大容量USBメモリのおすすめ14選｜最大容量1TB・規格の一覧表も

コンパクトなUSBメモリは、データを持ち運ぶのにとても便利で、ビジネスや学校でも重宝します。中でも、128GB以上の大容量ともなれば、音楽や写真だけでなく高画質の動画データも保存・バックアップにも使えておすすめです。

しかし、「気軽にデータを持ち運びたいけど、種類も値段もさまざまで、どれを購入すればいいのかわからない…」とお悩みではありませんか？大容量USBを選ぶ際のチェックポイントはたくさんあります。容量はもちろん、種類・データの転送速度の規格などすべて調べるのは手間ですよね。

そこで今回は、大容量USBメモリを選ぶ際のポイントやおすすめメーカーを徹底解説します。さらに、大容量USBメモリおすすめ商品もあわせてご紹介しますので、ぜひご参考ください。

最近のUSBメモリは、3年保証や永年保証などメーカーの保証が長いものが多いです。しかし、保証を受ける際は領収書など購入の記録が必要になります。ヨドバシなどの家電量販店でUSBメモリを購入した際は、レシートを保存しないといけません。そのため、それが手間な方はネット購入がおすすめです。

ネット通販は履歴が購入証明になるため、レシート1枚より安心できます。ただし、履歴が消える前に購入履歴を保存する必要があるため、保存忘れに気を付けましょう。

大容量USBを選ぶには、まず容量が重要になります。以下に容量の目安となる表を作成したので、ぜひ参考にしてください。

最大容量が2TBのUSBメモリも販売されていますが、偽物だったといった口コミが多いです。購入する際はレビューを参考にして、慎重に検討しましょう。

たとえば、iPhone12のカメラは1,200万画素なので8GBあれば1,600枚の写真を保存できます。音楽も128kbpsの音質であれば1,800曲保存可能です。

• 写真
• 音楽
• Excel・Wordファイル

そのため、普段使いする程度であれば8GBで十分です。大量の写真・音楽を保存する場合は先ほどご紹介した表を参考に容量を選択しましょう。ただし、フルHD以上の画質で動画を保存する場合には64GBが理想です。

TypeAはパソコン本体のほかに、マウス・キーボード・ハードディスクなどの周辺機器との接続に使用されているコネクタです。非常に多く普及している形状なので、USBといえばこの形状を思い浮かべる方も多くいます。

TypeCはAndroidスマートフォン・タブレット・MacBookなどに広く使われているコネクタです。上下の区別がないので、接続する際に向きを確認する必要がありません。

LightningはApple独自のコネクタで、USBとは異なります。iPhone・iPad・Apple WatchなどのApple製品に使用され、TypeCと同じく上下の区別がありません。また、TypeCのUSBメモリでもLightning変換アダプタを利用すれば使用できます。

マルチコネクタとは、片側にTypeA・反対側にTypeCやLightningなど複数のコネクタを持つ形式です。複数の端末でUSBメモリを使用したい方におすすめのコネクタです。

USB2.0はデータの転送速度が※最大480Mbpsです。これは、iPhone12で撮影した画像1,000枚分（5GB）のデータを約1分30秒で転送できます。フルHD動画1時間分（24GB）なら約7分10秒で転送可能です。

※理論値なので実測と異なります。

USB2.0の後継であるUSB3.0の転送速度は※最大5,000Mbps（5Gbps）となっており、USB2.0の10倍以上の速さが特徴です。iPhone12で撮影した画像1,000枚（5GB）のデータを約8秒で転送できます。

フルHD動画1時間分（24GB）のデータなら約40秒で転送できます。基本的にはUSB3.0以上のものを選べば間違いありません。

※理論値なので実測とは異なります。

USB3.1にはGen1とGen2の2種類があります。USB3.1 Gen1は転送速度※最大5,000Mbps（5Gbps）とUSB3.0と同じですが、USB3.1 Gen2の転送速度は※最大10,000Mbps（10Gbps）と更に倍です。とにかく高速のものが欲しい方はUSB3.1 Gen2を選びましょう。

