ディーオーディー（DOD） タープ・シェルター いつかのタープ TT5-631-BK [ブラック]

「いつかのタープ」はDODより販売されているヘキサタープです。初心者向けのタープとして大変人気で、品薄状態が続いていました。動画サイトなどでも多数紹介されており、気になっている方もいるのではないでしょうか？

アウトドアを快適にしてくれる便利なタープ。しかし、必要なパーツが別売りになっていたり、設営の方法が分かりづらかったりと、初心者にはなかなか敷居の高いアイテムでもあります。タープが気になるけれど、購入を悩んでいる方もいるかと思います。

そこで今回は、DODの「いつかのタープ」のメリットやデメリット、口コミなどについて詳しく解説。また、基本の張り方やアレンジの方法についてもご紹介します。製品の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

いつかのタープにはポール・ペグ・ロープ・延長ベルトがセットになっています。一般的なタープは設営に必要なパーツが別売りになっている事が多く、ポールの長さや太さなどもさまざま。初心者はどのパーツを選んだらよいか迷ってしまいがちです。

いつかのタープは必要なパーツが全てセットになっているため、パーツ選びに迷うことはありません。購入してすぐに使用できるのもメリット。しかしながら価格は1万円以下と、手軽に購入できるタープです。

付属のポールは長めの2.3ｍとなっており、タープ下にゆとりのある空間を作れます。かがまずに歩けて、開放感が欲しい方にもおすすめできるタープです。

広めのスペースを確保できるため、イスやテーブルを置いてリビングスペースとするのに適しています。加えて、ソロキャンプ時にはタープ下にテントを設営するのもおすすめ。小さめのテントであれば設営可能です。夏のキャンプでは日差しをシャットアウトし、暑さを和らげる効果があります。

DOD従来製品にはD75（デニール）の生地が採用されていましたが、いつかのタープには分厚いD150の生地を使用しています。そのため遮光率は90％以上の高さを実現。夏の紫外線対策も万全にできます。

また、生地表面にはPU（ポリウレタン）コーティングを施しています。最低耐水圧2000㎜の高い防水性があり、天候が変わりやすい環境でも安心して使用が可能です。速乾性もあり、雨に濡れても持ち運びやすいタープです。

小川張りとは、タープとテントを連結させるスタイルのこと。テントの前に前室ができるようにタープを張る方法です。雨天時などでもタープとテント間を濡れずに移動できる他、設営スペースをコンパクトにできたり、防風対策ができたりと、さまざまなメリットがあります。

いつかのタープには延長ベルトが付属しており、初心者でも小川張りにチャレンジできます。延長ベルトはハンキングチェーンとしての使用もできるため、タープ内にランタンなどを設置するのも素敵です。

いつかのタープには2本のポールが付属していますが、別売りのポールを追加することでアレンジができるようになっています。張り方については後述しますが、日陰の面積を増やしたり、目隠しなどを造ることも可能です。

別売りのポール「コンパクトタープポール」は分割ができ、約40㎝の長さに収納できます。バイクへの積載ができる仕様です。直径19㎜、厚さは1.2㎜としっかりとした造りで耐久性にも優れています。シチュエーションによってさまざまな使い方ができるのも魅力の1つです。

付属のポールは太さ22㎜のスチール製パイプです。丈夫なポールですが、やや重たいのがデメリット。組み立て時のポール高さは2.3ｍですが、4つに分割できるため収納はコンパクトにできます。

ポールはショックコード（ゴム製の紐）で接続されており、設営・撤収がしやすい造りです。しかし、ポールの長さ調節はできないようになっています。別売りのポールは5段階に高さ調節ができるため、必要に応じて購入するのもいいでしょう。

いつかのタープはポリエステル素材のため、耐火性は高くありません。そのため、タープ下や近くで焚き火をすると火の粉が飛び、タープに穴が開いてしまうことがあります。火災の原因にもなりますので、近くでの火気使用はNGです。

焚き火を楽しみたい方には、難燃素材のタープがおすすめです。主にコットン製やポリコットン製のタープが販売されています。DODからも難燃性タープが販売されていますので、気になる方はチェックしてみましょう。

いつかのタープの評判や口コミをご紹介します。結論から申し上げると賛否両論がありましたが、良い口コミが多い印象です。良い口コミと悪い口コミを併せてご紹介しますので、製品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

1. タープを広げます。
2. 広げたタープの端に寝かせたままポールを差し込みます。
3. メイン用のロープの先端を結び輪を作ります。
4. できた輪をポールの先端に引っ掛けます。
5. ロープはポールと同じ長さに調節します。
6. ロープを45度の角度に開き、ペグで固定。（ペグダウン）
7. ロープの自在金具を緩めます。
8. 両方のポールを立てます。
9. ロープで張りを固定して完成です。

以上が基本的な張り方です。シンプルな工程のため、慣れれば初心者でも簡単に張れます。

小川張りはスタンダードな張り方の応用です。基本の張り方⑤のペグダウンする前の段階で、テントを設営する側のバックルに延長ベルトを付けます。延長ベルト上には複数の穴があり、テントの後部にポールがたてられるよう、大きさに合った穴にポールとロープを設置。

ペグダウン後ポールを立ち上げ、サイドロープで張りを整えます。テントを中に設営したら小川張りの完成です。より雨風の侵入を防ぎたい方は別売りのポールを使用すると高さ調節ができ、テントとタープの隙間を埋められます。

ムササビ張りとは、タープの片側を地面に近い部分に設営（もしくは、地面に直接つけてペグダウン）する方法のこと。タープ入口は高さがあり、タープの姿はその名の通りムササビのような形状です。張り姿の美しさだけでなく、プライバシーを確保できるため人気の張り方です。

いつかのタープではポールを1本使用して設営します。後方の3か所の角を地面に直接ペグダウン。一番前の角にポールとロープをつけ、45°の角度にロープをペグダウンします。ポールを立てた後、サブロープで張りを整えて完成です。

DODからはさまざまなタープが販売されており、どれを選んだらいいか迷ってしまいがち。人気の「ヘーキサタープ」はいつかのタープと同じ六角形のタープ。しかし、こちらはポリコットン製のため、火に強いのが特徴です。耐水性はいつかのタープより弱く、天気の良い日の使用におすすめです。

同じく人気の「チーズタープ」もポリコットン製のため、火に強い生地です。こちらは設営が簡単な正方形のタープ。下にDODのカマボコテントを配置した「チーカマスタイル」はSNS上に多数投稿されており、今話題の組み合わせです。気になる方はチェックしてみましょう。

DODの公式サイトや、直営販売サイトの偽サイトがあることが確認されています。検索サイトでDODとの関連を装い、詐称行為を誘導する悪質なサイトです。実際に被害にあった方の一部は、偽サイトより製品を注文。商品代金は指示にて振込となっており、そのまま代金を騙し取られてしまったようです。

その他にもSNS上ではなりすましアカウントが確認されており、DMがきた方もいるとのこと。DODの公式アカウントからはDMが来ることはないので、リンク先に飛ばないように注意が必要です。また、製品はDOD公式サイトにて購入するようにしましょう。

DODのいつかのタープは初心者でも扱いやすく、魅力がたくさんあるタープです。機能性に優れていながらコストパフォーマンスが良く、手軽に購入できます。タープデビューを考えている方はぜひ購入を検討してみてくださいね。