ビデオカメラのSDカードおすすめ6選｜容量は？パソコン取り込み・4K対応ほか

ビデオカメラで撮影する際に必ず必要なのが、SDカードです。ビデオカメラを購入しても、SDカードがなければ動画の保存ができません。しかし、いざSDカードを購入しようと思っても、種類が豊富すぎてどれを買えばいいのか分からない方は多いのではないでしょうか。

SDカードといっても、容量や転送速度・読み取り速度・規格など、製品によって性能はバラバラです。中にはWi-Fi対応のものもあり、SDカードはビデオカメラの使い心地にも影響してきます。自分の用途に適しているSDカードとはどのようなものなのか気になりますよね。

そこで今回は、動画撮影に適したビデオカメラ用のSDカードの選び方やおすすめ商品を紹介します。ビデオカメラ用SDカードに関する疑問も解説していますので、ぜひ本記事をご覧になって購入のご参考にしてみてください。

ビデオカメラ用SDカードは、家電量販店や通販サイトはもちろん、セブンイレブンなどのコンビニでも購入できます。しかし、コンビニで売られているSDカードは16GB以下のものが多いので、容量を多く使う動画を撮影する場合は注意が必要です。

家電量販店や通販サイトであればビデオカメラ用SDカードが豊富に売られているのでおすすめです。大容量の価格が高いSDカードも、セールなどを利用すれば価格を抑えて購入できます。

ビデオカメラで撮った映像をSDカードに残しておけば、テレビに映してみんなで見たり手軽にパソコンへデータを保存も可能です。もちろんSDカードは保存媒体なので、本体への容量以上に映像を残せます。

SDカードを予備として持っておけば、録画中に容量がなくなったとしてもSDを入れ替えて続きを録画できるのも魅力です。

SDカードの容量によって動画を撮影可能な時間が変わってきます。GBの場合、容量が1番少ない2GBのSDカードの場合は、フルHD動画でも10分程度しか録画できません。容量が少ないと価格が安いですが、ビデオカメラで使用する場合は、使い勝手が悪いです。

SDカードの容量は2GB・8GB・16GB・32GB・64GB・128GB・256GB・512GBと容量が増えていき、容量が大きい方が動画を長時間保存できます。転送速度や規格によってもSDカードの値段は変わりますが、容量が多い方が高価格となります。

転送速度には、「書き込み速度」と「読み込み速度」の2つがあります。ビデオカメラの場合は、書き込み速度は、動画を録画したときにビデオカメラにデータを保存するときの速さです。読み込み速度は、パソコンにデータを転送するときの速さです。

動画撮影ができるビデオカメラの場合は、メーカーや使用している機種によってSDカードの取り込みに推奨しているスピードクラスがあります。SDカードを購入するときには、取扱説明書を確認してください。

スピードクラスにはスピードクラス・UHSスピードクラス・ビデオスピードクラスの3種類あります。ビデオスピードクラスでは、高解像度の映像に対応しているため、4K撮影や8K撮影をする場合は、ビデオスピードクラスを選ぶ必要があります。

SDカードを購入するときに重要なのがSDカードの値段です。SDカードは1,000円台で購入できる低価格なものから10,000円以上の高性能なものまで選べます。また、メーカーによっても値段が違います。

はじめてSDカードを購入する方は、購入する前に他のメーカーのSDカードの価格も調べてから購入してください。コストパフォーマンスに優れているSDカードを探している人は、海外メーカーのSDカードもおすすめです。国内メーカーよりも種類が豊富で、容量が多く低価格で購入可能です。

「SD」は、128MBから2GBまでの範囲に対応しているSDカードです。SDカードではじめて登場したのがSD規格のSDカードとなります。

「SDHC」は、4から32GBまでの範囲に対応しているSDカードです。SDHC規格のSDカードを購入するときには、カメラやビデオカメラを使用するときに対応しているか確認が必要です。SD規格より容量は多いですが、下位互換となっています。

2008年以降のカードリーダーでは対応できていますが、中には対応していない場合もあります。購入するときは注意しましょう。

「SDXC」は、64から2TBまでの範囲に対応しているSDカードです。SDHC規格のSDカードとは反対に2008年以前のパソコンでは使用できない場合があります。SDXCのSDカードを購入するときには、使用しているパソコンを確認してください。

ビデオカメラに使用するSDカードとして使う人が多い容量の大きさとなります。

Wi-Fi搭載しているSDカードは、簡単にデータをやりとりできるのが特徴です。SDカードを使用できないiPhoneやスマホに対して、Wi-Fi機能がないビデオカメラで撮影したデータを送れます。

転送方法には、「手動転送」と「自動転送」があります。手動転送では、転送するデータを選んで転送できるので、必要なデータのみを送れます。自動転送では、撮影したデータをすべて転送します。

SDカードは、衝撃や水濡れ・振動・磁場などいろいろな要素に左右されやすい媒体です。製品の中には保護機能を持つものもあるので、特に屋外で利用するのが多い方は耐久性の高いものを選びましょう。