※理論値なので実測とは異なります。

※数字は理論値ですので、実際には周辺環境に影響され転送速度は低くなります。

※画像1,000枚分（5GB）・フルHD映像1時間分（24GB）とし、理論値で計算しています。

USBメモリにとって水やホコリは天敵です。大容量USBメモリなら、大量のデータが一瞬で消えてしまいかねません。手軽に持ち運べるUSBメモリですが、「突然の雨でカバンの中のUSBメモリが濡れてしまい、データが消えてしまった…」といったケースもあります。

そんな事態を避けるために、防水性・防塵性のあるUSBメモリを選んでおくと安心です。さらに、万全を期すのであれば、防水・防塵性能に加えて、衝撃耐性のあるものを選びましょう。

USBメモリは文字や数字でパスワード設定が可能です。USBメモリ接続後、端末でパスワードを入力するものや、USBメモリ本体に付いている物理ボタンでパスワードを入力するタイプがあります。

正しいパスワードを入力しない限り中身を見られないので、盗難や紛失時の情報漏えい対策になります。しかし、パスワードを紛失してしまうと持ち主でも中身を見られなくなるので、パスワードの管理は十分に気を付けてください。

生体認証とは、スマートフォンなどに搭載されている指紋認証機能や顔認証機能です。USBメモリの生体認証の場合、指紋認証が多く採用されています。

文字や数字のパスワードの代わりに持ち主の指紋でセキュリティを解除します。複数人の指紋を登録できるものが多く、簡単にロックが解除できるので利便性を重視する方におすすめです。

USBメモリにウイルス対策ソフトが標準でインストールされているものです。別途ソフトのインストールが不要で、購入時から強固なセキュリティで守られているのが特徴です。

従来のUSBメモリよりも高額ですが、情報漏えいやトラブルを未然に防げます。多少コストはかかりますが、金額に見合ったサポートをしてくれます。

暗号化機能とは、USBメモリのデータ自体を暗号化する機能です。データにアクセスするには暗号化したものを復号（元のデータに復元）しなければなりません。復号する方法には、パスワード認証・指紋認証・自動認証などがあります。

データを盗み見ようとしても、データ自体が複雑なアルゴリズムで暗号化されているため、情報が漏えいする可能性が極めて低くなります。価格が通常のUSBメモリの2倍以上する場合も珍しくありませんが、高価な分優秀なセキュリティ機能です。

キャップでコネクタを保護するタイプのUSBメモリです。比較的スタンダードな形状が人気を集めています。メリットはコネクタ部分をさまざまな外的要因から守れる点です。

また、デメリットはキャップを紛失しやすい点です。マジックペンのように本体後部にキャップを装着できるものもあります。

スライド式は、本体のつまみをスライドさせてコネクタ部分を収納可能です。キャップを失くす心配もなく、簡単にコネクタ部分を保護できます。しかし、完全に覆われているわけではないので、ほかのUSBメモリと同じくやさしく取り扱う必要があります。

回転式とも呼ばれるこの形状は、本体カバー部分をスイング（回転）させてコネクタを露出・収納するタイプです。スライド式と同様にキャップを失くす心配がなく、完全ではないもののコネクタを保護できます。

ボールペンのようにノックすると、コネクタを出し入れするタイプです。ワンプッシュでコネクタを出して接続できます。

今回ご紹介するタイプの中で、最もコネクタの出し入れがスムーズな形状です。また、USBポートから抜くと自動でコネクタを収納するモデルもあります。

• 本社：愛知県名古屋市
• 創業：1975年（昭和50年）創立1978年（昭和53年）
• 保証期間：1年

日常的にパソコンを使う方の多くが、一度は耳にするほど有名なメーカーです。ストレージ・メモリー・マウスやキーボードなどさまざまなパソコン周辺機器を開発しています。

さらに、バッファローはパソコン周辺機器の多数の部門でシェアNo.1を獲得しました。USBメモリではとくにセキュリティ強化に取り組んでいるメーカーです。

• 本拠地：アメリカ
• 創立：1988年（昭和63年）
• 保証期間：5年

主にフラッシュメモリ製品を製造している企業です。フラッシュメモリとは記憶装置の1種で、パソコン・スマートフォン・タブレットだけでなく、冷蔵庫や腕時計など身近なものに使われています。高品質で価格が安いUSBメモリを製造しているメーカーです。

