高速USBメモリーのおすすめ15選｜大容量・大学生向け・SSDのUSB化も

USBメモリは他の外部メディアと比較すると、コンパクトで持ち運びがしやすく人気です。ビジネスやプライベート用の保存媒体として欠かせません。面倒な操作なくデバイスから画像・映像・音楽データなどを手軽に転送し保存できます。

しかし、USBメモリに保存するときには書き込み速度が気になるものです。現在販売されている最新式のUSBメモリの多くは、高速転送可能な規格を採用していて大量のデータを素早く転送・保存が可能です。

この記事では、高速タイプのUSBメモリの選び方のポイントや人気のおすすめモデルを紹介します。ぜひ参考にしてください。

高速なUSBメモリを選ぶ際は、USB規格と最大転送速度を確認して選びましょう。以下、詳しく解説していきます。

USBメモリの転送規格には複数の種類があり、基本的に転送速度は「2.0・3.0・3.1・3.2」のように数字が大きくなるほど速くなります。そのため、高速のUSBメモリが欲しいなら最低でも「USB3.0」以上から選びましょう。

ただし、USBメモリを接続するUSB端子がUSBメモリの規格よりも低かった場合、そちらの規格が適用されてしまうため気をつけましょう。USBメモリが「3.0」でもPC側のUSB端子が「2.0」であれば「2.0」の速度が適用されてしまいます。

USB規格とあわせて「最大転送速度」も確認しましょう。USBメモリごとに「読み込み速度」と「書き込み速度」の最大転送速度(MB/s)が公表されています。たとえば、最もメジャーなUSB3.0では最速値は25MB/s、USB 3.1では1250MB/sです。

この数値が大きいほど転送速度が速いです。現在では読み書き共に最大350MB/sを超える高速なモデルも販売されています。ただし、一般的に速度が速いものほど価格が上がる傾向にあります。安価なUSBメモリについては最大転送速度が公表されていません。高速なUSBメモリを選ぶなら最大転送速度が確認できると確実です。

USBメモリは、本体に保存するデータの内容や量によって必要となる容量も変わります。USBメモリの容量は1GB程のメモリから1TB越えの商品まであり、種類が豊富です。また、USBの容量が大きいほど価格も高くなる傾向があります。

保存するものが文書・写真・音楽などの場合、16～64GB程度で充分です。動画や映像などは容量がより大きくなるため、余裕ある容量のモデルを選択しましょう。

USBメモリを購入する際は、接続するパソコンやスマホなどのコネクターの形状に合ったものを選ぶ必要があります。Windows系パソコンは「USB Type-A」のコネクターが主流です。また、スマートフォンやMacBookなどは「USB Type-C」に対応しています。

Androidのデバイスの場合は「USB Type-C」と「microUSB」の2種類がありますので、事前に確認をしてから購入しましょう。

高速USBメモリを選択するときには、値段と性能の高さのバランスの良さ、つまりコスパの良さもポイントです。一般的に高速タイプのUSBメモリは、USB2.0タイプなどの低速モデルよりも価格が高くなります。

しかし、中には比較的価格が安い高速USBメモリもあるので、カタログで仕様をチェックして搭載機能や性能を最初に確認するのがおすすめです。

メーカーの保証にも注目しましょう。USBメモリには寿命があり、使用方法によっても異なりますが、その目安は2〜3年です。各メーカーやモデルにより保証期間は異なり、主に1年保証・3〜5年保証・永久保証などがあるので、できるだけ保証の期間が長いものを選ぶと安心です。

せっかく購入するなら、なるべく耐久性の高いものを購入したいですよね。しかし、どのメーカーの製品が耐久性が高いかは、個々の商品によっても変わってくるため一概には言えません。目安として、衝撃耐久性や万が一壊れたときの保証内容が、壊れにくいメーカーや商品を選ぶ際の参考になります。

USBメモリを購入するときには、基本的な機能以外にも注目して選びたいポイントがいくつかあります。ここでは確認しておきたいその他の機能について紹介しますので、ご覧ください。

