Wi-Fi付きSDカードのおすすめ5選｜使い方や自動転送も

SD・microSDカードは、カメラやスマートフォンのデータを保存するときにとても便利です。しかし、最近はSDカードを接続する端子が付いていない機器も多く、専用のSDカードリーダーを購入しなければいけないという方も多いですよね。

そのようなときにおすすめなのは、SDカードリーダーいらずで写真・動画の転送ができるWi-Fi付きSDカードです。Wi-Fi付きSDカードは商品数が少なくあまり聞き馴染みのない商品なので、本当に便利なのか気になる方もいますよね。

そこで今回の記事では、Wi-Fi付きSDカードの特徴やおすすめの商品をご紹介します。自分に合った商品を見つける選び方も解説していますので、購入を検討されている方も参考にしてみてください。

Wi-Fi付きSDカードとは通常のSDカードと異なり、無線LAN接続機能を搭載したSDカードです。SDカード自身が無線LANに接続してデータ転送できるので、カードリーダーが不要でスムーズに画像やデータの共有が可能です。

Wi-Fi接続して複数台の端末で共有できる製品もありますから、SDカード内部のデータを複数人のスマートフォンやパソコンで共有することも可能です。

また、一眼レフの中でもWi-Fi機能が搭載されていない場合は、PCなどを介してデータ転送が必要です。しかし、Wi-Fi付きSDカードは、デバイスと連動させて一眼レフからデータ転送もできる仕組みです。そのため、外出先でも撮影した写真などを手軽に共有できます。

Wi-Fi付きSDカードをSDカードとして使用する方法は、通常のSDカードと同じです。カメラなどの端末に差し込み、そのまま撮影してデータを保存します。一方でファイルやデータの共有には、共有先の端末のWi-Fi設定などが必要です。

Wi-Fi付きSDカードのSSIDを一覧から選択し、セキュリティーキーを入力して接続します。転送方法には自動転送と手動転送の、2種類の方法があります。手動転送は共有するファイルを選ぶ手間があるものの、複数台の端末でファイル共有するときに便利です。

自動転送はすべてのファイルが自動で転送されてしまうため、手間はかからないものの、共有したいファイルを選び直さなければなりません。

Wi-Fi付きSDカードのみならず、SDカードにはいくつかの規格があります。SDは2GBまでの容量で、古いカメラが対応した規格です。SDHCは32GB、SDXCは2TBまで対応しています。

Wi-Fi付きSDカードが対応している規格は、SDHCやSDXCが多いです。カメラの対応SDカード規格を、事前に確認してから購入するようにしましょう。

転送方法には手動転送と自動転送の、2種類があります。手動転送は写真や動画を自由に選んで、手動で転送する方法です。選ぶ手間はかかりますが、必要なデータだけに絞って共有できるのがメリットです。

自動転送は、撮影後に自動的に転送されるので手間が省けます。しかし、写真や画像が大量にある場合、共有するデータを共有先で選び直さなければなりません。共有先の端末によって、手動転送がいいか自動転送がいいか検討しましょう。

Wi-Fi付きSDカードは、基本的に無線LAN親機として動作します。つまり、Wi-Fi付きSDカードから端末にデータを転送している間、その端末はインターネットに接続できません。しかし、Wi-Fi付きSDカードでも無線LAN子機として使用できる製品もリリースされています。

無線LAN子機として使用できるWi-Fi付きSDカードなら、データを転送している間も端末はインターネットに接続されており、別の作業を同時進行で行うことが可能です。ただし、親機となる別の機器が必要だったり、対応しているWi-Fi付きSDカードが少なかったりとハードルは高めです。

Wi-Fi付きSDカードを個人で使用するだけなら、共有台数は1台で十分です。しかし、複数の端末に転送したり家族や友人とも写真や動画を共有したりするなどの場合は、複数台で共有できるWi-Fi付きSDカードが便利です。

また、個人であってもスマートフォン・タブレット・ノートパソコンなど複数の端末でデータを共有する場合は、共有台数が複数のWi-Fi付きSDカードをおすすめします。

Wi-Fi付きSDカードでは、専用アプリが付属している製品もあります。専用アプリは転送の設定や共有が簡単ですし、外出先でスマートフォンから操作もできます。しかし、専用アプリがある商品は限られており、多くはありません。どうしても必要な方は、専用アプリの有無もチェックしましょう。

ezshareのBluetooth内蔵SDカードは、Wi-Fiの電源をON/OFFにするスイッチを搭載し、消費電力抑えられる点が特徴です。しかし、転送速度はClass10のため、一般的なカメラなどに使用する分には問題ありませんが、最新機種での使用や転送速度を重視する方にはやや物足りなく感じる場合もあります。

ezshareは中国企業が展開しており、東芝などの国内メーカーよりも価格が安めな点も特徴です。普段使いで使用し、転送速度・国内ブランドにこだわらない方におすすめのメーカーです。

東芝のWi-Fi付きSDカードは、スマホ・タブレットに自動転送ができ、最大7台まで同時にシェアできます。また、iPhone・アンドロイド端末で利用可能な専用アプリも使えるのが特徴です。さらに、必要なときだけ通信するため、不要なバッテリー消費が防げます。

UHSスピードクラス・UHSインターフェース にも対応し、パソコンへのバックアップや連写撮影も快適に行えます。価格は高めですが、性能を重視する方におすすめのメーカーです。

PENTAXはデジタルカメラを展開するメーカーだけあり、一眼レフ専用のWi-Fi付きSDカードを販売しています。Wi-FI機能が搭載されていないカメラを使用している方におすすめです。無線により手軽に画像転送などが行えます。しかし、PENTAXの特定のカメラ用モデルもありますので、購入する前に対応機種を必ず確認してください。

カメラ本体にBluetooth機能やWi-Fi機能が付いている製品も、最近は数多くリリースされています。これらの製品では、通常のSDカードでもカードリーダーなしでデータを共有したり転送したりできます。

Bluetooth機能を搭載しているカメラであれば、Android端末のMicroSDカードにワイヤレスで写真や動画を転送することも可能です。また、スマートフォン同士で写真や動画を共有するには、アプリを使用する方法もあります。

価格が高いWi-Fi付きSDカードを購入するより、大容量でリーズナブルなSDカードを購入するのも1つの選択肢です。また、通常のSDカードを使いたい方は、Wi-Fi付きSDカードリーダーで転送する方法もあります。Wi-Fi付きSDカードリーダーは、比較的安価でサイズもコンパクトで持ち運びがしやすく、外出先でも手軽に使えます。

Wi-Fi付きSDカードならカメラに挿したまま、写真や動画などのデータの転送や共有ができて非常に便利です。工夫次第ではさまざまなシーンで、便利に活躍できるアイテムがWi-Fi付きSDカードです。Wi-Fi付きSDカードで快適かつスムーズに、動画や写真を楽しんでくださいね。