「写ルンです」のレトロな写真がおすすめ｜種類やフィルムカメラとの違いも解説

フィルムカメラは今ブームが再熱しています。新しく挑戦してみたいと思っている方もいますが、高額なフィルムカメラをいきなり購入するのはハードルが高いですよね。そこでおすすめしたいのが、「写ルンです」です。

写ルンですは一昔前に流行した簡易フィルムカメラで、その安さと使いやすさが大きな魅力です。それだけでなく、通常のフィルムカメラのようにフィルムカメラ独特の味わいや雰囲気もしっかり出せます。まさにフィルムカメラのエントリーモデルといえ、今カメラ女子の間で流行している商品です。

この記事では、写ルンですの特徴・魅力・種類・使い方・おしゃれな撮り方からスマホ転送の方法まで詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。フィルムカメラと写ルンですの違いも必見です。

「写ルンです」は、1986年に富士フィルムが発売したレンズ付きフィルムカメラです。発売当時は「誰でも簡単にきれいな写真が撮れる」と話題になり、ブームを巻き起こしました。小中学校の修学旅行に持って行った方も多いですよね。

写ルンですはいわゆる「使い捨てカメラ」といわれていますが、実際には使い捨てではなくリサイクルされて生まれ変わるエコな製品です。そんな一昔前にブームとなったフィルムカメラですが、時代の流れとともにデジタル化が進みあまり見られなくなりました。

しかし、今カメラ女子の間でブームが再熱しています。その魅力は、何といってもカメラ初心者でも手軽に撮影できる点です。カメラを趣味として始めたいと思っている方が、手始めに購入するケースが増えてきています。

まずは、何といっても写ルンですの小さくてかわいらしい見た目です。カメラを始めたいと思っていても、全くの初心者ですと一眼レフや望遠レンズ付きのカメラなど、大きくて本格的なものには手が出しにくいですよね。

カメラ女子の間でも、写ルンですは「見た目が可愛くて持ち運びたくなる」と評判です。また、片手でも持てるコンパクトなデザインはどこで撮影するにも荷物にならず、持ち運びやすさと手軽さを実現しています。

使い捨てカメラの「写ルンです」ですが、実は耐久性が高いのをご存知でしたか。デジタル式の普通のカメラでは、電池が切れたり耐寒性が低かったりして使えなくなる場合もしばしばみられます。

一方、写ルンですは寒い場所でも問題なく撮影が行えるほどタフな一面があります。また、使い捨てカメラのため、故障の心配はあまりありません。最近では、水中撮影も行える防水タイプが販売され、海やプールでも活躍が期待できます。

写ルンですの構造は、これ以上ないシンプルさを実現しています。写真撮影をするための手順は、主に「巻き上げ」と「シャッターを押す」だけで、誰でも簡単に撮影ができるようになっています。

パッケージ裏面には操作方法が記載され、初めて使う方でも安心して撮影できます。また、価格もお手頃なので主婦や学生にも人気があります。

写ルンですに搭載されているフラッシュは、3m以内が有効となる距離です。晴れの日や明るい室内以外でも、近距離ならフラッシュで明瞭に撮影が可能です。「高感度版 写ルンです」の場合はこの距離が6mまで伸びるので、より距離を確保したい場合はこちらもおすすめです。

室内や天気の悪い日は、写真だと意外と暗くなってしまいがちです。その雰囲気を楽しむのもいいですが、誰が映っているかを明瞭にしたい場合には、フラッシュをたいた方が無難です。

フィルムカメラは当然ながら枚数に限りがありますし、一度撮影した写真を消せません。1枚1枚を大切に撮る感覚は今の時代とても新鮮ですが、心配なのは失敗してしまったときですよね。

しかし、写ルンですで実際に撮影すると、優しい風合いとおしゃれな描写が目を引く写真ができ上がります。このフィルム独特の描写が写真に味を出すので、どんな写真もその時のいい思い出として残り失敗作が生まれないのです。

「フィルムカメラと写ルンですの違いは何？」と思う方もいますよね。どちらもフィルムを使いますが、一般的なフィルムカメラは自分で本体にフィルムをセットし、現像をする際はフィルムを取り出してカメラ屋に持っていきます。フィルムを入れ替えれば何度も使用できるので、コスパに優れています。

写ルンですはフィルム内蔵型で、自分でフィルムをセットする必要がなく、現像をする際は本体ごとカメラ屋に持っていきます。フィルムの出し入れの必要がないため、初心者も手軽に使用できます。

たくさん写真を撮影したい方におすすめなのが、写ルンですの39枚撮りです。たっぷり撮れるので旅行やイベント時にもぴったり。簡単に使えるスタンダードタイプなので、初心者にもおすすめです。

