USB変換有線LANアダプターは100均に売ってる？｜ダイソーのLANケーブルも

LANポートのないデバイスなどに有線ネットワークを接続する際には、有線LANアダプターの使用がおすすめです。有線LANをUSB Type-AやUSB Type-Cなどに変換する「有線LANアダプター」を持っていれば、さまざまな機器に接続できます。

また、ノートパソコンだけでなく、iPhoneやSwitchのオンラインゲームなどの大量のデータ通信にも適しています。空いているUSBポートに接続してドライバーをインストールすれば、すぐに変換して使えるのが特徴です。

この記事では、USB変換に必要な有線LANアダプターの選び方やおすすめの商品などをご紹介します。また、ダイソーなどの100均やコンビニで有線LANアダプターが買えるかどうかや、LANケーブルについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

有線LANアダプタとはLANポートのないデバイスを有線LANに接続できるようにするためのアイテムです。有線LANアダプタは一方がLANポートになっており、もう一方がUSBコネクタになっています。USBはType-AとType-Cの2種類がリリースされています。

有線LANアダプタを使用すると、SwitchやMacBookといった無線LAN接続を前提としているデバイスでも有線LAN接続ができます。無線LANの速度は有線LANに劣るため、速度の速い接続が要求されるときは有線LANアダプタ使用がおすすめです。

また、有線LANアダプタがあるとホテル・会議室といった外出先での有線LAN接続にも対応できます。無線LANが不安定な場合も、有線LANアダプタがあれば安定したインターネット接続が可能です。

無線LANの速度はWi-Fi6が登場したことで有線LANと並びつつあります。しかし、まだまだWi-Fi6は広く普及していないため、大容量のデータをやりとりしたり高速通信が求められたりする場面では有線LANが優勢です。

また、安定性に関しても有線LANが優位に立ちます。無線LANは距離や障害物によって安定性が損なわれる可能性があるからです。特に、Switch使用者からは有線LAN接続の方が速くて安定しているとの評価が多くなっています。

有線LANアダプターは2023年現在、ダイソーなどの100均では取り扱っているとの情報はありません。また、残念ながらコンビニでの取り扱いもありません。有線LANアダプタ自体が多く普及しているアイテムではないため、購入できる場所は家電量販店やネットショップに限られます。

ですが、100均ではなくても安い価格で買えるUSBアダプターもあり、本記事でもリーズナブルで高機能な商品をご紹介しているので、ぜひ選ぶ参考にしてみてください。

有線LANアダプタのコネクタの形状はType-AとType-Cの2つです。有線LANアダプタを接続するデバイスによって選ぶコネクタ形状が異なります。有線LANアダプタを使用するデバイスのポートを事前にチェックしてください。

USB Type-Aは最も一般的な長方形のUSBコネクタです。主にパソコンに採用されている規格で、ほとんどのデスクトップパソコンやノートパソコンに搭載されています。

USB Type-AはさらにUSB2.0とUSB3.0という規格に分けられます。USB2.0は理論値で最大480Mbps、USB3.0は5Gbpsの速度が出ます。

USB Type-CはUSBの次世代規格であるUSB3.1で制定された新しいコネクタ形状です。楕円形に近い形状をしており、接続するときに上下がないことが特徴です。

主にiPhoneなどのスマートフォンやMacBookに採用されいるUSBポートです。USB Type-Cコネクタの規格であるUSB3.1の速度は5Gbps～10Gbpsです。

有線LANアダプタの通信速度は1Gbps～2.5Gbpsです。プロバイダや回線によっても速度は左右されるので、接続するネット回線の速度を確認したうえで通信速度に対応した製品を選択してください。一般的には1Gbpsの通信速度が出れば十分なケースが多くなります。

