【徹底比較】バックアップソフトのおすすめ10選!使い方も紹介|フリーソフトはある?

コンピュータを使う上で、避けては通れないバックアップ。いざという時に備えるために、おすすめのバックアップソフトを無料版・有料版に分けてご紹介します。外付けHDDのバックアップ方法や、増分バックアップ・ミラーバックアップなどのバックアップ方式についても詳しくご紹介していますので、是非参考にしてください。

2021/03/10 更新

パソコンに接続されているHDDやSSDは突然壊れます。PC自体が突然壊れることも。そんな時にやっておくと安心なのがバックアップですよね。バックアップにも方法がいくつかあることをご存じでしょうか。一番有名な方法と言えば、外付けHDDにデータのコピーを取ることです。

 

コピーしてペーストする手間や、ファイル容量が大きくて転送に時間がかかってしまうのが面倒でバックアップを後回しにしていると、いざ故障してしまった時大後悔することになりかねません

 

やはりバックアップはこまめに、かつ確実に行いたいものです。本記事ではパソコンのバックアッポ方法やバックアップソフトの選び方を解説しています。おすすめのバックアップソフトもご紹介しているので参考にしてください。

今すぐ見る!おすすめフリーバックアップソフト5選

パソコンでの具体的なバックアップ方法について、具体的に見ていきます。バックアップをする上では、いざという時に目的となるファイルを復元したり、元のシステム自体が壊れたりした場合には、システム自体を復旧できるようにすることが重要です。

外付けHDDでバックアップする方法

個人用途のバックアップ用ディスクとして、もっともポピュラーなのが外付けのHDD(ハードディスク)です。同じ容量であればSSDや、USBメモリのようなフラッシュメモリ媒体よりかなり安価です。最近のパソコンではUSB3.0が標準となり、外付けHDDの転送速度も内蔵に迫るほど高速になっています。

 

バックアップ用のディスクは常時接続していなくても、バックアップ時やファイルをリストアする時だけパソコンに接続すれば十分です。扱う容量がよほど大きい場合は別ですが、通常、個人使用のパソコンであれば、バックアップ時にそこまでディスク速度を求められることもないでしょう。その意味でも安価なHDDは有利と言えます。

OS独自の機能でバックアップする方法

PCのOSにはMacとWindowsがあり、それぞれバックアップが取れる独自の機能があります。自分のOSに合ったものを使用してください。

Mac標準バックアップ機能「Time Machine」

Mac用のOSであるmacOSには、標準でTime Machineというバックアップ機能が組み込まれています。一定期間ごとの定期的なバックアップをとり、ディスクが満杯になれば古いものから順に削除していきます。

 

ただし、基本的には外付けのディスクしかバックアップ先として選択できません。また指定はディスク単位となり、フォルダやファイルを指定したバックアップはできないので、注意が必要です。

Windows標準バックアップ機能

Windowsにも標準で「バックアップ」という機能が付いており、指定したフォルダを定期的にバックアップすることができます。バックアップ先としては任意のドライブを指定できますが、バックアップ元と同じディスクを指定することはできません。10分から1日1回まで、バックアップ間隔を指定できます。

 

またWindowsでは、「バックアップ」とは別に「バックアップと復元」機能も搭載されています。こちらはVHDファイルを使うもので、バックアップからシステム全体の復元が可能です。

バックアップソフトを使用する方法

macOSやWindowsだけでなく、LinuxなどのUnix系OS(ディストリビュージョン)でも、バックアップツールはほぼ標準で搭載されています

 

標準のバックアップ機能の場合、システムを丸ごとバックアップすることしかできなかったり、やりたいバックアップ方法ができなかったりすることがあるので、PCのバックアップをする際にはバックアップソフトを使用するのがおすすめです。

 

また、市販のバックアップソフトでは、ファイルやフォルダ単位での指定や日時・サイズによる指定といったより詳細なバックアップ設定ができるものもあります。MacやWindows以外のOSを使用している方は要チェックです。

バックアップソフトに限りませんが、パソコン用のソフトウェアは同じような機能を提供するものでも、有料・無料のソフトが混在していることが一般的です。

 

