ウイングタープのおすすめ人気10選！張り方やソロキャンプに向いている商品も紹介！

ソロキャンプを始めたばかりの頃は、テントだけあれば十分だったのが、慣れてくると「いろいろなスタイルを試したい！」と思いませんか？たとえばテントの前にタープを張り、快適そうな空間を作っている人を見ると、かっこよくて憧れます。

「ソロキャンプでタープまで持って行くのは大変そう」と思うかもしれません。しかし実は、タープの中でもウイングタープなら、軽くてコンパクトに持ち運べるのでソロキャンパーにもよく使われています。

そこでこの記事ではウイングタープの特徴について解説します。おすすめ商品も紹介しますので、参考にしてください。「ヘキサタープとはどう違うの？」「どうやって張るの？」といった疑問にもお答えします。

ウイングタープはひし形の生地を張り、2本のポールで支えるタイプのタープです。ポールが少ないため開放感があり、慣れれば1人でも設営できます。ロープの張り方を変える・ポールを追加するなどアレンジしやすいのも特徴です。

同じように2本のポールで支えるタープとして、ヘキサタープがあります。ウイングタープとの違いは生地の形で、ヘキサタープはその名のとおり六角形です。ウイングタープと比較してサイズの大きいものが多いです。

ウイングタープの1番の特徴は軽量さです。中には1kgを切るほど軽いタープもあります。収納もコンパクトにできて1人でも持ち運びやすいものが多いので、ソロキャンプ・ツーリングキャンプにおすすめです。

「タープをわざわざ持って行くのは重くて大変そう」と思っている人も、ウイングタープなら他のタープほど負担になりません。見た目もシルエットが美しくスタイリッシュなので、気分が上がります。

設営がしやすいのも特徴です。2本のポールを立て、タープの四隅をロープで張るだけで設営できます。手順が比較的シンプルなので、初心者にもハードルが低いです。慣れれば1人でも問題なくできます。

手順がシンプルとは工程が少ないという意味でもあり、設営にあまり時間がかかりません。焚き火の準備や料理など、1人ですべてをこなすソロキャンプとは、この点でも相性がいいと言えます。

元々のつくりがシンプルなウイングタープは、幅広いアレンジもできます。よくあるのは2本のポールのうち1本を短くして高低差をつける方法です。低い方をテントの上に合わせればテントの前室となり、便利で快適な空間を作れます。

あるいはポールを追加すれば、居住空間が大きく広がってより開放的です。風通しもよくなるので、風が強いときに適しています。逆にポールを1本だけにして、あとはロープで張る方法もあり、素早く設営したいときに有効です。

ウイングタープの素材にはいくつかの種類があり、中でもおすすめなのはポリコットン（TC）素材です。コットンとポリエステルを混合した素材で、それぞれのメリットを兼ね備えています。

ポリエステルは水に強いものの燃えやすく、焚き火をしていると火の粉で穴が開く場合があります。TCはそこに難燃性のあるコットンを加えているため火に強く、焚き火のそばでも安心して使えます。

ウイングタープはポール6本で張るレクタタープなどと比べると、ポールの下がデッドスペースとなり居住空間は狭くなります。また、高さをあまり出せないので、出入り口も小さくなりがちです。

ただし、ソロキャンプではそれが逆にいいとの見方もできます。狭い空間はプライベート感があり、周囲を気にせず落ち着いて過ごせるからです。さらに、すべての道具を手の届く範囲に配置できて、快適に楽しめます。

ウイングタープの基本的な張り方は次のとおりです。

1. タープの生地を広げて張りたい場所に置く
2. ポール2本をタープの中央に合わせて置く
3. ポールから左右90度の位置にペグを打ちロープを固定する
4. ポールを立てる
5. ロープにテンションを加えて固定する
6. タープの両サイドをロープとペグで固定する

タープが設営できたら、ロープの張り具合やポールの角度を調整しましょう。生地はたるみなくしっかり張り、ポールはやや内側に角度をつけると、いい感じの見た目になります。

タープの張り方のアレンジ方法のうち、最もメジャーなのが小川張りです。小川張りはテントとタープを連結させる張り方で、スペースの有効活用に役立ちます。

小川張りの手順は次のとおりです。タープの片側をセッティングテープ（延長ベルト）で固定する点以外は通常の張り方と変わりません。

1. 2本のポールのうち、テント側に来る方をセッティングテープの穴に差し込む
2. 基本の方法と同様にタープを張る
3. セッティングテープ側の下にテントを設営する

ウイングタープをテントと連結させると、テントの前室として使えます。前室があるとザックなどの荷物や靴を置けて、テントの中がより広くなって過ごしやすいです。テントの出入り口が屋根で守られるので、雨の日でも出入りにストレスがありません。

チェアやテーブルを置けば、テント前で日差しや雨を防ぎながら食事を楽しめて快適です。広すぎず狭すぎない程良いスペースを作れて、リラックスできる空間になります。

テントを張らずにタープの下で寝るタープ泊には、荷物を軽くできる・自然との一体感を味わえるなどの魅力があります。タープ泊をするキャンパーの間で人気なのが、テンマクデザインのムササビウイングです。日差し・雨・火に強く、設営も簡単でタープ泊に適しています。

タープ泊をするときには、ムササビウイングを低めに設営するのが防犯対策にもなり、おすすめです。快適性を求めるならコットや蚊帳も併用しましょう。

ウイングタープは軽くて収納もコンパクトなものが多く、ソロキャンプに最適です。自然を身近に感じる快適な空間が作れて、キャンプの時間がより充実するので、ぜひ使ってみてください。