壊れやすいパソコンはどれ?壊れる原因と壊れにくい使い方を解説!

高額なパソコンはできるだけ長く使いたいものです。そこでこの記事では、メーカーの違いと壊れやすさについてを解説します。さらに、パソコンの故障原因や壊れやすいパソコンの特徴、パソコンの故障を防ぐために知っておきたいポイントもご紹介します。

2021/10/12 更新

パソコン購入を検討しているときに「壊れやすいパソコンかどうか」という点を気にする人は多いのではないでしょうか。パソコンは高額なものなので、一度購入したらできるだけ長く使いたいと考える人は多いはずです。

 

以前は壊れやすい、または壊れにくいパソコンメーカーという情報が出回っていた時期もありましたが、現在はメーカーの違いによる壊れやすさはほぼないと言えます。そのため、ますます壊れやすいパソコンの判別が難しくなっているのです。

 

そこで今回は、壊れやすいパソコンの特徴を解説し、パソコンの故障原因と故障を防ぐための注意点もご紹介します。パソコンをこれから購入する人はもちろん、使用中の人もぜひ参考にしてください。

かつては、「特定メーカーのパソコンが壊れやすい」「国内メーカーのパソコンなら壊れにくい」と言われた時代がありました。しかし、現在は国内・海外メーカー問わずパソコンの品質は向上しています。また、国内メーカーとはいえ海外メーカーの傘下となっていることもあります。

 

そのため、国内メーカーと海外メーカーの品質の差はほとんどないと言えます。また、壊れやすいかどうかについても、メーカーの違いはあまり関係なくなっています。海外メーカーだから壊れやすいというわけでもないため、メーカーの違いでパソコンの耐久性は変わりません。

 

現在販売されているパソコンの故障原因はメーカーの違いではなく、ハードウェアやソフトウェアなど多岐にわたります。

パソコンが起動しない、ソフトが立ち上がらないなどの不具合が発生している場合は、ハードウェアまたはソフトウェアの故障が原因です。具体的にパソコンのどのような箇所が故障の原因となっているのか、詳しく解説していきます。

パソコンにインストールされたソフトウェアが原因でパソコンが故障するケースには、非対応のソフトをインストールした、プログラム更新の失敗などが挙げられます。この場合、OSが起動しなかったりフリーズしたりと、システムに不具合が発生します。

 

また、ウイルスやマルウェアに感染した場合も、パソコンに不具合が起こります。ただし、これらのソフトウェアの故障の場合は物理的な故障ではないため、OSやソフトウェアの再インストールで不具合の解消が可能な場合があります。

ハードウェアの故障は、パソコンに使われている多種多様な部品に起こるものです。考えられるのは以下に挙げる6種類の部品ですが、これらが物理的に破損していると簡単に修理できないケースもあるので注意しましょう。

 

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パソコンに搭載されたパーツへ電力を供給する電源ユニットが故障すると、電源が入らなくなります。電源ユニットはパソコン使用中は常に働いているパーツであるため劣化が早いと言われ、故障しやすいパーツです。

 

電源ユニットの故障を特定するのはパソコンに詳しい人でなければ難しいため、電源が入らない場合は修理業者にチェックしてもらいましょう。

パソコンで取り扱うデータの読み書きをするHDDやSSDには、OSの立ち上げに必要なシステムファイルも記録されています。そのため、HDDやSSDが故障してしまうと、パソコンのシステムも立ち上がらなくなってしまうのです。

 

SSDは磁石に強い一方、HDDは強力な磁気を近づけると故障してしまう恐れもあるので、取り扱いには注意が必要です。

ノイズが出たり色がおかしかったりするなど、パソコンの画面に異常が発生した場合、グラフィックボード(GPU)の故障が考えられます。パソコンの動作そのものが不安定になることもあり、最終的に真っ黒な画面で何も映らなくなってしまいます。

 

マザーボードに取り付けられているGPUは半田割れによって故障するケースもあり、この場合は半田付けで修理が必要です。

マザーボードは上記のGPUをはじめとしてさまざまなパーツが取り付けられている、パソコンの基礎にあたる部分です。このことから、マザーボードが故障するとさまざまな操作ができなくなり、電源が入らなくなることもあります。

 

マザーボードが故障した場合は修理業者で修理が可能なこともありますが、高額な費用がかかることもあるため交換するケースも見られます。

パソコンを使用していると、内部に熱が発生します。その熱を排熱する役割を持つのが、冷却ファンです。冷却ファンが故障すると排熱できなくなり、パソコン内部の温度上昇が抑えられなくなることからさまざまな不具合が生じます。熱により他の部分まで断続的に故障する可能性もあるため、交換修理が必要となる場合もあります。

