有線LANルーターの値段は？｜月額料金・工事費用を解説【おすすめルーターも】

LANとは「Local Area Network」の略であり、家庭や会社内で行う狭い範囲での通信を指します。LANケーブルを使って接続する有線LANと、Wi-Fiを利用して通信を行う無線LANの2種類に分けられ、通信方式によって情報の転送速度や接続のしやすさが異なります。

有線LANは速度の安定性が高く値段が安いのが特徴です。ただし、接続できる台数や範囲に限りがあります。無線LANは有線LANより高価で通信が不安定になりがちですが、有線LANよりも接続範囲が広いです。

この記事では、有線LANの特徴・選び方・料金の相場を解説し、さらにおすすめ商品も紹介します。プロバイダの月額料金の平均も解説しますので、有線LANを購入しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ここでは、有線LANのメリットやデメリットについて詳しく解説します。具体的な無線LANとの違いを確認し、自分に合った方を選んでください。

有線LANは直接情報を送信できるうえに混線による通信速度の低下も少ないので、速度が速く安定性が高いというメリットがあります。また、強力な無線通信を行う必要もないので、値段が安いのも魅力です。

通信速度の速さはFPSゲームやMMORPGでは重要になるので、オンラインゲームでは大きな利点になります。そのため、PS4やスイッチ等のゲーム機ではWi-Fi通信は使わずに有線LANを使って接続を行う人が多いです。

有線LANのデメリットは、配線が必要なため設置する場所が限られる点や、接続したいデバイスとの距離がケーブルの長さに限定される点です。また、接続できる台数が無線LANよりも少ないので、LANポートが不足する場合は無線LANも併用して使う必要があります。

ルーターにLANケーブルを接続しただけでは、有線LANを使えません。回線の作成やプロバイダーとの契約も行う必要があります。回線引き込み工事費は通常2~3万円程度かかりますが、長期的に契約を行うと工事費が免除される場合が多いです。

月額料金の平均は4,000円～5,000円程度となります。月額料金を抑えたい方はキャッシュバック制度や新規契約キャンペーンを活用しましょう。

有線LANを使うためには、ルーターだけでなくLANケーブルも必要です。LANケーブルの規格によって通信速度が大きく変わるので、ケーブルの性能も重要になります。値段の安いLANケーブルの中には、通信速度の遅いカテゴリ5の製品も存在するので、カテゴリが5e以降のLANケーブルを選びましょう。

LANケーブルの設置時の見栄えを良くするために、ケーブルを隠したりコンセントにLANケーブル専用の差込口を作ったりする場合は、別途工事が必要です。壁面にLANのジャックを設置する場合は1万円程度の追加費用がかかります。そのため、LANの接続口の工事費用も用意しておくと安心です。

有線LANルーターは2万円～5万円程度で販売されている製品が多いですが、型落ちの有線LANルーターの中には2,000円～5,000円程度で買える安い製品も存在します。無線LANルーターが5,000円～2万円程度なので、無線LANルーターよりも安い値段で購入可能です。

無線LANルーターでもLANケーブルに対応した製品が多いので、お手持ちのルーターがある場合はLANポートがあるか確認しましょう。有線接続できない場合は、無線LANルーターは捨てずに1万円未満で購入できる有線LANルーターを選ぶのがおすすめです。

有線LANルーターは発売年日が古い製品が多いので、購入前に最大通信速度を必ずチェックしましょう。値段の安い有線LANルーターの中には、100Mbpsしか対応していない製品も存在します。通信速度が1Gbpsある光回線を利用している人は、1000Mbpsに対応した有線LANルーターを選んでください。

有線LANルーターを導入する前に、インターネットの回線の通信方法や最大通信速度を確認しましょう。契約中の最大通信速度がギガビットなら、ルーターもギガビットに対応したものを選ぶと、高速通信のメリットを有効活用できます。この際に、現在の光回線の契約内容や料金プランの見直しをするのもおすすめです。

無線LANルーターと異なり、有線LANルーターは接続できる機器の台数が限られるためLANポートの数が重要です。機種によってLANポートの数は異なりますが、一般的な有線LANルーターでは4台～10台のパソコンを同時に接続できます。ルーターを使う人数が多い場合は最大接続台数の多い無線ルーターを選びましょう。

有線LANルーターは、LANケーブルの配線や接続するデバイスの位置に適した場所への設置が重要です。そのため、ルーターを選ぶ際は設置タイプにも注目しましょう。縦置きと横置きの2種類があり、ルーターの向きによって設置できる場所が異なります。製品の設置方向を確認して、デバイスの周辺環境に合った有線LANルーターを選んでください。

ここからは、有線LANの繋ぎ方について説明します。まず、インターネット接続機器・有線LANルーター・LANケーブル(2本)・ユーザー用の端末を用意しましょう。以下のような手順で接続します。

1. LANケーブルを繋ぐときには各機器の電源をオフにする。
2. 「インターネット接続機器のLANポートとルーターのインターネット側ポート」および「ルーターのLANポートとPCなどのLANポート」を各LANケーブルで接続する。

以上で完了です。

有線LANは無線LANよりも費用が安く通信速度も安定しているためおすすめです。設置場所や配線を工夫すれば、邪魔にならずにすっきり配置できます。有線LANを活用して、インターネットやオンラインゲームを快適に楽しんでください。