有線LANアダプタは自宅だけではなく、外出時に持ち歩いて使用することが多いアイテムです。かさばると持ち運びに不便であるとともに荷物も多くなります。そのため、できるだけ軽量でコンパクトな有線LANアダプタがおすすめです。購入の際は通信速度・USBコネクタの形状とあわせて、重量・サイズも忘れずにチェックしてください。

利用するデバイスのOSに対応しているのかどうかもチェックが必要です。パソコンであればWindows・Macどちらかのみの場合もあるので、デバイスのOSと有線LANアダプタの対応OSが一致しているか確認しましょう。

スマホの場合はAndroidとiOSでオスの形状が違うためわかりやすく、どちらの端末対応なのかはひと目でわかります。しかしスマホのOSにはバージョンがあるため、自分が使っている端末と有線LANアダプタの対応OSバージョンが一致しているか確認してください。

有線LANアダプタを接続すると、パソコンなどのUSB接続を1つ埋めてしまいます。デスクトップパソコンには、ある程度の数のインターフェースがついていますがノートパソコンの場合は数が少ないものがほとんどです。

有線LANアダプタを購入するときに、USBハブになっているものやSDカードリーダーになっているもの・HDMIポートがあるものなど付加機能がついているタイプを選ぶと便利です。

バッファローは愛知県名古屋に本社を置く日本のパソコン周辺機器メーカーです。「つなぐ技術で、あなたに喜びを」を理念にしており、パソコンのメモリ・ストレージ・ネットワーク機器を中心に製造・販売を行っています。

パソコン周辺機器ではエレコムやアイ・オー・データと激しいシェア争いを繰り広げています。特にネットワーク機器に強く、高いシェアを誇っています。

エレコムは大阪に本社を置く大手パソコン周辺機器メーカーです。東証1部に上場しており、マウス・キーボードといったパソコン周辺機器でトップシェアを誇ります。エレコムは自社では生産設備を持たないファブレスメーカーです。

独自の厳しい基準で厳選しているため、常に高いレベルの品質が保持されています。2010年代後半からは直営店「Elecom Design Shop」を各地に展開しています。

アイ・オー・データは石川県金沢市に本社を置く精密機器メーカーです。主にパソコン周辺機器の製造・販売をしています。アイ・オー・データは日本のパソコン周辺機器メーカーとしては老舗です。

「映像・ストレージ・ネットワーク技術を駆使し、進化するビジネスと暮らしを応援する」を企業理念に掲げた信頼できるメーカーです。

有線LANアダプタの使い方はとても簡単なので誰でも手軽に使用できます。ただし、デバイスによって設定が異なる点は注意が必要です。自動で設定してくれる場合がほとんどですが、わからない場合は公式サイトなどを参照してください。

MacBookをはじめとする有線LANポートがないノートパソコンでの使用方法は、有線LANアダプタを接続するだけなのでとても簡単です。多くの有線LANアダプタではドライバをインストールする必要がありません。

OSのバージョンが古かったりドライバのインストールが必要だったりする場合は、公式ページからダウンロードしてください。

有線LANアダプタを利用してSwitchを有線接続する際は、以下の手順に従ってください。

1. 有線LANアダプタをパソコンに接続したあと、ルーターと有線LANアダプタをケーブルで接続
2. コントローラーのHOMEボタンで設定を選択
3. インターネット→インターネット設定を選択
4. 有線接続を選択
5. 「接続しました」と表示されれば接続完了

大手100均チェーンのダイソーには、有線LANアダプターの取り扱いはありませんが、LANケーブルなら販売されています。LANケーブルは、便利なフラットタイプや長さ5mもあるストレートタイプなど、さまざまなものがラインナップされています。

また、LANケーブル延長コネクタも110円（税込）で用意されているので便利です。

無線LANでの接続が不安定だったり、大容量のデータをやりとりしたりする場合は有線LANアダプタが活躍します。有線でのインターネット接続は安定しており、速度も無線接続より速いのでおすすめです。ぜひ、有線LANアダプタを活用して快適なインターネット接続を実現してください。