仕事でUSBメモリに重要なデータ類を保存する場合は、会社の大事な情報が漏れないようにするためセキュリティ機能付きのUSBメモリを使うのがおすすめです。また、USBメモリのセキュリティ機能には、「アンチウイルスソフト」を本体に搭載したもの・パスワードや指紋で本体をロックするものなどがあります。

このようなUSBメモリのセキュリティ機能はアクセス可能な人を制限できたり、データーを自動暗号化したりなどの方法で保存データーを保護するので安心です。

USBメモリは小さい電子精密機器のため、水やホコリがつくと故障の原因になります。出先や出張先などにUSBメモリを持参して使うなら、防塵防水機能・衝撃耐性のあるモデルを選びましょう。

防水機能では、「予期せぬ雨でUSBメモリが濡れてしまって使えなくなってしまった…」なんて事態を回避できますし、衝撃耐性があれば落下させたりぶつけたりしても壊れにくいです。

エレコムはPC周辺機器が安価に買えるメーカーとして有名です。転送速度も高く、リーズナブルで購入できるうえに、セキュリティ機能が充実しています。通常サイズのものから、コンパクトサイズのものまで種類が豊富なので用途に合わせて選びやすいのが特徴です。

バッファローは無線LANなどで有名な大手メーカーです。コスパよく信頼性の高い製品がほしい場合に重宝します。ちょっとした時に使いたい安価なモデルから、ウイルスチェックやパスワード機能などセキュリティ面もしっかり考慮されたモデルまで用途によってさまざまな製品があります。カラー展開されているものも多いので、黒や白以外で探している方にもおすすめです。

トランセンドは、半導体メモリに強い台湾のメーカーです。高い品質を誇りながらも、リーズナブルに購入できるのが特徴です。コスパよく購入したい場合におすすめです。耐久性も高く、なくしてしまいがちなキャップをなしにした製品など使いやすさにも定評があります。

大学生が使用するUSBメモリは、容量が32GB・規格が3.0～3.2あるのがおすすめです。16GBと32GBは価格も大差ありません。しかし、現在よく使われているUSB3.0と古いタイプのUSB2.0では、転送速度でおよそ10倍近い差が生じます。

また、持ち運びを重視するならストラップが付けられるタイプのUSBメモリなども考慮してみましょう。その他にも、USBメモリを暗号化してパスワード付きにできるタイプもあります。自分にとって1番使いやすいものを選びましょう。

USBメモリを高速化に設定した際は、以下の点を必ず守りましょう。

• USBメモリを取り外す際は「ハードウエアの安全な取り外し」の手順を必ず踏む

「ハードウエアの安全な取り外し」の手順を踏まなかった場合は、データが損失するのを考慮した上で実行してください。また、場合によっては停電・機器のトラブルが影響を与える可能性もあります。

以下の手順で設定を行えば、書き込み速度がアップします。Windows10の場合の手順を紹介します。

1. Windowsボタンを右クリック
2. 「デバイスマネージャー」をクリック
3. 「ディスクドライブ」の左側の矢印アイコンをクリック
4. 高速化したいUSBメモリを右クリック
5. 「プロパティ」→「ポリシー」の順にクリック
6. 「高パフォーマンス」を選択して「OK」をクリック
7. USBメモリの高速化が完了

繰り返しになりますが、取り外し方・停電・機器のトラブルには十分に気をつけてください。

m.2 SSDであれば、高速かつ大容量のデータを保存できます。SSDをUSB化してデータを保存するには、変換コネクタを使用してUSBに変換させましょう。コネクタの中身にSSDを取りつけて固定し、加熱シートも一緒に貼りつけておけば完成です。PCに繋いで問題なく利用できます。

多くのメーカーから販売されているUSBメモリは、容量やデザイン、セキュリティの有無や種類が多く、どの商品を選ぶべきか迷いがちです。保存容量だけでなく転送・保存の速度が速いUSBメモリを選び、大事なデータを快適に保存・保管しましょう。