エイスース ノートパソコン ASUS X515JA

聞いたことがないメーカーで怪しい

比較的安い方だけど性能は大丈夫？

X515JAを手がけているASUS（エイスース）はパソコンやスマホ・タブレットのほか、マザーボードなどパーツ類の製造でも世界的に有名なメーカーです。ただ、家電量販店ではあまり見ないかもしれません。

まず、実際に購入した方の口コミについて調査してみたところ、悪い評価として「バッテリーの持ちがよくない」「複数の作業をすると動きが悪くなる」といった口コミが見受けられました。

・測定方法の関係で、実際の駆動時間は記載の時間より少ない

・使用状況によってさらに駆動時間が短くなることも

X515JAシリーズに搭載のバッテリーの駆動時間は、メーカーの公称では6.2時間です。ただ、この時間までバッテリーが持たないという口コミが見受けられました。

実は、バッテリーの駆動時間は記載の時間より少ないのです。X515JAシリーズでは「JEITA バッテリ動作時間測定法（Ver. 2.0）」で測定していますが、これだと実際の駆動時間は測定値の約70%しかありません。

また、高画質の動画視聴やゲームなどでCPUやビデオチップなどに負担が掛かった状態が続くと、消費電力が増えさらに短くなります。なお、表向き使っていなくてもバックグラウンドで処理が行われ電力を消費している場合もあるので注意しましょう。

・ライトユーザーなら支障なし

・複数同時作業をするのが多いなら、メモリ増設も

パソコンを使うとネットで調べながら資料を作成、音楽も聴くというように複数しているのも珍しくありません。そんなときにアプリの動きが悪くなるという口コミが見受けられます。

パソコンの動作速度はメモリの大きさが左右します。X515JA-BQ3061WSの場合8GBなので、ブラウザやメールの使用、WordやExcelなどでの資料作成に使うなら十分対応可能です。ただ、これらをいくつも同時に行ったり、動画編集など処理能力が必要なアプリを使ったりするとメモリ不足を起こして動きが鈍くなります。

もし、複数の作業を同時にする・処理能力が必要なアプリをよく使うという方はメモリ増設をおすすめします。

CPUはインテルのCore i5-1035G1を使用していているのに10万円程度で購入できるのが特徴です。Core i5-1035G1は同時期に出たほかのIntel製CPUと比べてパフォーマンスがよくコスパがいいと言えます。

普段使いや資料作成などのビジネス使用のほか動画視聴・Skypeにも十分対応し、一般のユーザーなら性能不足になることは少ないでしょう。また、オンライン会議などに必須なカメラを内蔵し、テンキーも搭載するなどビジネスに役立つ機能も揃っています。

特にビジネスで使うなら、WordやExcelはもちろんプレゼンにPowerPointなどオフィス製品が必須の場面が多くみられます。ただ、格安のノートパソコンだとOffice製品がインストールされていないのが多く、あとで購入した場合数万円掛かって反対に損になりがちです。

X515JAシリーズのうちX515JA-BQ3061WSなら、WordやExcelはもちろんPowerPointも含まれている「Office Home and Business 2021」がプリインストールされているのでビジネス面でも便利です。

下の表はX515JA-BQ3061WSの基本的なスペックです。特に注意するべき性能については下記で詳しく解説するので、気になる方はぜひご覧ください。

使用されているCPUはインテル製のCore i5-1035G1で、ノートパソコン向けの第10世代CPUです。X515JAシリーズの価格帯に使われるCPUとして性能的に優秀な方で、動画編集やゲームなど処理能力が必要なことは能力不足なもののネット使用や資料作成・動画視聴など一般的な作業には十分対応できます。

省電力性を重視したCPUでもあるので、作業用パソコンとして長時間利用するのに向いているでしょう。CPUの処理能力や省電力性が悪い古いパソコンを使用している方にもおすすめです。

ストレージには512GBのSSDを使用しています。SSDは従来使われていたHDDのような動作音がなく消費電力が小さい、処理速度が速いなど多くのメリットがあります。

保存できる容量も、長時間または高画質の映像や音楽・ゲームなど大容量のデータを幾つも保存しない限り不足することは少ないでしょう。画像や音楽などの大容量データを必要としない方向けと言えます。

X515JA X515JA-BQ3061WSのメモリはDDR4-3200で容量は8GBです。8GBあるとネットサーフィンやメール、WordやExcelでの資料作成、動画視聴なら問題なく対応できます。

