キャンプを始めるとき、まずはじめにタープなどの基本的なアイテムを揃えたいですよね。おしゃれで凝ったデザインのタープもいいけれど、出来るだけシンプルでコンパクトなタープが欲しい、と探している方もいるのではないのでしょうか。
今回紹介するモンベルのタープは、コンパクトながら多機能で使いやすいことから人気を集めているものばかり。最軽量モデルは本体重量が驚きの360gで、とにかく軽量でスタイリッシュさを優先したい人におすすめです。
この記事では、モンベルのタープの特徴やキャンプでの使い方、お手入れ方法まで徹底的にまとめました。コンパクトなタープが欲しいけれどどのタープがいいか分からないというは、ぜひ参考にしてみてください。
シンプルでスタイリッシュな見た目のモンベルのタープ。設営もしやすく初心者の方にもおすすめできますが、他にどのような性能があるか気になりますよね。コンパクトながら高性能で、キャンプを快適にしてくれるモンベルタープの魅力を紹介します。
ペグ、張り綱はセットに含まれていますが、ポールのみ別売りになっているモンベルのタープ。お好みの長さのポールを使い分けて、人数や用途に合わせた使い方ができるのが魅力です。
例えば、大人数でグループキャンプのときには長いポールを使い広い空間を作ることができます。一方、ソロキャンプや2人でキャンプをするときは短いポールで簡易テントのように使用したり、長さの違うポールを使いテントと組み合わせると、テントの前に前室を作ることもできます。

せっかく購入したタープは、できれば長く使いたいですよね。モンベルのタープは、ポールとの接合部にステンレス金具を使用しています。通常のタープに使用されているグロメット(タープ本体の端にあるポールを入れるためのハトメ部分)は張り綱に引っ張られる力の影響を受けやすく、生地に負担がかかりやすいのですが、モンベル はその点を解消しています。
また、タープ本体の縁は二重に加工してあり本体自体も頑丈です。接合部のテープと本体生地の縫製部分は、上下で位置をずらすごとで本体生地にかかるテンションを分散させています。生地に負担がかかりにくい工夫がなされているため、風の吹いている日にも安心して使えます。

モンベルのタープには難燃加工が施されており、火がついても燃え広がることを防いでくれます。キャンプでは焚火や料理で火を使うシーンが多いので、万が一のことを想定して備えておきたいですよね。
焚火から出る火の粉は意外と離れた場所からでも飛んでくるもの。一般的なタープだと気をつけていてもすぐに穴が空いてしまいます。しかし、モンベル のタープならそのような心配をするもなく、安全に焚火ができますよ。
しかし、難燃加工が施されていても、タープの下で焚火や調理をするのはおすすめできません。止むを得ずタープの下で火を使う場合は、別売りのルーフプロテクターを付けて対応しましょう。
タープを購入すると、基本的にポールも一緒に付いていることが多いですよね。モンベルのタープは、ポールが140cmから240cmまでの7種類のポールが別売りになっています。ポールは全て2〜4本継のラチェットタイプで、長さを調節して使うことができます。お好みの長さのポールで、タープの張り方をアレンジしてみてください。

メインポール2本とサブポール4本を使うと、天井が高くなり広い空間を作ることができます。メインポール2本使用の時よりも日陰が増え、大人数でも過ごしやすいです。開放感があり風通しがいいので、夏のキャンプにいいですね。
スペースに余裕があるので、ファミリーキャンプや仲間とバーベキューをするときに向いています。普段は少人数でのキャンプしか行かない場合でも、サブポールを4本買い足すだけで大人数での使用にも対応できます。

開放感は欲しいけど、プライバシーも確保したい…そんな方におすすめなのが、メインポール2本のみを使う張り方です。サイドにポールを使わないので、三角屋根のような形になり横から中の様子は見えません。隣のサイトとの距離が近いときも、視線を気にすることなくくつろぐことができます。
また雨が降ったときにも、横からの雨を防ぐことができるこの張り方はおすすめです。サイドが斜めに張られて坂になっているので、雨水がタープに貯まることなく、自然に地面に流れていきます。

キャンプ中級者以上になると、テント泊より自然を感じられるタープ泊をする人も増えています。ポールが別売りのモンベルのタープなら、タープをテントのようにアレンジすることができます。短いポールを2本使い、サイドをなるべく地面に近いところで張ると、小さめのソロテントのような簡易テントの完成です。
テントを持たない分荷物が軽くなるので、ソロツーリングやトレッキングにもおすすめのスタイルです。タープで寝るのは少しハードルが高いように思えますが、比較的暖かく虫も少ない4・5月あたりなら、挑戦しやすいのではないでしょうか。

前後で高さの違うポールを使うことで、後方にテントを入れ込み、テントの前室として使うことができます。ミニタープHX・ビッグタープHXのようなヘキサタープだとテントと組み合わせやすいです。
コンパクトに設営できるので、設営する場所が狭い時やソロキャンプにもおすすめです。また、タープとテントの間に隙間がないので、雨の日にも濡れることなくテントに入れますよ。前後でポールの高さを変えているので、水も流れやすくテントが雨漏りする心配もありません。
ミニタープHX #1122474