• 本拠地：台湾台北市
• 創立：2006年（平成18年）
• 保証期間：永久保証

総合的なストレージメーカーとして製品の開発・製造を行っている台湾の大手メーカーです。メモリ関係の製品はすべて永久保証となっている点が特徴です。もちろんUSBメモリも永久保証となっており、製品への自信に溢れています。

• 本拠地：台湾台北市
• 創立：1988年（昭和63年）
• 保証期間：5年（1部製品除く）

半導体メモリ製品を中心に開発・製造を行っている企業です。2,000種類以上の製品を扱っているのが特徴で、USBメモリに関しても豊富なラインナップを展開しています。比較的低価格で品質も優れており、コストパフォーマンスの高いメーカーです。

また、基本的にUSBメモリの保証期間は5年ですが、一部製品は保証期間が異なります。

• 本社：石川県金沢市
• 設立：1976年（昭和51年）
• 保証期間：3年

パソコン・スマートフォン・テレビの周辺機器を中心に開発・製造を行っているメーカーです。セキュリティ対策されたビジネス向けのUSBメモリから、おしゃれなパステルカラーのUSBメモリまでラインナップに加えており、ターゲット層が広く種類も豊富です。

• 本社：大阪府大阪市
• 設立：1986年(昭和61年)
• 保証期間：1年(一部製品を除く)

コンピューター周辺機器を取り扱っている国産のメーカーです。エレコムのUSBを購入すれば、セキュリティソフトを無償ダウンロードできるのが特徴です。シンプルなものからかわいいものなどさまざまなデザインのUSBが揃っています。

そもそも「壊れにくいメーカーはあるの？」と気になる方もいますよね。USBメモリは、メーカーごとに耐久性の違いがあるというより、あくまでそれぞれのモデルによって異なり、保証年数もさまざまです。

なにより耐久性を重視する方は、衝撃耐性をまず確認し、万が一のために保証年数もあわせてチェックしてください。高い耐久性を誇る製品・永久保証付きの製品など、商品ごとの特徴があります。

USBメモリを使ううえで最も多いトラブルとして、パソコン・スマートフォン・タブレットがUSBメモリを認識しなかったり、中のファイルを開けなくなったりする不具合が挙げられます。ここでは、不具合の対処法をご紹介します。

USBメモリの寿命は製品や使い方によりますが、平均3年程度です。USBメモリが寿命を迎えるとデータの破損やファイルの書き込みが突然不可能になります。品質の高いUSBメモリであれば10年以上の使用もできますが、寿命を気にかけて使用しなければいけません。

また、小さくデリケートなデバイスなので、水没や落下させてしまうと故障してしまい、大切なデータが消えてしまう可能性もあります。そのため、安価だからといった理由だけで選ばず、耐久性能をチェックしてください。

高品質のUSBメモリを使用していても、製品の性質上どうしても寿命がついて回ります。そこで、外付けHDDやSSDと呼ばれるストレージをUSBメモリと併用するのをおすすめします。

メモリとストレージは同じ記憶装置ですが、メモリは短期的な記憶装置・ストレージは長期的なデータ保存が可能な記憶装置です。HDDやSSDにデータのバックアップを取っておくと、データが完全に消失してしまうリスクを減らせます。

空き容量があるのにコピーできない場合は、USBメモリのフォーマット形式に問題がある可能性があります。対処する方法として、フォーマット形式を変更する方法があります。「FAT32」のフォーマット形式を「ExFAT」の形式にすると、正常にコピーが可能です。

とても便利な大容量USBメモリですが、選ぶ際にはたくさんのチェックポイントがあります。写真や動画などのデータを保存できる数は、容量によってかなり違うのでしっかりと選びましょう。自分にはどの機能が必要でどの機能が不必要なのかをまず検討したうえで、今回の記事を参考にして、ぜひご自身に合った製品を選んでください。