無料ソフトは個人が趣味・研究目的で開発したものや、オープンソース(ソースコードを共有し共同開発する)のソフトウェアがあります。また有料で販売されているソフトウェアでも、機能を制限した無料版を配布していることもあります。無料版だけだとできることが少なくなるので、なるべく有料版を購入した方がいいです。

今すぐ見る!おすすめ有料版バックアップソフト5選

バックアップソフトの選び方をご紹介します。無料版でも有料版でも多くのソフトはさまざまなバックアップ方式に対応していますが、中には対応していないものもあるので注意しましょう。対応OSや、Windows標準のバックアップ機能との比較もみていきます。

対応OSで選ぶ

市販ソフトの場合、多くはWindows用ですが、MacOSに対応している製品もあります。また、LinuxなどUnix系ソフトの場合は、rsyncなどオープンソースのソフトが広く使われているため、それぞれ対応を確認しましょう。

 

さらに有料・無料を問わず、AndroidやiOSなどスマートフォンでのバックアップに対応した製品も存在します。自分の使っている製品のOSに合わせて選ぶようにしましょう。

バックアップ方式で選ぶ

ひと口にバックアップといっても、方式はさまざまです。バックアップする対象の規模やバックアップを実施する頻度によっていくつかの方法に分類できます。

システムを丸ごとバックアップするなら「フルバックアップ」

フルバックアップとは、システムを丸ごとバックアップするものです。トラブルが起こった際、システムを簡単に復旧することができます。もちろんディスク容量は必要になりますが、システムそのものを保持しておけるので手厚いバックアップと言えるでしょう。

追加でバックアップするなら「差分バックアップ」

差分バックアップとは1度バックアップをとると、2回目以降は1回目から変更のあった、もしくは新しく作成されたファイル/フォルダのみをバックアップする方式です。フルバックアップに比べてコピーする容量は少なくなります

 

ただしパソコンに問題が起こった際にシステムを復元しようとした場合、差分をとった時点にまでしか遡れません。何段階にもバックアップしておくためにはフルバックアップ同様、スナップショットを定期的に保存しておく必要があります。その場合は、ディスク容量もそれなりに必要になるので注意しましょう。

前回のバックアップ以降更新されたファイルをバックアップする「増分バックアップ」

差分バックアップと同様、更新・新規のファイル/フォルダをバックアップ対象としますが、更新されたファイルが上書きされません。このため同じファイル/フォルダでも、更新されるごとにいくつもバックアップされていきます。

 

ファイル/フォルダ単位でみれば過去の分を何重にもバックアップできるので、差分ファイルより手厚いバックアップと言えます。ただし更新・新規のファイルが多くなればなるほど、ディスク容量も必要になります。

元のバックアップデータも上書きされる「ミラーバックアップ」

ミラーバックアップは、システムそのものをほかのディスクに同期させながら運用する形態です。フルバックアップ後、または前回のミラーバックアップ後に追加や変更のあったファイル全てが対象でバックアップを行います。

 

大きな特徴はバックアップを行った後に、元のバックアップデータが上書きされることです。削除されたデータはバックアップデータからも削除されるので注意が必要です。バックアップをし忘れるリスクが無い代わりに、常にリアルタイムでしかバックアップできません。ある時点での状態を保存するには別途バックアップをしてください。

バックアップ対象で選ぶ

ご説明してきましたようにシステムを丸ごとバックアップするか、ファイル/フォルダ単位でバックアップするかによって使う方式も変わります。

PCを丸ごとバックアップしたい場合は「イメージバックアップ」

どのバックアップでも一度はシステムをフルコピーしますが、トラブル発生時に復元したいという用途であれば、フルバックアップで何段階にもシステムを丸ごとバックアップしておくべきでしょう。ほかの方法では、復旧により手間がかかります。

ファイルを選んでバックアップしたい場合は「ファイルバックアップ」

更新頻度の多いファイル/フォルダのみ重点的にバックアップするのであれば、ファイルバックアップを選びましょう。もっとも数が少ないのであれば、単純に外部ディスクに定期的にコピーしておくだけでも十分、という場合も多いでしょう。

