フィルムカメラをデジタル化する方法は？改造は必要？

フィルムカメラで写真を撮った後、そのフィルムを現像するのは必須ですよね。現像することによってフィルムカメラ特有の味が出た写真が手に入ります。しかし、最近では現像と同時にその写真をデジタル化して、スマホやCDでも保存できるんです。

しかも、「インスタに写真を上げたくて、現像はしなくていいからデータだけほしい」という方にもおすすめの、自宅でフィルムをデジタル化できるアイテムもあるんです！

また、フィルムカメラそのものをデジタル化することだってできます。どういうことかって？それはこの記事を読み進めることで一緒に見ていきましょう。

フィルムをデータ化する最も簡単な方法は、お店に依頼することです。カメラ屋と言えば、ある世代の人はフィルムを現像するお店と認識するかもしれません。デジタル化の時代の波に対応するように、現在では多くの店でデータ化のサービスを行っています。

カメラ屋の有名店や家電量販店などでは、フィルムの現像と一緒にCD可やスマホ転送のサービスを行っていることが多いです。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、カメラのキタムラ、みなみやなどを利用してデータ化のサービスを利用してみはいかがですか？

現像してプリントした写真やデータ化したCDを、店頭で受け取るか郵送で送ってもらうかを選べる場合もあります。スマホ転送では一定期間クラウドで保存するので、期間中スマホで簡単にダウンロードができます。

ここでは、実際に店舗に現像やデータ化を依頼した際にかかる料金について表形式でまとめています。

※2020年9月現在の価格です。詳細は各店にお問い合わせください。

フィルムスキャナーというアイテムを知っていますか？現像後のフィルムを本体に直接差し込むことで、フィルムに焼き付いた画をスキャンし、JPEGなどの画像ファイルにしてくれる機械です。データ化した画像はSDカードなどの記録メディアに保存できます。

フィルムスキャナーを使用すれば、ネガフィルムをデジタル化することが可能です。機種によっては、フィルムだけではなくプリントされたカラー写真もデータ化できます。フィルムカメラを使う機会が多い方にはコスパに優れた製品と言えます。

フィルムカメラのデータに関して、よくある疑問を2つピックアップしています。それぞれの疑問に答えていますので参考にしてください。

店頭にてフィルムのデータ化を依頼した場合でも、フィルムは保管しておきます。フィルムは、後々写真を焼きまわししたい時や再度プリントしたい時に必要だからです。フィルムを保管する際は、カビが発生しないように高温多湿を避け、ケースなどに保管しておく場合は防湿剤を一緒に入れておくのがおすすめです。

フィルムをデジタル化する場合、焼き付ける媒体は写真データの容量で選ぶのがおすすめです。枚数が少なく容量が少ない場合はCD、次に容量が大きのはDVDです。データ容量が多い時はBDを選択します。

ただ、BDは繊細で破損しやすいため、サイズだけで選ぶのはNGです。データを焼き付ける時はカメラ専門店で相談してみるのがベターです。

フィルムカメラとデジカメの基本構造は変わりません。違いは光を照射する対象が、フィルムカメラはフィルムであり、デジカメはイメージセンサーになります。

「I'm back」では、フィルムカメラにフィルムの代わりにパナソニックのイメージセンサーをセットするように取り付けることで、デジカメ化できるようになるのです。

現在、最新の「I'm back 35」では1400万画素のパナソニックのセンサーを搭載しており、JPEGやRAW撮影することが可能です。

フィルムの代わりにセットされたセンサーが、画像を認識してデータをストレージに保存する仕組みの「I'm back」は、取り付けも簡単で、破壊を伴ったりリスクの高い改造の必要ありません。

また市場に出回っている多くのフィルムカメラに装着することができ、99%の35mmアナログカメラに装着可能と公式にも明言されています。フィルムカメラのレンズの良さを活かして手軽にデジタル撮影したい方には魅力的なキットですね。

クリエーターSamuel Mello Medrirosによって生まれた「I'm back」ですが、クラウドファンディング「Kickstarter」のプロジェクトを支援することで購入することが可能です。ただし新作「I'm back 35」のプロジェクトは5月末ですでに終了しています。

ほかの入手方法としてはSamuel Mello Medrirosは2018年に「I'm Back GmbH」という会社を設立しており、2020年9月現在、公式サイトのリンクから支援することが可能です。特典は同年の12月に発送予定となっていますので、ぜひチェックしてみてください。

下記のリンクより支援ページへ移動します。英語なのでブラウザの翻訳機能などを活用してください。

フィルムをデジタル化するメリットは、家庭に保管されている大量のフィルムをデータで管理したり、デジタル化して色彩鮮やかに蘇らせたりすることができるなどさまざまです。これからフィルムカメラでさまざまな写真を撮る楽しみに目覚めてみるのもいいかもしれません。