ただ、複数の作業を同時に行ったり、動画編集やゲームなど負荷が掛かる作業をしたりするとメモリ不足になり動きが鈍くなってしまいます。

X515JA X515JA-BQ3061WSのバッテリー駆動時間は6.2時間です。ただ、先にも述べた通り実際の駆動時間はこの時間より短くなります。全く充電できない環境で負荷の掛かる作業を行うと、バッテリーが不足します。

外出先でのメール確認やネット検索程度なら問題ありません。すぐに充電できる室内などの環境下で使う方に向いています。

X515JAシリーズのディスプレイは15.6型と標準的なサイズより大きくなっています。画面周りの枠が少ない狭額ベゼルディスプレイを採用し、ウィンドウを並べても窮屈に感じません。また、光の映り込みを防ぐノングレア処理がされ、目が疲れにくいです。

寸法は幅360.2×奥行き234.9×高さ19.9mmです。厚みが薄いので片手で掴めますが、画面が大きいだけに小さいカバンには入りにくいでしょう。重量も1.8kgと長時間の持ち歩きにはあまり向いていません。

ここでは、ASUS X515JAと他2つのノートパソコンとの違いについて表を交えつつ詳しく解説します。

ASUS X515JAと他2つのノートパソコンのFMV LIFEBOOK WA1/F3と15s-fq5000はスペックがよく似ていますが、少しずつ違いがあります。重量は少しずつ違いがあり、ASUS X515JAの場合、他の2つのノートパソコンの中間的な重さになります。

バッテリー駆動時間は、ASUS X515JAが一番短くなっているため外出先や移動中に作業したい方は、バッテリー駆動時間が一番長いFMV LIFEBOOK WA1/F3がおすすめです。

さらに大きな違いとしては、ASUS X515JAのインターフェースが充実しているのがポイントです。周辺機器に接続する機会が多い方や一度に接続する機会がある方は、ASUS X515JAが特におすすめです。ただ、メモリスロットは上記3つのどのノートパソコンにも搭載されていないので、使う機会がある方はメモリスロット搭載のUSBハブを別途購入がおすすめです。

X515JA-BQ3061WSのディスプレイは15.6型ワイド画面です。ウィンドウを並べて作業する時も窮屈さがなく見やすいのが長所です。また、画面周りの枠が狭く没入感があるので、映画やドラマなどを視聴するのも楽しめます。画面の見やすさにこだわりたい方におすすめです。

X515JA-BQ3061WSはCPUもインテルの第10世代、メモリが8GBと普段のインターネット使用やWord・Excelでの資料作成などをするのに十分対応できる処理能力を持っています。また、内蔵カメラ搭載で、オンライン会議などを行う方にもおすすめです。

X515JA-BQ3061WSに搭載されているメモリ容量は8GBです。高い処理能力が必要なソフトは16GB以上を推奨していることが多く、たとえばPhotoshopも最低が8GBなものの16GBを推奨しています。高画質およびアクションが多いゲームをするのも不向きです。

画面が15.6型ワイドを採用しているため、寸法も360.2×234.9×19.9mmと比較的大きくなっています。そのため、手で持つなど平面がない状態では使いにくくなります。また、重量も1.8kgあるので長時間の持ち歩きには向きません。

ただ、小さなノートパソコンより画面およびキーボード面が広いことから使い勝手が良くなっています。テーブルなど安定した平面に置いてメインのパソコンとして使うのに向いているでしょう。

ここまでX515JA-BQ3061WSの特徴やメリット・デメリットなどを解説してきました。最後によくある質問をまとめました。ぜひご覧ください。

メモリ増設は可能ですが、増設にはメーカーのサポートや補償がありません。使われているメモリは、スペックに記載されているDDR4-3200のノートパソコン向け「PC4-25600」です。

ただ、初めに取り付けられている8GBのうち、4GB分がオンボード（メモリがマザーボードに直接取り付けられている）で取り外せず、スロット1つ分しか替えられません。

ここで主に紹介しているX515JA-BQ3061WSはMicrosoftの「Office Home and Business 2021」が付属している機種ですが、X515JAシリーズにはOfficeを付属していない機種もあります。こちらはキングソフトの「WPS Office 2」が付属しています。Office付属より価格が安いので、Office製品が特に必要ない方はこちらを検討してもいいでしょう。

今回はASUS X515JAシリーズを紹介しましたがいかがだったでしょうか。普段使いには十分対応できるスペックと見やすいワイド画面が特徴で、ビジネスでの作業用に向いています。ただ、携帯性はあまり良くないので、自宅やオフィスなどで置いて使用する方におすすめです。