保存場所で選ぶ

先述した外付けHDDの他にも、SSDやUSBメモリ・Blu-rayディスク・DVD・ネットワークに接続して使用するHDDであるNAS・クラウドなど、多様な保存場所の指定が可能です。1つの媒体だけでなく、保存先のトラブルに備えて複数の場所でバックアップしておくと安心ですよ。

バックアップ元・バックアップ先どちらもそうですが、ディスク自体に問題があればディレクトリ構造やファイル自体が壊れる可能性があります。こうなると、バックアップをとっていても復元できません。バックアップをとる場合は、ディスクの健康状態にも気を配っておくべきでしょう。

FBackup

起動するとウィザード(設定をナビゲーションする画面)があらわれ、バックアップする場所・バックアップするファイル(フォルダ)・バックアップする方法(圧縮するかどうかなど)といったウィザードの質問に順番に答えていくだけで、必要な部分のバックアップをとることができます。特に初心者におすすめのバックアップソフトです。

 

対応OS

Windows
必要メモリ
必要容量

Backup

オープンソースで開発されているWindows用のバックアップソフトです。修正BSDライセンスを採用しており、個人用でも商用でも、フルに無料で使用することができます。ファイルやフォルダのミラーリング(同期)ができます。一度バックアップをとれば、2回目以降は差分バックアップをとるので、高速なバックアップが可能です。

 

シンプルですが非常に分かりやすいグラフィカルなインターフェイス付き。「こうバックアップをとりたい」と、ある程度理解できてる人におすすめのバックアップソフトです。

対応OS Windows 7,8.1,10
必要メモリ
必要容量

BunBackup

バックアップ元/バックアップ先の指定だけでなく、バックアップしないファイルの指定や、上書きコピーするかどうか・ファイル/フォルダの更新日時やサイズによる指定など、こまかな設定が可能なバックアップソフトです。フリーのバックアップソフトとしては高機能ですが、マニュアル(解説書)は有料となっています。

対応OS Windows 7,8,10
必要メモリ
必要容量

Iperius Backup Free

商用のバックアップソフトである「Iperius Backup」のフリーウェア版(無料版)です。もともと商用ソフトとして販売されているだけに機能は高く、NAS(ネットワークHDD)やネットワーク越しのバックアップにも対応。

 

バックアップ時にメールで内容を通知することもできます。無料版はサポートがなく、クラウドへのバックアップができないなど一部制限はありますが、これだけ本格的なバックアップソフトが無料で使えるのはかなりお得感があると言えます。

対応OS Windows XP〜10 Windows Server 2012/16/19
必要メモリ
必要容量

EaseUS Todo Backup Free

こちらも商用版が販売されているバックアップソフトのフリーウェア版です。フリーウェア版ではスケジュールバックアップやメール通知には対応していませんが、差分バックアップやディスクのクローニングなど、かなりの機能を無料で使うことができます。

 

OSをまるごとバックアップしする機能がついており、クローニングソフトとしても十分使用可能。システムそのものを定期的にバックアップするような用途でより力を発揮してくれるバックアップソフトと言えるでしょう。

対応OS Windows XP〜10
必要メモリ 1G以上
必要容量
Acronis

Acronis True Image 2020 5 Computers

価格:9,327円 (税込)

マルチプラットフォーム対応のバックアップソフト

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

手頃な価格と豊富な機能で、定番的な地位を確率しているバックアップソフトです。デイリーなバックアップに必要な各種機能はもちろん、データ・システムの復元や引っ越し、さらには安全なデータの消去といったセキュリティ面の機能も充実しています。

 

WindwosだけでなくmacOS、iOS、Androidにも対応。最低動作スペックが1GHzのPentium以上とかなり低く、相当古いパソコンでも動作させられる可能性があります。価格も安価で、バックアップに関するさまざまな要望に応えることができる定番ソフトです。

対応OS Windows 7〜10/macOS/iOS 10.3以降/Android 5.0以降 必要メモリ 1GB
必要容量 3.5GB
パラゴンソフトウェア

Paragon Hard Disk Manager 17 Professional

価格:6,380円 (税込)

