【2024】ペットボトル加湿器おすすめ16選｜デメリットは？無印で買える？効果は？

空気の乾燥が気になる季節、部屋の湿度を保つためには加湿器が最適です。しかし、一般的な加湿器は本体が大きく、水を補充する際に重いタンクを持ち運ばなければなりません。また、こまめにタンクの掃除を行わないと衛生的に良くないです。

空いたペットボトルをタンク代わりに使用するペットボトル加湿器であれば、手軽に使えます。ペットボトルを交換すれば衛生的に使用でき、タンクを洗う手間がかからないのも魅力です。しかし、ペットボトル加湿器にも種類があり、どれを選べばいいか迷う方も多いです。

そこで今回は、ペットボトル加湿器の選び方とおすすめランキングをご紹介します。無印やニトリなどでも購入できるか解説しているので必見です。本記事を読んで、ペットボトル加湿器の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

ペットボトル加湿器とは、名前のとおりペットボトルを使用する加湿器のことです。水を入れたペットボトルを台座にセットして使うものや、ペットボトルの中に入れて使うスティック型の加湿器などがあります。

いずれもコンパクトで手軽に使えるのが大きな魅力です。また、一般的な加湿器に比べると比較的低価格なのもポイントです。

ペットボトル加湿器のメリットは、衛生的な上コスパがいいことです。空きボトルを使用するため、ボトルが汚れても別の空きボトルに交換するだけで済み、カビが生えにくくお手入れの手間がかからないのも魅力です。また、比較的安価な製品が多く、お茶やジュースを飲んだ空きボトルを再利用するのでコスパがいいです。

ペットボトルに挿し込んで使用するものや、ペットボトルを取り付けて使用するタイプがあり、いずれも空きボトルさえあれば簡単に使用できます。USB充電式であればさらに持ち運びがしやすく、オフィスや車内の使用にも最適です。

ペットボトル加湿器のデメリットは、威力が弱いため狭い範囲しか加湿できないことです。パーソナル加湿器としての使用には便利ですが、広い部屋には不向きです。また、大抵の商品は350ml～500mlのペットボトル用に設計されているため、大きいペットボトルは使用できません。

そのため、長時間使用したい場合は途中で水を継ぎ足す必要があり、やや面倒に感じるかもしれません。一般的な据え置き型の加湿器とは使い勝手が違うことを理解した上で使用してください。

スチーム式は、本体に内蔵されたヒーターで水を加熱し､スチームを発生させ加湿します。加湿能力が高いため、コンパクトでも湿度を高められるのがメリットです。さらに、ヒーターで加熱することにより雑菌の発生を押さえられます。

注意点としてスチームの吹出口周辺が熱くなるため、火傷には気をつけてください。また、内蔵のヒーターで加熱するため電気代は高くなります。水がなくなることによる空焚きにも用心しなければなりません。

超音波式は、振動により水を細かい粒子にしてミストを吹き出す仕組みです。スチーム式とは違いヒーターで加熱しないため、火傷のリスクもなく電気代も少なく済みます。小さいお子さんやペットがいるご家庭にも安心して使用できます。

また、冷たい水のまま使用するため、アロマ機能を搭載したモデルであれば香りを楽しめるのもメリットです。ただし、煮沸しないとボトル内に雑菌が繁殖しやすくなるので、こまめなボトル交換が必要です。

家庭での使用がメインであれば、コンセントタイプをおすすめします。長時間の使用でもバッテリー切れの心配がなく、消費電力が高めのものは広範囲の加湿が可能です。寝室や勉強部屋など乾燥が気になるとき、すぐに加湿できます。ただし、コンセントの近くでしか使えないため携帯性は低く、使用できる場所は限られます。

オフィスや車内で使用したい場合は、USB電源を使用するタイプが最適です。パソコン作業をする方は、パソコンのUSBポートに差し込めば加湿器自体の電気代はかかりません。車内であればモバイルバッテリーやUSBソケットでの使用も可能です。ただし、USB電源タイプはコンセント式に比べると加湿力が弱く、加湿できる範囲は狭くなります。

電池タイプは数があまり多くないものの、電池さえあれば場所を選ばずに使用できます。コンセントがない場所や、旅行先での使用にもおすすめです。ただし、威力は弱いので加湿できる範囲は限られます。また、電池を交換すれば使い続けられますが、ランニングコストがかかるので気をつけましょう。

自然気化タイプは、特殊な繊維を使用したシートに水を吸収させ、自然気化を利用して加湿します。加湿力では電源を使用するタイプに劣りますが、電気代がかからないのがメリットです。使う場所を選ばないので、キャンプなどアウトドアシーンにも使用できます。ランニングコストを抑えたい方には、自然気化タイプがおすすめです。

ペットボトル加湿器の加湿能力は加湿量で見極められます。商品によっては加湿目安が記載されていることもありますが、加湿目安の記載がない場合は次の目安を参考にしてください。

パーソナル加湿器と謳っている商品は、加湿器の周囲だけという意味です。デスクでパソコン作業をするときや、寝室でベッド脇に置いて使用するだけであれば、パーソナル加湿器でも十分です。