かつてブームとなった際に使っていた方は多いですよね。しかし、久しぶりに使う場合、改めて使い方を知っておくとスムーズに始められます。ここでは、写ルンですの使い方をはじめ、撮影時の注意点も解説しますので参考にしてみてください。

本格的なカメラに挑戦しようとすると、露出・絞り・シャッタースピードといった専門的な知識や技術が必要になってきますよね。写ルンですなら、そのような知識や技術が全くなくてもきれいな写真を撮れます。

使用方法は簡単で、「フィルムを巻き上げる」「ファインダーを覗いてシャッターを押す」、これだけです。細かい調整の必要もなく、思い立ったらすぐに撮れます。先ほども書きましたが、本体裏面にもイラスト付きで使用方法が書かれています。

写ルンですは暗さに弱い一面があります。そのため、晴れている屋外での撮影以外は基本的にフラッシュを使用しましょう。うっかりフラッシュを忘れてしまうと、現像したときに何を撮影したか分からないほど真っ暗といった事態が起こります。

早めにフラッシュ点灯を確認してから撮影に入りましょう。また、フラッシュが届く範囲は約3mといわれています。被写体をフラッシュが届く範囲に持ってくるのも大切です。一方、被写体は近すぎてもうまく撮れないので、被写体との距離は詰めすぎず1～3mくらいを意識しましょう。

また、撮影時はレンズに指が入り込まないようにするのも注意点の1つです。被写体に集中するあまり、気づかないうちに自分の指が写り込んでいたといった事態になりかねません。

実際に使ってみたいと思っても、写ルンですを手に入れるにはどうすればいいのか。購入できる場所や写ルンですの相場や値段について紹介します。

写ルンですはどこで購入できるのか気になっている方も多いでしょう。ここではおもな購入先を紹介しますので、参考にしてください。

• インターネット：品揃えが豊富で、いつでも購入できます。また値段の比較がしやすいのが魅力です。
• 写真専門店：現像・プリントの受付も行っている場合が多いです。
• 家電量販店：ポイントやセールを活用するとお得に購入できます。
• その他：コンビニやドンキでも購入可能です。しかし扱ってない店舗もあります。

写ルンですは需要の高まりと原料確保難の影響で値上がりもしており、相場をしっかり把握しておかないと高い値段で手に入れてしまうこともあります。以下では主だった購入場所でのおおまかな相場を紹介します。

• インターネット：1600円程度
• 家電量販店：1760円程度
• 写真専門店：1760円程度

一つ目のポイントは、被写体を正面の中心に置く点です。中心に置くとより味わい深い雰囲気になります。そして、被写体をより強調するために背景はできるだけシンプルなものを選ぶのも大切です。

シンプルな背景が難しい屋内の撮影では、被写体が写真の1/3程度を占めるように撮影すると、ごちゃごちゃ感がなく臨場感のある写真に仕上がります。

写ルンですといえば、優しい風合いとレトロ感のある写真が特徴的ですよね。その特性を活かすためにも、派手な色合いのものを被写体に選んでみましょう。たとえば、鮮やかな色の花や緑緑しい木々などがおすすめです。

赤や緑、黄色などの鮮やかな色がよりきれいに引き立つだけでなく、写真全体のレトロ感が増しいい雰囲気に仕上がります。

街を歩いていると、どこか懐かしい雰囲気の建物や昭和レトロを感じさせるフォントの看板などを見かけませんか？そのようなときは、そっとシャッターを切ってみましょう。

写ルンですのレトロな風合いと懐かしい雰囲気の被写体は相性がよく、より味のある写真が撮れます。特に、看板は多少距離があっても被写体としてはっきり捉えやすいのでおすすめです。

写ルンですは夜間撮影モードがないため、基本的に夜の撮影は向いていません。なるべく明るい時間に野外で撮影すると、エモい撮り方ができます。

しかしあえて夜間や室内で撮影すると、写ルンですならではのノスタルジックで味わいのある写真が撮れる場合があります。撮影する際は必ずフラッシュとたき、繁華街など看板・電灯で明るい場所を撮りましょう。

フィルムカメラである写ルンですの場合、デジタルカメラと違い、写真を現像したいときは現像を受け付けている店舗に持って行って写真をデータ化する必要があります。手間とお金がかかる分、利便性の高い店舗を選ぶのが重要です。

店舗によってはスマホ転送サービスも行っており、その場で転送してもらえます。しかし、転送サービスがない場合には、データ化したものをパソコン経由でスマホに送る必要があります。ここでは、現像受付店舗を比較しながら見ていきましょう。

写ルンですは、フィルムカメラ独特の味わいを手軽に楽しめるため、初心者の方にもおすすめの商品です。現行商品は限られているので商品選びの幅は狭くなりますが、ぜひ写真の撮り方や被写体選びなどを楽しんでみてください。