軽量だが耐久性のあるヘキサタープ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
軽量ながら、風にも強い六角形のヘキサタープです。収納時は直径12.5cm、縦23cmとコンパクトに畳むことができるので、自転車やバイクでキャンプに行くときに最適です。重さは、付属のペグ、張り綱、スタッフバッグを含めても870gと軽量です。タープを広げると、2〜3人入れるほど居住空間に余裕があります。
- 素材
- 75デニール・ポリエステル・タフタ
- 本体重量
- 640g
- ペグ・張り綱・スタッフバッグを含む重量
- 870g
- 耐水圧
- 1500mm
- 構成
- タープ本体1/ポール用スタッフバッグ/∅2mm反射材入り張り綱6本/19cmアルミペグ8本
ミニタープ #1122513
モンベルのタープで最軽量のモデル
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
自転車やバイクのソロツーリングだけではなく、トレッキングにも手軽に持っていける最軽量のモデル。重量は付属品と合わせても、500mlのペットボトルとほとんど同じ重さの600gです。ミニタープは、小型のテントと組み合わせて使うこともできるので、ソロキャンプにぴったりです。張り綱には反射材が含まれているので、コンパクトに設営しタープが目立たない場合でも安全です。
- 素材
- 75デニール・ポリエステル・タフタ
- 本体重量
- 390g
- ペグ・張り綱・スタッフバッグを含む重量
- 600g
- 耐水圧
- 1500mm
- 構成
- タープ本体1/ポール用スタッフバッグ1/∅2mm反射材入り張り綱4本/19cmアルミペグ6本
ビッグタープHX #1122569
耐風性も兼ね備えてる大型タープ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
大きく影を作ることができるので、ファミリーキャンプやバーベキューにおすすめのタープです。シンプルなデザインで簡単に設営でき、耐風性も兼ね備えています。ポールを6本使うことにより、より開放感のある広いスペースを作ることができます。また、別売りのビッグタープHX オプショナルルームをつけることで、テントの前室にもなります。
- 素材
- 75デニール・ポリエステル
- 本体重量
- 2100g
- ペグ・張り綱・スタッフバッグを含む重量
- 3080g
- 耐水圧
- 1500mm
- 構成
- タープ本体1/本体用スタッフバッグ1/ポール用スタッフバッグ1/∅3mm反射材入り張り綱6本/27cmアルミペグ 8本/ペグ用スタッフバッグ1
アルミタープポール240cm(4本継) #1122302
ビッグタープのメインポールに大活躍
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
全長240cmで、60cm×4本のラチェットタイプのタープポールです。強度が高く軽量のアルミ製なので、持ち運びにも最適です。基本的にビッグタープのメインポールとして使われます。ポールを収納するスタッフバッグはタープ本体に付いており、別売りのポールには付いていません。
- 素材
- アルミニウム合金
- 重量
- 930g
- サイズ
- ∅32mm×240cm
アルミタープポール280cm(4本継) #1122301
余裕のある空間を作れるメインポール
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
全長280cmで、70cm×4本のラチェットタイプのタープポールです。ビッグルーフ・ビッグタープHXのメインポールとして使われます。モンベルのタープポールの中で一番長いポールで、開放感溢れる高い天井を作り出します。ラチェットタイプのポールは長さを調節できるため、雨の日は水滴が流れるように前後で高さを変えるなど、お好みで使うことができます。
- 素材
- アルミニウム合金
- 重量
- 1080g
- サイズ
- ∅32mm×280cm
モンベルのタープには難燃加工が施されておりますが、タープの下で火を使うのは危険です。しかし、雨が降ったときなど止むを得ずタープの下で調理する状況もあると思います。そんなときは、ループプロテクターを使うといいでしょう。タープを火の粉や熱から守ってくれるだけではなく、煙も外に逃がしてくれます。
ルーフプロテクターは防炎加工が施してあり、洗濯も可能です。洗濯をしても、防炎効果がなくなることはありません。料理で使った鍋やスキレットを置くこともできるので、1つ持っていると便利なアイテムです。
せっかく購入したタープは長く使いたいですよね。キャンプの後、家に帰るとすぐに休みたくなりますが、面倒でも一手間掛けてお手入れしましょう。タープを長持ちさせるための扱い方・洗い方・保管方法をまとめました。

タープの修理依頼内容で1番多いのが「破れ」、2番目は「ポール破損」です。強風の日に、ペグが抜けてしまうなどの理由でタープが風にあおられ、飛んで行ってしまうと生地に傷が付き破れてしまいます。ポールにも耐風性を持たせていますが、風が強い日にはタープ全体の高さを下げ、風を流すイメージでタープを張りましょう。

水とブラシのみで落とすことができますが、汚れのひどい箇所は洗剤をつけて洗いましょう。表面と裏面をしっかり洗ったら、充分にすすぎ日陰で乾燥させます。タープ本体だけでなく、ポールやペグ、張り綱もタオルなどできれいに拭きましょう。泥や水分が残っていると劣化の原因になってしまいます。

まず、保管する前にしっかり乾燥させることが大切です。直射日光や高温多湿になる場所は避け、風通しの良いところで保管するのがベストです。外の物置は、雨が降ると湿度が上がってしまうため、なるべく室内で保管してください。半年以上使わない場合は、晴れた日に広げて乾燥させ、痛んでる箇所がないかチェックしましょう。
今回は、モンベルのタープについて紹介しました。コンパクトなのに多機能で、設営もしやすいのでキャンプ初心者の方にもおすすめです。タープやポールは、キャンプをする人数や用途に合わせて選んでみてください。モンベルのタープで、キャンプを快適に楽しみましょう。
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