薄型CPUクーラーのおすすめ最強8選｜ロープロファイル対応やトップフロー型も

近年ではe-sportsの人気が上昇してきたこともあり、ゲームをプレイする方の割合が増えてきました。ですが、ゲームをしていると途中で落ちてしまったり、カクついてしまったりして、思うような結果を出せなくて困っている方もいると思います。

そんな方たちにおすすめなのがCPUクーラーです。ゲームや動画など処理が高度になるにつれて負荷がかかって熱を発生してしまいますが、こういった温度の上昇を抑えて熱暴走を防ぎ、パソコンの寿命も延ばしてくれます。

さらに最近では、スリムなPCにも使える60mm以下の薄型も多いです。そこでこの記事では薄型のCPUクーラーの選び方について解説します。ロープロファイル対応・小型のミニタワー対応のタイプなども紹介するので参考にしてください。

トップフロー型はサイズが豊富であり、薄型モデルの種類も多くあります。なので、薄型モデルを選んだ場合、このトップフロータイプであることが多くなります。マザーボードに対してファンが水平になるように設置する形になります。

トップフロー型は、CPUの他にもマザーボード周辺にあるメモリやグラフィックボードも冷却が可能で、薄型で低いものを選択すれば、Mini-ITXマザーボードなどのスリムPCケースにも対応できます。ただし、マザーボード全体を覆ってしまうため、メンテナンスは難しくなってしまうのがデメリットです。

サイドフロー型は、トップフロー型より比較的サイズの大きいタイプのCPUクーラーになります。サイドフロー型の設置の仕方は、マザーボードに対してファンが垂直に設置する形になります。

サイドフロー型は、フロントからリアまでエアフローが乱れることがなく、効率的な冷却が可能で、メンテンナンスもしやすいのがメリットです。ですが、サイズが大きいことやマザーボード周辺のメモリなどは冷却することができない点には注意が必要です。

水冷型は、冷却水を利用して熱を吸収し、冷却してくれるCPUクーラーになります。水冷型は、静音性に優れているため、できるだけ静かな環境でゲームを楽しみたい方にもおすすめです。

水冷型は、上記で紹介した空冷式よりも冷却性能の高いモデルが多くなっており、高性能なCPUを使用している方や、負荷のかかる作業をされている方におすすめです。しかし、設置できるPCに限りがあり、冷却もCPUのみで、冷却液の補充などのメンテナンスも必要なのがデメリットになります。

上記では、それぞれのCPUクーラーの特徴などについて紹介してきたので、ここでは薄型のCPUクーラーに絞って、メリット・デメリットについて解説していきます。

薄型のCPUクーラーを選ぶメリットとして、CPU以外のメモリやチップセット、グラフィックボードなども同時に冷却することが可能という点が挙げられます。他にも薄型の場合、少ないスペースで済むので、スリムPCケースにも対応できます。

薄型CPUクーラーのデメリットとしては、CPUを冷却した後の温かい空気を、さまざまな方向に散らかしてしまうため、この温まった空気を上手く排気させてあげる必要があるという点になります。

さらに、薄型のCPUクーラーはマザーボード全体を覆ってしまうため、メンテナンスがしにくいという部分も考えないといけません。

CPUクーラーを選ぶ上で、1番最初に確認しなければならないのがCPUクーラーの対応しているソケットと、マザーボードCPUソケットの確認になります。ここを確認しないと、せっかく買っても使用できない、ということになってしまうので注意しましょう。

マザーボードのCPUソケットの確認方法は、使用しているメーカーの製品ページを見てもらうと確認できるので、それに対応しているCPUクーラーのソケットを選ぶようにしてください。

CPUクーラーを選ぶときは、PCケースのサイズに注意するようにしましょう。サイドフロー型のような比較的大きなものになると、ミニタワーのスマートPCケースに収められない場合があります。購入後に後悔しないようしっかりチェックするのが大事です。

高性能なものになるほど、サイズが大きくなる傾向があるので、購入する前は必ずサイズを確認するようにしましょう。

CPUクーラーはマザーボードに固定して使用できますが、固定方法にはいくつかの種類があります。自分のパソコンが、どの固定方法なのか事前に確認してから、それに合ったCPUクーラーを買うようにしましょう。

主な固定方法はピンを押し込むプッシュピン式・プレートでマザーボードを挟むバックプレート式の2種類です。それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。

ゲームや動画を見る方で、音がうるさいと集中できないという方は、静音性能に着目してCPUクーラーを選ぶことをおすすめします。

音にかかわる部分として、ファンの回転数「rpm」とノイズレベル「dbm」があります。ファンの回転数が大きいほど冷却性能は上がりますが、比例して音も大きくなります。目安として20db～30dbだと音が気にならないので、参考にしてみてください。

MTTF（平均故障間隔）とは製品寿命のことで、本体が故障するまでの平均時間で表します。ポンプを使う水冷式は比較的寿命が短く、数年程度です。一方、空冷型の寿命は5～20万時間と長く、中には10年以上使える高寿命なモデルもあります。

高寿命なものはその分価格も高いものが多いです。ただ、CPU・マザーボードなどを新調しても引き続き使えるので、長く使えばトータルでのコスパはむしろいいと言えます。予算と相談し、MTTFも考慮してみましょう。

CPUクーラーを購入する際は、冷却性能のほうもチェックしておきましょう。冷却性能が低いタイプだと、熱がこもってしまって寿命を早める原因に繋がります。ヒートシンクを大きくしたり、ファンが多く搭載されているタイプを選ぶのがおすすめです。

トップフロー型からサイドフロー型、水冷型まですべて揃っているので、どの種類を買うかまだ決まっていない人は、クーラーマスターから探すのもおすすめです。

さらに、水冷式と空冷式のどちらもLEDライティング機能を搭載したモデルがあるなど、デザインにこだわりがある方にも人気のメーカーです。

NZXTの特徴は、主に水冷式のCPUクーラーを取り扱っているという点になります。冷却性能や静音性能の評価も高いメーカーですが、PCのパーツをこだわっている方に対しても人気が高いです。

CPUに装着する部分のCPUヘッドは、丸型が特徴でスタイリッシュな出で立ちから、デザイン面でも人気があります。

コルセアは、コスパのいいCPUクーラーが豊富に揃っています。さらに、ポンプ部分とCPUヘッドが一体となった簡易水冷式CPUクーラーも数多く取り扱っているメーカーです。また、LGA1700に対応している商品も多数あります。

ラジエーターも、PCケースのサイズやCPUのスペックなどに合わせて選択できるので、水冷式を初めて購入する方にも安心です。

サイズは、CPUメーカーの中でも知名度が高く、コスパのいい低価格モデルから高性能なモデルまで幅広く取り扱っていることで有名です。特に空冷式のCPUクーラーを多く取り扱っています。

サイズのCPUクーラーは、静音性能と耐久性に優れているので「コストは抑えたいけど、なるべく性能のいいものを買いたい」という方におすすめです。

上記で説明してきた通り、CPUクーラーにはさまざまなタイプがあり、選ぶ基準も人それぞれだということが分かっていただけたと思います。あとは、自分に合ったCPUクーラーを選んで、熱暴走などに邪魔されない快適な環境を目指しましょう。