お手頃価格の本格バックアップソフト

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

1ライセンスで3台のパソコンまで同時に使用可能、それでいて価格はアマゾンで6,000円弱と、非常にお手頃価格のバックアップソフトです。こちらはデスクトップPC用(windows 10)ですが、Windows Serverに対応した版も販売されています。

 

バックアップからクローニング、ディスクパーティションの保存/復元、セキュアなデータ削除など、デスクトップ用のバックアップ用途に求められる機能はひと通り網羅。PC上にローカルにインストールするだけでなく、登録すればオンライン上でソフトを使用することもできます。

対応OS Windows 7〜10(Windows RTには未対応) 必要メモリ 1GB
必要容量 400MB
AOSテクノロジーズ

ファイナル丸ごとバックアップ(V14) 1台版

価格:1,500円 (税込)

安価に購入できる高機能ソフト

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

1台ライセンスで1,500円と、非常に安価から購入できるバックアップソフトです。「丸ごとバックアップ」の名前の通り、かんたんワンクリックでシステムを丸ごとバックアップすることができます。

 

もちろん丸ごとだけでなく、ファイル/フォルダごとの復元も可能。デイリーなバックアップで一般的な差分バックアップだけでなく、丸ごとバックアップを積み重ねていく、サーバライクな「増分バックアップ」にも対応しています。

対応OS Windows 8.1,10 必要メモリ 512MB
必要容量 50MB
パラゴンソフトウェア

Paragon Backup & Recovery 16 Professional Amazon|ダウンロード版

価格:4,950円 (税込)

パーティションも変更できる丸ごとバックアップソフト

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

「Hard Disk Manager」と同じ、パラゴンソフトウェアによるバックアップソフトです。こちらは特にディスクのバックアップに強いソフトとなっており、HDD/SDDを問わずディスクを丸ごとバックアップできます。

 

さらにデータを保持したままサイズを変更できる、パーティションサイズ変更機能を搭載。パーティションごとに容量の偏りが出てきた際にも、容量に余裕のあるパーティションを詰めることでディスクを有効活用できます。

対応OS Windows 7〜10(Windows RTには非対応) メモリ容量 1GB
必要容量 1GB
アーク情報システム

HD革命/BackUp Next Ver.4 Professional

価格:4,418円 (税込)

有料バックアップソフトの定番製品

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

有料のバックアップソフトの中でも長い歴史を持つ定番的な製品です。目的別に用意されたウィザードにより、パソコンに詳しくない人でもかんたんに、かつ用途にあったバックアップの設定が可能です。

 

バックファイルが壊れていないかのチェックや通常起動できない状態でのパソコンへの復元など多くの機能を搭載し、かつできるだけ簡単に使えるよう配慮されたバックアップソフトです。

対応OS Windows 7〜10 必要メモリ 64bit版OSでは4GB(8GB以上推奨)、32bit版OSでは2GB
必要容量 100MB

バックアップソフトの種類が違っても、大まかなバックアップの流れはあまり変わりません。有料ソフトは細かな設定の指定が、好みに合わせてできる場合が多くなっています。使い方の手順は以下の通りです。

  1. フリーソフトの場合は任意のサイトから、有料ソフトの場合はダウンロードソフトを使用してセットアップファイルをダウンロードする
  2. セットアップファイルを実行してウィンドウを開く
  3. バックアップするデータを選択し、バックアップ元・バックアップ先を指定
  4. バックアップの種類ははじめてバックアップする場合は「フルバックアップを選択」
  5. ソフトにより、実行スケジュールの指定や暗号化の有無を指定できる場合がある
  6. 実行ボタンを押すことによりバックアップが開始される

 

無料ソフトでも十分なバックアップ機能を備えたものは多いですが、取扱説明書が有料になっていることもあるので事前に使用ソフトの使い勝手の良さも確認するのがおすすめです。

支出を抑えたいのであれば、無料ソフトでも高機能なものはたくさんあります。とにかくかんたんに分かりやすくバックアップしたいのであれば、その方面に注力している市販ソフトが要望に応えてくれるでしょう。