ペットボトル加湿器はモデルによって対応するペットボトルのサイズが異なります。ほとんどの場合、500ml以下のペットボトルに対応していますが、中には500mlサイズのみに対応している商品もあります。コンパクトに持ち運びたいのに小さいサイズのペットボトルに対応していなかった、ということがないように事前に確認してください。

香りで室内空間を快適にしたい方には、アロマ機能を搭載したモデルがおすすめです。お気に入りのエッセンシャルオイルを使用できるので、加湿に加えて香りによる癒し効果もプラスされます。

アロマディフューザー（室内で精油の香りを楽しむ器具）として使用できるものであれば、季節を問わず使用できるのも魅力です。ただし、アロマ非対応の加湿器にアロマを入れると故障の原因にもつながるので気をつけてください。

寝室の乾燥が気になる場合は、一定時間が経過すると自動で電源が切れる「オフタイマー」を搭載したモデルがおすすめです。寝てしまうと途中でスイッチを切るのが難しく、電気代や水道代が余計にかかってしまいます。また、加湿のし過ぎで部屋の窓に結露が発生する心配もあります。タイマー機能があれば加湿をしたまま寝てしまっても安心です。

ヒーターで水を加熱するスチーム式は、スイッチを切り忘れると空焚きの可能性があります。空焚きは本体を傷め劣化を早めるだけでなく、最悪の場合は発火の危険もあります。スイッチを切り忘れる可能性がある場合は、必ず空焚き防止機能をチェックしましょう。空焚き防止機能が搭載されていれば、うっかりスイッチを切り忘れても安心です。

デスクで使用する場合、または小さいお子さんやペットがいるご家庭では、使用中にペットボトル加湿器を倒してしまう可能性も考えておきましょう。パソコンやスマホなど水に濡れると故障の原因になる機器の近くで使用する場合は、とくに気をつけてください。倒れてもいいように、水漏れ防止機能が搭載されているものを選ぶと安心です。

ミスト粒が小さいものであれば、PCなどの機器の近くに置いても心配ありません。ミスト粒が大きいものだと、加湿器周辺が濡れてしまうためです。機械周辺に加湿器を置きたいなら、ミスト粒の小さいタイプを購入しましょう。

ペットボトル加湿器といっても、そのデザインは実にさまざまです。ペットボトルに挿し込んで使うもの、土台にペットボトルを逆さまに設置して使うものなど、形状によっても見た目の印象は違います。デザイン性を重視して選びたいのであれば、インテリアに素材やカラーを合わせて選ぶのがおすすめです。

無印良品やニトリでは数種類の加湿器を取り扱っていますが、ペットボトル加湿器は販売されていません。ただし、ニトリにはコップに入れて使用できるタイプの加湿器があります。そのため、ペットボトルではないもののコンパクトに持ち運べる加湿器をお探しの方はぜひチェックしてください。

100円均一ショップの代表格であるダイソーでも、2020年にペットボトル加湿器がリリースされました。USB給電のスティック型タイプで、本体価格300円とダイソーの中ではやや高めの設定であるものの、かわいいアニマルデザインと実用的な品質で話題を集めています。

さらなる新商品が発表されるかどうかは不明ですが、お試しで価格の安い加湿器が欲しい方にはダイソーの商品もおすすめです。

ペットボトル加湿器は、ペットボトルが汚れたら捨てて新しいボトルに交換するだけなので手軽ですが、本体のお手入れは必要です。とくにスチーム式は汚れが溜まりやすいので、吹出口など汚れが付きやすい場所は、こまめにブラシや布でこすり汚れを溜めないようにしてください。そのほかの部分も商品の取扱説明書をよく見て適切にお手入れしましょう。

また、使用後にボトル内に水が残っている場合は、振り洗いしてから水を交換してください。さらに、ミネラルウォーターや純水は雑菌やカビが繁殖しやすいので、塩素処理された水道水を使うのがおすすめです。

多くのペットボトル加湿器は、吸水フィルター(吸水スティック)を使用しますが、こまめに交換しないと雑菌が繁殖し、健康被害が出てしまう恐れがあります。下記の記事では、吸水フィルターの適切な交換時期などについて記載しているので、ぜひ参考にしてください。

ペットボトル加湿器は原理がシンプルなため、身近な素材を活かしての手作りも可能です。とくに自然気化式であれば、コーヒーフィルターやフェルトで代用できます。以下に簡単な作り方をご紹介します。

【用意するもの】

• 空のペットボトル
• コーヒーフィルター or カットしたフェルト
• マスキングテープ
• はさみ

【手順】

1. コーヒーフィルターは耳部分をカット。フェルトは二つ折にし、折った部分に切り込みを入れる
2. カットした素材の下部分をマスキングテープでまとめて花束状にする
3. ペットボトルの上半分をカット
4. カットしたペットボトルに注水
5. 素材の花束をペットボトルに差す
6. 花束が吸水し始めるのを確認できたら完了

ペットボトル加湿器は、コンパクトで扱いやすく手軽に使えるのが魅力です。加湿範囲は限られるものの、近くを加湿する程度であれば問題なく使用できます。乾燥が気になるときにさっと取り出して使用できるので、ぜひ取り入れて快適な空間作りに役立ててください。