ビデオカメラ用スタビライザーおすすめ8選｜手ブレを自動で調整！

ビデオカメラの手持ち撮影はブレてしまったり、動いている被写体へピントを合わせるのが大変だったりしますよね。子供のホームビデオも手ブレが気になると、集中して映像を楽しむことができないので困りものです。

もし、あなたがビデオカメラ撮影が趣味で、本格的な映像を撮りたいと考えているなら、手ぶれ防止 グッズとしてスタビライザーの活用をおすすめします。スタビライザーとビデオカメラを組み合わせて使えば、初心者でも簡単にプロが撮影したような映像を撮ることができます。目的に合った撮影ができるスタビライザーを選ぶのがポイントです。

今回はビデオカメラ撮影に便利なスタビライザーの選び方を中心に紹介していきます。スタビライザーはさまざまな形状のものがあるので、自分が使いやすく予算にあったものを見つけましょう。

スタビライザーとは、ビデオカメラ本体を固定して撮影するアイテムのことで高い手ブレ補正が特徴です。スタビライザーを使うと、まるで映画のワンシーンのような動画も簡単に撮れます。スタビライザーを使った撮影が向いているのは以下のとおりになります。

• 子供の運動会
• ホームビデオ
• 動く被写体
• アクションムービー
• 自撮り・人物撮影
• 風景撮影

アングルにこだわりたいときや動く被写体をなめらかに撮影したいときに活躍します。スタビライザーの種類によっては手持ちよりカメラが安定するだけでなく、長時間撮影も疲れずに撮れるので用途・目的に合わせてスタビライザーを使い分けるのがおすすめです。

ビデオカメラ用のスタビライザーは機械式・電気式の2種類に分かれます。種類ごとに特徴が異なるので、初めてスタビライザーを購入するという人は要注意です。

機械式スタビライザーは手動タイプのもので、カメラ機材の重量バランスを取るために重りを使って調節します。付属する重りの調節は手動で行うことができ、撮影場面に合わせて微調整ができるので動く被写体の撮影もしやすいです。

機械式スタビライザーは微調整がしやすい点と価格帯が安いという点から、初心者に向いています。機械式にもさまざまな形状があるので撮影目的に合ったタイプのものを選ぶのがおすすめです。ローアングルでの撮影が多い場合は、上部に取っ手がついたスタビライザーを選ぶことで撮影時の体勢も負担が少なくなります。

電気式スタビライザーは内蔵している電動モーターを使って自動で水平に保つ手ブレ補正機能がついています。機械式の撮影よりもカメラが安定しやすく、なめらかな撮影ができるので映像にこだわりを持っている人に向いているスタビライザーです。

ただし、電気式スタビライザーは初期設定を自分でしなければならないため、カメラに詳しくない場合は操作に手間がかかってしまいます。使い方や操作に慣れてしまえば快適にあらゆる構図で撮影をすることができるようになるので、映像のプロを目指している人や本格的な映像を撮りたい人におすすめです。

注意点として電気式スタビライザーは価格帯が高い傾向にあるため、無理のない範囲での買い物をしましょう。

ハンドヘルド型のスタビライザーはグリップの上部にビデオカメラを設置し、手持ち撮影をするタイプです。価格帯も比較的安価なため、スタビライザーを使った撮影が初めてという人に向いています。ハンドヘルド型の特徴は片手での撮影もしやすく、重量もおよそ1kg以下といった軽いものが多いので持ち運びのしやすさも抜群です。

ハンドヘルド型スタビライザーはさまざまな形状があるため、持ち運びやすさ・使いやすさ・価格帯・対応カメラを確認して選ぶようにしてください。グリップ部分が滑りにくい素材だと長時間撮影でもブレずに撮影がしやすくなるのでおすすめです。

ボディマウント型スタビライザーは、自分の体に重りをつけて上下左右と前後の3軸でカメラを平衡に保つので安定して映像を撮ることができます。高度な手ブレ補正効果が得られるので、プロのような映像を撮りたい人にぴったりです。

