ビデオカメラバッテリーのおすすめ5選｜寿命や長持ちさせる方法も

子供の運動会など、ビデオカメラが手放せないタイミングってありますよね。そんなときに、「最後に使った後に充電したはずなのに、いざ撮影しようと思ったら充電が切れていて撮影できてなかった」なんて悲劇を経験した方もいるのではないでしょうか。

実は、ビデオカメラのバッテリーは充電したからと言って安心することはできないんです。使いたい日の前日にもう一度しっかりと充電することが大切です。

この記事では、バッテリーの稼働時間について、使うときの注意点、寿命のサイン、長持ちさせるコツ、おすすめ商品から復活についてまで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

バッテリーの連続撮影時間とは、満充電したバッテリーで録画機能のみで動かし続けることができる時間を表しています。これはズームなどの各種操作を含みません。つまり定点でひたすら録画状態にしている状態です。

ただし、バッテリーは使い続けるうちに劣化していくため、連続撮影時間は次第に短くなっていきます。また使用する温度環境によって左右される場合もあります。メーカーの記載は目安として参考にしましょう。

実撮影時間とは、ズーム時に内部のモーターを駆動させるなどの大きな電力消費が伴う動作を含めたバッテリーの稼働時間です。電源のON/OFF、録画スタンバイ、撮影モード切替なども含みます。連続撮影時間よりも実践的な使用を考慮した時間と言えます。

そのため連続撮影時間よりも実撮影時間の方が短いです。ただし連続撮影時間と同様にあくまでも目安です。温度条件やバッテリーそのものの状態によって実際の時間は大きく変わる場合もあるので注意しましょう。

ここまで、連続撮影時間・実撮影時間について解説しました。双方ともあくまで目安の数値のため、ズームといった機能を多用すると実際は表記より早くバッテリーが切れることも考えられます。長時間の撮影や、コンセントのない場所での撮影などには予備のバッテリーを持っておくことでバッテリー切れの心配なく撮影を進められます。

満充電をしてもバッテリーは、自然放電によって常に電気を放出しています。使用しなくても勝手にバッテリー残量は減っていくので、ビデオカメラ使用前日は必ずバッテリーを充電するようにしましょう。

また、逆に充電が完了したバッテリーをずっと充電器に繋いでいる状態はバッテリーそのものを劣化させます。一般的な充電器は、バッテリーの充電が完了したことがランプの表示などでわかるようになっているので、充電し過ぎないように気をつけましょう。

ビデオカメラに満充電のバッテリーを取り付けて、ズームやフラッシュを全然使用していないのに使用時間が極端に短い場合、寿命が近い可能性があります。バッテリーは無限に繰り返して使用することはできません。

これはバッテリーの使用と充電を繰り返していく中で、バッテリー内部の電極に不純物が付着したり、化学物質の劣化が徐々に進行していくためです。ソニーやパナソニックの各メーカーもバッテリーの持ちが悪くなった場合は、寿命である可能性が高いと明記しています。

バッテリー使用時では、ズームやフラッシュの機能は電力消費が大きいです。ポイントを絞って無駄なく機能を使うと長時間使用に繋がります。また、液晶画面そのものも電力消費が大きいため、設定で画面の明るさを控えめにするのも省電力になります。

バッテリー寿命の観点では、過充電を避けることが寿命を延ばします。長期間使用しない場合は、ビデオカメラからバッテリーを外して、袋などに入れて保管するのがおすすめです。高温多湿や金属の近くに置いておくことを避けるようにましょう。

〈バッテリーを長持ちさせる方法まとめ〉

• ズームやフラッシュは多用せず無駄なく使う
• 液晶画面の明るさは控えめに設定する
• ビデオライトは撮影時以外は消す
• バッテリーの過充電は避ける

一般的なバッテリーには、異常な電流や電圧を検知すると安全のために出力を停止するなどの制御を行う保護回路が搭載されています。過放電状態のバッテリーはこの保護回路が作動して充電することができません。

保護回路の機能により充電不可になったバッテリーは、分解してセル単位(単電池)で微弱な電流を時間をかけて充電することで復活できる場合もあります。ただし、原因を詳細に特定できていない状態で組み立て後に元通り使用できる保証もないため、DIYは推奨しません。

長年使ってバッテリーの寿命が来た場合や過放電の場合も、基本的には新しいバッテリーの購入をおすすめします。

「予備のバッテリーとして、互換バッテリーはどうなの？」と思う方もいるのではないでしょうか。純正品より安いので手軽に購入できますが、その分リスクも大きいので互換バッテリーを使うのはおすすめしません。具体的には、以下のような危険性があります。

• ビデオカメラに認識されず使えない
• バッテリーの持ち時間が表記よりも短いことがある
• 寿命が短く、数回で使えなくなることも
• ビデオカメラ本体にもフリーズといった影響を及ぼす可能性もある

突然撮影できないといった事態を防ぐためにも、バッテリーは純正品を使いましょう。

バッテリー切れによって、せっかくの撮影が中断されてしまうのはもったいないですよね。本記事で紹介したバッテリー充電のタイミングや長持ちさせる方法などを生かして、ビデオカメラで素敵な動画を撮影してください。