ビューファインダー搭載ビデオカメラおすすめ8選｜ビューファインダーとは？メリットも

外でビデオを撮っていると、明るすぎたり暗すぎたりして画面がよく見えず、どのように撮影できているのかわからないときがありますよね。これは単純に不便なだけでなく、ストレスも感じますよね。プロの方にはなおさらです。

そこでおすすめしたいのがビューファインダーつきビデオカメラです。ビューファインダーがあるだけで明るさによって撮影対象が見づらかった問題が一発で解決し、より充実したクオリティの撮影が可能になります。

この記事では「ビューファインダーとは？」といった疑問から種類、ビューファインダー付きビデオカメラのおすすめ商品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ビューファインダーとは、カメラで撮影する像をあらかじめ目視して確認するために設けられた窓のことをいいます。人間の目の特性として、明るいところではファインダー内が暗く感じ、反対に暗いところでは明るく感じてしまうため、撮影する像を正確に捉えることが難しくなります。

たとえば、天気がいい日の屋外撮影では、太陽光が反射して画面が見えないことがあるでしょう。このようなときに広角ビューファインダーを覗くと、明るいところでは明るく、暗いところでは暗い自然な視認性を確保してくれるのです。

場所を問わず撮影する像を正確に認識することができると、被写体に注視したまま撮影に専念することができるでしょう。集中して撮影に臨みたい方や、本格的に撮影するプロの方にとっては大変便利な機能ですね。

実際のところ、ビューファインダー搭載のビデオカメラは上位モデルで価格が高い傾向があります。一方、下位モデルにビューファインダーがないのはコスト削減のためであることが多く、その分お手頃価格を実現しています。

ここまで聞くと、「性能重視か価格重視か」と悩んだり、「ビューファインダー搭載のモデルを購入しても自分がその機能を活かせるのか」というように、ビューファインダーの必要性について考えますよね。ビューファインダーがあったほうがいいのか悩んだときは、ビデオカメラの使用用途を振り返ってみましょう。

屋外や暗所での撮影をするようであれば、ビューファインダー搭載のものがおすすめです。屋外であっても、液晶に採光フードを被せることで不便なく撮影できるという方には必要ないかもしれません。あとは「どの程度快適に撮影したいか」など、使用する人それぞれの意向を大切にして決めましょう。

ビューファインダーはシステムの違いによって大きく2種類に分けられます。それが「光学式」と「電子式」。同じビューファインダーでも種類によって特徴が異なるので、それぞれの特徴を知って商品選びの参考にしてくださいね。

光学式ビューファインダーは、生の映像を電気的プロセスを経ずにそのままレンズを通して見ることができるため、遅延が発生しにくいといわれています。また、眼精疲労が起きにくいというメリットもあるため、特に長時間の撮影をする方に適しているといえるでしょう。

ただし、ファインダーに光を導くためにミラーボックスを搭載する必要があるため、重量が重くなりがちです。さらに、撮影用レンズの中心と視野の中心がずれ、視差が生じる可能性があったり、高倍率ズームに対応できない場合があったりとデメリットもあります。

電子式ビューファインダーには、「反射型液晶式」「液晶式」「有機EL式」などがあり、電気的プロセスを経て映像を表示します。そのため、1フレーム程度の遅延が発生したり、解像度が足りずフォーカスが追いにくかったりというデメリットがあるのも事実です。

しかし、視野率が高く視差が発生しにくい、高倍率ズームにも対応できるなど、光学式では対応できない部分を補うことができるため、撮影用途によってどちらが適しているか選ぶといいでしょう。特に、明るい屋外での撮影が多い方におすすめのタイプです。

子どもの行事ごとの記録や旅行の思い出などに大活躍のビデオカメラは、残したい動画の画質を考慮して選ぶのがおすすめです。近年では対応しているデバイスの多い、4K映像が撮影できるかどうかもチェックしてみましょう。

4K映像は高解像度で綺麗ですが、その分容量も大きくなり、価格も従来のフルHDと比べると高いのが特徴です。そのため、お持ちのデバイスが4Kに対応しているかどうか確認してから購入するのがおすすめです。

ビデオカメラには、手ブレを自動で補正してくれる機能が付いているモデルがあります。撮影した動画をあとで見返してみたら、揺れて上手く被写体が取れていない場合などの経験は一度はあるのではないでしょうか。

また、レンズやセンサーを使用して手ぶれを補正する「光学式」や、手ぶれを画像処理してくれる「電子式」など、メーカーによって補正方法にはさまざまなものがあります。購入の際には、どのような機能かもチェックしてみましょう。

ビデオカメラに搭載されているズーム倍率は、遠くの被写体にフォーカスして倍率を上げる便利な機能です。ズーム機能には、レンズ自体を動かして虫眼鏡のように倍率を上げる「光学ズーム」と、撮影した動画を切り取って補正する「デジタルズーム」があります。

人や風景などを撮影する際は光学ズームがおすすめで、細かい手元などを収める際にはデジタルズームが便利です。どちらも搭載したハイブリッド式もあるので、用途に合わせてチェックしてみましょう。

ないと撮影ができないというほどではないビューファインダー機能。しかし、動画の質にこだわりたい方、撮影をお仕事にするプロの方にとっては、ワンランク上の撮影を可能にする重要な機能といえます。記事の内容を参考にして、ぜひ自分に合ったビデオカメラを見つけてくださいね。