ボディマウント型は自身に重りを付けてカメラを平衡に保つため、バランスの取り方や操作スキルが必要です。また、ボディマウント型は形状が大きく重量もあるので、簡単に持ち運びしづらいのがデメリットです。折りたたみができるタイプのものを選びましょう。

ショルダーマウント型スタビライザーは両手と肩を使った3点で支えて撮影をするため、動きやすくカメラも安定しやすいです。ハンドヘルド型の軽量さとボディマウント型の高い手ブレ補正を組み合わせたような形状タイプで、長時間の撮影も疲労が溜まりにくいです。

ボディマウント型より形状が小さく持ち運びもしやすいので、外での撮影が多い人や被写体を追いかけての撮影があるときに活躍します。少ない負担で高クオリティの映像を撮影したい人はショルダーマウント型スタビライザーを選びましょう。

女性でも扱いやすいので、体力に自信がないものの長時間の撮影をしたいときにはショルダーマウント型スタビライザー活用してみてください。

スタビライザーには耐荷重があらかじめ決まっています。そのため、搭載するビデオカメラはもちろん、組み合わせて使うマイク・ライト・レンズなどの総重量がスタビライザーの耐荷重を超えないようにしましょう。

もし、重量オーバーでスタビライザーを利用すると、本体が壊れてしまったり手ブレ補正効果を得にくくなります。長く使うなら耐荷重に余裕を持っておくことをおすすめします。

もし、マイク・ライト・レンズを複数持っていてそれぞれ組み合わせる場合は、事前に総重量を確認して無理のない重量になる組み合わせを選んでください。

ビデオカメラの機種によっては、スタビライザーに設置できないことがあります。そのため、スタビライザーを購入する際は、事前に自身のカメラが対応しているかを確認してください。

おすすめの確認方法は、家電量販店で試用可能なスタビライザーにカメラを固定して動かしてみることです。実際に設置して動かしてみることで、操作性や使い心地を知ることができるので、理想のスタビライザーを手に入れやすくなります。もし、店頭に試用スタビライザーがない場合は、店員に利用カメラを伝えておすすめのスタビライザーを紹介してもらいましょう。

電気式スタビライザーは内蔵モーターを稼働させるのにバッテリーを必要とするため、長時間使う際は連続使用時間も重要なポイントです。連続使用時間が長いと簡単にバッテリー切れをしなくなり、中断して充電する必要がなくなるのでスムーズな撮影が続けられます。

一般的な電気式スタビライザーは基本7時間～8時間ほど連続して使うことができます。ものによっては12時間以上使えるものもあるので、撮影目的や用途に合わせて選んでください。

スタビライザーにアングル調整機能が備わっていれば、被写体に合わせて最適なアングルで撮影が可能です。アングル調節ができればローアングルからの撮影もしやすくなり、より魅力的なシーンを映像に残すことができます。

また、360°回転できる機能や上下の調節ができるスタビライザーなら、より撮影の幅を広げられるので便利です。小さな子供やペットを中心に撮影をすることが多い人や地面スレスレのアングルから動きのある撮影をしたい人は、アングル調節機能がついたスタビライザーを選ぶようにしましょう。

スタビライザーと似た機能を持つ撮影補助アイテムが「ジンバル」です。ジンバルにはブレシレスモーターが搭載されているため、重りを使わなくても自動的にカメラが平衡になるように調整をしてくれます。スタビライザーと違って調整をする手間がかからないので初心者にもおすすめです。

また、ジンバルはスタビライザーと比較しても小さく鞄に入れても邪魔にならないサイズ感なので、持ち運びしやすさを重視している人に向いています。

ビデオカメラ用スタビライザーがあれば、初心者でも簡単にプロが撮ったような本格映像を撮れるようになります。家族のホームビデオや趣味の風景撮影、自撮り撮影も手ブレがなくなめらかに撮れるので満足いく映像を残せます。運動会やアクション撮影など長時間の撮影にも役に立つので、クオリティの高い撮影をしたい人は手持ち撮影からスタビライザーを使った撮影に切り替えましょう。