ノートパソコンの本体とディスプレイを接続するヒンジ部分は、頻繁に開閉する部分なので壊れやすいパーツです。ヒンジの故障は単にディスプレイが開かなくなるだけと思われがちですが、ヒンジ部分には液晶ケーブルが通っているため、ヒンジの故障によりケーブルが断線する可能性もあります。ケーブル断線がなければ、ヒンジ部分のみの修理で対応可能です。

パソコンはメーカーの違いで壊れやすい、壊れにくいという差はほぼありませんが、パソコンの形状などによっては故障しやすくなります。主に以下の2種類の特徴を持つパソコンは、比較的故障しやすいパソコンといえます。

携帯性を求めた薄型軽量のノートパソコンは、持ち運びがしやすいメリットがある一方で、衝撃に弱くなるため少しの衝撃でも破損する恐れもあります。キーボード下にバッテリーが搭載されている場合は、バッテリーの劣化により本体が変形するほど膨張して故障するケースもあるのです。

 

また、薄型軽量の本体は故障時に部品の取り出しが困難となることも多く、一度壊れてしまうとデータの取り出しができなくなるケースもあるので注意したいところです。

最新モデルのパソコンは、新しい機能や優れたパーツを使用しているので快適に使用できます。ところが、パソコンに限らず新しいモデルの製品は生産体制の都合により壊れやすいと言われます。また、新しいモデルは故障した際に部品が入手しづらいこともあり、スムーズに修理できない可能性が考えられます。

パソコンの故障を防ぐには、普段の使い方で気をつけるポイントがあります。パソコンを使う際は、以下の5つのポイントに注意して使いましょう。

 

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作業中に飲み物を飲むことはよくありますが、パソコンの傍らに飲み物を置いてしまうことはないでしょうか。基本的に、パソコンのような精密機器は水に弱いものです。うっかり飲み物をパソコンにこぼしてしまうと、最悪の場合まったく動かなくなってしまいます。

 

パソコンでの作業中はできるだけ飲み物を近くに置かない、飲み物をこぼさないよう倒れてもこぼれない容器を使うなどの工夫をしましょう。

持ち運びする機会が多いノートパソコンは運搬中に振動を受けやすく、落としたりぶつけたりすることで衝撃を受けやすいものです。振動や衝撃はパソコンへ与えるダメージが大きく、本体やディスプレイが破損するばかりか、内部のパーツ故障の原因になります。

 

特にHDDは振動や衝撃で壊れやすくデータ破損の原因にもなるので、持ち運びの際はできるだけ振動や衝撃を与えないようにする必要があります。

先述のように、パソコン内部の温度上昇は故障の原因です。冷却ファンの故障以外にも、本体の排気口を塞ぐことで温度が上昇する場合もあります。排気口を塞がないように、排気口の周辺には物を置かないようにしましょう。

 

また、ゴミやホコリも排気口を塞ぐ原因です。定期的に排気口をチェックして、ゴミやホコリを取り除いておくことも大事です。

ディスプレイを閉じたノートパソコン本体の上につい物を置いてしまうことはないでしょうか。しかし、どんなに軽いものであってもノートパソコンのディスプレイに負荷が生じて割れる危険があります。

 

また、キーボードの上に置いたものを忘れて閉じてしまうことでディスプレイが破損することもあるので、ノートパソコンの上には何も置かないようにしましょう。

温度差がある場所に短時間で移動すると、寒暖差により空気中の水分が水滴として付着する「結露」が生じます。住宅の窓によく見られる現象ですが、同じことがパソコンでも起こり得ます。水分である結露の付着はパソコン故障の原因になるため、「寒暖差がある場所でパソコンの使用は控える」「使用場所の湿度を下げて通気性を良くする」などの工夫が必要です。

パソコンは何の前触れもなく、突然故障してしまうこともあります。場合によっては、データが取り出せなくなることもあるため、日頃から定期的にデータのバックアップを取っておくことは必要不可欠です。

 

現在販売されているパソコンには、たいていバックアップのための機能が搭載されているので、この機能を使えば後に同じ状態での復元も可能です。大事なデータが保存されているのであれば、マメにバックアップを取って万が一の故障に備えましょう。

パソコンは正しい使い方を守っていれば、そう簡単に壊れることはありません。定期的にデータのバックアップを取りながら正しい使い方を意識してください。故障を防ぐポイントを押さえて、できるだけ長くパソコンを使いましょう。