SDには容量やスピードなど共通の規格が使われています。しかし、同じ規格でもメーカーによって品質に差が出ます。極端に安価なものだと品質があまり良くない場合もあるので、注意しましょう。SDカードを選ぶときは、下記のメーカーであれば品質が確かなのでおすすめです。

【品質に定評があるメーカー】

• SanDisk（サンディスク）
• Transcend（トランセンド）
• TOSHIBA（東芝）
• Samsung（サムスン）
• Lexar（レキサー）
• Panasonic（パナソニック）
• SONY（ソニー）

ここからは、HD撮影や4K動画を撮影するときには、どのくらいのSDカードが必要なのかを解説します。これからSDカードを購入する方は、どの程度の時間撮影するのかを考えて容量を決めてください。

32GBの容量のSDカードでは、SD(標準画質モード)で撮影をした場合は、約11時間撮影できます。32GBでも長時間撮影できるので、ビデオカメラを購入して予算が残っていない方におすすめです。

しかし、高画質で撮影したい方には、SD(標準画質モード)はおすすめできません。SD(標準画質モード)は、DVDと同じ画質となります。最近では、4Kテレビやブルーレイで高画質な映像を見ることが多いので、SD(標準画質モード)で撮影した映像は低解像度の映像と感じてしまいます。

HD(ハイビジョン画質モード)で32GBのSDカードを使用して映像を撮影した場合は、約5時間のデータを保存できます。SD(標準画質モード)に比べて半分程度となります。HD(ハイビジョン画質モード)の映像は、ブルーレイと同じです。

高画質な映像を残したい人におすすめです。32GBのSDカードを購入しても、SD(標準画質モード)で撮影せずにより高画質なHD(ハイビジョン画質モード)で長い時間撮影できます。

32GBのSDカードを使用してフルHD画像を撮影すると、約40分の映像を保存できます。HD(ハイビジョン画質モード)は、1,280×720(92万1,600画素)ですが、フルHDは、1,920×1,080(207万3,600画素)と倍以上の解像度となっています。

高画質な映像を撮影したいのであれば、フルHDで撮影するのがおすすめです。フルHD撮影を考えている方は、32GB以上の容量のSDカードを購入しましょう。

フルHDよりもさらに高解像度の映像を楽しみたい方におすすめしたいのが、4Kです。しかし、32GBのSDカードでは、4Kの動画を約28分程度しか残せません。解像度が3,840×2,160(829万4,400画素)とフルHDの倍以上あります。

フルHDと同じように、美しい映像を残したい場合は、32GB以上のSDカードが必要です。

ここからは、SDカードを使用するときには、1枚を使用するのと複数枚を使用する場合のメリットとデメリットを紹介します。

SDカードを複数使用するメリットは、容量がいっぱいになってもSDカードを変えるだけで新しく映像を撮影できるようになります。家族旅行や運動会などでビデオカメラを使う出番は多くあり、そのような場面でSDカードが複数枚あるとたくさんの動画を撮影可能です。

容量がたくさんの場合以外も、SDカードが壊れて動画を保存できない場合もあります。大切な思い出を残せないといったトラブルを減らせるので、安心して撮影に集中できます。

しかし、SDカードを複数用意するには、購入するお金が必要です。ある程度の容量がないと高画質な映像を保存できません。他には、SDカードを持ち歩く必要があります。

大容量のSDカードを1枚で使用するメリットは、持ち運ぶ荷物が最小限で済みます。SDカード本体サイズは大きくないですが、持ち運びにSDカードケースが必要です。大容量SDカードは、ビデオカメラ以外の荷物を持ち歩きたいくない人におすすめです。

他にも、長時間の映像を保存できるので、イベントがあったときには最初から最後まで録画できます。撮影できる時間を気する必要がありません。あとどのくらい撮影できるか考えて撮影をしたくない人も、大容量SDカードを購入するのがおすすめです。

SDカード内に保存した動画はパソコンやテレビに直接挿入して読み取る方法や、SDカードリーダーを使ってスマートフォンに接続する方法があります。接続するとSDカード内のファイルを認識し、ファイルを取り込んで動画を視聴可能です。

また動画が見れない場合、もう一度SDカードを取り込むことや動画修復ソフトを使用すると動画を再生できる可能性があります。

SDカードを認識しない原因として考えられるのは、非対応の機器に取り入れてる場合です。ビデオカメラのSDカードは、容量によって対応しているものが異なります。認識しない際は、使用しているビデオカメラがSDカードに対応しているか確認してみましょう。

ビデオカメラに動画が録画できない場合、SDカード内の容量がいっぱいなことやSDカードがしっかり挿入されていない可能性があります。SDカード内の容量がいっぱいな場合、動画の削除や容量が足りているSDカードを挿入することで解決できます。

このような事態に備えて、予備のSDカードを所持しておくのもおすすめです。外出先でビデオカメラを使用するときは、外出前にSDカードが挿入されているかをよく確認しておきましょう。

今回は、ビデオカメラ用のSDカードの選び方について、4K撮影はどのくらいの時間できるのか、複数持っていた方がいいのかを解説しました。ビデオカメラのデータを保存するのに必要なSDカードの特徴を理解して、使用環境にあったものを購入しましょう。