

こちらのCPUクーラーは、組み立て・取り付けがしやすいので初めて取り付ける方におすすめです。また、5000円以内で購入できるのも魅力的。ファンを2基搭載しているので、しっかりとCPUを冷やします。また、自動制御機能で使用状況に合わせてファンの回転数を調整することが可能です。低コストでCPUクーラーを導入したい方は、ぜひチェックしてみてください。

タイプ サイドフロー型 ファンサイズ 120×120×25mm
ラジエーター - ファン回転数(rpm) 1600
静音性 9~31dBA サイズ 120×163×108mm
Coolermaster

MasterLiquid Lite

価格:6,841円 (税込)

IntelやAMDの多くのソケットに対応

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こちらのCPUクーラーは、水冷式の中でも価格が安くコスト重視の方におすすめです。人気ブランドメーカーだと1万円ぐらいはしますが、6000円ちょっとで購入できるため水冷式デビューの方にも最適。多くのユーザーの方から選ばれているので信頼性も高いです。ファン回転数が最大で2000rpmと高いのに、静音性が優秀。しっかりCPUを冷やして、静音性にこだわりたい方はチェックしてみてください。

タイプ 水冷式 ファンサイズ 120×120×25mm
ラジエーター 157×119.6×27mm ファン回転数(rpm) 2000
静音性 6~30dBA サイズ -

サイズ

サイズはさまざまなパソコンパーツやアクセサリーを開発・販売する日本のメーカーです。CPUクーラーにおいては優れた冷却性能を誇り、そのコストパフォーマンスの高さから人気を集めています。

サイズ

風魔弐 SCFM-2000

価格:5,955円 (税込)

ハイエンドクラスの冷却性能を持つCPUクーラー

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こちらのCPUクーラーは、6本のヒートパイプとダブルファン設計が特徴です。この設計のおかげで、冷却性能はハイエンドクラス並み。しっかりとCPUを冷やします。また、サイドフロー型は高さがあるものが多いです。しかし、こちらは高さを抑えているので、中型PCケースにも収まりやすいですよ。ヒートシンクを後方にずらしているので、メモリとの干渉がありません。

タイプ サイドフロー型 ファンサイズ -
ラジエーター - ファン回転数(rpm) 1200
静音性 - サイズ 137×154.5×131mm
サイズ

無限五

価格:5,255円 (税込)

高さを抑えた設計で中型PCケースに収まりやすい

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こちらのCPUクーラーは、高さが通常のサイドフロー型に比べて6mm程度低くなっています。そのため取扱いしやすく、多くのPCケースとの互換性があります。Intel、Ryzenプロセッサー両方に対応しているので、さまざまなPCに搭載可能です。高性能グリスやドライバーなど一式セットになっているので、届いたらすぐに取り付けられます。

タイプ サイドフロー型 ファンサイズ 120×120×227mm
ラジエーター - ファン回数(rpm) 1200
静音性 4~24.9dBA サイズ 130×154.5×110mm

CORSAIR(コルセア)

CORSAIR(コルセア)はゲーミングパソコンの分野で人気を誇るメーカーです。PCケースや周辺機器などの性能の高さから世界中で支持されています。CPUクーラーにおいては静音性に優れた製品も多く販売しています。

Corsair

H100i RGB Platinum

価格:16,600円 (税込)

冷却性能が優秀な水冷式クーラー

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こちらのCPUクーラーは、ファン回転数が最大2400rpmと高いのが特徴です。冷却プレートと合わせて高い冷却パフォーマンスを実現しています。ファンは磁気浮上式を採用しているので、静音性も高いです。独自のソフトウェアを利用すると、リアルタイムでCPUや冷却温度を監視できます。なので、状況に合わせてファン速度・ポンプ速度の調整が可能です。

タイプ 水冷式 ファンサイズ 120×120×25mm
ラジエーター 277×120×27mm ファン回転回数(rpm) 2400
静音性 37dBA サイズ -
Corsair

iCUE H150i RGB PRO XT

価格:18,517円 (税込)

LGA1200ソケット対応した人気の水冷式クーラー

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こちらのCPUクーラーは、Intelの最新ソケットLGA1200に対応した水冷式クーラーです。静音性が高く、冷却性能も優秀。日常的にゲームや動画編集など高負荷作業する方におすすめです。CPUの温度に合わせて、ファンの速度を調節したりポンプ速度を調節できます。LEDライト機能が搭載されているので、PCケース内を明るく輝かせます。

タイプ 水冷式 ファンサイズ 120×120×25mm
ラジエーター 397×120×27mm ファン回転数(rpm) 2400
静音性 10~37dBA サイズ -

リテールクーラーとは、高性能CPUを購入した際に付属しているものです。Intelなら「core i9 9900K」など末尾に「K」や「X」と表記され、AMDなら「Ryzen 5 2600X」など末尾に「X」と表記されています。リテールクーラーでも冷却は可能ですが、冷却性能自体はあまり高くないため、高負荷作業をする方はCPUクーラーを別途購入することをおすすめします。

CPUクーラーを取り付ける際は、はじめに放熱グリス(熱伝導率を高める潤滑剤)を塗ります。この放熱グリスを塗りすぎると、CPUクーラーを取り付けた際にはみ出してしまうので注意が必要です。

 

次に、CPUクーラーのピンが折れていないかを確認します。マザーボードに取り付ける際はピンの向きにも気をつけてください。取り付け後は、がたつきがないかを確認します。がたつきがなければマザーボードの裏側をチェックしましょう。裏側にピンが出ていればしっかりと固定されています。

高負荷作業をするにあたってCPUの冷却は必要不可欠です。CPUクーラーがあれば、高温になるCPUを冷やして最高のパフォーマンスを維持しながら快適に作業ができます。ぜひこの記事を参考にして、自分のPCに合ったCPUクーラーを取り付けましょう。

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